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カテゴリ:18年GI優勝馬写真( 14 )


2019年 01月 08日

2018年度JRA賞発表、牝馬史上初の満票で年度代表馬はアーモンドアイ

今日、JRAは「2018年度JRA賞」の受賞馬選考委員会を開き、年度代表馬にアーモンドアイ号を選出しました。競走馬部門の受賞馬は以下のとおりです。未公開写真と共にお楽しみください^^

年度代表馬・最優秀3歳牝馬 アーモンドアイ(撮影日2018年11月25日・ジャパンC)
父ロードカナロア 母フサイチパンドラ(母の父サンデーサイレンス)
2015年3月10日生 牝3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・国枝栄厩舎
(2018年成績)5戦5勝
(2018年重賞勝利)ジャパンC(GI)、桜花賞(GI)、オークス(GI)、秋華賞(GI)、シンザン記念(GIII)
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最優秀2歳牡馬 アドマイヤマーズ
父ダイワメジャー 母ヴィアメディチ(母の父Medicean)
2016年3月6日生 牡2 栗毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・友道康夫厩舎
(2018年成績)4戦4勝
(2018年重賞勝利)朝日杯フューチュリティS(GI)、デイリー杯2歳S(GII)

最優秀2歳牝馬 ダノンファンタジー(撮影日2018年6月3日・新馬戦)
父ディープインパクト 母ライフフォーセール(母の父Not For Sale)
2015年4月2日生 牝2 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・中内田充厩舎
(2018年成績)4戦3勝
(2018年重賞勝利)阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、ファンタジーS(GIII)
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最優秀3歳牡馬 ブラストワンピース(撮影日2018年5月27日・日本ダービー)
父ハービンジャー 母ツルマルワンピース(母の父キングカメハメハ)
2015年4月2日生 牡3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・大竹正博厩舎
(2018年成績)6戦4勝
(2018年重賞勝利)有馬記念(GI)、新潟記念(GIII)、毎日杯(GIII)
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最優秀4歳以上牡馬 レイデオロ(撮影日2018年10月28日・天皇賞・秋)
父キングカメハメハ 母ラドラーダ(母の父シンボリクリスエス)
2014年2月5日生 牡4 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
(2018年成績)5戦2勝
(2018年重賞勝利)天皇賞・秋(GI)、オールカマー(GII)
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最優秀4歳以上牝馬 リスグラシュー(撮影日2018年10月13日・府中牝馬S)
父ハーツクライ 母リリサイド(母の父American Post)
2014年1月18日生 牝4 黒鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・矢作芳人厩舎
(2018年成績)7戦2勝
(2018年重賞勝利)エリザベス女王杯(GI)、東京新聞杯(GIII)
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最優秀短距離馬 ファインニードル(撮影日2018年9月30日・スプリンターズS)
父アドマイヤムーン 母ニードルクラフト(母の父Mark of Esteem)
2013年4月26日生 牡5 鹿毛 日高・ダーレー・ジャパン・ファーム生産 栗東・高橋義忠厩舎
(2018年成績)6戦4勝
(2018年重賞勝利)スプリンターズS(GI)、高松宮記念(GI)、セントウルS(GII)、シルクロードS(GIII)
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最優秀ダートホース ルヴァンスレーヴ(撮影日2018年6月17日・ユニコーンS)
父シンボリクリスエス 母マエストラーレ(母の父ネオユニヴァース)
2015年1月26日生 牡3 鹿毛 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 美浦・萩原清厩舎
(2018年成績)5戦4勝
(2018年重賞勝利)チャンピオンズC(GI)、南部杯(JpnI)、ジャパンダートダービー(JpnI)、ユニコーンS(GIII)
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最優秀障害馬 オジュウチョウサン(撮影日2018年12月23日・有馬記念)
父ステイゴールド 母シャドウシルエット(母の父シンボリクリスエス)
2011年4月3日生 牡7 鹿毛 平取・坂東牧場生産 美浦・和田正一郎厩舎
(2018年成績)4戦3勝
(2018年重賞勝利)中山グランドジャンプ(JGI)
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今年の年度代表馬は、史上5頭目の牝馬三冠制覇、ジャパンCで世界レコードで優勝するなど無敗の快進撃を続けたアーモンドアイが、牝馬として史上初となる満票で文句なしの選出となりました。早くも史上最強牝馬の評価も聞こえてくるほどで、今年は世界に飛び出しての活躍が期待されます。

他の部門では最優秀2歳牡馬部門において、朝日杯FSのアドマイヤマーズ、ホープフルSのサートゥルナーリアが共に無敗のGI馬となったことから、個人的にどちらが選ばれるか注目していましたが、重賞を2勝しているアドマイヤマーズが選出されました。

最優秀3歳牡馬部門はクラシックホースの3頭がいずれも古馬相手に好走歴がなく決め手に欠ける感じがあったので、ダートでGI3勝のルヴァンスレーヴでもいいのかなと思っていましたが、クラシック路線で無冠ながら有馬記念(GI)で古馬相手に優勝したブラストワンピースが選出。相変わらずダートホースに冷たいなあと感じてしまいました。

なお、全てのファインニードル以外の(2019年1月9日修正)受賞馬は今年も現役を続行するということで、引き続き競馬界の主役としての活躍を期待したいですね。受賞馬及び受賞馬の関係者の皆様、本当におめでとうございました!


by Yuuichiro_K | 2019-01-08 22:40 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 29日

東京大賞典は、またしてもミルコ&3歳馬!オメガパフュームが歴戦の古馬を破りGI初制覇

今日、大井競馬場ではダート路線の1年を締めくくる大一番・東京大賞典(GI、3歳上・ダート2000m)が行われました。
レースは、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気オメガパフュームが、後方追走から、徐々にポジションを上げると、最後の直線で1番人気ゴールドドリームと併せ馬の形で外から末脚を伸ばし、この追い比べを制して3/4馬身差をつけ優勝しました。
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3歳馬オメガパフュームが、鮮やかな末脚で今年の帝王賞馬ゴールドドリーム、JBCクラシック馬ケイティブレイブをまとめて差し切りました。

☆東京大賞典結果
1着▲オメガパフューム (M.デムーロ)2'05'9(良)
2着◎ゴールドドリーム(C.ルメール) 3/4
3着○ケイティブレイブ (福 永) 1 1/2
4着 サウンドトゥルー (御神本) 1 1/2
5着△エイコーン    (岩 田) ハナ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 マイネルリボーン  B
  普通
2 ケイティブレイブ  B
  普通
3 スーパーステション B
  2人引き、時折小走り
4 モジアナフレイバー B
  普通、首高い、時折小走り
5 オメガパフューム  B
  普通、時折小走り
6 エイコーン     B
  普通、時折小走り
7 サウンドトゥルー  B+
  2人引きでも落ち着いて動き良し
8 ヤマミダンス    B
  普通、首高い
9 フレアリングダイヤ B
  普通
10 リーゼントロック  B
  普通
11 クリソライト    B+
  キビキビとパドックを大きく周回
12 ワークアンドラブ  B
  普通
13 ゴールドドリーム  B
  普通、いつもどおり気合いを表に出して周回
14 コスモプラシデス  B
  普通、時折小走り
15 グルームアイランド B
  普通、首高い
16 アポロケンタッキー B
  普通

今年の東京大賞典は、南部杯(JpnI)以来の休み明けながらも同舞台の今年の帝王賞(JpnI)優勝馬ゴールドドリームが単勝2.2倍で1番人気。今年のJBCクラシック(JpnI)優勝馬ケイティブレイブが単勝2.8倍で2番人気。右回りは6戦6連対と崩れたことがなく、シリウスS(GIII)勝ちの3歳馬オメガパフュームが単勝3.7倍で3番人気。4番人気のサウンドトゥルー以下は単勝18倍以上で、オッズ的には3強対決となっていました。レースは期待どおりこの3頭の上位争いとなりましたが、勝ったのは今秋のGIで惜敗が続いていたオメガパフュームでした。

オメガパフュームのパドックは、JBCクラシックの時より小走りになる場面が多く、気配としてはそれほど目立つ感じはありませんでした。レースはスーパーステションが1000m通過61.2秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、オメガパフュームは後方4番手を追走。3コーナーで中団まで押し上げると、最後の直線外からメンバー中最速の上がり38.5秒の末脚を繰り出して豪快に差し切りました。GIではジャパンダートダービー(JpnI)2着、JBCクラシック2着、チャンピオンズC5着とあと一歩のレースが続いていましたが、4度目のGI挑戦でついに壁を破りましたね。これで右回りは7戦7連対と抜群の安定感、ダート馬にしては小柄(今日の馬体重は448キロでした)ですが、切れ味抜群の末脚は本当に素晴らしいものがあります。まだまだ伸び盛りの3歳馬ということで、今後の活躍が本当に楽しみです。

2着は1番人気のゴールドドリーム。パドックはいつもどおり時折小走りになるなど気合いを表に出して周回。ただ、踏み込みの力強さがあまりなく、休み明けの影響はあったかもしれません。それでもレースはいつもどおり中団から鋭く伸びて、きっちり連対を確保。ただ、南部杯に続き3歳馬に遅れをとったのは、前年ダート王としては悔しいでしょうね。

