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カテゴリ:18年GII・GIII優勝馬写真( 20 )


2018年 11月 17日

東京スポーツ杯2歳Sは大接戦を制したニシノデイジーが重賞2連勝を飾る

今日、東京競馬場では、過去にGI馬を多数輩出している注目の2歳重賞・東京スポーツ杯2歳S(GIII・芝1800m)が行われました。レースは勝浦正樹騎手騎乗の8番人気ニシノデイジーが、中団追走から直線馬群を割って鋭く伸び、後方から追い上げた7番人気アガラスとの競り合いをハナ差制して優勝しました。
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ゴール直前は4頭横一戦の大激戦、見応えのあるレースになりました。

☆東京スポーツ杯2歳S結果
1着 ニシノデイジー (勝 浦) 1'46'6(良)
2着 アガラス    (W.ビュイック)ハナ
3着◎ヴァンドギャルド(C.デムーロ) アタマ
4着 ヴェロックス  (C.ルメール)  ハナ
5着 ダノンラスター (J.モレイラ) 1 3/4

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ハクサンタイヨウ  C
  落ち着きなし
2 ニシノデイジー   B 
  首高い、時折小走りも後肢の踏み込み力強い
3 カテドラル     B
  普通、首をぐっと下げて周回
4 アガラス      B 
  普通
5 ヴァンドギャルド  C 
  2人引き、落ち着きなし
6 トーラスジェミニ  B
  普通
7 ヴェロックス    B 
  2人引き、時折小走り
8 トーセンギムレット B
  普通、時折小走り
9 ダノンラスター   B+
  大変落ち着いて周回
10 クリノガウディー  B 
  普通
11 ナイママ      B
  2人引き、普通
12 ホウオウサーベル  B+ 
  2人引きでも大変落ち着いて周回
13 メイスンハナフブキ C 
  落ち着きなし
14 アドマイヤスコール B
  普通、時折小走り  
15 ルヴォルグ     B
  2人引き、時折小走りになるなど新馬戦の時より落ち着きなし
16 ゴータイミング   B
  普通

今年の東京スポーツ杯2歳Sは、1戦1勝のディープインパクト産駒・ルヴォルグ(単勝2.5倍)とヴェロックス(単勝3.7倍)が上位人気を占め、3番人気は2戦2勝のカテドラル(単勝6.8倍)、4番人気は1戦1勝のヴァンドギャルド(単勝7.9倍)とキャリア2戦以下の馬が人気を集めていました。しかし、これら人気馬は全て3着以下に敗れる大波乱となり、勝ったのは前走札幌2歳S(GIII)を制しながらも単勝38.4倍と人気のなかった伏兵ニシノデイジーでした。

ニシノデイジーのパドックは首が高く、当初は小走りになる場面もありましたが、後肢の踏み込みは力強く、調子は良かったと思います。レースは、トーラスジェミニが1000m通過60.4秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、ニシノデイジーは中団やや後ろのインをロスなく追走。直線は馬群の狭いところを割って抜け出し、アガラス、ヴァンドギャルド、ヴェロックスとのゴール直前4頭横一戦となった激戦を制しました。なお、2~6着馬の鞍上は全て外国人騎手でしたが、勝浦正樹騎手が見事な手綱捌きで先着したのは嬉しかったです。
それにしてもメンバー中唯一の重賞ウイナーでありながら今日は人気が無さすぎでしたね。勝ち時計は昨年のワグネリアンと同タイムで水準以上だと思いますし、今後の活躍が本当に楽しみです。

2着は、7番人気のアガラスが健闘。パドックは落ち着きのない馬が多い中、数少ない落ち着いて周回していた1頭でした。レースはスタート直後と直線の勝負どころで前が狭くなる不利がありながら、後方4番手からメンバー最速の上がり33.7秒の末脚を繰り出し、勝ち馬にハナ差まで迫りました。勝ち馬と同等以上に評価すべきでしょう。コスモス賞(OP)2着以来、3ヶ月振りの休み明けを克服しての好走、こちらもお見事でした。

アガラス
父ブラックタイド 母ロッシェノワール(母の父ブラックホーク)
2016年3月5日生 牡2 美浦・古賀慎明厩舎
3戦1勝(2018年11月17日現在)
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3着は、4番人気のヴァンドギャルド。パドックは2人引きで時折小走りになるなど、あまり落ち着きはありませんでしたが、気合いを表に出すタイプのようです。レースはニシノデイジーとほぼ同じ位置から、勝ち馬と同じ上がり33.9秒の末脚を繰り出して、上位に食い込みました。

ヴァンドギャルド
父ディープインパクト 母スキア(母の父Motivator)
2016年2月20日生 牡2 栗東・藤原英昭厩舎
2戦1勝(2018年11月17日現在)
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なお、1番人気のルヴォルグはスタートで出遅れて後方侭見せ場なく9着に凡走。2番人気のヴェロックスは中団から末脚を伸ばし上位争いに加わったものの一歩及ばず4着まで。両馬共にパドックは落ち着きがなかったです。3番人気のカテドラルは直線早めに抜け出しを図るもすぐ一杯になり11着に大敗。いずれも人気を裏切ってしまったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したニシノデイジー君を掲載します。
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パドックは当初煩い仕草もありましたが、徐々に落ち着いて周回。首はやや高かったですが踏み込みは力強かったです。
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鞍上の勝浦正樹騎手は東京スポーツ杯2歳S初制覇。レース後のインタビューでは「スタートを普通に出て、道中もいい感じで運べました。これまで追って甘い所がありましたが、よく頑張って勝ってくれました。距離が延びても大丈夫です。」とコメントしていました。
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母方の血統を辿ると馬主さんゆかりの名馬セイウンスカイ、ニシノフラワーの血が流れており、オールドファンにはなんとも嬉しい血統で、応援したい馬です。重賞2連勝、本当におめでとうございました!

ニシノデイジー
父ハービンジャー 母ニシノヒナギク(母の父アグネスタキオン)
2016年4月18日生 牡2 鹿毛 浦河・谷川牧場生産 美浦・高木登厩舎
4戦3勝(2018年11月17日現在)
(重賞勝利)2018年東京スポーツ杯2歳S(GIII)、札幌2歳S(GIII)


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by Yuuichiro_K | 2018-11-17 23:59 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 11月 10日

武蔵野Sはサンライズノヴァが豪快に差し切り重賞2勝目を飾る

今日、東京競馬場では、チャンピオンズCの前哨戦・武蔵野S(GIII)が行われました。レースは、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気サンライズノヴァが、後方追走から直線外鋭く伸び、同じく後方から追い込んだ7番人気クインズサターンに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。

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後方からレースを進めたサンライズノヴァが直線鮮やかな追い込みを決めて、見事人気に応えました。

☆武蔵野S結果
1着◎サンライズノヴァ (戸 崎)1'34'7(稍重)
2着 クインズサターン (四 位)1 1/4
3着 ナムラミラクル  (C.ルメール)クビ
4着△ユラノト     (福 永)2
5着 ルグランフリソン (武 藤)1/2

