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カテゴリ:19年GII・GIII優勝馬写真( 20 )


2019年 11月 16日

衝撃の2歳レコード1'44'5!東スポ杯2歳Sはコントレイルが5馬身差の圧勝で重賞初制覇

今日、東京競馬場では、過去にGI馬を多数輩出している注目の2歳重賞・東京スポーツ杯2歳S(GIII・芝1800m)が行われました。レースはR.ムーア騎手騎乗の1番人気コントレイルが、後方3番手追走から直線外豪快に伸び、後方2番手から追い込んだ2番人気アルジャンナに5馬身差をつけて圧勝しました。
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最後の直線はコントレイルが独走。速い、速すぎる!新怪物誕生の瞬間を目にしたのかもしれません

☆東京スポーツ杯2歳S結果
1着○コントレイル   (R.ムーア)  1'44'5(良)2歳レコード
2着 アルジャンナ   (川 田) 5
3着◎ラインベック   (W.ビュイック)4
4着 オーロラフラッシュ(C.ルメール) ハナ
5着△リグージェ    (O.マーフィー) 1 1/4

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ラインベック     B+
  落ち着いて動き良し
2 リグージェ     B+
  2人引き、動き良し
3 オーロラフラッシュ C
  2人引き、落ち着きなし
4 ゼンノジャスタ   B
  普通
5 アルジャンナ    B
  2人引き、時折小走り
6 コントレイル    A
  パドックの外目を大きく周回、力強い動き目に付く
7 ソウルトレイン   B
  普通
8 マイネルデステリヨ C
  落ち着きなし

今年の東京スポーツ杯2歳Sは、無敗のディープインパクト産駒3頭(コントレイル、アルジャンナ、ラインベック)が人気を集めていましたが、その中でも1番人気に推されていたコントレイルが、期待以上の想像を絶するスピードで他のライバルを圧倒、来年のクラシック有力候補に名乗りを挙げました。

コントレイルのパドックは、外目を大きく周回。動きの良さが目立ち、今日のメンバーの中でも1頭抜けて良く見えました。
レースは、前走東京芝2000mをレースレコード勝ちしたマイネルデステリヨが1000m通過58.8秒とやや速いペースで逃げる展開となりましたが、コントレイルは後方3番手をじっくり追走。直線は外に持ち出すと、鞍上のムーア騎手の力強いアクションに応えて馬場の外からグイグイと加速。メンバー最速の上がり3ハロン33.1秒の末脚を繰り出して、あっという間に後続を置き去りにする5馬身差の圧勝となりました。
なお、勝ち時計は2013年にイスラボニータが記録した1'45'9の記録を一気に1秒4も更新する圧巻の2歳レコード。今年の毎日王冠(GII)の勝ち時計(1'44'4)とほぼ同じという驚愕のタイムに衝撃を受けました。とんでもない怪物の誕生に立ち会えたのかもしれません。来年のクラシックが楽しみになる本当に素晴らしい走りを見せてくれました。

2着は2番人気のアルジャンナが、人気度どおりの好走。パドックは多少煩い仕草を見せていましたが、レースは問題なかったですね。メンバー2位の上がり33.6秒の末脚で後方から鋭く伸びて、こちらも従来のレコードを0.6秒上回る好時計で走破しました。とにかく今日は相手が悪かったとしか言いようがないです。

アルジャンナ
父ディープインパクト 母コンドコマンド(母の父Tiz Wonderful)
2017年1月23日生 牡2 栗東・池江泰寿厩舎
2戦1勝(2019年11月16日現在)
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3着は3番人気のラインベック。パドックは落ち着いて周回、気配は良かったです。ただ、レースは好位2番手から脚を伸ばすも、上位2頭には一気に交わされ完敗。両親が三冠馬という超良血馬だけにちょっと残念な結果でした。

ラインベック
父ディープインパクト 母アパパネ(母の父キングカメハメハ)
2017年4月5日生 牡2 栗東・友道康夫厩舎
3戦2勝(2019年11月16日現在)
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それでは最後に見事優勝したコントレイル君の勇姿を掲載します。

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パドックは外目を大きく周回、動きの良さが目に付きました。
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鞍上のR.ムーア騎手は2014年サトノクラウン以来となる東京スポーツ杯2歳S2度目の制覇。レース後の矢作調教師のインタビューでは「想像以上の走りで驚きました。厩舎も福永騎手も1800mがギリギリと話していたので、想像を超える走りでした。今日はペースも流れてくれましたし、折り合いもついて、2000mも大丈夫でしょう。R.ムーア騎手も賛辞の言葉を繰り返していました。当初は朝日杯を考えていましたが、これでホープフルSから王道を歩むことになると思います。でも2400mはどうでしょうか。その点も今日のように想像を超えてくれることを期待したいです。今日は一般ファンの気持ちでレースを見て震えました。」とコメントしていました。
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ディープインパクト産駒の最高傑作になる可能性を感じさせる圧巻の勝利でした。デビューから2連勝で重賞初制覇、おめでとうございました!

コントレイル
父ディープインパクト 母ロードクロサイト(母の父Unbridled's Song)
2017年4月1日生 牡2 青鹿毛 新冠 株式会社ノースヒルズ生産 栗東・矢作芳人厩舎
2戦2勝(2019年11月17日現在)
(重賞勝利)2019年東京スポーツ杯2歳S(GIII)


by Yuuichiro_K | 2019-11-16 23:59 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2019年 11月 09日

亡き祖父マヤノトップガンに捧げるV!武蔵野Sはワンダーリーデルが初重賞制覇

今日、東京競馬場では、チャンピオンズCの前哨戦・武蔵野S(GIII)が行われました。レースは、横山典弘騎手騎乗の9番人気ワンダーリーデルが、中団追走から直線鋭く伸び、同じく中団から伸びた8番人気タイムフライヤーに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
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ハイペースの展開で先行馬が総崩れとなる中、後方から末脚を伸ばしたワンダーリーデルが完勝となりました。

☆武蔵野S結果
1着 ワンダーリーデル (横山典)1'34'6(良)
2着 タイムフライヤー (藤岡佑)1 1/4
3着 ダノンフェイス  (大 野)1/2
4着 ダンツゴウユウ  (北村宏)1 1/2
5着▲サンライズノヴァ ( 森 )3/4

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 グルーヴィット   B
  首を小刻みに振って周回
2 ダンツゴウユウ   B
  普通
3 デュープロセス   B+
  落ち着いて動き良し
4 アードラー     C
  落ち着きなし
5 エアアルマス    C
  落ち着きなし
6 フェニックスマーク B
  普通
7 ワンダーリーデル  B+
  落ち着いて動き良し
8 ドリームキラリ   B
  普通
9 タイムフライヤー  B
  2人引き、普通
10 マジカルスペル   B
  普通
11 サンライズノヴァ  B
  普通、時折小走り
12 ミキノトランペット C
  落ち着きなし
13 スウィングビート  B
  普通
14 アディラート    B+
  落ち着いて動き良し
15 ダノンフェイス   B
  普通
16 カフジテイク    B
  普通