ゴールドドリーム
父ゴールドアリュール 母モンヴェール(母の父フレンチデピュティ)
2013年4月19日生 牡5 栗東・平田修厩舎
18戦8勝(2018年12月29日現在)
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3着は、昨年に続いてケイティブレイブ。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは2強より早めにスパートして、直線でいったんは先頭に立つ場面もありましたが、併せ馬の形で追い上げてきた上位2頭に並ぶ間もなく交わされてしまいました。

ケイティブレイブ
父アドマイヤマックス 母ケイティローレル(母の父サクラローレル)
2013年5月11日生 牡5 栗東・目野哲也厩舎
33戦11勝(2018年12月29日現在)
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なお、地方馬は船橋転厩初戦の3年前の覇者サウンドトゥルーが4着、今年門別重賞6連勝のスーパーステションが2年前の覇者アポロケンタッキーに絡まれながらも逃げ粘り6着と前年よりは見せ場を作りました。特にスーパーステションは引き続き注目していきたいと思いました。

それでは最後に見事優勝したオメガパフューム君を掲載します。
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パドックは時折小走りになるなど特に良いとは感じなかったのですが、レースは全く問題なかったですね。

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鞍上のM.デムーロ騎手は、今月だけで4つ目のGI制覇。素晴らしい活躍です。東京大賞典は初勝利となりました。なお、レース後のインタビューでは「最高です。久しぶりに乗りましたが、ずっと凄くいい馬だと思っていました。道中の手応えもよかったです。以前より馬が大人になっていて、ちょっとズブい面はありましたが、ケイティブレイブとゴールドドリームを見ながら、ちょうどいいポジションで運べました。前半脚がたまって、その分最後までよく伸びましたね。初めて乗った時からGIを取れる馬だと思っていましたし、今後が楽しみです。」とコメントしていました。
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オメガパフュームを管理する安田翔伍厩舎は今年開業したばかりですが、初年度から見事GI制覇を飾りました。なお、安田師はレース後のインタビューで「オメガパフュームがGI馬になれたことが、まず何より嬉しいです。今までやってきたことが発揮できれば、勝負になると信じていました。競馬に行っての集中力が高まっていて、成長したのかなと感じましたし、レースはジョッキーに任せるだけでした。今後に関してはオーナーと相談して決めようと思います。(この1年を振り返って)開業初年度にこれだけの舞台に来られて、感謝しています。全ての皆様の助けがあってやって来ることができました。いつもテレビで見ていて熱気を感じていた東京大賞典に出るだけでも光栄でしたし、そこで勝つことができて本当に皆様に感謝したいです。」とコメントしていました。
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この秋は古馬相手に3歳馬がGI4勝と勢いが止まりません。来年は同じ3歳のダート王ルヴァンスレーヴと共にダート界を引っ張る存在になりそうです。今日は悲願のGI初制覇、本当におめでとうございました!

オメガパフューム
父スウェプトオーヴァーボード 母オメガフレグランス(母の父ゴールドアリュール)
2015年4月6日生 牡3 芦毛 千歳・社台ファーム生産 栗東・安田翔伍厩舎
9戦5勝(2018年12月30日現在)
(重賞勝利)2018年東京大賞典(GI)、シリウスS(GIII)


by Yuuichiro_K | 2018-12-29 23:59 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 28日

ホープフルSは、良血馬サートゥルナーリアが人気に応え無傷の3連勝でGI初制覇

今日、中山競馬場では、真冬の冷たい風が吹く中、2歳中距離王決定戦・ホープフルS(GI、芝2000m)が行われました。
レースは、M.デムーロ騎手騎乗の圧倒的1番人気サートゥルナーリアが、好位追走から直線馬群を割って抜け出し、2番手から末脚を伸ばした2番人気アドマイヤジャスタに1 1/2馬身差をつけて優勝しました。
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最後の直線は人気2頭の一騎打ちとなりましたが、サートゥルナーリアが偉大な兄達に負けないパフォーマンスを見せての完勝となりました。

☆ホープフルS結果
1着▲サートゥルナーリア(M.デムーロ)2'01'4(良)
2着 アドマイヤジャスタ(C.ルメール) 1 1/2
3着◎ニシノデイジー  (勝 浦) 3/4
4着 コスモカレンドゥラ(戸 崎) 1 1/2
5着△ブライキングドーン(福 永) ハナ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ニシノデイジー   B
  普通、首高い
2 ブレイキングドーン B
  2人引き、普通
3 キングリスティア  B+
  首高いが動き良し
4 ヒルノダカール   B+
  キビキビと動き良し
5 サートゥルナーリア B+
  大変落ち着いて力強い動き
6 ハクサンタイヨウ  C
  2人引き、落ち着き無し
7 ミッキーブラック  B
  普通
8 アドマイヤジャスタ B+
  2人引きでも水平首で落ち着き十分、力強い動き
9 ジャストアジゴロ  B
  普通
10 マードレヴォイス  B
  普通
11 ヴァンドギャルド  B
  普通、時折煩い仕草
12 タニノドラマ    B
  2人引き、普通
13 コスモカレンドゥラ B
  2人引き、普通

今年のホープフルSは、2戦2勝の名牝シーザリオの仔サートゥルナーリアが単勝1.8倍の圧倒的人気を集めましたが、期待どおりの強さで完勝、見事デビューから無傷の3連勝でGI初制覇を飾りました。

サートゥルナーリアのパドックは、プラス12キロでも太め感はなく、大変落ち着いて力強い歩様で堂々と周回。なかなか良く見せていました。レースは好スタートを切って先頭に立つ場面もありましたが、すぐにコスモカレンドゥラに先頭を譲って2番手を追走。コスモカレンドゥラの逃げは1000m通過62.5秒と超スローペースになりましたが、きっちり折り合ってレースを進めると、最後の直線で前が壁になる場面もありましたが、外に持ち出しながらこじ開けるように馬群を割って抜け出すと、あっという間に先に抜け出したアドマイヤジャスタをあっさり交わし、最後は手綱を抑える余裕の勝利となりました。

GIホースの兄エピファネイア、リオンディーズに負けないレースセンスの高さを見せつける実に強い内容で、個人的には血統的にマイラーと思われる朝日杯FS(GI)の覇者アドマイヤマーズよりも距離が伸びるクラシックでは有利と感じますし、現時点でクラシック最有力候補になったと言えるでしょう。来年のクラシックでの活躍が今から本当に楽しみです。

2着は2番人気のアドマイヤジャスタが人気どおりの好走。パドックは2人引きでも大変落ち着いて踏み込みも力強く、予想では無印でしたが思わず単複勝負してしまったほどの好気配でした。レースは序盤からサートゥルナーリアをぴったりマーク。3コーナーからはサートゥルナーリアの一歩前に出て、直線早めに内から抜け出しましたが、馬群を割ってきたサートゥルナーリアの末脚に並ぶ間もなく交わされてしまいました。ただ、敗れたとはいえレースセンスの高い走りを見せてくれたと思います。

アドマイヤジャスタ
父ジャスタウェイ 母アドマイヤテレサ(母の父エリシオ)
2016年3月19日生 牡2 栗東・須貝尚介厩舎
4戦2勝(2018年12月28日現在)
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3着は3番人気のニシノデイジーが、やはり人気どおりの好走。パドックはやや首の高いところを見せていましたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは、序盤は1・2着馬の直後につけていましたが、徐々に中団に下がってしまい、勝ち馬と同じメンバー最速の上がり35.3秒の末脚で追い上げるも3着が精一杯でした。

ニシノデイジー
父ハービンジャー 母ニシノヒナギク(母の父アグネスタキオン)
2016年4月18日生 牡2 美浦・高木登厩舎
5戦3勝(2018年12月28日現在)
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終わってみれば、人気どおりの順番でワンツースリーの決着。堅い結果となった今年のホープフルSでした。
それでは、最後に見事優勝したサートゥルナーリア君を掲載します。
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パドックは落ち着き十分、兄エピファネイアよりも気性は良さそうでした。パドックの外を大きく力強い歩様で周回していました。
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鞍上のM.デムーロ騎手は、チャンピオンズC、朝日杯FSに続く今月3つ目のGI制覇。ホープフルSは初制覇となりました。レース後のインタビューでは「最高に嬉しいです。今年一番強い2歳馬だと思って乗りました。スタートはとても良かったですが、初めてのコーナー4つ、初めての2000mですからハナには行きませんでした。直線で狭いところに入ってしまいましたが、本当に強い馬です。」とコメントしていました。
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ウイニングラン直後のサートゥルナーリア君とM.デムーロ騎手です。馬は激闘を感じさせず、ケロッとしていたのが印象的。

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中竹和也厩舎は2009年NHKマイルC(勝ち馬ジョーカプチーノ)以来となる久しぶりのGI制覇で、通算GI2勝目を飾りました。
また、サートゥルナーリアの母シーザリオは、産駒の2歳重賞勝ち馬が3頭目となり、サクラセダン(サクラトウコウ、サクラチヨノオー、サクラホクトオー)に並ぶ史上最多タイ記録となりました。本当に素晴らしいお母さんですね。
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ここまでの3戦はいずれも楽勝で、底知れぬ強さを感じます。来年のクラシックでの活躍が本当に楽しみです。今日はGI初制覇、おめでとうございました!