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 マイネルオフィール B
  普通
2 パルトネルラーフ  B
  普通
3 クインズサターン  B
  普通、やや首高い
4 サンライズノヴァ  B+
  2人引き、力強い歩様、気合いを表に出して周回
5 イーグルフェザー  B
  普通、時折小走り
6 ラインシュナイダー B
  普通
7 ユラノト      B
  普通、時折小走り
8 ルグランフリソン  B
  普通
9 ストロングバローズ B+
  落ち着いて力強い動き
10 ナムラミラクル   B
  普通
11 グレンツェント   B
  2人引き、普通
12 クルーガー     B
  普通、時折小走り
13 メイショウタゲ   B
  普通
14 モルトベーネ    B
  普通
15 ウェスタールンド  B+
  大変落ち着いて周回
16 インカンテーション A
  相変わらず落ち着いて力強い動き

昨年の武蔵野S12着敗退後、7戦6連対と安定した走りを続けてきたサンライズノヴァが、今日も後方から豪快な末脚を繰り出して快勝、見事3連勝で重賞2勝目を飾りました。

サンライズノヴァのパドックは、2人引きで時折小走りになる場面もありましたが、力強い歩様が目につき、なかなか良く見えました。レースは、ルグランフリソンが1000m通過58.6秒とやや早いペースで逃げる展開となり、後方待機策の馬には有利な流れとなりました。サンライズノヴァはスタートはあまり良くなく3コーナーで後方2番手。前年出遅れて見せ場なく敗れたこともあり、どうなるかと思いましたが、直線外に持ち出すとメンバー最速の上がり34.8秒の末脚を繰り出して先行馬群をまとめて交わし去る完勝となりました。なお、勝ち時計の1'34'7はレース史上2位タイの好タイムで、秋の大一番・チャンピオンズC(GI)、来年のフェブラリーS(GI)に向けて期待のできる好内容だったと思います。

2着は、7番人気の伏兵・クインズサターンが健闘。パドックは首の高いところがありましたが普通に落ち着いて周回していました。レースは4コーナーで後方2番手からの追い込み策が嵌まり、勝ち馬に次ぐ上がり34.9秒の末脚を繰り出して上位に食い込みました。これで東京コースは11戦7連対。昨年の武蔵野Sは本命の印を打ったのに今日の予想で無印にしたのは大失策でした。

クインズサターン
父パイロ 母ケイアイベローナ(母の父クロフネ)
2013年5月7日生 牡5 栗東・野中賢二厩舎
22戦5勝(2018年11月10日現在)
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3着は、2番人気のナムラミラクル。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースはハイペースの2番手追走という厳しい展開でしたが、直線で一度は抜け出す見せ場十分の走り。敗れたとはいえ強い内容の競馬を見せてくれました。

ナムラミラクル
父スパイキュール 母アーダーチャリス(母の父サクラバクシンオー)
2013年5月4日生 牡5 栗東・杉山晴紀厩舎
25戦5勝(2018年11月10日現在)
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なお、3番人気のウェスタールンドは中団から伸び一息で7着。3コーナーで接触してハミを噛んでしまいスムースなレースができなかったとのことで、期待を裏切ったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したサンライズノヴァ君を掲載します。
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パドックはゴールドアリュール産駒らしく気合いを表に出す場面もありましたが、力強い歩様が目に付き、気配は良かったです。
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鞍上の戸崎圭太騎手は、2010年グロリアスノア以来となる2度目の武蔵野S制覇。レース後のインタビューでは「前回よりもゲートは出てくれたのですが芝でもたついて後方からのレースになりました。いいリズムで走らせれば最後は伸びる馬で、今日もしっかり伸びてくれました。能力のある馬なのでGIでも力を発揮してほしいと思います。」とコメントしていました。
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昨年1番人気12着の雪辱を見事果たしましたね。今日の内容ならGIでもいい勝負をしてくれそうです。ユニコーンS(GIII)以来の重賞制覇、おめでとうございました!

サンライズノヴァ
父ゴールドアリュール 母ブライトサファイヤ(母の父サンダーガルチ)
2014年4月9日生 牡4 栗毛 日高・ヤナガワ牧場生産 栗東・音無秀孝厩舎
18戦7勝(2018年11月10日現在)
(重賞勝利)2018年武蔵野S(GIII)、2017年ユニコーンS(GIII)


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by Yuuichiro_K | 2018-11-10 22:18 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 11月 04日

アルゼンチン共和国杯は、パフォーマプロミスが重賞2勝目を飾る

今日は京都競馬場でJBC競争が行われ、なかなかの盛り上がりでしたね。自分も結局全3レースの馬券を買ってしまいました。1日3レースも流れたGIファンファーレはやっぱりテンションが上がりました。今度はぜひ東京競馬場でも開催してほしいな。

さて、今日、東京競馬場では、近年連対馬が後にGIレースで多数活躍している注目のアルゼンチン共和国杯(GII、3歳上ハンデ・芝2500m)が行われました。レースは、C.オドノヒュー騎手騎乗の3番人気パフォーマプロミスが中団追走から直線馬場の中央から力強く伸び、後方から外追い込んできた1番人気ムイトオブリガードに3/4馬身差をつけて優勝しました。
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宝塚記念以来の休み明けをものともせず、パフォーマプロミスが力強い末脚で伸び快勝しました。

☆アルゼンチン共和国杯結果
1着○パフォーマプロミス(C.オドノヒュー)2'33'7(良)
2着▲ムイトオブリガード(四 位)  3/4
3着 マコトガラハッド (石 川) 1/2
4着 ウインテンダネス (松 岡)  1/2
5着 エンジニア    (北村宏)  1 1/4

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 エンジニア  B+
  首やや高いが動き良し
2 ノーブルマーズ   B+
  休み明けでも落ち着いて動き良し
3 トウシンモンステラ B
  普通
4 ガンコ       B
  普通、首高い
5 マコトガラハッド  B
  普通
6 パフォーマプロミス B
  普通
7 ムイトオブリガード B+
  水平首で大変落ち着いて周回
8 ルックトゥワイス  C
  落ち着きなし
9 アルバート     C
  落ち着きなし
10 ウインテンダネス  B
  普通
11 ホウオウドリーム  B
  普通
12 ヴォージュ     B
  普通

今年のアルゼンチン共和国杯は、京都でJBC競争があった影響か、12頭立てと例年に比べるとやや寂しいメンバーになりました。人気は4頭の重賞勝ち馬をさしおいて、前走準オープンの六社特別の1・2着馬(ムイトオブリガード、ルックトゥトワイス)が1・2番人気となっていましたが、勝ったのは今年の日経新春杯(GII)を制した実績馬・3番人気のパフォーマプロミスでした。