今年の武蔵野Sは、ダート戦無傷の3連勝中の上がり馬エアアルマスが単勝2.0倍で1番人気。今年のユニコ-ンS(GIII)2着、C.ルメール騎手騎乗の3歳馬デュープロセスが単勝5.5倍で2番人気。前走南部杯(JpnI)で待望のJpnI制覇を飾った前年覇者サンライズノヴァが単勝10.0倍で3番人気。この3頭のみが10倍以下の人気を集めていましたが、これら人気馬は総崩れとなり、勝ったのは今日が重賞3度目の挑戦だった単勝25.2倍、9番人気の伏兵ワンダーリーデルでした。

ワンダーリーデルのパドックは、2走前に優勝したアハルテケSで見た時と同じような雰囲気。落ち着き十分で動きも良く、予想では無印でしたが馬券を追加購入したほどの好気配でした。レースは、ドリームキラリが1000m通過58.6秒とやや早いペースで逃げる展開となり、後方待機策の馬には有利な流れとなりました。ワンダーリーデルは序盤後方でじっくり脚をためると、直線ではメンバー最速タイの上がり35.0秒の末脚を繰り出し、一気に抜け出しての完勝となりました。なお、勝ち時計の1'34'6はレース史上2位タイの好タイム。6歳秋になって完全に充実期を迎えたようで、チャンピオンズC(GI)、来年のフェブラリーS(GI)が楽しみになる素晴らしい走りを見せてくれました。

2着は、8番人気の伏兵・タイムフライヤーが健闘。パドックは2人引きでも普通に落ち着いて周回。レースは勝ち馬とほぼ同じ位置から末脚を伸ばし、連対を確保しました。2歳時にホープフルS(GI)を勝った素質馬も、3歳以降は勝利から遠ざかり今夏からダートに転向していましたが、3走目でようやく結果を出しました。さすがは近親にダート王タイムパラドックスの血を持つだけのことはありますね。こちらも今後が楽しみです。

タイムフライヤー
父ハーツクライ 母タイムトラベリング(母の父ブライアンズタイム)
2015年2月1日生 牡4 栗東・松田国英厩舎
15戦3勝(2019年11月9日現在)
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3着は、13番人気のダノンフェイスが大健闘。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは後方5番手から勝ち馬と同じメンバー最速の上がりタイムで伸びてきました。近年はずっとダート1400mを使われ続けていましたが、無欲の追い込みが嵌まった感じ。久しぶりのマイル戦で良く頑張ったと思います。

ダノンフェイス
父キングカメハメハ 母アイアムカミノマゴ(母の父アグネスタキオン)
2013年3月30日生 牡6 栗東・大久保龍志厩舎
20戦5勝(2019年11月9日現在)
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なお、1番人気のエアアルマスは、パドックは落ち着きがなくあまり良く見えませんでしたが、レースは好スタートを切るも、中団に下がってしまいそのまま見せ場なく11着に大敗。レース後の川田騎手のインタビューによると砂を被るとダメとのことで内枠が仇になったようです。2番人気のデュープロセスも中団追走から伸びを欠き7着に凡走。パドックの気配は悪くは見えなかったのですが、前走に続いて人気を裏切ってしまったところを見ると現状力が足りないのかもしれません。3番人気のサンライズノヴァは、59キロが応えたようで好位追走も直線伸びを欠き5着まで。いずれも人気を裏切ってしまったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したサンライズノヴァ君を掲載します。
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パドックは落ち着いて力強い動きが目に付き、なかなか良く見せていました。
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鞍上の横山典弘騎手は、先週のアルゼンチン共和国に続く2週連続の重賞勝ち、武蔵野Sは初制覇となりました。レース後のインタビューでは「強いレースでした。自在性のある馬というイメージを持っていました。思った以上に直線で弾けました。チャンピオンズカップの権利を取りましたが、距離は1800mでも心配ないと思います。この先も楽しみです。」とコメントしていました。
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ワンダーリーデルの母の父は、先週この世を去ったGI4勝の名馬マヤノトップガン。亡き祖父に捧げる勝利になりましたね。こんなことがあるから競馬は止められません。今日は待望の初重賞制覇、本当におめでとうございました!

ワンダーリーデル
父スタチューオブリバティ 母アストレアピース(母の父マヤノトップガン)
2013年4月24日生 牡6 鹿毛 浦河 大島牧場生産 栗東・安田翔伍厩舎
26戦7勝(2019年11月10日現在)
(重賞勝利)2019年武蔵野S(GIII)


by Yuuichiro_K | 2019-11-09 23:59 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2019年 11月 03日

1年越しのリベンジ!アルゼンチン共和国杯はムイトオブリガードが待望の初重賞制覇

今日、東京競馬場では、近年連対馬が後にGIレースで多数活躍している注目のアルゼンチン共和国杯(GII、3歳上ハンデ・芝2500m)が行われました。レースは、横山典弘騎手騎乗の2番人気ムイトオブリガードが好位3番手追走から直線早めに抜け出し、内を突いて追い込んだ5番人気タイセイトレイルに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
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昨年1番人気2着だったムイトオブリガードが、見事リベンジを果たしました。

☆アルゼンチン共和国杯結果
1着 ムイトオブリガード(横山典)2'31'5(良)
2着△タイセイトレイル (戸 崎)1 1/4
3着▲アフリカンゴールド(C.ルメール)アタマ
4着○ルックトゥワイス (福 永)1/2
5着◎トラストケンシン (三 浦)クビ

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 アフリカンゴールド C
  前走六社Sの時より落ち着きを欠く
2 タイセイトレイル  B+
  落ち着いて伸びやかな動き
3 ハッピーグリン   B
  普通、前走毎日王冠と同じような雰囲気
4 アイスバブル    B
  普通、時折小走り
5 ルックトゥワイス  C 
  2人引き、落ち着きなし
6 ポポカテペトル   B
  普通
7 ムイトオブリガード B+ 
  大変落ち着いて動き良し
8 マコトガラハッド  B
  普通
9 ノーブルマーズ   B+ 
  落ち着いて伸びやかな動き
10 トラストケンシン  B+ 
  前走六社S2着時と同じような雰囲気、動き良し
11 パリンジェネシス  C
  2人引き、落ち着きなし
12 オジュウチョウサン B
  普通
13 ウインテンダネス  B
  普通

今年のアルゼンチン共和国杯は、前走準オープンの六社S勝ちのアフリカンゴールドが単勝2.8倍で1番人気。昨年のこのレース1番人気2着のムイトオブリガードが単勝4.8倍で2番人気。前走同舞台の目黒記念(GII)勝ちのルックトゥワイスが単勝5.1倍で3番人気。2走前の目黒記念で2着に好走したアイスバブルが単勝7.5倍で4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは上位人気の一角・ムイトオブリガードでした。

ムイトオブリガードのパドックは、大変落ち着いて伸びやかな歩様が目に付き、予想では無印でしたが、馬券を購入してしまったほどの好気配でした。レースは、オジュウチョウサンが1000m通過62.0秒とスローペースで逃げる展開となりましたが、ムイトオブリガードは3番手の絶好位を楽な手応えで追走。直線は上がり33.8秒の末脚で内から早めに抜け出し、後続を完封する快勝となりました。ベテラン横山典弘騎手、流石の好騎乗でした。昨年は1番人気に推されたものの、後方から上がり32.6秒の末脚を繰り出すも届かず2着に敗れましたが、1年越しの無念を晴らしましたね。重賞挑戦7度目で悲願の重賞初制覇、本当におめでとうございました!