サートゥルナーリア
父ロードカナロア 母シーザリオ(母の父スペシャルウィーク)
2016年3月21日生 牡2 黒鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・中竹和也厩舎
3戦3勝(2018年12月28日現在)
(重賞勝利)2018年ホープフルS(GI)


by Yuuichiro_K | 2018-12-28 23:38 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 23日

今年の3歳馬は強い!有馬記念はブラストワンピースがGI馬7頭を破りGI初制覇

今日、中山競馬場では、GIホース7頭を筆頭に障害の絶対王者オジュウチョウサンが参戦するなど豪華メンバーが揃った大一番、グランプリ・有馬記念(GI)が行われました。
レースは、池添謙一騎手騎乗の3番人気ブラストワンピースが中団やや前目の追走から直線力強く伸び、中団から外伸びた1番人気レイデオロの追撃をクビ差おさえて優勝しました。
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先に抜け出したブラストワンピースがレイデオロの猛追を凌ぎ、平成最後の有馬記念を制しました。

☆有馬記念結果
1着△ブラストワンピース(池 添) 2'32'2(稍重)
2着◎レイデオロ    (C.ルメール) クビ
3着 シュヴァルグラン (H.ボウマン)1 1/4
4着△ミッキーロケット (O.マーフィー)1 1/2
5着○キセキ      (川 田) 3/4

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 オジュウチョウサン B
  普通
2 クリンチャー    B
  普通
3 モズカッチャン   B+
  2人引き、動き良し
4 マカヒキ      B
  普通、首高い
5 パフォーマプロミス B+
  前走、アルゼンチン共和国杯と同じような雰囲気で動き良し
6 サトノダイヤモンド B
  普通
7 サウンズオブアース B
  普通
8 ブラストワンピース B
  つる首、普通
9 リッジマン     B
  普通
10 ミッキースワロー  B
  普通、首高い
11 ミッキーロケット  B+
  落ち着いて動き良し
12 レイデオロ     B+
  2人引きでも落ち着いて力強い動き
13 スマートレイアー  B
  普通
14 キセキ       B+ 
  2人引き、踏み込み力強く前走の激走の疲れ感じさせない動き
15 シュヴァルグラン  B+
  大変落ち着いて力強い歩様
16 サクラアンプルール B
  普通

今年の有馬記念は、今年の牝馬三冠・ジャパンC優勝のアーモンドアイや、3歳牡馬のクラシックホースが全て回避したのは残念でしたが、それでも出走馬16頭中約半数の7頭がGI馬。また障害の歴史的名馬オジュウチョウサンが挑戦するということで、昨年を上回る大観衆が集まり、大変盛り上がった一戦となりました。人気は、昨年のダービー馬で今年の天皇賞・秋を制したファン投票1位のレイデオロが単勝2.2倍と、頭一つ抜けた人気を集めましたが、勝ったのは、出走馬唯一の3歳馬・3番人気のブラストワンピースでした。

ブラストワンピースのパドックは、日本ダービー以来久しぶりに生で見ましたが、ダービーの時より落ち着いて周回していました。レースは外枠から果敢に逃げたキセキが1000m通過60.8秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、ブラストワンピースは中団やや前目の絶好位を追走。4コーナーで4番手に上がって先行馬を射程圏に捕らえると、直線で力強く抜け出しての快勝となりました。

3歳クラシックでは日本ダービー(GI)2番人気5着、菊花賞(GI)1番人気4着と高い評価を受けながら、期待に応えられないもどかしいレースが続いていましたが、暮れの大舞台でやはりGI級の実力馬だったことを見事証明しましたね。待望のGI初制覇、本当におめでとうございました!

2着は1番人気のレイデオロ。パドックは前走・天皇賞(GI)と同様、2人引きでもイレ込むことなく、落ち着いて堂々と周回、引き続き好調子に見えました。レースは中団外目を追走。4コーナー手前から鞍上のC.ルメール騎手が激しく手綱をしごく場面があり、果たして最後伸びてくるのか不安も感じたのですが、最後の直線はいつもどおり流石の力強い末脚を繰り出して、勝ち馬にクビ差まで迫りました。不利な外枠だったこと、雨で切れ味を削がれたことを思うと、負けて強しの内容だったと思います。それにしても、父ミスタープロスペクター系は有馬記念(GI)で勝てないジンクスは、今年も生きていましたね。

レイデオロ
父キングカメハメハ 母ラドラーダ(母の父シンボリクリスエス)
2014年2月5日生 牡4 美浦・藤沢和雄厩舎
12戦7勝(2018年12月23日現在)
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3着は9番人気と人気を落としていたシュヴァルグランが昨年に続く好走。パドックは、大変落ち着いて伸びやかな歩様を見せ、予想では無印でしたが馬券の買い目に加えたほどの好気配。前走ジャパンC以上の良い状態に見えました。レースは後方追走から直線で馬群を割って鋭く伸び、不利な大外枠を克服して良く追い込んできました。枠がもう少し内だったら、もっときわどい競馬に持ち込めたはずで、まだまだ力は衰えていないことを証明した立派な3着でした。

シュヴァルグラン
父ハーツクライ 母ハルーワスウィート(母の父Machiavellian)
2012年3月14日生 牡6 栗東・友道康夫厩舎
28戦7勝(2018年12月23日現在)
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なお、2番人気キセキは逃げてゴール直前まで良く粘りましたが5着惜敗。パドックはイレ込むことなく力強い歩様を見せ、秋4戦目の疲れを感じさせない好気配でしたが、やはり不利な外枠発走で序盤先頭に立つまで脚を使ったことが最後に応えたのでしょう。こちらも内枠ならもっと粘れたはずで、やはり負けて強しの内容でした。

また、注目の障害の絶対王者オジュウチョウサンは9着。道中は内をロスなく立ち回り2番手を追走。直線残り200mまで2番手と十分見せ場を作りました。平地では条件馬クラスの身でありながら、ダービー馬マカヒキらに先着したのですから本当に良く頑張ったと思います。武豊騎手も見事なエスコートでした。平成最後の有馬記念を大いに盛り上げてくれたこと、心からありがとうと言いたいです。

オジュウチョウサン
父ステイゴールド 母シャドウシルエット(母の父シンボリクリスエス)
2011年4月3日生 牡7 美浦・和田正一郎厩舎
25戦14勝(2018年12月23日現在)
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それでは、最後に見事優勝したブラストワンピース君を掲載します。
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パドックは、つる首で気合いをグッと表に出しながらも、ダービーの時よりは遙かに落ち着いて周回していました。

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鞍上の池添謙一騎手は、有馬記念4度目の制覇でレース史上最多勝利ジョッキーとなりました。なお、レース後のインタビューでは「ずっとこの馬はGIが取れると言っていながら、ダービー、菊花賞と勝てなくて、やっとそれを証明することが出来て本当に嬉しいです。レースは真ん中の枠だったので、閉じ込められるのに気をつけながら行きましたが、攻めて行きたいと思っていたので、ゲートを出てから出して行ってあの位置になりました。道中、上手に走ってくれました。逃げた前の馬はしぶとい馬で、後ろにはレイデオロがいるのも分かっていましたが、このタイミングだと思って行きました。坂を上がってレイデオロが詰め寄って来たのが分かりましたが、"頑張ってくれ、頑張ってくれ"と思いながら何とか凌ぎ切ってくれました。気分は最高です。これから成長してくれると思いますし、来年は古馬のチャンピオンとして頑張れると思うので、また応援して下さい。」とコメントしていました。

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ウイニングラン直後のブラストワンピースと池添騎手です。満面の笑顔で本当に嬉しそうでした。この秋のJRAGIはスプリンターズS以外、全て外国人騎手に勝たれていましたが、ようやく日本人騎手の意地を見せてくれました。

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ブラストワンピースを管理する大竹正博厩舎も開業10年目で悲願の初GI制覇。大竹師はレース後「今までGIを取れる馬は(厩舎に)たくさんいました。ようやく大きなハードルを越えられました。表彰式でスタンドの照明が当たって、見たことがない景色だと思いました。人気になって勝ち切れないレースもたくさんありましたが、ようやくファンに恩返しが出来ました。(+4キロで)パドックで見た時には、体は出来ていて力強さを表現出来ているシルエットだなと思いました。レースはジョッキーに任せていましたが、ポジションを意識的に取りに行っているのが分かったので、折り合いがついてくれればと祈るだけでした。ゴールに入った瞬間は泣くかなと思いましたが、やったという気持ちの方が強かったです。まだここがゴールではありませんし、馬を見て今後のことは考えたいと思います。」とコメントしていました。
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今年の秋のGIは、マイルCSをステルヴィオ、ジャパンCをアーモンドアイ、チャンピオンズCをルヴァンスレーヴが制しており、3歳馬が古馬相手にGI4勝となるのは史上初の快挙となりました。来年以降もブラストワンピースも含め、現3歳世代のますますの活躍を期待したいですね。今日は本当におめでとうございました!