パフォーマプロミスのパドックは、宝塚記念以来の休み明けでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは、ウインテンダネスが1000m通過62.8秒とスローペースで逃げる展開となりましたが、パフォーマプロミスは中団の内を追走。直線で上り32.6秒の末脚を繰り出して先行馬群を楽々捕らえての快勝となりました。同舞台で5月に行われた目黒記念(GII)では1番人気3着と期待を裏切ってしまいましたが、見事リベンジしましたね。6歳馬ですがまだキャリア15戦とまだまだ余力がありそうですし、今後も中長距離戦で安定した走りを見せてくれそうです。

2着は、1番人気のムイトオブリガード。パドックは大変落ち着いて周回、なかなか気配は良かったです。レースは序盤後方を追走。直線外からメンバー最速の上り32.5秒の末脚を繰り出して連対を確保しました。敗れたとはいえ、まだ4歳と伸びしろもありそうで、今後の活躍が楽しみです。

ムイトオブリガード
父ルーラーシップ 母ピサノグラフ(母の父サンデーサイレンス)
2014年4月13日生 牡4 栗東・角田晃一厩舎
16戦5勝(2018年11月4日現在)
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3着は、格上挑戦だった11番人気のマコトガラハッドが大健闘。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは好位4番手追走から勝ち馬と併せ馬の形で伸びてきました。軽ハンデを生かして良く頑張ったと思います。

マコトガラハッド
父スズカマンボ 母マコトコーラン(母の父ブライアンズタイム)
2013年5月18日生 騸5 栗東・鮫島一歩厩舎
26戦5勝(2018年11月4日現在)
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なお、2番人気のルックトゥワイスはパドックで落ち着きがなく、レースも後方侭8着に凡走。他の前走六社特別組が2、3着と好走していただけに、残念なレースになってしまいました。

それでは、最後に見事優勝した、パフォーマプロミス君を掲載します。
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パドックは踏み込みが浅いため、あまり目立ちませんが、それでもきっちり走ります。3着に好走した目黒記念と同じような雰囲気でした。

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鞍上のC.オドノヒュー騎手はJRA重賞初勝利。レース後のインタビューでは「藤原英昭調教師は自信を持っていましたし、こちらも自信を持って乗れました。まだ余力がありそうです。先頭に立つとブレーキをかける所があるので、差をつけて勝つタイプではないと思います。いつも乗りたいと思っていた日本で、初めて重賞を勝てて嬉しいです。M.デムーロ騎手やC.デムーロ騎手、C.ルメール騎手、武豊騎手とは仲が良く、重賞ウィナーの仲間に入れて嬉しいです。日本で最も勝ちたいのはジャパンカップです。今月12日まで短期免許の期間を延長しましたし、皆さんのためにも頑張りたいです。」とコメントしていました。
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順調さを欠いた(当初、京都大賞典で復帰する予定だった)影響を感じさせない、素晴らしい走りでした。さすがは今年リーディングの藤原英昭厩舎ですね。重賞2勝目、おめでとうございました!

パフォーマプロミス
父ステイゴールド 母アイルビーバウンド(母の父タニノギムレット)
2012年2月8日生 牡6 栗毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・藤原英昭厩舎
15戦7勝(2018年11月4日現在)
(重賞勝利)2018年アルゼンチン共和国杯(GII)、日経新春杯(GII)

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by Yuuichiro_K | 2018-11-04 22:59 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 11月 03日

京王杯2歳Sは、ファンタジストが無傷の3連勝で重賞2連勝

今日、東京競馬場では2歳王者決定戦に向けた重要ステップレース・京王杯2歳S(GII・芝1400m)が行われました。レースは、武豊騎手騎乗の2番人気ファンタジストが3番手追走から直線内から抜け出し、最内を突いて伸びた1番人気アウィルアウェイとの接戦をハナ差制して優勝しました。
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ゴール前は人気2頭の一騎打ちとなりましたが、ファンタジストがアウィルアウェイとの競り合いを制しました。

☆京王杯2歳S結果
1着△ファンタジスト  (武 豊) 1'24'7(良)
2着△アウィルアウェイ (M.デムーロ)ハナ
3着▲カルリーノ    (三 浦) 2
4着 ココフィーユ   (戸 崎) クビ
5着◎アスターペガサス (福 永) クビ

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ファンタジスト  B+
  2人引き、踏み込み力強い
2 メイショウオニテ B+
  後肢の踏み込み力強い
3 ココフィーユ   B
  普通
4 シングルアップ  B+
  キビキビと動き良し
5 アウィルアウェイ B
  普通
6 カルリーノ    C
  落ち着きなし
7 アスターペガサス C
  落ち着きなし
8 ラバストーン   C
  落ち着きなし

今年の京王杯2歳Sは3頭の2戦2勝馬が人気を集め、新馬・ダリア賞を2連勝した新種牡馬ジャスタウェイ産駒のアウィルアウェイが単勝1.7倍の圧倒的1番人気。小倉2歳S(GIII)の覇者ファンタジストが単勝3.7倍で2番人気。函館2歳S(GIII)の覇者アスターペガサスが単勝6.4倍で3番人気。オッズ的にも3強対決の様相でしたが、勝ったのは上位人気の一角・小倉2歳王者のファンタジストでした。

ファンタジストのパドックは、2人引きでも落ち着いて踏み込みも力強く、なかなか良く見せていました。レースは逃げたメイショウオニテが前半3ハロン38.0秒と短距離戦とは思えない超スローペースで逃げる展開となりましたが、人気のライバル2頭が首を上げて引っ掛かる仕草を見せる中、好位3番手をスムースに追走。最後の直線は内から上がり33.2秒の末脚でしっかり伸び、最内から追い込んできたアウィルアウェイとの一騎打ちを制しました。タイムが遅すぎたことも有り、これで2歳王者最有力候補とは言えませんが、レースセンスの良さ、勝負根性のあるところは見せてくれたと思います。

2着は、1番人気のアウィルアウェイ。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは前半スローペースに引っ掛かって首を上げる場面があり4コーナーで後方2番手からの競馬となりましたが、直線内を突いてメンバー最速の上がり32.8秒の末脚を繰り出して勝ち馬にハナ差まで迫りました。敗れたとはいえ、力のあるところを見せてくれたと思います。

アウィルアウェイ
父ジャスタウェイ 母ウィルパワー(母の父キングカメハメハ)
2016年2月4日生 牝2 栗東・高野友和厩舎
3戦2勝(2018年11月3日現在)
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3着は、6番人気のカルリーノが健闘。パドックは落ち着きがありませんでしたが気合いを表に出すタイプのようです。レースは4番手追走から直線外から脚を伸ばして接戦となった4頭の3着争いを制しました。

カルリーノ
父マツリダゴッホ 母アイリスモレア(母の父ショウナンカンプ)
2016年5月16日生 牡2 美浦・高橋裕厩舎
4戦1勝(2018年11月3日現在)
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なお、3番人気アスターペガサスは5着。パドックは落ち着きがなく、レースも道中スローペースで引っ掛かる場面があり直線伸びを欠きました。人気を裏切ったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したファンタジスト君を掲載します。
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パドックは2人引きでも落ち着き十分、踏み込みも力強く好気配でした。
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武豊騎手は、2003年コスモサンビーム以来となる京王杯2歳S2度目の優勝。先週のアルテミスSに続く2週連続の重賞制覇となりました。レース後のインタビューでは「ペースは遅くなりましたが、その中でうまく折り合いがつき、上手に走ってくれました。馬は1戦ずつ良くなっています。今日のようなレースができれば距離延長も問題ないでしょうし、今後が楽しみな1頭です。」とコメントしていました。
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血統的にマイル戦も大丈夫でしょうし、2歳王者候補に名乗りを挙げましたね。重賞2連勝、おめでとうございました!