2着は、今日が重賞初挑戦だった5番人気のタイセイトレイルが健闘。パドックはこちらも落ち着いてキビキビと周回、なかなか良く見えました。レースは後方4番手の内でじっくり脚をためると、直線は最内を突いてメンバー最速の上がり33.5秒の末脚を繰り出し、しぶとく伸びてきました。こちらもこのところ好調の戸崎圭太騎手の好騎乗が光りました。これまでオープン入りしてから連続3着と堅実なレースを続けていましたが、重賞でもやれることを示したのは見事でした。

タイセイトレイル
父ハーツクライ 母マザーウェル(母の父シンボリクリスエス)
2015年2月5日生 牡4 栗東・矢作芳人厩舎
20戦4勝(2019年11月3日現在)
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3着は、1番人気のアフリカンゴールド。パドックは離れた最後尾で落ち着きがなく、前走六社Sの時と比べるとあまり良く見えませんでした。ただ、それでもレースでは、後方追走から前が壁になって抜け出すのに手間取りながらも、狭い馬群をこじ開け良く追い上げてきました。ラグビーワールドカップの南アフリカは金メダルでしたが、こちらは残念ながら銅メダルでしたね。

アフリカンゴールド
父ステイゴールド 母ブリクセン(母の父Gone West)
2015年3月26日生 騸4 栗東・西園正都厩舎
14戦4勝(2019年11月3日現在)
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なお、3番人気のルックトゥワイスはパドックで落ち着きがなく、あまり良く見えませんでしたが、レースは後方から差を詰めるも4着まで。昨年の2番人気8着に続き人気を裏切ってしまったのは残念でした。

それにしても、母の母に1992年マイルCS優勝馬・名牝シンコウラブリイの血を引く2頭がワンツーという結果に、オールドファンとして、とても嬉しく思いました。父は違えど、共にスタミナのある種牡馬を配合して2500mの重賞で勝ち負けできる孫が出たのは、凄いなあと感動しました。
それでは、最後に見事優勝した、ムイトオブリガード君を掲載します。
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パドックはいつも大変落ち着いて周回する馬ですが、今日も水平首で堂々としていて好気配でした。
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鞍上の横山典弘騎手は1990年メジロモントレー、1991年ヤマニングローバル、2004年レニングラード、2012年ルルーシュに続く5度目のアルゼンチン共和国杯制覇となりました。レース後のインタビューでは「思い描いた通りのレースができました。一頭になるとフワフワする所がありますが、今日は最後まで一生懸命走ってくれました。我の強い所があって乗り手の指示に逆らう面がありますが、厩務員さんが注意して、ここまで改善してくれました。馬も成長して、このまま順調に行ってくれれば良いですね。」とコメントしていました。
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東京コースの芝2400~2500mは、これで6戦4勝2着1回と本当に安定して走ります。なお、角田師によると次走はジャパンC(GI)に向かう予定とのこと。得意の舞台でどこまでやれるか引き続き注目したいと思います。今日は1年越しのリベンジ、本当におめでとうございました!

ムイトオブリガード
父ルーラーシップ 母ピサノグラフ(母の父サンデーサイレンス)
2014年4月13日生 牡5 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・角田晃一厩舎
21戦6勝(2019年11月3日現在)
(重賞勝利)2019年アルゼンチン共和国杯(GII)


by Yuuichiro_K | 2019-11-03 23:59 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2019年 11月 02日

京王杯2歳Sは、タイセイビジョンが鮮やかに差し切りコースレコードで重賞初制覇

今日、東京競馬場では2歳王者決定戦に向けた重要ステップレース・京王杯2歳S(GII・芝1400m)が行われました。レースは、C.ルメール騎手騎乗の1番人気タイセイビジョンが中団やや後ろから直線外鋭く伸び、逃げ粘った3番人気ビアンフェに2馬身差をつけて優勝しました。
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後方から、素晴らしい末脚で伸びたタイセイビジョンがレコードタイムで完勝となりました。

☆京王杯2歳S結果
1着○タイセイビジョン(C.ルメール)1'20'8(良)2歳コースレコード
2着◎ビアンフェ   (藤岡佑)2
3着 ヴァルナ    (C.スミヨン)2
4着 グランチェイサー(田 辺)クビ
5着 グレイトホーン (藤 田)1 3/4

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 アポロニケ B
  普通
2 マイネルグリット C 
  2人引き、首高い、落ち着きなし
3 グレイトホーン  B
  普通、時折小走り
4 タイセイビジョン B 
  普通、首高い、時折小走り
5 ヴァルナ     B
  普通
6 セイラブミー   B 
  普通、2人引き、時折小走り
7 カイトレッド   B  
  普通
8 ビアンフェ    B
  普通、時折小走り
9 カップッチョ   B
  普通
10 グランチェイサー B
  普通、時折小走り

今年の京王杯2歳Sは前走函館2歳S(GIII)で上がり最速で2着に好走したタイセイビジョンが単勝2.1倍で1番人気。無傷の3連勝で小倉2歳S(GIII)を制したマイネルグリットが単勝4.0倍で2番人気。前走函館2歳S(GIII)を逃げ切ったビアンフェが単勝5.4倍で3番人気。前走未勝利勝ちの新種牡馬エピファネイア産駒のヴァルナが単勝6.5倍で4番人気。5番人気以下は単勝19倍以上で、4頭に人気が集まっていましたが、期待に応えて優勝したのは1番人気のタイセイビジョンでした。

タイセイビジョンのパドックは、2人引きで首を高くして時折小走り。煩いところを見せていましたが、気合いを表に出すタイプのようです。レースは、ビアンフェが1000m通過58.0秒とやや早いペースで逃げる展開となりましたが、タイセイビジョンは中団やや後ろからレースを進めると、直線メンバー最速の上がり33.5秒の末脚を繰り出して、逃げ粘るビアンフェを並ぶ間もなく交わし、さらに2馬身突き放す完勝となりました。なお、勝ち時計は2012年にエーシントップが記録した1'21'2を0.4秒更新する1'20'8の圧巻のレコードタイム。2歳王者候補に名乗りを挙げる見事な走りを見せてくれました。

2着は、3番人気のビアンフェ。パドックは時折小走りになる場面はありましたが、まずまず落ち着いて周回していました。また、プラス24キロでもそれほど太め感はなかったです。レースは函館2歳S同様、積極的にハナを奪って逃げると、直線も良く粘り、レコードタイムの立役者となりました。ダービー馬キズナ産駒ですが、スプリンターとしての資質はなかなか高そうで、こちらも今後が楽しみです。

ビアンフェ
父キズナ 母ルシュクル(母の父サクラバクシンオー)
2017年4月29日生 牡2 栗東・中竹和也厩舎
3戦1勝(2019年11月2日現在)
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3着は、4番人気のヴァルナ。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは、上位2頭からは離されたたものの、好位追走からじりじり伸びて、グランチェイサーとの3着争いを首差制しました。