ブラストワンピース
父ハービンジャー 母ツルマルワンピース(母の父キングカメハメハ)
2015年4月2日生 牡3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・大竹正博厩舎
7戦5勝(2018年12月23日現在)
(重賞勝利)2018年有馬記念(GI)、新潟記念(GIII)、毎日杯(GIII)


by Yuuichiro_K | 2018-12-23 23:59 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 11月 25日

驚愕の世界レコード2'20'6!ジャパンCはアーモンドアイが人気に応えGI4勝目を飾る

今日、東京競馬場では国内外のGIホース7頭を含む14頭の精鋭が激突した秋の大一番・ジャパンC(GI)が行われました。
レースは、C.ルメール騎手騎乗の圧倒的1番人気に推されたアーモンドアイが、2番手追走から直線で逃げ粘るキセキを捕らえて抜け出し、1 3/4馬身差をつけて優勝しました。
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平成最初に記録されたNZの牝馬ホーリックスの2'22'2の世界レコードから30年、平成最後に再び世界が驚愕するレコードを日本の3歳牝馬アーモンドアイが叩き出しました。

☆ジャパンC結果
1着◎アーモンドアイ  (C.ルメール) 2'20'6(良)日本・世界レコード
2着 キセキ      (川 田) 1 3/4
3着○スワーヴリチャード(M.デムーロ) 3 1/2
4着 シュヴァルグラン (C.デムーロ) クビ
5着 ミッキースワロー (横山典) 2

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 アーモンドアイ    A
  2人引きでも大変落ち着いて踏み込み力強く、堂々と周回
2 ハッピーグリン    B 
  普通
3 サトノダイヤモンド  B 
  普通
4 サトノクラウン    B+
  休み明けでも落ち着いて歩様力強い
5 ミッキースワロー   B+
  舌を出してリラックスした様子、動き良し
6 サンダリングブルー  C 
  落ち着きなし
7 サウンズオブアース  B 
  普通
8 キセキ        B+
  気合いを表に出しながらもイレ込むことなく良い動き
9 シュヴァルグラン   B+
  2人引き、前走より落ち着いて周回
10 ガンコ        B 
  普通
11 スワーヴリチャード  B+ 
  大変落ち着いて動き良し
12 カプリ        B 
  2人引き、普通
13 ノーブルマーズ    B
  普通
14 ウインテンダネス   B
  普通

今年のジャパンCは、秋の天皇賞レコード勝ちのレイデオロが回避したこともあり、今年の3歳牝馬三冠馬アーモンドアイが、単勝1.4倍の圧倒的人気を集めました。その支持に応え、アーモンドアイは期待以上の走りを見せつけ、世界レコードという圧巻のスピードで優勝しました。

アーモンドアイのパドックは、オークス以来、半年振りに見ましたが、背丈も伸びて春よりも馬がパワーアップした印象。初の牡馬の古馬相手でも堂々と落ち着いて周回し、踏み込みも力強く、大変素晴らしいデキに見えました。

レースはキセキが1000m通過59.9秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、そこからペースを落とすことなく逃げ続け、なんと残りの1400mを11.8-11.7-11.4-11.4-11.0-11.4-12.0秒と、一度も緩むことのない超絶ラップとなりました。しかし、この厳しいペースをものともせず、アーモンドアイは残り300mまでもったまま2番手を追走。追い出すと懸命に粘るキセキをあっさり交わし去り、さらに1 3/4馬身突き放す圧巻の走りで完勝となりました。今年GIを勝ちまくっているC.ルメール騎手、相変わらずの素晴らしい好判断・好騎乗でした。

なお、ゴール後に記録された勝ち時計は、従来のジャパンCレコードを一気に1.5秒も更新する驚異の2'20'6の芝2400mの世界レコード。桜花賞や秋華賞のようにディープインパクトのような豪快な追い込みで勝つこともあれば、今日のように好位から競馬をしてもきっちり勝ち切る安定感はとても3歳牝馬とは思えません。現時点で史上最強牝馬を名乗っても差し支えないほどの本当に強い走りを見せてくれました。

2着は4番人気のキセキが健闘。毎日王冠、天皇賞・秋と厳しいスピード競馬が続いていたのにも関わらず、パドックは疲れを感じさせない力強い歩様を見せていました。レースは、アーモンドアイ以外の馬を完封する完璧な逃げで、文字通りキセキ(奇跡)のスーパーレコードの立役者となりました。この秋の川田騎手は本当に乗れていますね。3着のスワーヴリチャードには3 1/2馬身差をつけており、今日のレースはアーモンドアイとキセキの2頭の強さが光った一戦だったといっても過言ではないでしょう。

キセキ
父ルーラーシップ 母ブリッツフィナーレ(母の父ディープインパクト)
2014年5月13日生 牡4 栗東・中竹和也厩舎
14戦4勝(2018年11月25日現在)
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3着は、2番人気のスワーヴリチャード。パドックは落ち着いて動きも良く、天皇賞大敗のダメージはなく状態は悪くなかったように見えました。レースは出遅れることなくアーモンドアイをマークするように好位を追走したのですが、前2頭が止まらず3着に上がるのが精一杯でした。

スワーヴリチャード
父ハーツクライ 母プラミマ(母の父Unbridled's Song)
2014年3月10日生 牡4 栗東・庄野靖志厩舎
13戦5勝(2018年11月25日現在)
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なお、3番人気のサトノダイヤモンドは後方から伸びを欠き6着に完敗。今日は前に行けない時点で勝負にはなりませんでしたね。
また、外国馬はサンダリングブルー10着、カプリ11着と後方侭見せ場なく完敗。欧州とは全く違う高速馬場に対応できなかったようで、今年もいいところなく終わったのは残念でした。

それでは最後に見事優勝したアーモンドアイちゃんを掲載します。
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パドックは、2人引きでも煩い仕草はほとんど見せず、大変落ち着いて力強い歩様を見せていました。本当に素晴らしいデキだったと思います。
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鞍上のC.ルメール騎手は、今年のJRAGI(級)8勝目の新記録を達成。レース後のインタビューでは「素晴らしい馬です。速いペースでしたが、彼女は流れに乗っていました。リラックスしていました。直線はよく伸びました。キセキは強い馬で止まりません。彼の後ろで我慢しました。残り300mで競りかけました。ゴールまでよく戦ってくれました。」とコメントしていました。
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国枝栄厩舎は嬉しいジャパンC初制覇。なお、アーモンドアイの父ロードカナロア産駒もジャパンC初制覇となりました。
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気になったのは、記念撮影を終えると、表彰式が始まる前に早々に馬場から姿を消したこと。あの猛時計ですし、かなり疲れていたのかもしれません。故障などがなければいいのですが、、、少々心配です。
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こんな可愛い目をした3歳牝馬が本当にもの凄い強さを見せつけてくれました。3歳牝馬がジャパンCを制するのはジェンティルドンナ以来史上2頭目の快挙。年度代表馬は彼女で決定でしょう。来年は世界を舞台に強さを見せつけてほしいです。GI4勝目、本当におめでとうございました!

アーモンドアイ
父ロードカナロア 母フサイチパンドラ(母の父サンデーサイレンス)
2015年3月10日生 牝3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・国枝栄厩舎
7戦6勝(2018年11月26日現在)
(重賞勝利)2018年ジャパンC(GI)、桜花賞(GI)、オークス(GI)、秋華賞(GI)、シンザン記念(GIII)


by Yuuichiro_K | 2018-11-25 23:59 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 10月 28日

ダービー馬の底力を見せつけた!天皇賞・秋はレイデオロがGI2勝目を飾る

今日、東京競馬場では、爽やかな秋晴れの下、秋の中距離王決定戦・天皇賞・秋(GI)が行われました。
レースは、C.ルメール騎手騎乗の2番人気レイデオロが、中団追走から直線馬場の中央を力強く伸び、レイデオロの直後からレースを進め追い込んできたサングレーザーに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
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ダービー馬の底力を見せつけたレイデオロが力強い末脚で貫禄の勝利を挙げました。

☆天皇賞・秋結果
1着○レイデオロ   (C.ルメール)1'56'8(良)
2着△サングレーザー (J.モレイラ)1 1/4
3着△キセキ     (川 田)ハナ
4着 アルアイン   (北村友)1
5着 ミッキーロケット(和 田)ハナ

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ステファノス    B
  前走毎日王冠と同じような雰囲気
2 ブラックムーン   B
  普通
3 ヴィブロス     B+
  休み明けでもキビキビと動き良し
4 レイデオロ     B
  2人引き、小走りになる場面が多かったが、前走オールカマーの時よりはまし
5 スワーヴリチャード B+
  大変落ち着いて周回
6 マカヒキ      B
  普通
7 アルアイン     B+
  落ち着いて伸びやかな歩様
8 ダンビュライト   B
  2人引き、普通、ただ騎手が乗ってから煩くなり、馬場入場後放馬し競争除外
9 サングレーザー   B
  普通
10 キセキ       B+
  前走毎日王冠の時よりやや煩い仕草が出るも動き良し
11 ミッキーロケット  B+
  落ち着いて動き良し
12 サクラアンプルール B
  普通
13 アクションスター  B
  2人引き、普通
 
今年の天皇賞・秋は、13頭立てながら半数以上の7頭がGIホースという豪華メンバーが激突する注目の一戦となりました。人気は今春の大阪杯(GI)を制した春の中距離王スワーヴリチャードが単勝2.5倍で1番人気。前哨戦のオールカマー(GII)を快勝した昨年のダービー馬レイデオロが単勝3.1倍で2番人気。武豊騎手との新コンビとなった一昨年のダービー馬マカヒキが単勝7.0倍で3番人気。そのマカヒキを札幌記念(GII)で破って優勝したサングレーザーが単勝9.6倍で4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは上位人気の一角、レイデオロでした。