ファンタジスト
父ロードカナロア 母ディープインアスク(母の父ディープインパクト)
2016年4月22日生 牡2 黒鹿毛 日高・ShallFarm生産 栗東・梅田智之厩舎
3戦3勝(2018年11月3日現在)
(重賞勝利)2018年京王杯2歳S(GII)、小倉2歳S(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2018-11-03 23:59 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 10月 27日

アルテミスSは、良血シェーングランツがレースレコードで重賞初制覇

今日、東京競馬場では、過去の連対馬から4頭のGIホース(アユサン、レッツゴードンキ、メジャーエンブレム、ラッキーライラック)、GI2着馬も2頭(デンコウアンジュ、リスグラシュー)輩出した注目の2歳牝馬重賞・アルテミスS(GIII、芝1600m)が行われました。レースは、武豊騎手騎乗の6番人気シェーングランツが後方追走から直線外鋭く伸び、先に抜け出した5番人気ビーチサンバを1/2馬身差をつけて差し切って優勝しました。
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後方から息の長い末脚で伸びたシェーングランツ(左)が鮮やかに差し切りました。

☆アルテミスS結果
1着△シェーングランツ (武 豊)1'33'7(良)レースレコード
2着△ビーチサンバ   (藤岡康)1/2
3着◎エールヴォア   (浜 中)1 1/4
4着△ウインゼノビア   (松 岡)1 1/4
5着 トスアップ    (藤岡佑)クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 トスアップ     B
  普通、時折小走り
2 グレイシア     B+ 
  2人引き、動き良し
3 シェーングランツ  B
  普通、時折小走り
4 ブラックダンサー  B
  普通
5 ミディオーサ    B
  普通、首高い
6 レディードリー   B
  普通、離れた最後方を周回
7 キタイ       C
  落ち着きなし
8 エールヴォア    B+
  やや首高いが動き良し
9 アフランシール   B
  普通
10 サムシングジャスト B
  普通
11 ビーチサンバ    A
  パドックの外目を大きく周回、踏み込み力強い
12 アズマヘリテージ  B
  首高い、時折小走り
13 ヘリンヌリング   B
  普通、つる首
14 ウインゼノビア   B
  普通
15 ライデンシャフト  B
  普通

前走、札幌芝1800mの未勝利戦を牡馬相手に5馬身差で圧勝してきた昨年の最優秀3歳牝馬ソウルスターリングの半妹という良血馬シェーングランツが、今日も素晴らしい末脚で鮮やかに差し切り、2連勝で重賞初制覇を飾りました。

シェーングランツのパドックは、時折小走りになる場面もありましたが、まずまず落ち着いて周回していました。レースはキタイが1000m通過61.5秒とスローペースで逃げる展開となりましたが、シェーングランツは前走同様後方2番手でじっくり脚をためると、直線外に持ち出してメンバー中最速の上がり33.8秒の末脚を繰り出し、先に抜け出したビーチサンバをきっちり差し切りました。今日は6番人気と人気はありませんでしたが、さすがはGI2勝馬ソウルスターリングの半妹、父がフランケルからディープインパクトに代っても末脚の爆発力は姉にひけを取らない感じがしました。なお、勝ち時計はレースレコード。過去東京マイルで2歳時に1分33秒台で走った馬はGIホースに上り詰める馬も多く、将来が本当に楽しみです。

2着は、キャリア1戦の5番人気ビーチサンバが健闘。パドックは踏み込みの力強さが目に付き、今日のパドックで一番良く見えた馬でした。レースは後方追走から楽な手応えで直線に向くと、先行馬群を外から捕らえて一度は完全に抜け出したのですが、勝ち馬の強襲に惜しくもゴール直前で捕まってしまいました。こちらも、さすがGI馬フサイチリシャールの全妹、なかなか強い内容の競馬だったと思います。

ビーチサンバ
父クロフネ 母フサイチエアデール(母の父サンデーサイレンス)
2016年4月4日生 牝2 栗東・友道康夫厩舎
2戦1勝(2018年10月27日現在)
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3着は、2番人気のエールヴォア。パドックはやや首が高いところはありましたが、動きは良く好調子に見えました。レースは2着馬と同じような位置取りから直線は内を突いて差を詰めたものの、3着が精一杯でした。

エールヴォア
父ヴィクトワールピサ 母フィーリングトーン(母の父ワイルドラッシュ)
2016年3月12日生 牝2 栗東・橋口慎介厩舎
3戦1勝(2018年10月27日現在)
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なお、1番人気のグレイシアは11着、3番人気のミディオーサは8着と両馬とも好位から伸びを欠き、いいところなく完敗。特にグレイシアはパドックは決して悪くは見えなかっただけに案外な結果でした。共に期待を裏切ったのは残念でした。

それでは最後に優勝したシェーングランツちゃんを掲載します。
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パドックは、まずまず落ち着いて周回していました。
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鞍上の武豊騎手は、一昨年のリスグラシューに続く2度目のアルテミスS制覇。レース後のインタビューでは、「初めて乗りましたが、返し馬から雰囲気が良くて、期待してゲートインしました。ただ、ゲートの出は良くなくて、自分から進んで行かなかったです。直線でフォームが変わってすごい脚でした。素質を感じます。藤沢厩舎の馬は走りますね。」とコメントしていました。
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出世レースを制しましたが、藤沢和雄厩舎は、デビュー2連勝でサウジアラビアロイヤルC(GIII)を勝ったグランアレグリアもいて、強力な2枚看板で牝馬クラシック路線を歩むことになります。今後が本当に楽しみですね。今日は重賞初制覇、おめでとうございました!