ヴァルナ
父エピファネイア 母アリデッド(母の父ダンスインザダーク)
2017年3月31日生 牡2 栗東・寺島良厩舎
3戦1勝(2019年11月2現在)
京王杯2歳Sは、タイセイビジョンが鮮やかに差し切りコースレコードで重賞初制覇_b0015386_23314686.jpg
なお、2番人気マイネルグリットは9着に凡走。パドックはメンバー中一番落ち着きがなくあまり良く見えませんでした。案の定、レースは好位につけながら直線全く伸びず、人気を裏切ったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したタイセイビジョン君を掲載します。
京王杯2歳Sは、タイセイビジョンが鮮やかに差し切りコースレコードで重賞初制覇_b0015386_23313522.jpg
パドックは時折小走り、首も高かったですが、問題なかったですね。
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C.ルメール騎手は、2016年モンドキャンノ、2017年タワーオブロンドンに続く、京王杯2歳S3度目の優勝。レース後のインタビューでは「今日のスタートは良かったです。ただ少し引っ掛かっていて、コントロールするのが難しかったです。3~4コーナーでリラックスしてからは、良い脚を使ってくれました。リラックスして走れれば、GI、1600mでも大丈夫です。次はもっとリラックスして走れると思います。」とコメントしていました。
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父は、フランスでGIホースを輩出している今は亡きタートルボウル(アイルランド産・ノーザンダンサー系)ですが、トリオンフ(2018年小倉記念)以来、2頭目のJRA重賞勝ち馬輩出となりました。血統的にマイル戦も大丈夫でしょうし、2歳王者候補に名乗りを挙げましたね。今日は重賞初制覇、おめでとうございました!

タイセイビジョン
父タートルボウル 母ソムニア(母の父スペシャルウィーク)
2017年2月26日生 牡2 栗毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・西村真幸厩舎
3戦2勝(2019年11月2日現在)
(重賞勝利)2019年京王杯2歳S(GII)


by Yuuichiro_K | 2019-11-02 23:37 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 26日

アルテミスSは、リアアメリアが圧倒的人気に応えデビュー2連勝で重賞初制覇

今日、東京競馬場では、過去の連対馬から4頭の5頭のGIホース(アユサン、レッツゴードンキ、メジャーエンブレム、リスグラシュー、ラッキーライラック)を輩出した注目の2歳牝馬重賞・アルテミスS(GIII、芝1600m)が行われました。
レースは、川田将雅騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.3倍)に推されたリアアメリアが最後方追走から直線外一気に伸び、2番手から伸びた2番人気サンクテュエールを3/4馬身差をつけて優勝しました。
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最後方から外一気に伸びたリアアメリアが、着差以上の強さを見せつける快勝となりました。

☆アルテミスS結果
1着◎リアアメリア   (川 田) 1'34'3(良)
2着△サンクテュエール (C.ルメール) 3/4
3着 ビッククインバイオ(大 野) 1/2
4着▲ラインオブダンス (M.デムーロ)1 1/4
5着○オータムレッド  (石 橋) 1 1/4

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 オムニプレゼンス  B
  普通
2 ショウナンハレルヤ B
  普通
3 ルーチェデラヴィタ B
  普通、時折小走り
4 ラインオブダンス  B
  普通
5 ビッククインバイオ B
  2人引き、落ち着きないがいつものこと
6 オータムレッド   B
  普通
7 カイアワセ     C
  落ち着きなし
8 サンクテュエール  B
  2人引き、普通、時折小走り
9 リアアメリア    B
  2人引き、普通、プラス20キロでも太め感なし

前走、新馬戦を楽な手応えで8馬身差で圧勝して、今日は単勝1.3倍と圧倒的1番人気に推されたリアアメリアが、期待に応えデビュー2連勝で重賞初制覇を飾りました。
リアアメリアのパドックは、パドックに入ってきた当初は時折小走りになる場面もありましたが、ほどなく落ち着きを取り戻して周回。また、馬体重はプラス20キロですが太め感はなかったです。
レースは、ビッククインバイオが1000m通過60.6秒とスローペースで逃げる展開となりましたが、リアアメリアは、首を高く上げ、かなり引っ掛かる仕草を見せながら最後方を追走。これで果たして最後伸びるのか正直ドキドキしながら見ていましたが、直線は外からメンバー最速の上がり33.0秒の鬼脚を繰り出し、先行馬群をあっさり差し切ったのはお見事でした。レース運びがスムースではなかった分、着差以上の強さを感じる内容でしたが、気性的に難しいところを見せたのは確かで、次が試金石になるかもしれません。

2着は、2番人気のサンクテュエールが人気どおりの好走。パドックは2人引きで時折小走りになるなど落ち着きを欠く仕草を見せていましたが、気合いを表に出すタイプのようです。レースは2番手追走から直線逃げ粘るビッククインバイオを追うも、交わすのに手間取っている間に、勝ち馬に一気に交わされてしまいました。

サンクテュエール
父ディープインパクト 母ヒルダズパッション(母の父Canadian Frontier)
2017年2月13日生 牝2 美浦・藤沢和雄厩舎
2戦1勝(2019年10月26日現在)
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3着は、5番人気のビッククインバイオが健闘。パドックはメンバー中一番落ち着きがありませんでしたが、いつものことで彼女はこれでも走るタイプ。レースはスローペースで単騎逃げできたことで、直線もしぶとく粘り、馬券圏内を確保。新潟2歳S(GIII)3着に続き、持ち味を出し切っての好走でした。

ビッククインバイオ
父キングズベスト 母アニメイトバイオ(母の父ゼンノロブロイ)
2017年2月26日生 牝2 美浦・牧光二厩舎
5戦1勝(2019年10月26日現在)
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なお、3番人気のラインオブダンスは、3番手追走も先行2頭を捕らえるには至らず、勝ち馬に外から一気に交わされ4着。今日のところは上位馬には完敗でした。

それでは最後に優勝したリアアメリアちゃんを掲載します。
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パドックはプラス20キロでも太め感はなく、5ヵ月の成長分だったということでしょう。ただ、パドックは煩いところを見せ、その気性の難しさが今日のレース運びの拙さに繋がった感はあります。
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鞍上の川田騎手は、アルテミスS初制覇。レース後のインタビューでは、「色々な事を一遍に経験出来ました。進み過ぎる所のある馬ですが、今日は遅いペースの中でも、この馬にしては辛抱出来て、良い経験が出来ました。思ったより着差はつきませんでしたが、現状としては充分です。今日は馬体重が20kg増えたのはすべて成長分ですが、一気に体が増えた分、少し動きづらい面もあったかもしれません。次走は、成長を伴いながら、もっと動き易くなると思います。」とコメントしていました。
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着差以上の完勝となりましたが、レース振りはまだまだ荒削り。その分、伸び代がありそうで、これからの成長が楽しみです。今日は重賞初制覇、おめでとうございました!