レイデオロのパドックは、相変わらずチャカチャカと小走りを繰り返し、メンバー中一番落ち着きがなかったです。ただ、ひどく落ち着きのなかったオールカマーの時よりはマシな感じで、休み明けを一叩きして状態は上がっていたように見えました。

レースは、キセキが1000m通過59.4秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、直線に入ってもペースを落とさず逃げ粘ったことで、終始淀みのない厳しい流れとなりました。レイデオロはそんな厳しいペースでもスムースに中団を追走。直線は上がり33.6秒の末脚を繰り出して、先行馬群をきっちり捕らえての完勝となりました。なお、鞍上のC.ルメール騎手はこれで3週連続のGI制覇。今日も完璧なレース運びでレイデオロを勝利に導きました。また、勝ち時計は天皇賞・秋史上2位の好タイム。ダービー馬の底力を見せつける、本当に素晴らしい走りを見せてくれました。

2着は札幌記念の覇者・4番人気のサングレーザー。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースはレイデオロをマークするように中団やや後ろを追走。直線はレイデオロを追ってメンバー最速の上がり33.4秒の末脚を繰り出し、並み居るGIホースに先着しての2着となりました。こちらも力を出し切った見事な走りを見せてくれたと思います。

サングレーザー
父ディープインパクト 母マンティスハント(母の父Deputy Minister)
2014年1月13日生 牡4 栗東・浅見秀一厩舎
16戦7勝(2018年10月28日現在)
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3着は6番人気の菊花賞馬・キセキが健闘。パドックは前走毎日王冠(GII)より気合いを表に出して周回していました。レースは積極的にハナを奪って逃げると、直線も最後まで良く粘って前走に続いて馬券圏内を死守しました。

キセキ
父ルーラーシップ 母ブリッツフィナーレ(母の父ディープインパクト)
2014年5月13日生 牡4 栗東・中竹和也厩舎
13戦4勝(2018年10月28日現在)
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なお、1番人気スワーヴリチャードは、パドックは落ち着いて気配は良好だったのですが、スタートで出遅れたうえにマカヒキに接触するアクシデントで最後方スタートとなったことが響き、10着に大敗。3番人気マカヒキは後方待機策も前が止まらない展開でいいところなく7着と凡走。共に人気を裏切ってしまったのは残念でした。

それにしても、1~4着馬は全て4歳馬。この世代のレベルの高さと、その世代の頂点に立つレイデオロの強さが一際光った今年の天皇賞・秋でした。
それでは最後に見事優勝したレイデオロ君を掲載します。
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パドックは、小走りで煩かったですが、全く問題ありませんでした。走る気満々ということで気合いを表に出すタイプです。
ただ、途中から馬の前に3人目の人が立ち、気を使って周回していました。

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鞍上のC.ルメール騎手は悲願の天皇賞初制覇。今年GI6勝は史上最多タイ記録となりました。なお、レース後のインタビューでは「僕にとって天皇賞を勝つのは初めてで、今日は大きなチャンスでした。レイデオロのコンディションが完璧でレースも完璧でした。ずっと気持ち良かったです。ペースはちょうど良く、とてもリラックスして、外からのプレッシャーもなくスムーズでした。逃げたキセキを注意していました。直線に向いてレイデオロの反応が良く、長く良い脚で頑張ってくれました。毎レース素晴らしい馬に乗り、良い競馬ができ素晴らしいです。まだこれからも大きなレースがありますから、集中してまた頑張ります。」とコメントしていました。
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藤沢和雄厩舎は、天皇賞・秋6度目の制覇。なお、藤沢和雄調教師はレース後のインタビューで「レース間隔を詰めて使いましたが、馬の状態、仕上がりがすごく良くて、力のある馬ですからやれるのではと思っていました。スタートで遅れることもある馬ですが、今日は良い位置につけられたと思って見ていました。ペースがあまり速くありませんでしたが、力のある馬ですし、大丈夫だろうと思っていました。今日のレースを見ると、これくらいの距離が1番良さそうだと思います。(秋の天皇賞6勝について)これまでもスピードのある馬を預からせてもらって、皆頑張ってくれたと思います。この秋はすでに2回使っていますし、来年も現役という話もありますから、年内はあと1戦になると思います。決まったら早めに発表します。」とコメントしていました。
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レイデオロを生産したノーザンファームは、なんと今月の重賞8日連続制覇。勢いが止まりませんね。
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現在、牡馬では日本で1番強い馬だといっても過言ではないでしょう。それだけに今年の牝馬三冠馬アーモンドアイが出走するとしても、次走はジャパンCに向かってほしいと思います。今日は久しぶりのGI制覇、本当におめでとうございました!

レイデオロ
父キングカメハメハ 母ラドラーダ(母の父シンボリクリスエス)
2014年2月5日生 牡4 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
11戦7勝(2018年10月28日現在)
(重賞勝利)2018年天皇賞・秋(GI)、2017年日本ダービー(GI)、2018年オールカマー(GII)、2017年神戸新聞杯(GII)、2016年ホープフルS(GII)


by Yuuichiro_K | 2018-10-28 23:59 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 30日

スプリンターズSはファインニードルが豪快に差し切り、春秋スプリントGI連覇達成

今日、中山競馬場では台風の影響であいにくの雨の中、秋の短距離王を決めるスプリンターズS(GI、3歳上・芝1200m)が行われました。レースは、1番人気に推された川田将雅騎手騎乗のファインニードルが、中団追走から直線外から豪快に伸び、2番手追走から早めに抜け出した11番人気ラブカンプーをゴール直前クビ差交わして優勝しました。
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前残りの展開となりましたが、春のスプリント王者ファインニードル(青帽)が流石の末脚で外から鮮やかに差し切りました。

☆スプリンターズS結果
1着◎ファインニードル  (川 田)1'08'3(稍重)
2着 ラブカンプー   (和 田)クビ
3着 ラインスピリット (武 豊)1/2
4着△ダイメイプリンセス(秋 山)クビ
5着△レッツゴードンキ (岩 田)3/4
 
パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)
1 ラインスピリット  B
  普通
2 ヒルノデイバロー  B
  普通
3 ワンスインナムーン B+
  落ち着いて動き良し
4 スノードラゴン   B
  普通
5 アレスバローズ   B+
  眼光鋭く、動き良し
6 ダイメイプリンセス B+
  2人引きでも落ち着いて動き良し
7 キャンベルジュニア B
  普通
8 ファインニードル  B+
  落ち着いて力強い動き
9 ラブカンプー    B
  普通
10 レッツゴードンキ  B+
  落ち着いて動き良し
11 セイウンコウセイ  B
  普通
12 ナックビーナス   B+
  落ち着いて動き良し
13 ティーハーフ    B
  普通
14 ラッキーバブルズ  B
  2人引き、普通
15 ムーンクエイク   B
  普通、やや首高い
16 レッドファルクス  B
  普通

今年のスプリンターズSは、国内外のGI馬6頭(スノードラゴン、セイウンコウセイ、ファインニードル、ラッキーバブルズ、レッツゴードンキ、レッドファルクス)が出走。16頭中12頭が重賞ウィナーという好メンバーが揃った一戦となりました。レッドファルクスのGI史上初の3連覇が懸かったレースでもありましたが、人気は今年の高松宮記念(GI)覇者で前哨戦のセントウルS(GII)を制したファインニードル(単勝2.8倍)と同じく前哨戦のキーンランドCを完勝したナックビーナス(単勝3.4倍)の2頭に人気が集中しました。その期待に応え見事勝利したのは、今年国内で無敗の快進撃を続けていた春のスプリント王者ファインニードルでした。

ファインニードルのパドックは、落ち着いて力強い歩様を見せ、気配は良好でした。ただ、大変良く見えたセントウルSのパドックと比べると、他の馬の状態も良かったこともあり1頭抜けて良く見えたわけではなかったです。

レースは、昨年同様、ワンスインナムーンがハナを奪い1000m通過33.0秒と稍重馬場にしてはかなり早いペースで逃げる展開となりましたが、ファインニードルは中団を追走。最後の直線は2番手から先頭に立ったラブカンプーが完全に抜け出したのですが、前走セントウルS同様、外から豪快な末脚を繰り出して一気に交わす実に強い競馬でした。昨年12着に敗れたリベンジを果たし、この1年の成長を改めて見せつけましたね。史上5頭目となる春秋スプリントGI連覇の偉業達成、本当におめでとうございました!