シェーングランツ
父ディープインパクト 母スタセリタ(母の父Monsun)
2016年1月29日生 牝2 青鹿毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
3戦2勝(2018年10月27日現在)
(重賞勝利)2018年アルテミスS(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2018-10-27 23:12 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 10月 20日

富士Sはロジクライが2年9ヶ月振りの重賞Vをレースレコードで制す

今日、東京競馬場では、好天の下、マイルCS(GI)の前哨戦・富士S(GIII、3歳上・芝1600m)が行われました。レースは、C.ルメール騎手騎乗の2番人気ロジクライが、2番手追走から直線早めに抜け出し、後方から追い込んだ3番人気ワントゥワンに2馬身差をつけて優勝しました。
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2番手追走から直線一気に抜け出したロジクライが、久しぶりの重賞制覇を完勝で飾りました。

☆富士S結果
1着△ロジクライ     (C.ルメール) 1'31'7(良)レースレコード
2着 ワントゥワン   (J.モレイラ) 2
3着◎レッドアヴァンセ (北村友) ハナ
4着○エアスピネル   (福 永) 1/2
5着▲ペルシアンナイト  (M.デムーロ)3/4

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ガリバルディ    B
  普通、2人引き、首高い
2 ストーミーシー   B  
  普通
3 デンコウアンジュ  B
  普通
4 ウインブライト   B
  普通、時折小走り
5 ゴールドサーベラス B
  普通、2人引き、時折小走り
6 エアスピネル    B+
  2人引き、落ち着いて動き良し
7 ウインガニオン   B
  普通、いつもよりおとなしい
8 ロジクライ     B+
  首やや高いが落ち着いて周回
9 ハクサンルドルフ  B
  普通
10 ヤングマンパワー  B
  普通
11 ワントゥワン    B
  普通
12 クルーガー     B
  普通、時折小走り
13 ペルシアンナイト  B+
  時折小走りも動き良し
14 レッドアヴァンセ  B+
  前走VM同様、落ち着いて伸びやかな動き。ただ最後の1周は騎手を乗せずに煩くなる
15 マルターズアポジー B
  普通
16 ハッピーグリン   B
  普通
17 ヒーズインラブ   B
  普通
18 ジャンダルム    B
  普通、時折小走り

今年の富士Sは、GIホース・ペルシアンナイトを筆頭に18頭中12頭が重賞勝ち馬となかなかの好メンバーが揃った一戦となりました。人気はマイラーズC(GII)以来半年振りの出走となった昨年の覇者エアスピネルが単勝4.1倍で1番人気。次いでサマーマイルシリーズで安定した走りを続けたロジクライ(単勝4.5倍)とワントゥワン(単勝6.1倍)が続き、以下、ペルシアンナイト(単勝6.3倍)、レッドアヴァンセ(単勝6.8倍)、ジャンダルム(単勝7.3倍)の6頭までが単勝10倍以下と人気は割れました。そんな混戦模様のレースを制したのは上位人気の一頭、絶好調のC.ルメール騎手騎乗のロジクライでした。

ロジクライのパドックは、夏競馬を休みなく使われた疲れは感じさせず、いつもどおり落ち着いて周回していました。レースはマルターズアポジーが1000m通過57.4秒とハイペースで飛ばす展開となりましたが、ロジクライは2番手を楽な手応えで追走。直線は最内をつき、マルターズアポジーを交わして早めに抜け出すと、上がり3ハロン33.9秒でまとめて後続には影をも踏ませぬ完勝となりました。なお、勝ち時計はコースレコードとわずか0.4秒差の富士Sレースレコードという素晴らしいタイム。疲れが出なければ本番のマイルCS(GI)も本当に楽しみです。

2着は、勝ち馬同様、サマーマイルシリーズから休みなく使われ続けていたワントゥワン。今日はいつもの最後方付近ではなく、後方5番手からレースを進めると、直線はメンバー最速の上がり33.2秒の末脚を繰り出して、後方待機組では唯一上位に食い込んできました。重賞未勝利馬とは思えない相変わらずの牡馬顔負けの安定した末脚、こちらも見事な走りを見せてくれました。

ワントゥワン
父ディープインパクト 母ワンカラット(母の父ファルブラヴ)
2013年3月21日生 牝5 栗東・藤岡健一厩舎
25戦5勝(2018年10月20日現在)
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3着は、5番人気のレッドアヴァンセが健闘。パドックは休み明けでしたが、落ち着いて動きも良く、3着に好走した前走ヴィクトリアマイル同様、良く見えました。レースは中団からレースを進めると、直線は馬場の中央から力強く伸びて、実力馬ペルシアンナイト、エアスピネルに先着。休み明けとしては上々の内容で、こちらも重賞未勝利馬ながら良く走ったと思います。

レッドアヴァンセ
父ディープインパクト 母エリモピクシー(母の父ダンシングブレーヴ)
2013年4月24日生 牝5 栗東・音無秀孝厩舎
19戦4勝(2018年10月20日現在)
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なお、1番人気のエアスピネルは4着まで。休み明けでも、状態はなかなか良く見えただけに物足りない内容でピークを過ぎてしまったのかもしれません。唯一のGIホース・ペルシアンナイトは昨年同様5着まで。相変わらず休み明けは走らないですね。しかし、道中不利もあったようですし、一叩きすると一変するタイプなのでこちらは本番も要注意でしょう。

それでは、最後に見事優勝したロジクライ君を掲載します。
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パドックは、やや首は高かったものの落ち着いて周回していました。
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鞍上のC.ルメール騎手は3週連続の重賞制覇で富士S初制覇。レース後のインタビューでは「逃げ馬の後ろでいいポジションが取れました。この馬の前走を観察して、良いペースを維持出来る馬だと思い、いいポジションを取りたいと思っていました。段々ペースアップをして、馬の反応も良かったです。能力があるのでGIでもチャンスがありそうです。」とコメントしていました。
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シンザン記念優勝後、故障で約2年の休養を挟みながら良く復活したと思います。関係者の喜びは大きいことでしょう。2年9ヶ月振りの重賞制覇、本当におめでとうございました!

ロジクライ
父ハーツクライ 母ドリームモーメント(母の父Machiavellian)
2013年2月22日生 牡5 黒鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・須貝尚介厩舎
13戦5勝(2018年10月20日現在)
(重賞勝利)2018年富士S(GIII)、2016年シンザン記念(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2018-10-20 23:59 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 10月 13日

府中牝馬Sは、ディアドラが人気に応え重賞2連勝を飾る

今日、東京競馬場では11頭中8頭が重賞ウィナーという強豪古馬牝馬が激突した注目の府中牝馬S(GII、3歳上牝・芝1800m)が行われました。
レースは、C.ルメール騎手騎乗の1番人気ディアドラが、後方追走から直線外鋭く伸び、同じく後方から脚を伸ばした2番人気リスグラシューをゴール直前クビ差捕らえて優勝しました。
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残り100mではまだ先頭とは差のあったディアドラ(左端帽子青)でしたが、ここから圧巻の末脚で豪快に差し切りました。

☆府中牝馬S結果
1着◎ディアドラ    (C.ルメール) 1'44'7(良)
2着○リスグラシュー  (M.デムーロ)クビ
3着 フロンテアクイーン(蛯 名) 1/2
4着▲ジュールポレール ( 幸 ) 1 1/4
5着 クロコスミア   (岩 田) 1 1/4