リアアメリア
父ディープインパクト 母リアアントニア(母の父Rockport Harbor)
2017年2月21日生 牝2 黒鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・中内田充正厩舎
2戦2勝(2019年10月26日現在)
(重賞勝利)2019年アルテミスS(GIII)


by Yuuichiro_K | 2019-10-26 23:37 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 19日

富士Sはコースレコード保持者ノームコアが貫禄の勝利で重賞2連勝

今日、東京競馬場では朝まで降った雨が止んだものの、薄暗い曇天の下、マイルCS(GI)の前哨戦・富士S(GIII、3歳上・芝1600m)が行われました。レースは、C.ルメール騎手騎乗の2番人気ノームコアが、後方追走から直線外から鋭く伸び、後方3番手から大外追い込んだ3番人気レイエンダに1/2馬身差をつけて優勝しました。
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春の女王ノームコアが、豪快な末脚で一気に突き抜けました。

☆富士S結果
1着◎ノームコア    (C.ルメール) 1'33'0(稍重)
2着 レイエンダ   (C.スミヨン) 1/2
3着△レッドオルガ  (福 永) アタマ
4着△クリノガウディー(戸 崎) 1 1/4
5着 カテドラル    (A.シュタルケ)3/4

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 キャンベルジュニア B
  普通
2 レッドオルガ    B+
  落ち着いて動き良し
3 アンノートル    B
  2人引き、普通
4 トミケンキルカス  B
  普通
5 ショウナンライズ  B
  普通
6 イレイション    B
  普通
7 アドマイヤマーズ  B
  2人引き、普通
8 メイショウオワラ  B
  普通
9 レイエンダ     B
  普通
10 カテドラル     C
  落ち着きなし
11 リコーワルサー   B
  普通
12 エメラルファイト  B
  普通、時折小走り
13 ジャンダルム    B
  普通
14 ダッシングブレイズ B
  普通
15 ロジクライ     B+
  落ち着いて動き良し
16 ノームコア     B
  普通、最後の1周のみ煩くなる
17 クリノガウディー  B
  普通
18 ストロングタイタン B
  普通

今年の富士Sは、NHKマイルC(GI)1着以来となるマイル戦5戦5勝のアドマイヤマーズが単勝2.1倍で1番人気。同舞台の春の女王決定戦ヴィクトリアマイル(GI)を日本レコードで勝ったノームコアが単勝4.8倍で2番人気。2走前に今日と同じ稍重馬場のエプソムC(GIII)を勝っているレイエンダが単勝8.9倍で3番人気。この3頭のみが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのはレコードホルダー・ノームコアでした。

ノームコアのパドックは、骨折休養明けでしたが、パドックの外目を落ち着いて周回。最後の1周のみ急に気合いを表に出して煩い仕草を見せていましたが、走る気を見せていたということだったのでしょう。
レースはトミケンキルカスが1000m通過58.9秒と平均ペースの流れとなりましたが、ノームコアは中団やや後ろを追走。直線外に持ち出すと上がり33.2秒の剛脚を繰り出し、先行馬をまとめて交わし去る完勝となりました。骨折休養明けにも関わらず牡馬相手にこの勝ちっぷりは、前走の日本レコード勝ちは伊達ではなかったということでしょう。先週、秋華賞(GI)を勝った妹クロノジェネシスに続く2週連続の姉妹重賞制覇も見事の一言。また、本日6勝と絶好調のC.ルメール騎手も完璧な騎乗を見せてくれたと思います。

2着は、後方3番手から大外追い込んだ3番人気のレイエンダ。レースは厩務員に首を傾けて周回も、イレ込みはなかったです。レースは後方3番手からメンバー最速の上がり33.0秒で鋭く伸びてきました。稍重馬場のエプソムCを快勝した時の再現といった感じで、渋った馬場は本当に苦にしない馬ですね。また、鞍上のC.スミヨン騎手はテン乗りでしたが、相変わらずの力強い追いでこちらも好騎乗でした。

レイエンダ
父キングカメハメハ 母ラドラーダ(母の父シンボリクリスエス)
2015年1月30日生 牡4 美浦・藤沢和雄厩舎
10戦4勝(2019年10月19日現在)
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3着は、4番人気のレッドオルガ。パドックは大変落ち着いて動きも良く、なかなかの好気配でした。レースは中団追走から内を突いて鋭く伸び、いったんは先頭に立つシーンもありましたが、外から2頭に一気に交わされての惜しい3着でした。それにしても昨年は姉のレッドアヴァンセが3着でしたが、この一族は本当に東京マイルで堅実に走りますね。

レッドオルガ
父ディープインパクト 母エリモピクシー(母の父ダンシングブレーヴ)
2014年4月26日生 牝5 栗東・藤原英昭厩舎
15戦5勝(2019年10月19日現在)
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なお、1番人気のアドマイヤマーズは中団侭伸びを欠き9着。パドックは普通に落ち着いていましたが、馬体重は休み明けでもマイナス2キロ。一夏を越えても成長があまりなかったのだとしたら、今後が不安になる凡走でした。

それでは、最後に見事優勝したノームコアちゃんを掲載します。
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パドックは、骨折休養明けでしたが、動きに堅さなどはなく、(最後の1周を除き)落ち着いて周回していました。
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鞍上のC.ルメール騎手は昨年に続く富士S制覇。レース後のインタビューでは「今日は外枠で休み明けだったので、前のポジションには行きたくなかったです。前の人気馬を見ながら後ろからレースを運びました。彼女も大人になってよりパワーアップして強くなりました。休み明けを走って次も大きなチャンスがあると思います。」とコメントしていました。
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これでマイル戦は3戦3勝。本番のマイルCSでも好勝負してくれそうです。今日は骨折のアクシデントを乗り越えての復活&重賞3勝目、本当におめでとうございました!

ノームコア
父ハービンジャー 母クロノロジスト(母の父クロフネ)
2015年2月25日生 牝4 芦毛 安平 ノーザンファーム生産 美浦・萩原清厩舎
10戦5勝(2019年10月19日現在)
(重賞勝利)2019年ヴィクトリアマイル(GI)、富士S(GIII)、紫苑S(GIII)


by Yuuichiro_K | 2019-10-19 23:59 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 14日

府中牝馬Sは、スカーレットカラーが外一気に差し切り、レースレコードで重賞初制覇

今日、東京競馬場では、日中の雨の影響で、やや渋った馬場の下、エリザベス女王杯に向けての重要なステップレース、府中牝馬S(GII、3歳上牝・芝1800m)が行われました。
レースは、岩田康誠騎手騎乗の4番人気スカーレットカラーが、後方2番手追走から直線外鋭く伸び、中団から脚を伸ばした9番人気フロンテアクイーンに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
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後方からレースを進めたスカーレットカラーが鮮やかに外から伸びて、待望の重賞初制覇を飾りました。

☆府中牝馬S結果
1着 スカーレットカラー(岩 田)1'44'5(稍重)レースレコード
2着△フロンテアクイーン(津 村)1 1/4
3着◎ラッキーライラック(石 橋)1/2
4着 オールフォーラヴ (川 田)1/2
5着▲クロコスミア   (戸 崎)1 1/4

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ジョディー     B
  普通、時折小走り
2 ディメンシオン   C
  2人引き、落ち着きなし
3 カンタービレ    B
  普通
4 オールフォーラヴ  B
  普通
5 ダノングレース   B
  普通、首高い
6 フロンテアクイーン B
  いつになく落ち着いて周回
7 サトノガーネット  B
  普通
8 スカーレットカラー A
  大変落ち着いてキビキビと力強い動き
9 ソウルスターリング 
  出走取消
10 エイシンティンクル B 
  普通
11 ペルソナリテ    C
  普通、時折小走り
12 レッドランディーニ B
  普通
13 クロコスミア    B
  普通
14 プリモシーン    B
  普通、2人引き、時折小走り
15 ラッキーライラック B
  普通
16 ランドネ      B
  普通