2着は、11番人気の3歳牝馬ラブカンプーが大健闘。パドックは普通に落ち着いて周回していました。彼女はいつも堅実なレースを続けていますが、今日もハイペースの2番手追走から最後までしぶとく粘り込みました。春から休みなくサマースプリントシリーズを使われながらの好走、本当にお見事でした。スプリンターSを勝っている祖父サクラバクシンオーと母の父マイネルラヴの血は、しっかり受け継がれたようで嬉しく思います。

ラブカンプー
父ショウナンカンプ 母ラブハート(母の父マイネルラヴ)
2015年4月11日生 牝3 栗東・森田直行厩舎
13戦2勝(2018年9月30日現在)
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3着は、13番人気の7歳馬ラインスピリットがこちらも大健闘。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは4番手追走から直線最内を突いてしぶとく伸びてきました。昨日前人未踏の4000勝を達成した武豊騎手、コースロスのない見事なレース運びだったと思います。

ラインスピリット
父スウェプトオーヴァーボード 母リボンストライプ(母の父トニービン)
2011年3月26日生 牡7 栗東・松永昌博厩舎
47戦8勝(2018年9月30日現在)
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なお、2番人気のナックビーナスは3番手追走も直線伸びを欠き7着。パドックは落ち着きもあり気配は上々に見え、位置取りも悪くなかっただけに案外な結果でした。レース後のモレイラ騎手のコメントでは「馬場のせいかバランスが悪かった」とのこと。
3番人気ワンスインナムーンは注文どおりの単騎逃げに持ち込んだものの、ハイペースで逃げたことがたたり6着。共に人気を裏切ったのは残念でした。
また、3連覇を狙ったレッドファルクスは後方2番手から伸び切れず10着に完敗。やはりピークは過ぎた感じです。大記録達成ならず、こちらも残念でした。

それでは、最後に見事優勝したファインニードル君を掲載します。
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パドックは、堂々と落ち着いて周回していました。

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鞍上の川田将雅騎手は、嬉しいスプリンターズS初制覇。レース後のインタビューでは「思いのほか良い流れにならなかったのですが、この馬の力でよくつかまえてくれました。この馬より外に行く馬が多くいたので、どうなるかなと思いましたが、スムーズにやり過ごすことができました。ただ、アレスバローズに取りたい位置を取られてしまい、少し苦しい競馬になりました。4コーナーではあまり良い雰囲気ではありませんでしたが、直線に入ると自分の脚を使い出して、何とか届いてくれと願いながら一緒に頑張って追いました。春に続いて着差は僅かでしたが、GIを勝ち切ってくれたのがこの馬の素晴らしさでしょう。これで春秋のスプリントGIを連覇して、国内のスプリント界で一番強い馬と言えると思います。またゴドルフィンの勝負服で勝つことができて、とても光栄です。」とコメントしていました。
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高橋義忠厩舎もスプリンターズS初制覇となりました。
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同一年の春秋スプリントGI連覇は、フラワーパーク、トロットスター、ローレルゲレイロ、ロードカナロアに続く史上5頭目の快挙となりました。
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最優秀短距離馬のタイトルはこの馬のものでしょう。もはや国内に敵はないだけに、今後は今春惜敗した海外G1制覇を目指してほしいと思います。今日は春秋スプリントGI連覇、本当におめでとうございました!

ファインニードル
父アドマイヤムーン 母ニードルクラフト(母の父Mark of Esteem)
2013年4月26日生 牡5 鹿毛 日高・ダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産 栗東・高橋義忠厩舎
27戦10勝(2018年9月30日現在)
(重賞勝利)2018年スプリンターズS(GI)、高松宮記念(GI)、2018年・2017年セントウルS(GII)、2018年シルクロードS(GIII)



by Yuuichiro_K | 2018-09-30 23:43 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 06月 03日

連闘でも問題なし!安田記念はモズアスコットがレースレコードタイで初重賞制覇をGIで飾る

今日、東京競馬場では、好天の厳しい暑さの下、GIホース7頭が出走するなど、好メンバーが揃った春のマイル王決定戦・安田記念(GI、3歳上・芝1600m)が行われました。
レースは、C.ルメール騎手騎乗の9番人気モズアスコットが、後方追走から直線馬群をぬうように鋭く伸び、早め先頭で粘る5番人気アエロリットをゴール直前クビ差捕らえて優勝しました。
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最後の直線、狭いところをスルスルと抜けてきたモズアスコットが見事な差し切り勝ちを決めました。

☆安田記念結果
1着 モズアスコット  (C.ルメール) 1'31'3(良)
2着 アエロリット   (戸 崎) クビ
3着▲スワーヴリチャード(M.デムーロ)3/4
4着△サトノアレス   (蛯 名) 1/2
5着○サングレーザー  (福 永) クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 スワーヴリチャード   B+
  大変落ち着いて力強く周回
2 サトノアレス      B+
  前走京王杯SC同様、落ち着いて伸びやかな歩様
3 ダッシングブレイズ   B
  普通
4 アエロリット      B+
  前走、最後列を2人引きでも前走ヴィクトリアマイルよりも落ち着いて周回
5 ペルシアンナイト    B+
  まずまず落ち着いて周回、動き良し
6 レーヌミノル      B
  普通
7 ウエスタンエクスプレス B
  2人引き、普通
8 キャンベルジュニア   B+
  前走、京王杯SC2着時同様、落ち着いて周回
9 レッドファルクス    B
  普通
10 モズアスコット     B+
  連闘でも落ち着いて動き良し、好馬体も目立つ
11 リアルスティール    B
  2人引き、普通
12 ヒーズインラブ     B
  普通
13 ブラックムーン     B
  普通
14 リスグラシュー     B
  2人引き、普通
15 サングレーザー     B
  普通、時折小走り
16 ウインガニオン     B
  2人引き、普通

今年の安田記念は、前走大阪杯(GI)を勝ち、春の中距離王となったスワーヴリチャードが単勝2.8倍で1番人気。前走大阪杯(GI)2着、昨年のマイルCS(GI)の覇者ペルシアンナイトが単勝6.1倍で2番人気。前哨戦のマイラーズC(GII)レコード勝ちのサングレーザーが単勝6.4倍で3番人気。一昨年のドバイターフ(首G1)の覇者で昨年毎日王冠(GII)勝ちのリアルスティールが単勝9.0倍で4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、これら上位人気馬を抑えて優勝したのは、先週の安土城S(OP)2着からの連闘で挑んだ、GI初挑戦&重賞未勝利馬・9番人気の伏兵モズアスコットでした。

モズアスコットのパドックは、連闘でも落ち着いて力強い歩様を見せ、疲れを感じさせない好気配。想像以上に良いなあと感じました。レースは、ウインガニオンが1000m通過56.8秒と超ハイペースで逃げる展開となりましたが、モズアスコットは好スタートを切ったものの、密集した馬群に入って後方5番手まで下がるなど、序盤は決してスムースな競馬ではなかったです。しかし、結果的に上手く脚が貯まったようで、直線馬場の内目の狭いところをスワーヴリチャードの後を追うように進路をとると、スワーヴリチャードが外に膨らんだところを見逃さず抜け出して末脚を伸ばし、逃げ込みを図るアエロリットをゴール直前で差し切りました。連闘のハードスケジュールにもめげずに力を出し切った馬はもちろん、C.ルメール騎手の見事なレース運びが光りました。それにしても、先週まで賞金不足で出走も難しかったのに、回避馬が出たことで掴んだチャンスを良くモノにしたと思います。悲願の初重賞制覇をGIで決め、本当におめでとうございました!

2着は昨年同舞台のNHKマイルC(GI)の覇者・5番人気のアエロリットが健闘。パドックは2人引きでも気合いを秘めた感じ、前走ヴィクトリアマイルより落ち着きもあり、予想では無印でしたが馬券を購入してしまったほどの好気配でした。レースはハイペースの厳しい流れを3番手追走から直線一度は完全に抜け出す実に強い内容でした。鞍上の戸崎圭太騎手は、先週のダービーに続く悔しい2着となりましたが、アエロリットの良さを完璧に引き出す素晴らしい騎乗だったと思います。

アエロリット
父クロフネ 母アステリックス(母の父ネオユニヴァース)
2014年5月17日生 牝4 美浦・菊沢隆徳厩舎
11戦3勝(2018年6月3日現在)
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3着は、1番人気のスワーヴリチャード。パドックは大変落ち着いて力強い歩様を見せていました。レースは好位5番手追走から直線満を持して抜け出しを図ったものの、先に抜け出したアエロリットを交わすには至らず、逆にモズアスコットに内をすくわれて差されてしまいました。やはりマイルは少々距離が短かったと思いますが、それでも差のない3着ですから力のあるところは示したと思います。

スワーヴリチャード
父ハーツクライ 母ピラミマ(母の父Unbridled's Song)
2014年3月10日生 牡4 栗東・庄野靖志厩舎
11戦5勝(2018年6月3日現在)
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なお、2番人気のペルシアンナイトはパドックの気配は落ち着いて悪くなかったと思いますが、レースは直線前が壁になって脚を余す消化不良の競馬で6着。3番人気のサングレーザーはパドックは時折小走りになるなど気合いを表に出しながらも、悪くない状態に見えましたが、中団から伸び一息で5着まで。共に人気を裏切ったのは残念でした。

それにしても、上位6着までを4歳馬が独占したように、4歳世代のレベルの高さが目立った今年の安田記念でした。
それでは、最後に見事優勝したモズアスコット君を掲載します。
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パドックは、連闘を感じさせない落ち着いた力強い歩様で好気配でした。見事な状態に仕上げた厩舎スタッフの努力、本当に頭が下がります。
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鞍上のC.ルメール騎手は、安田記念初制覇。なお、レース後のインタビューでは「疲れはありませんでした。心配していましたが、返し馬に乗ると状態が良かったので安心しました。前走を使って今日はGIでしたが、勝てる自信はありました。スタートして400mのところでぶつけてしまい、ポジションを探しました。前にスワーヴリチャードを見て、直線でマークしました。馬がよく頑張ってくれました。GIを勝つことが出来て素晴らしいです。メンバーのレベルが高い中、勝つことが出来ましたし、まだまだマイルのGIを勝てる馬です。」とコメントしていました。
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ウイニングラン中のモズアスコットとC.ルメール騎手です。会心の騎乗だったのでしょう、とても嬉しそうでした。
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矢作芳人厩舎は安田記念初制覇。過去、スーパーホーネット、グランプリボスで2着惜敗があり悲願の初制覇でもありました。レース後のインタビューでは「結果的に、連闘したからこその勝利だと感じていますし、厩舎スタッフの能力の高さを示せて嬉しく思います。レースのことはすべてルメール騎手に任せていました。弱いところがあり、3歳6月にデビューを遅らせた馬です。これからもっともっと成長すると思いますし、この路線を引っ張る存在に育て、そして、フランケルの子供ですから世界的な種牡馬に出来るようやっていきたいと思います。この後、夏は休んで、秋については今のところ国内になる可能性が高いと考えています。安田記念はこれまで2着3回、悔しい思いをしてきました。勝てて本当に嬉しいです。」とコメントしていました。
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連闘での安田記念制覇は1989年バンブーメモリー以来、29年振りの快挙。勝ち時計は、安田記念タイレコードの好タイムと歴史的な勝利と言えるでしょう。また、欧州馬ながら種牡馬フランケル産駒の高速スピード対応能力には驚かされます。今後は父に続き世界の舞台でも活躍できるといいな。今日は悲願のGI初制覇、本当におめでとうございました!