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 クロコスミア    B
  普通
2 フロンテアクイーン B
  2人引き、落ち着きないがいつものこと
3 ソウルスターリング B
  普通
4 ディアドラ     B+
  2人引きでも落ち着いて周回
5 キョウエイゼノビア B
  普通
6 ジュールポレール  B
  普通
7 メイズオブオナー  B
  普通
8 アドマイヤリード  B
  普通
9 カワキタエンカ   B
  普通
10 リスグラシュー   B+
  2人引きでも落ち着いて周回
11 ミスパンテール   B
  落ち着きないがいつものこと

今年の府中牝馬SはGIホース4頭(アドマイヤリード、ジュールポレール、ソウルスターリング、ディアドラ)が出走。中でも前走クイーンS(GIII)を圧勝した前年の秋華賞馬ディアドラが単勝2.3倍で1番人気。東京マイル重賞2勝、GI2着4回のリスグラシューが単勝3.0倍で2番人気。メンバー中唯一のGI2勝馬ソウルスターリングが単勝7.7倍で3番人気。この3頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは1番人気の期待に応えたディアドラでした。

ディアドラのパドックは、2人引きでも落ち着いて周回していました。レースは、カワキタエンカが1000m通過58.2秒とハイペースで大逃げを打ちましたが、ディアドラは最後方からじっくりレースを進めると、4コーナーでもまだ後方3番手。ディアドラの単複馬券を買っていたので、前に届くのか正直ドキドキでしたが、上がり3ハロン32.3秒の鬼脚を繰り出し、大外一気に先行馬群をまとめて交わし去りました。なお、勝ち時計の1'44'7はムードインディゴが2009年に記録した府中牝馬Sレコードにわずか0.1秒差の好タイム。強豪が揃ったメンバー相手に強さを見せつける素晴らしい走りを見せてくれました。

2着はシルバーコレクター・2番人気のリスグラシューが人気どおりの好走。パドックは2人引きでも落ち着いて周回、気配は上々でした。レースは後方からメンバー2位の上がり32.6秒の素晴らしい末脚で伸びたのですが、勝ち馬がそれ以上の強烈な末脚を繰り出したため、またしても2着(重賞で5回目)と涙を飲みました。今日のところは相手が悪かったとしかいいようがないです。力は出し切ったと思います。

リスグラシュー
父ハーツクライ 母リリサイド(母の父American Post)
2014年1月18日生 牝4 栗東・矢作芳人厩舎
15戦3勝(2018年10月13日現在)
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3着は7番人気のフロンテアクイーンが健闘。パドックは終始小走りで落ち着きがありませんでしたが、これはいつものこと。レースは中団を追走。直線でリスグラシューとジュールポレールの間からしぶとく伸びてきました。彼女も相手なりに走るシルバー・ブロンズコレクターですが、このメンバーでもこれだけ走れるのですから力はありますね。重賞未勝利馬ながらGIホース3頭に先着したのは立派でした。

フロンテアクイーン
父メイショウサムソン 母ブルーボックスボウ(母の父サンデーサイレンス)
2013年4月23日生 牝5 美浦・国枝栄厩舎
22戦2勝(2018年10月13日現在)
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なお、3番人気ソウルスターリングは3番手追走の積極策も直線一杯になり見せ場なく10着に大敗。彼女は早熟馬で、もうピークは過ぎてしまったということでしょう。

それでは最後に優勝したディアドラちゃんを掲載します。
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パドックは、踏み込みの力強さはそれほど感じはありませんでしたが、2人引きでも大変落ち着いて周回、上々の気配に見えました。
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鞍上のC.ルメール騎手は府中牝馬S2度目の制覇。なお、レース後のインタビューでは「今日はすごくいいレースをしました。後ろからで、直線に入ったときには少し心配でした。良馬場で後ろからでは難しいですからね。それでも彼女はずっとリラックスしていて、直線はすごくいい脚を使ってくれました。」とコメントしていました。
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府中牝馬Sは1番人気12連敗中でしたが、ジンクスを破って見事に重賞連勝となりました。今後は香港遠征のようですが、今なら海外G1制覇も夢ではないでしょう。今日は重賞3勝目、おめでとうございました!

ディアドラ
父ハービンジャー 母ライツェント(母の父スペシャルウィーク)
2014年4月4日生 牝4 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・橋田満厩舎
19戦7勝(2018年10月13日現在)
(重賞勝利)2017年秋華賞(GI)、2018年府中牝馬S(GII)、クイーンS(GIII)、2017年紫苑S(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2018-10-13 21:55 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 10月 07日

毎日王冠は、紅一点アエロリットが逃げ切り完勝、重賞3勝目を飾る

まずは、凱旋門賞(仏G1)に出走したクリンチャー&武豊騎手ですが、優勝馬したエネイブルと同じ好位から競馬を進めたものの、最後は力尽き17着と完敗に終わり残念でした。なお、エネイブルは史上7頭目の連覇達成、お見事でした!

さて、今日、東京競馬場では、GIホース3頭を含む好メンバーが出走、秋の古馬GI戦線を占う重要なステップレース・毎日王冠(GII、3歳上・芝1800m)が行われました。
レースは、J.モレイラ騎手騎乗の1番人気アエロリットが、好スタートからハナを奪うと、最後まで脚色衰えず中団から追い込んだ3番人気ステルヴィオに1 1/4馬身差をつけて鮮やかに逃げ切りました。
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紅一点のアエロリットがスピードの違いを見せつけ、強豪牡馬を完封、鮮やかに逃げ切りました。

☆毎日王冠結果
1着◎アエロリット   (J.モレイラ)1'44'5(良)
2着△ステルヴィオ   (c.ルメール)1 1/4
3着 キセキ      (川 田)クビ
4着 ステファノス   (福 永)ハナ
5着○ケイアイノーテック(藤岡佑)1

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 キセキ       A
  2人引き、落ち着いて踏み込み大変力強い
2 ケイアイノーテック B+
  落ち着いて動き良し、前走NHKマイルC優勝時と同じような雰囲気
3 ステファノス    B+
  落ち着いて動き良し
4 サトノアーサー   B 
  普通
5 ステルヴィオ    B+
  2人引きでも、以前よりも落ち着きあり、動き良し
6 サンマルティン   B
  普通、首を下げ傾けて周回
7 ダイワキャグニー  B 
  普通、いつもより大人しい
8 アクションスター  B 
  普通
9 アエロリット    B+
  落ち着いて堂々と周回
10 スズカデヴィアス  B 
  普通
11 サウンズオブアース B 
  普通
12 カツジ       C
  落ち着きなし
13 レアリスタ     B
  普通

今年の毎日王冠(GII)は、前走安田記念(GI)2着馬アエロリットが単勝2.3倍で1番人気。前走同舞台のエプソムC(GIII)を勝ったサトノアーサーが単勝4.7倍で2番人気。芝1800m2戦2勝の3歳馬ステルヴィオが単勝5.3倍で3番人気。前走NHKマイルCを勝ったケイアイノーテックが単勝7.5倍で4番人気。東京1800m3勝のダイワキャグニーが単勝8.5倍で5番人気。この5頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、人気どおりの力を発揮して見事優勝したのは紅一点の4歳牝馬アエロリットでした。