今年の府中牝馬Sは、GIホースがラッキーライラックただ1頭と例年より寂しいメンバーとなりました。人気は、今年のヴィクトリアマイル(GI)2着馬プリモシーンが単勝3.6倍で1番人気。唯一のGIホース・ラッキーライラックが単勝3.9倍で2番人気。今年のヴィクトリアマイル3着馬、一昨年の優勝馬クロコスミアが単勝5.6倍で3番人気。ここ2走GIIIで3着、2着と連続好走中のスカーレットカラーが単勝6.8倍で4番人気。ここまでが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは重賞未勝利馬ながら上位人気に推されていた上がり馬スカーレットカラーでした。

スカーレットカラーのパドックは、やや首の高いところはありましたが、大変落ち着いてキビキビと力強い動きが目に付き、今日のパドックで一番良く見えた馬でした。
レースは、エイシンティンクルが1000m58.3秒とやや早いペースで逃げる展開となりましたが、スカーレットカラーは、後方2番手でじっくりと脚をためると、最後の直線は外に持ち出して、メンバー最速の上がり33.2秒の末脚を繰り出し、先行馬を豪快に差し切ったのはお見事でした。
昨年の牝馬クラシック路線では、フェアリーS(GIII)で2着に好走した以外は、結果を出すことはできませんでしたが、今年に入って完全に本格化したようですね。また、勝ち時計の1'44'5はムードインディゴが2009年記録した1'44'6を0.1秒更新するレースレコード。昨年良馬場でディアドラが記録したタイムを稍重馬場で0.2秒上回ったのですから、価値ある内容だと思います。伸び盛りの4歳馬ということで、今後が楽しみになる見事な勝利でした。

2着は9番人気のフロンテアクイーンが大健闘。今日のパドックは、いつものチャカチャカとした煩い仕草をほとんど見せず、いつになく落ち着いて周回していました。レースは、人気のラッキーライラックをマークするように中団を追走。直線は早めに先頭に立ったラッキーライラックを追ってしっかり末脚を伸ばし、ラッキーライラックを捕らえたところがゴール。勝ち馬には外から一気に交わされたものの、昨年の3着から着順を上げたのは立派でした。

フロンテアクイーン
父メイショウサムソン 母ブルーボックスボウ(母の父サンデーサイレンス)
2013年4月23日生 牝6 美浦・国枝栄厩舎
27戦3勝(2019年10月14日現在)
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3着は2番人気のラッキーライラック。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは好位4・5番手追走から正攻法のレースで直線早め先頭に立つも、最後は脚があがってしまい、上位2頭に交わされてしまいました。ただ、本番に向けて余裕のある馬体(馬体重プラス16キロ)だったので、次走は一叩きした変わり身があるかもしれません。

ラッキーライラック
父オルフェーヴル 母ライラックアンドレース(母の父Flower Alley)
2015年4月3日生 牝4 栗東・松永幹夫厩舎
11戦4勝(2019年10月14日現在)
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なお、1番人気のプリモシーンはまさかの最下位15着に大敗。パドックはヴィクトリアマイルで見た時よりも煩く、馬体重もプラス12キロと余裕残し、渋った馬場も向かず、距離も1ハロン長かったのかもしれませんが、それにしても負けすぎでした。何か故障でも無ければいいのですが。。。

また、3番人気のクロコスミアは好位3番手からレースを進めるも伸び切れず5着まで。今日は前に行きたい馬が揃い、展開も向かなかった感じでしたが、着順は昨年と同じ。それなりに力は示したと思います。

それでは最後に優勝したスカーレットカラーちゃんを掲載します。
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パドックは、キビキビと動きの良さが目に付き、予想で無印でしたが、思わず単複馬券を買ってしまったほどの好気配でした。なお、ヴィクトワールピサ産駒は重馬場得意、やっぱり印は打つべきでした。
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鞍上の岩田康誠騎手は、2017年クロコスミア以来となる府中牝馬S2度目の制覇。なお、レース後のインタビューでは「じっくり構えて直線勝負と考えていました。ペースが速かったですし、この馬のリズムを崩さないようにしたら後方2番手からになりました。直線は本当にいい脚を使ってくれましたね。今年に入って馬の中身がつまって良くなってきてますし、力をつけています。GIでもいいパフォーマンスを見せてくれると思います。距離は全然大丈夫です。」とコメントしていました。

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府中牝馬Sの勝ち馬は、近年GIの舞台でも好走する馬を多数輩出しており、スカーレットカラーも今後が期待できそうです。今日は初重賞制覇、本当におめでとうございました!

スカーレットカラー
父ヴィクトワールピサ 母ヴェントス(母の父ウォーエンブレム)
2015年2月26日生 牝4 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・高橋亮厩舎
15戦3勝(2019年10月14日現在)
(重賞勝利)2019年府中牝馬S(GII)


by Yuuichiro_K | 2019-10-14 23:06 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 06日

出遅れをものともせず!毎日王冠はダノンキングリーがGIホース5頭を破り重賞2勝目を飾る

まずは、今晩凱旋門賞(仏G1)に出走したキセキ、フィエールマン、ブラストワンピースの3頭ですが、キセキの7着が最高着順と、残念ながら皆、見せ場なく敗れたのは残念でした。
勝ったのは、香港でリスグラシューが先着したこともあるフランスのヴァルトガイスト。エネイブルは3連覇惜しくもならず2着、こちらも残念でした。

さて、今日、東京競馬場では、GIホース5頭を含む重賞勝ち馬8頭が出走した、秋の古馬GI戦線を占う重要なステップレース・毎日王冠(GII、3歳上・芝1800m)が行われました。
レースは、戸崎圭太騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.6倍)に推されたダノンキングリーが、後方追走から直線大外一気に鋭く伸び、逃げ粘った2番人気アエロリットに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
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人気を集めた3頭の優勝争いとなりましたが、3歳馬ダノンキングリーが素晴らしい末脚で一気に突き抜けました。

☆毎日王冠結果
1着○ダノンキングリー (戸 崎) 1'44'4(良)
2着◎アエロリット   (津 村) 1 1/4
3着▲インディチャンプ (福 永) 1 1/4
4着 ペルシアンナイト (A.シュタルケ)1/2
5着 ランフォザローゼス(北村宏) 1/2

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ケイアイノーテック B
  普通
2 ギベオン      C
  落ち着きなし
3 アエロリット    B+
  落ち着いて動き良し
4 インディチャンプ  B+ 
  動き良し、安田記念優勝時と同じような雰囲気
5 ランフォザローゼス B
  普通
6 ペルシアンナイト  B
  普通
7 マイネルファンロン C 
  煩い仕草
8 ハッピーグリン   B 
  普通
9 ダノンキングリー  B+
  2人引き、つる首、時折小走り、バネの利いた踏み込み力強い
10 モズアスコット   B 
  普通