モズアスコット
父Frankel 母India(母の父Hennessy)
2014年3月31日生 牡4 栗毛 アメリカ・Summer Wind Farm生産 栗東・矢作芳人厩舎
11戦5勝(2018年6月3日現在)
(重賞勝利)2018年安田記念(GI)


by Yuuichiro_K | 2018-06-03 23:57 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 27日

福永祐一騎手涙の悲願達成!日本ダービーはワグネリアンが制す

今日、東京競馬場では好天の下、11万人を超える大観衆がつめかけ、2015年生まれ6955頭のサラブレッドの頂点を決める競馬の祭典・日本ダービー(GI、3歳・芝2400m)が行われました。
レースは、福永祐一騎手騎乗の5番人気ワグネリアンが、好位6番手追走から直線外鋭く伸び、逃げ粘る4番人気エポカロードをゴール直前で交わし、1/2馬身差をつけて優勝しました。
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逃げ粘るエポカドーロを追って、外から福永騎手の夢を乗せたワグネリアンが懸命に末脚を伸ばす!

☆日本ダービー結果
1着△ワグネリアン   (福 永) 2'23'6(良)
2着 エポカドーロ   (戸 崎) 1/2
3着 コズミックフォース(石 橋) クビ
4着 エタリオウ    (H.ボウマン)クビ
5着▲ブラストワンピース(池 添) ハナ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ダノンプレミアム   B+
  2人引き、久々でも落ち着いて力強い歩様
2 タイムフライヤー   B
  普通
3 テーオーエナジー   B
  普通
4 アドマイヤアルバ   B
  普通
5 キタノコマンドール  B
  普通
6 ゴーフォザサミット  B+
  落ち着き十分、青葉賞の状態はキープ
7 コズミックフォース  B+
  落ち着いて力強い歩様
8 ブラストワンピース  B
  普通、つる首で時折小走り
9 オウケンムーン    B
  普通、2人引き、首高い
10 ステイフーリッシュ  C
  2人引き、落ち着きなし
11 ジャンダルム     B
  2人引き、普通
12 エポカドーロ     B+
  前走同様、大変落ち着いて力強い歩様
13 グレイル       B+
  前走同様、力強い動き目に付く
14 エタリオウ      B
  2人引き、普通
15 ステルヴィオ     B
  普通、首をグッと下げて周回
16 ジェネラーレウーノ  B
  2人引き、つる首、時折小走り
17 ワグネリアン     B+
  皐月賞より煩いが気合いを表に出すタイプ
18 サンリヴァル     B
  2人引き、普通

今年の日本ダービーは、挫跖のアクシデントのため弥生賞(GII)以来の出走となったものの、4戦4勝の2歳王者ダノンプレミアムが単勝2.1倍で1番人気。同じく毎日杯(GIII)以来ながら3戦3勝と無敗のブラストワンピースが単勝4.6倍で2番人気。皐月賞で上がり最速タイで5着に好走したキタノコマンドールが単勝8.0倍で3番人気。この3頭のみが単勝10倍を切る人気を集めましたが、これら人気馬は総崩れ。勝ったのは皐月賞1番人気で7着に敗れ、この日は5番人気と人気を落としていたワグネリアンでした。

ワグネリアンのパドックは、皐月賞の時よりもテンションの高いところを見せていましたが、元々煩いタイプで、昨年の東京スポーツ杯2歳S(GIII)優勝時もパドックでこんな感じで圧勝しており、状態は悪くないように見えました。レースは、エポカドーロが1000m通過60.8秒と平均よりやや遅いペースで逃げる展開となりましたが、ワグネリアン鞍上の福永祐一騎手は、これまでの後方待機策から一転、好位6番手のポジションをとったのが素晴らしい好判断でした。道中はそれほど引っ掛かることなくスムースに追走すると、最後の直線、福永騎手の懸命なアクションに応えて外から自慢の末脚を繰り出し、逃げ粘るエポカドーロをゴール手前できっちり差し切りました。

2歳時は祖母ブロードアピール譲りの爆発的な末脚で無傷の3連勝を飾りダービー候補と騒がれた逸材も、今年2連敗して評価を落としていましたが、得意の東京コースで見事巻き返してくれましたね。個人的にワグネリアンは、正月の記事でダービー候補として紹介していましたし、ワグネリアンの単勝馬券も買っていたので、ゴール前は「福永ーっ」と思わず絶叫してしまいました。期待に応えてくれて本当に嬉しかったです。

2着は皐月賞馬ながら4番人気だったエポカドーロ。レース前、パドックになかなか出てこなくて心配したのですが、姿を現してからは皐月賞同様、落ち着き十分かつ力強い歩様を見せ、良い気配だったと思います。レースは積極的にハナを奪って逃げると、平均よりやや遅いペースに落として、最後の直線も余力十分。ゴール直前まで良く粘り、ワグネリアンには差されてしまったものの、堂々の2着好走でした。母方の血統から距離延長は苦しいだろうと予想で無印にしてしまったこと、彼には謝りたいですね。こちらも力を出し切った素晴らしい走りを見せてくれました。

エポカドーロ
父オルフェーヴル 母ダイワパッション(母の父フォーティナイナー)
2015年2月15日生 牡3 栗東・藤原英昭厩舎
6戦3勝(2018年5月27日現在)
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3着は、プリンシパルSの覇者ながら16番人気と全く人気のなかったコズミックフォースが大健闘。パドックは京成杯(GIII)で馬券を買った時同様、落ち着いて力強い歩様を見せ、素晴らしいデキに見えました。ただ、これまでプリシンパルS組は苦戦のデータがあることだけを理由に馬券を買わなかったのは後悔しています。レースは好位3・4番手追走から直線もしぶとく粘る素晴らしい走りを見せ、3連単285万6300円の高配当の立役者となりました。前走の東京2000mの勝ち時計1'58'2はプリンシパルSレコードだったのは伊達ではなかったということでしょう。

コズミックフォース
父キングカメハメハ 母ミクロコスモス(母の父ネオユニヴァース)
2015年2月14日生 牡3 美浦・国枝栄厩舎
6戦2勝(2018年5月27日現在)
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なお、1番人気ダノンプレミアムは、いつもどおり好位につけるも直線伸びを欠き6着。パドックの気配は落ち着いて上々の状態に見えましたが、返し馬で気負う場面があり、気性的に距離が長かったのかも知れません。2番人気ブラストワンピースは、パドックで小走りになるなど、やや落ち着きがなかったのが気になりました。レースはスタートで後手を踏み、すぐに好位のポジションを確保するも直線馬群を割って伸びるまでには至らず5着まで。共に人気を裏切ったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したワグネリアン君を掲載します。
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パドックは、皐月賞よりテンション高めでしたが、この程度なら問題なかったですね。
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鞍上の福永祐一騎手は、ダービー19度目の騎乗で悲願のダービー初制覇。レース後のインタビューでは「東京でGIを勝たせてもらったことはありますが、その時とは全く違う、初めての気持ち、フワフワした感じでした。貴重な経験をさせていただきました。キングヘイローやワールドエース、エピファネイアなど、色々な有力馬に乗せてもらいましたが、結果を出すことができませんでした。このままダービー勝てないんじゃないかと思う時もありましたが、たくさんの人や家族に支えてもらい、何よりワグネリアンがスタッフの最高の調教に応えてすごく良いコンディションで、最後まで一生懸命走ってくれました。ジッとしているとポジションが悪くなってしまうので、出して行きました。引っ掛かるおそれはありましたが、上手く他馬の後ろに入れることができましたので、その時点で行けるんじゃないかという感触はありました。先行馬がしぶとかったので夢中で追いました。福永家にとっても悲願でしたから、父にいい報告ができると思います。」とコメントしていました。
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ウイニングランのワグネリアンと福永祐一騎手です。自身過去18回涙を飲み、天才騎手・父洋一騎手も勝てなかった親子2代の夢だった悲願のダービー制覇ということで、嬉しかったのでしょう、涙を流しながらの感動のウイニングランとなりました。
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友道康夫厩舎は、一昨年のマカヒキ以来となる2度目のダービー制覇となりました。レース後のインタビューでは「去年中京でデビューした時から「ダービーへ」と言っていました。皐月賞の時はテンションが上がるのを気にして調教は軽くしていましたが、ダービーはここを目標にしっかりやってきました。馬も応えてくれて、落ち着きもありましたし、馬体重もマイナス2キロでおさまりました。マカヒキの時とはまた違う、言葉にできない喜びです。福永騎手とは20年以上の付き合いで、ダービージョッキーへの想いも知っていたので、ダービージョッキーにしてあげたいという気持ちがずっとありました。今後は放牧に出して、夏、休ませます。その後は相談してこれから決めます。」とコメントしていました。
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ワグネリアンの父ディープインパクトは、ディープブリランテ、キズナ、マカヒキに続く4頭のダービー馬を輩出。また、キングカメハメハは、史上初めて父としてだけでなく母の父としてもダービー馬を輩出したダービー馬となりました。平成を代表する2大種牡馬の血が掴んだ勝利ということで、平成最後のダービーに相応しい結果だったと思います。それにしても、今年も素晴らしいレースが見れて感動しました。ワグネリアン&福永祐一騎手、今日は本当におめでとうございました!