アエロリットのパドックは、以前のようにテンションが高いところを見せず、どっしりと落ち着いて周回していました。レースは好スタートからすぐにハナを奪い、1000m通過59秒と平均ペースで逃げて楽な手応えで直線に向くと、最後の上がり3ハロンを33.8秒でまとめて、後続に影を踏ませぬ完勝となりました。なお、勝ち時計の1'44'5は、同じように毎日王冠を逃げ切った伝説の逃げ馬サイレンススズカが記録したタイムを0.4秒も上回る素晴らしいもの。非凡なスピードで強豪牡馬勢を完封するという本当に強い競馬を見せてくれました。

2着は3番人気の3歳馬ステルヴィオが初の古馬相手に健闘。パドックは2人引きでも以前より落ち着きがあり、気性の成長を感じました。レースは結果的に前残りとなった展開をものともせず、唯一中団から直線脚を伸ばし、上位に食い込みました。前走は日本ダービーに出走し8着と結果を出せませんでしたが、血統的どおり距離はこれくらいの方が良いようです。NHKマイルCに出走していれば、おそらく勝ち負けだったのだろうなあと感じさせる素晴らしい末脚でした。

ステルヴィオ
父ロードカナロア 母ラルケット(母の父ファルブラヴ)
2015年1月15日生 牡3 美浦・木村哲也厩舎
8戦3勝(2018年10月7日現在)
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3着は昨年の菊花賞馬ながら6番人気と評価を下げていたキセキ。今日のパドックは1番良く見え、予想では無印でしたが思わず単複勝負してしまったほど。落ち着き十分で力強い動きが目に付きました。レースはアエロリットを目標に2番手追走の積極策。直線で懸命に前を追ったのですが、最後は脚色が鈍ってしまいました。ただ、昨年暮れから続いたスランプをようやく脱し、復調して良かったと思います。

キセキ
父ルーラーシップ 母ブリッツフィナーレ(母の父ディープインパクト
2014年5月13日生 牡4 栗東・中竹和也厩舎
11戦4勝(2018年10月7日現在)
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なお、2番人気サトノアーサーはスタートでダッシュがつかず後方からの競馬となり、見せ場なく6着まで。前残りの展開で位置取りが後ろになった時点で厳しかったですね。人気を裏切ってしまったのは残念でした。

それでは最後に見事優勝したアエロリットちゃんを掲載します。
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パドックは13頭の最後尾を落ち着いて周回。前走安田記念(GI)2着好走時と同じような雰囲気でした。
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鞍上のJ.モレイラ騎手はキーンランドCに続く今年のJRA重賞2勝目。菊沢隆徳厩舎は毎日王冠初制覇となりました。なお、レース後のモレイラ騎手のインタビューでは「先頭に立つ予定ではなかったのですが、スタートしてから流れを見て先頭に行かせました。先頭に立ってからはリラックスしてスムースなレースでした。直線で他馬のプレッシャーを受けてもいい反応で最後まで伸びました。体の作りも性格もいい特別な牝馬です。またGIを勝てると思います。」とコメントしていました。
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牡馬相手に連続で好走したことですし、天皇賞・秋やマイルCSに出走しても、いい勝負をしてくれそうです。ぜひ挑戦してもらいたいな。今日は1年3ヶ月振りの重賞制覇、本当におめでとうございました!

アエロリット
父クロフネ 母アステリックス(母の父ネオユニヴァース)
2014年5月17日生 牝4 芦毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・菊沢隆徳厩舎
12戦4勝(2018年10月8日現在)
(重賞勝利)2017年NHKマイルC(GI)、2018年毎日王冠(GII)、2017年クイーンC(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2018-10-07 23:59 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 10月 06日

サウジアラビアRCは圧倒的人気に応え、グランアレグリアがデビュー2連勝で重賞初制覇

今日、東京競馬場では、過去5年で3頭のGIホースを輩出している注目の2歳マイル重賞・サウジアラビアロイヤルカップ(GIII)が行われました。レースはC.ルメール騎手騎乗の圧倒的1番人気に推されたグランアレグリアが、スタート後手も早めに2番手に上がると、直線で楽々抜け出して後続を一気に突き放し、最後方から追い込んだ7番人気ドゴールに3 1/2馬身差をつけて優勝しました。
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スタートの遅れをものともせず、グランアレグリアが強さを見せつけました。

☆サウジアラビアロイヤルC結果
1着◎グランアレグリア (C.ルメール)1'34'0(良)
2着 ドゴール     (津 村)3 1/2
3着 アマーティ    (三 浦)1
4着△ドラウプニル   (J.モレイラ)1 1/4
5着○シャドウエンペラー(和 田)クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 シャドウエンペラー B+
  落ち着いて動き良し
2 アマーティ     B
  普通、時折小走り
3 ドラウプニル    B
  普通、時折小走り
4 グランアレグリア  B
  2人引き、パドック入ってきた直後、最後の止まれの合図の後、煩い仕草
5 ドゴール      B
  普通、時折小走り
6 サムシングジャスト B
  普通
7 セグレドスペリオル B
  普通
8 トーラスジェミニ  C
  落ち着きなし、発汗目立つ

前走、新馬戦レコードの1'33'6でデビュー勝ちし、単勝1.3倍の圧倒的人気に推されたグランアレグリアが、牝馬離れした強い内容で期待に応え完勝、見事2連勝で重賞初制覇を飾りました。

パドックは、入ってきた当初と周回終わりに煩いところを見せて、気性の激しいところを見せていました。レースはスタートで後手を踏み最後方から。しかし、すぐに2番手に上がるとそこからは落ち着いたレース運びを見せ、もったままの楽な手応えで直線に向くと、あっという間に後続を突き放す実に強い競馬で完勝となりました。

過去、東京競馬場のマイルを1'33秒台で走った2歳馬はロゴタイプ、クラリティスカイ、ダノンプレミアムといずれも後にGI馬となっており、彼女も故障さえなければGI馬になる可能性は高そうです。現時点では2歳女王の最有力候補でしょう。これからの活躍が本当に楽しみです。

2着は、7番人気の伏兵ドゴールが大健闘。パドックはややテンションの高いところを見せていましたが、イレ込みというほどではなかったです。レースは最後方からじっくりレースを進めると直線外から末脚を伸ばしてきました。メンバー中唯一マイル戦の経験がなく人気はありませんでしたが、良く走ったと思います。

ドゴール
父サクラプレジデント 母ガイヤール(母の父ブラックタイアフェアー)
2016年3月15日生 牡2 美浦・黒岩陽一厩舎
2戦1勝(2018年10月6日現在)
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3着は、4番人気のアマーティ。パドックは時折小走りする場面がありましたがイレ混みというほどではなかったです。レースは4番手追走からじわじわ脚を伸ばしてきました。