今年の毎日王冠(GII)は、前走ダービー(GI)2着の3歳馬ダノンキングリーが単勝1.6倍で圧倒的1番人気。前年覇者のアエロリットが単勝4.0倍で2番人気。前走安田記念(GI)優勝馬インディチャンプが単勝5.0倍で3番人気。この3頭が単勝10倍以下の人気を集め、オッズ的には3強対決の様相でしたが、レースはやはり人気馬3頭の争いとなり、人気どおりの力を発揮して見事優勝したのは唯一の3歳馬ダノンキングリーでした。

ダノンキングリーのパドックは、2人引きで首をグッと下げて気合いを表に出して周回。後肢の踏み込みはバネが利いていて、好気配でした。
レースはスタートで後手を踏み最後方からの競馬となり、場内騒然としましたが、慌てず騒がずじっくり後方からレースを進めると、直線では差し馬の中でただ1頭、上がり3ハロン33.4秒の鬼脚で大外から鋭く伸び、先行して早めに抜け出したアエロリットとインディチャンプを一気に差し切ったのはお見事でした。
春のクラシックは、皐月賞3着、ダービー2着と惜しいレースが続いていましたが、今日の勝ちっぷりなら悲願のGI制覇も夢ではないでしょう。ぜひとも天皇賞・秋、ジャパンCに向かってほしいです。

2着は2番人気のアエロリット。パドックは隊列の最後を落ち着いて周回、気配は良かったです。レースは昨年同様果敢にハナを奪って逃げると、1000m通過58.5秒と昨年よりも早いペースで逃げながらも、最後までしぶとく粘って連対を確保したのはお見事でした。特にぴったりマークしてきたインディチャンプを差し返したのはしびれましたね。力は出し切ってくれたと思います。

アエロリット
父クロフネ 母アステリックス(母の父ネオユニヴァース)
2014年5月17日生 牝5 美浦・菊沢隆徳厩舎
17戦4勝(2019年10月6日現在)
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3着は3番人気のインディチャンプ。パドックは首を傾ける仕草が目に付きましたが、これは安田記念でも見せていた仕草。動きは良く、気配は上々だったと思います。レースは逃げたアエロリットをぴったりマーク。直線はアエロリットを一度は交わしたものの、最後はまた差し返されてしまいました。やはり本質はマイラーなのかもしれません。

インディチャンプ
父ステイゴールド 母ウィルパワー(母の父キングカメハメハ)
2015年2月21日生 牡4 栗東・音無秀孝厩舎
10戦6勝(2019年10月6日現在)
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それでは最後に見事優勝したダノンキングリー君を掲載します。

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パドックは気合いを表に出して周回。バネの利いた後肢の踏み込みは大変力強く、好気配でした。
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鞍上の戸崎圭太騎手は2016年ルージュバック以来となる2度目の毎日王冠制覇。萩原清厩舎は嬉しい毎日王冠初制覇となりました。なお、レース後の戸崎騎手のインタビューでは「馬の力で勝たせてもらいました。馬場も、時計も速いので良いポジションでレースをしようと思っていましたが、後手を踏んでしまいました。ただ手応えもありましたし、あとはリラックスさせてリズム良く走らせました。馬の良いところ、切れ味を証明することができました。夏を越えて、順調に心身ともに成長していると思います。力をつけて、GIでも活躍できるよう、僕自身もワクワクしています。」とコメントしていました。
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極上の末脚は東京競馬場向き。今日の内容ならアーモンドアイ、サートゥルナーリアともいい勝負ができそうで、本番の走りが本当に楽しみです。今日は重賞2勝目、本当におめでとうございました!

ダノンキングリー
父ディープインパクト 母マイグッドネス(母の父Storm Cat)
2016年3月25日生 牡3 黒鹿毛 浦河 三嶋牧場生産 美浦・萩原清厩舎
6戦4勝(2019年10月6日現在)
(重賞勝利)2019年毎日王冠(GII)、共同通信杯(GIII)


by Yuuichiro_K | 2019-10-06 23:59 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 05日

サウジアラビアRCはサリオスが圧巻のレコードで重賞初制覇

今日、東京競馬場では、過去2年の勝ち馬が後にGIホースとなっている注目の2歳マイル重賞・サウジアラビアロイヤルカップ(GIII)が行われました。レースは石橋脩騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.5倍)に推されたサリオスが、3番手追走から直線抜け出し、外から追い上げた2番人気クラヴァシュドールに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
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最後の直線は人気馬2頭の争いとなりましたが、最後まで抜かせなかったサリオスが完勝となりました。

☆サウジアラビアロイヤルC結果
1着◎サリオス     (石 橋) 1'32'7(良)2歳コースレコード
2着▲クラヴァシュドール(藤岡佑) 1 1/4
3着△アブソルティスモ (戸 崎) 3 1/2
4着 ジェラペッシュ  (吉田豊) 2 1/2
5着○エンジェルサークル(M.デムーロ)クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 イロゴトシ      B
  普通
2 ジェラペッシュ    B
  普通、クビをパドックの内側に向ける場面多い
3 サリオス       A
  2人引きでも落ち着いて後肢力強い
4 カップッチョ     B    
  普通
5 ロードエクスプレス B
  普通
6 クラヴァシュドール B+
  キビキビと動き良し
7 シコウ       B
  普通、時折小走り
8 アブソルティスモ  B
  普通
9 エンジェルサークル B
  普通、時折小走り

6月に同舞台の新馬戦を余裕十分の走りで上がり33.1秒の末脚を繰り出して完勝し、圧倒的1番人気に推されたサリオスが、期待以上の素晴らしいスピードを見せつけ完勝、見事2連勝で重賞初制覇を飾りました。

パドックは、メンバー中唯一の2人引きでしたが大変落ち着いて周回。デビュー戦で見た時よりも後肢の踏み込みに力強さを感じ、とても良く見えました。
レースはアブソルティスモが1000m通過59.2秒と平均よりやや早いペースで逃げる展開となりましたが、サリオスは好位3番手を楽に追走。新馬戦同様、直線でアブソルティスモを楽々交わして残り200mで先頭に立つと、外からクラヴァシュドールが迫ってきましたが、そこからもう一伸びして最後まで抜かせない強いレースを見せてくれました。なお、勝ち時計1'32'7は2年前にダノンプレミアムが記録した2歳コースレコードを0.3秒更新する圧巻のレコードタイム。今後の活躍が本当に楽しみになる素晴らしい走りを見せてくれました。

2着は2番人気のクラヴァシュドール。パドックはキビキビと動きの良さが目立ち、なかなか良く見えました。レースは6番手追走から直線で早めに抜け出した勝ち馬にただ1頭外から伸びて食い下がりました。こちらも敗れたとはいえ、力のあるところを十分見せてくれました。2歳女王候補に名乗りを挙げたと言っても良いでしょう。

クラヴァシュドール
父ハーツクライ 母パスオブドリームズ(母の父Giant's Causeway)
2017年2月1日生 牝2 栗東・中内田充正厩舎
2戦1勝(2019年10月5日現在)
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3着は3番人気のアブソルティスモ。パドックは新馬戦で見た時と比べあまり目立ちませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは果敢にハナを奪って逃げ、直線も内で懸命に粘ったものの、上位2頭には突き放されてしまいました。

アブソルティスモ
父ダイワメジャー 母ラドラーダ(母の父シンボリクリスエス)
2017年1月20日生 牡2 美浦・藤沢和雄厩舎
3戦1勝(2019年10月5日現在)
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それでは、最後に見事優勝したサリオス君を掲載します。
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パドックは落ち着き十分。新馬戦ではアブソルティスモの方が良く見えたのですが、今日はサリオスの方が馬体の迫力、動き共に上回っていたように感じました。
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鞍上の石橋脩騎手&堀宣行厩舎は共に本レース初制覇。なお、レース後の石橋脩騎手のインタビューでは「力を出せて良かったです。ゲートは上手に出てくれると思っていましたが、内目の枠で、後ろからにならないように気をつけてポジションを取りに行きました。2着の馬もかなりの脚を使っていると思いますが、乗り負けてないですし、能力の高い馬だと思います。」とコメントしていました。
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東京マイルを2歳馬で初めて1分33秒を切ったのは本当に凄いこと。偉大な先輩に続きGIホースになるのも夢ではないでしょう。どうか故障することなく無事に成長してもらいたいと思います。今日は重賞初制覇おめでとうございました!