ワグネリアン
父ディープインパクト 母ミスアンコール(母の父キングカメハメハ)
2015年2月10日生 牡3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・友道康夫厩舎
6戦4勝(2018年5月28日現在)
(重賞勝利)2018年日本ダービー(GI)、2017年東京スポーツ杯2歳S(GIII)


by Yuuichiro_K | 2018-05-27 23:59 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 20日

目を見張る瞬発力で完勝!オークスはアーモンドアイが人気に応え史上14頭目の二冠達成!

今日、東京競馬場では爽やかな好天の下、3歳牝馬クラシック第2弾・オークス(GI、3歳牝・芝2400m)が行われました。レースは、C.ルメール騎手騎乗の圧倒的1番人気アーモンドアイが好位追走から直線外鋭く伸び、3番手から伸びた4番人気リリーノーブルに2馬身差をつけて優勝しました。
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馬場の外から一気に突き抜けたアーモンドアイが、桜花賞に続く完勝で牝馬二冠を達成しました。

☆オークス結果
1着◎アーモンドアイ  (C.ルメール)2'23'8(良)
2着 リリーノーブル  (川 田)2
3着○ラッキーライラック(石橋脩)1 3/4
4着 レッドサクヤ   (福 永)1 3/4
5着 マウレア     (武 豊)1/2

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 リリーノーブル   B+
  前走、桜花賞に続いて好馬体が目に付く、動きも力強い
2 ラッキーライラック B+
  パドックの外々を大きく力強く周回して動き良し
3 マウレア      B
  普通、首高い
4 トーセンブレス
  出走取消
5 カンタービレ    B
  普通
6 オールフォーラヴ  B
  普通
7 トーホウアルテミス B
  普通
8 サトノワルキューレ A
  前走、フローラS同様、好馬体、動きの良さ目に付く
9 シスターフラッグ  B
  普通
10 レッドサクヤ    B 
  2人引き、時折小走り
11 パイオニアバイオ  B
  普通
12 サヤカチャン    B 
  普通、時折小走り
13 アーモンドアイ   B+ 
  落ち着いて伸びやかな動き
14 ランドネ      B
  普通、時折小走り
15 ウスベニノキミ   B
  普通、時折小走り
16 ウインラナキラ   B 
  2人引き、時折小走り
17 ロサグラウカ    B
  普通
18 オハナ       B
  普通

今年のオークスは、前走桜花賞(GI)を圧巻の末脚でレースレコード勝ちしたアーモンドアイが、単勝1.7倍の圧倒的1番人気に推されました。桜花賞2着、5戦4勝の2歳女王ラッキーライラックが単勝4.1倍で2番人気。フローラSレコード勝ちのサトノワルキューレが単勝5.5倍で3番人気。単勝10倍以下の馬はこの3頭のみで、オッズ的には3強対決となっていました。しかし、レースはアーモンドアイ1強だと改めて感じさせる、彼女の強さが光る一戦となりました。

アーモンドアイのパドックは、初めて生で見ましたが、力強い後肢の踏み込みが目に付き、多少発汗もありましたが落ち着きも十分、良い雰囲気で周回していました。レースはサヤカチャンが1000m通過59.6秒と速いペースで飛ばす中、アーモンドアイは最後方からレースを進めた前走とは一転、最大のライバル・ラッキーライラックの直後という先行策。それでも1コーナーを回ってからは全く掛るような場面はなく、スムースにレースを進め、最後の直線外に持ち出すと、メンバー最速の上がり33.2秒の爆発的な末脚であっという間に先行馬群を抜き去るという、正攻法の横綱相撲といった感じの完勝となりました。また、勝ち時計の2'23'8はジェンティルドンナのオークスレコードと0.2秒差の好タイム。父がスプリント~マイルで強かったロードカナロア産駒ということで、2400mはどうだろうかという不安がありましたが、そんなことを全く感じさせない走りでした。桜花賞に続き、文句なしの強さを見せつけてくれました。

2着は4番人気の桜花賞3着馬リリーノーブルが健闘。こちらも生で初めて見ましたが、パドックは見栄えのする好馬体が目に付き、動きも上々で桜花賞に続き良い雰囲気でした。レースは、3番手追走の積極策から直線もしぶとく伸びて、勝ち馬には一気に交わされたものの、これまでどうしても勝てなかったラッキーライラックをついに逆転して先着、2着を確保したのは見事でした。重賞は惜敗が続いていますが、これはもう相手が悪かったとしか言いようがないですね。それでもこの馬なりに一戦一戦、確かな成長を続けていることを証明した素晴らしい走りを見せてくれたと思います。

リリーノーブル
父ルーラーシップ 母ピュアチャプレット(母の父クロフネ)
2015年3月15日生 牝3 栗東・藤岡健一厩舎
6戦2勝(2018年5月20日現在)
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3着は、2番人気のラッキーライラック。パドックはアルテミスS以来、久しぶりに見ましたが、相変わらず動きは良く、パドックの外目を落ち着いて大きく周回、気配は上々だったと思います。レースは好位5番手追走から懸命に前を追いましたが、アーモンドアイに並ぶ間もなく交わされ、前にいたリリーノーブルも捕らえることはできず、最後は前と脚色が一緒になってしまいました。三冠馬オルフェーヴル産駒なら距離伸びれば、逆転できるのではという期待もあっただけに、悔しい完敗の3着でした。

ラッキーライラック
父オルフェーヴル 母ライラックアンドレース(母の父Flower Alley)
2015年4月3日生 牝3 栗東・松永幹夫厩舎
6戦4勝(2018年5月20日現在)
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なお、3番人気サトノワルキューレは、パドックで好馬体、動きも前走フローラSと変わらぬ大変良い雰囲気に見えたのですが、レースは、中団から伸び一息で6着まで。ただ、持ち時計は1.9秒も詰めており、頑張ったとは思います。上位5着までを占めた桜花賞組のレベルが高かったということでしょう。

それでは最後に見事優勝したアーモンドアイちゃんを掲載します。
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パドックは、落ち着いて力強い歩様で周回。ゼッケンの下に発汗があった分、A評価にはできなかったですが上々の気配に見えました。
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鞍上のC.ルメール騎手は昨年に続くオークス連覇。自身の誕生日に花を添える優勝となりました。なお、レース後のインタビューでは「勝つ自信がありました。完璧なレースでしたね。今日はテンションが高かったので、スタートして良いポジションを取りました。それからはリラックスして走って、直線に向いてから加速してくれました。2400mも問題なかったです。秋は3冠がかかりますが、2000mでも大丈夫そうです。海外遠征の可能性については、ポテンシャルが高く、特別な馬なので海外でもいけると思います。」とコメントしていました。
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ウイニングラン中のアーモンドアイとC.ルメール騎手です。もっともっと声援をくれと手を挙げて猛烈にアピールしていました。
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国枝栄厩舎は、2010年アパパネ以来、2度目のオークス制覇。レース後のインタビューでは、「最初にあの位置取りを見た時にはビックリしましたし、心配にもなりましたが、すぐに安心しました。レースは落ち着いて安心して見ていられましたが、とにかくホッとしました。この後は、秋に秋華賞で3冠を目指します。調教を積む中でこれはモノが違うと思いました。いい形でここまで来ていますから、この後も順調にいけるよう、やっていきたいと思います。」とコメントしていました。
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これまで数多くの牝馬二冠馬を見てきましたが、今日の直線の爆発力、勝ちっぷりは歴代でも最上位クラスだと思いました。無事なら史上5頭目の牝馬三冠の可能性は非常に高いでしょう。どうか無事に秋を迎えてほしいものです。今日は二冠達成、本当におめでとうございました!

アーモンドアイ
父ロードカナロア 母フサイチパンドラ(母の父サンデーサイレンス)
2015年3月10日生 牝3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・国枝栄厩舎
5戦4勝(2018年5月20日現在)
(重賞勝利)2018年オークス(GI)、桜花賞(GI)、シンザン記念(GIII)


by Yuuichiro_K | 2018-05-20 23:09 | 18年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)