サリオス
父ハーツクライ 母サロミナ(母の父Lomitas)
2017年1月23日生 牡2 栗毛 安平 ノーザンファーム生産 美浦・堀宣行厩舎
2戦2勝(2019年10月5日現在)
(重賞勝利)2019年サウジアラビアロイヤルC(GIII)


by Yuuichiro_K | 2019-10-05 23:59 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2019年 06月 16日

初ダートも問題なし!ユニコーンSはワイドファラオが逃げ切り重賞2勝目を飾る

今日、東京競馬場では過去多くのGIホースを輩出している注目の3歳ダート重賞・ユニコーンS(GIII、ダート1600m)が行われました。レースは、福永祐一騎手騎乗の3番人気ワイドファラオが、スタートからハナを奪って逃げると、最後まで脚色衰えず良く粘り、中団から伸びた2番人気デュープロセスの追撃をアタマ差おさえて優勝しました。
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ワイドファラオ(内の白帽)が、デュープロセスとの一騎打ちを制し、見事逃げ切りました。

☆ユニコーンS結果
1着▲ワイドファラオ  (福 永) 1'35'5(重)
2着○デュープロセス  (M.デムーロ)アタマ
3着 ダンツキャッスル ( 幸 ) 3
4着 ヴァニラアイス  (田 辺) 3/4
5着 エルモンストロ  (蛯 名) ハナ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ワイドファラオ   B
  普通、時折気合いを表に出して周回
2 イメル       B
  普通
3 ヴァイトブリック  B
  普通、時折小走り
4 エルモンストロ   B+
  落ち着いて動き良し
5 サトノギャロス  
  競争除外
6 デアフルーグ    B+
  首高い、後肢の踏み込み力強い
7 サディファレンス  B
  普通
8 デュープロセス   B+
  パドックの外目を大きく周回
9 ロードグラディオ  B
  競争除外
10 ヴァニラアイス   B
  普通、時折小走り
11 ダンツキャッスル  B
  普通
12 オンザウェイ    B
  普通
13 ニューモニュメント B
  普通
14 ノーヴァレンダ   B
  普通
15 アシャカトブ    C
  落ち着きなし

今年のユニコーンSは、同舞台で行われた前哨戦の青竜S(OP)優勝馬デュープロセス(単勝3.0倍、2番人気)と同レース・クビ差2着のデアフルーグ(単勝2.6倍、1番人気)の2頭に人気が集中していました。しかし、勝ったのは、芝1600mの重賞NZT(GII)の覇者で、今日が初ダート戦だった3番人気ワイドファラオでした。

ワイドファラオのパドックは、前走NHKマイルC(GI)で見た時とそれほど変わった感じはありませんでしたが、気合いを程よく出して周回していました。レースは、ワイドファラオが積極的にハナを奪って前半600mを33.9秒とハイペースで飛ばす展開となりましたが、最後まで後続を寄せ付けず見事逃げ切りました。今日が初ダート戦だったにも関わらず、NZT(GII)を勝った時のように、芝と変わらず逃げてしぶとく粘る走りを再現したのは素晴らしかったですね。さすが、父がダート短距離戦で実績のあるヘニーヒューズ産駒だけのことはありました。
また、勝ち時計も昨年ルヴァンスレーヴが記録したレースレコードに0.5秒劣るだけの好タイム。今後の活躍が本当に楽しみです。

2着は4連勝中の2番人気デュープロセスが人気どおりの好走。パドックは落ち着いて外目を大きく周回していて、なかなか好調子に見えました。レースは中団追走からメンバー最速の上がり36.5秒の末脚を繰り出して、逃げ込みを図るワイドファラオにただ1頭迫り、叩き合いに持ち込んだものの、惜しくもクビ差届きませんでした。しかし、これで6戦連続連対と相変わらずの安定した走りは見事でした。

デュープロセス
父Daiwa Major 母Rose Law(母の父New Approach)
2016年4月2日生 牡3 栗東・安田隆行厩舎
6戦4勝(2019年6月16日現在)
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3着は、6番人気のダンツキャッスルが健闘。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは1・2着馬にはやや離されたものの、好位4番手追走から直線しぶとく脚を伸ばしてきました。これで、ダート戦は4戦して全て3着以内。今日が12戦目と使い詰めでしたが良く走ったと思います。

ダンツキャッスル
父ルーラーシップ 母ダンツクイン(母の父スペシャルウィーク)
2016年4月2日生 牡3 栗東・谷潔厩舎
12戦2勝(2018年6月17日現在)
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なお、1番人気のデアフルーグは、後方追走から直線外に持ち出すも伸びを欠き7着に凡走。パドックは動きも力強く良く見えただけに、今日のような早い時計の出る馬場は合わなかったのかもしれません。期待に応えられなかったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したワイドファラオ君を掲載します。
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パドックは馬格があり、ダートでも走りそうな雰囲気はありました。
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鞍上の福永祐一騎手は2012年ストローハット以来となるユニコーンS2度目の制覇。なお、レース後のインタビューでは「最内枠でしたから、逃げるか、控えるか考えましたが、他に強力な逃げ馬もなく、良いスタートを切れたので、それで控えるとリズムが崩れるので逃げていきました。正直、最後の直線では脚が上がりましたが、よくしのいでくれました。この馬の勝負根性、気持ちの強さが出たと思います。初めてのダートで重賞を勝つのは簡単にはできないものです。これからGIの舞台で活躍できるような馬になってほしいと思います。」とコメントしていました。
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かつて同じようなタイプでメイショウボーラー(2003年朝日杯FS2着、2005年フェブラリーSを福永騎手騎乗で逃げ切り勝ち)という馬がいましたが、彼の再来と呼べる存在になるかもしれませんね。今日は重賞2勝目おめでとうございました!

ワイドファラオ
父ヘニーヒューズ 母ワイドサファイア(母の父アグネスタキオン)
2016年4月3日生 牡3 栗毛 新ひだか フジワラファーム生産 栗東・角居勝彦厩舎
6戦3勝(2019年6月16日現在)
(重賞勝利)2019年ニュージーランドトロフィー(GII)、ユニコーンS(GIII)


by Yuuichiro_K | 2019-06-16 23:22 | 19年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)