アマーティ
父ルーラーシップ 母アマファソン(母の父フレンチデピュティ)
2016年1月24日生 牝2 美浦・武井亮厩舎
2戦1勝(2018年10月6日現在)
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なお、2番人気シャドウエンペラーはパドックの気配は上々でしたが、スピード競馬に対応できず後方2番手から伸びを欠き5着。3番人気ドラウプニルは中団から伸び一息で4着まで。共に人気を裏切ってしまったのは残念でした。
ただ、今日のところはグランアレグリアの強さばかりが目立った一戦でした。

それでは、最後に見事優勝したグランアレグリアちゃんを掲載します。
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パドックは、プラス18キロでも太め感はなかったです。ただ気性の難しい面を見せ、スタートの出遅れはその影響があったのかもしれません。
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鞍上のC.ルメール騎手&藤沢和雄厩舎は共に本レース初制覇。なお、レース後のルメール騎手のインタビューでは「ゲートが開く瞬間にジャンプしてしまいました。それでもすぐにペースが遅くなってポジションを上げると2番手でリラックスして走らせることができました。うまく息が入りました。もともと能力が高い馬で、初戦から全体的にパワーアップしていました。」とコメントしていました。
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新馬戦も現地でレースを見てそのスピードに驚愕しましたが、一夏を越えてまたパワーアップした印象。第2のアーモンドアイになれる可能性も感じさせる末恐ろしい馬です。どうか無事にクラシックに向かってほしいと思います。今日は重賞初制覇おめでとうございました!

グランアレグリア
父ディープインパクト 母タピッツフライ(母の父Tapit)
2016年1月24日生 牝2 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
2戦2勝(2018年10月6日現在)
(重賞勝利)2018年サウジアラビアロイヤルC(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2018-10-06 23:59 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2018年 06月 17日

2歳ダート王の貫禄!ユニコーンSはルヴァンスレーヴがレースレコードで完勝

今日、東京競馬場では過去多くのGIホースを輩出している注目の3歳ダート重賞・ユニコーンS(GIII、ダート1600m)が行われました。レースは、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気ルヴァンスレーヴが、中団追走から直線外鋭く伸び、後方から伸びた3番人気グレートタイムに3 1/2馬身差をつけて圧勝しました。
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1番人気のルヴァンスレーヴが楽な手応えから直線早めに抜け出して独走、完勝となりました。

☆ユニコーンS結果
1着○ルヴァンスレーヴ (M.デムーロ)1'35'0(重)レースレコード
2着△グレートタイム  (C.ルメール) 3 1/2
3着 エングローサー  (田中勝) アタマ
4着 ホウショウナウ  (柴田大) 1 1/4
5着 セイウンクールガイ(江田照) クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 セイウンクールガイ B
  普通、時折小走り
2 タイセイアベニール C
  落ち着きなし
3 プロスパラスデイズ C
  落ち着きなし
4 トキノパイレーツ  B+
  落ち着いて動き良し
5 グレートタイム   B+
  落ち着いて力強い歩様
6 ホウショウナウ   B
  普通
7 グリム       B
  普通、時折小走り
8 ハーベストムーン  B
  普通
9 コマビショウ    B
  普通
10 バイラ       B
  普通
11 ベストマイウェイ  B
  普通
12 エングローサー   B
  普通
13 リョーノテソーロ  B+
  落ち着いて力強い動き
14 ルヴァンスレーヴ  B+
  落ち着いて動き良し
15 ダンケシェーン   B
  普通、時折小走り
16 ミックベンハー   B
  2人引き、普通

今年のユニコーンSは、昨年の全日本2歳優駿(JpnI)優勝馬で、左回りコースは3戦3勝と底を見せていないルヴァンスレーヴが単勝2.3倍で1番人気。前走同舞台の青竜S(OP)の覇者グリムが単勝4.0倍で2番人気。この2頭が単勝と馬連で唯一5.0倍以下の人気を集め、一騎打ちが期待されましたが、力の違いを見せつけて勝ったのは1番人気ルヴァンスレーヴでした。

ルヴァンスレーヴのパドックは、落ち着いて動きも良く好調子に見えました。レースは、セイウンクールガイが1000m通過59.4秒と速いペースで逃げる展開となりましたが、ルヴァンスレーヴは序盤中団やや後ろの外目を追走。4コーナー手前から早めに動き、もったままの楽な手応えで先行勢を射程圏に捕らえると、直線はメンバー最速タイの35.2秒の末脚を繰り出してあっという間に抜け出して後続を突き放し独走、さすがは2歳ダート王と感嘆しました。なお、勝ち時計は2008年ユビキタスの記録を0.1秒更新するレースレコード。出世レースを完勝したことで、今後の活躍が本当に楽しみになる素晴らしい走りを見せてくれました。

2着は3番人気のグレートタイム。パドックは落ち着き十分、力強い歩様が目に付き、上々の気配に見えました。レースは中団よりやや後ろのインを追走。直線は前が壁になり抜け出すのに苦労する場面がありましたが、前が空いてからは力強く末脚を伸ばして2着を確保しました。もう少しスムースなら勝ち馬を独走させることはなかったのではないかと思わせる、こちらも強い内容の競馬だったと思います。

グレートタイム
父キングカメハメハ 母ミラクルレジェンド(母の父フジキセキ)
2015年2月15日生 牡3 栗東・藤原英昭厩舎
7戦2勝(2018年6月17日現在)
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3着は、7番人気のエングローサーが健闘。パドックは普通にまずまず落ち着いて周回していました。レースは後方4番手から内を突くロスのない競馬で勝ち馬と同じ上がり35.2秒の末脚で追い込んできました。新潟2歳S(GIII)4着など芝で好走した実績のある馬ですが、父が2011年JRA最優秀ダートホース・トランセンドですから、やはりダートの方が良いのでしょうね。

エングローサー
父トランセンド 母エンブレイス(母の父アフリート)
2015年4月6日生 牡3 栗東・清水久詞厩舎
10戦2勝(2018年6月17日現在)

なお、2番人気のグリルは、先行するも直線前が壁になって抜け出すことができず9着に凡走。期待に応えられなかったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したルヴァンスレーヴ君を掲載します。
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パドックは落ち着いて動きも上々、体も大きく見せていました。
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鞍上のM.デムーロ騎手はユニコーンS初制覇。なお、レース後のインタビューでは「スタートはあまり良くない馬ですが、二の脚が速く、良いポジションでずっと良い手応えでレースができました。直線では馬なりで先頭に立つことが出来ました。勝ちに行こうという気持ちの強い馬です。」とコメントしていました。
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昨年も東京ダート1600mで2歳レコードタイムを出しており、スピード能力の高さは今後も大きな武器となりそうです。秋は更なる大舞台での活躍を期待したいです。

ルヴァンスレーヴ
父シンボリクリスエス 母マエストラーレ(母の父ネオユニヴァース)
2015年1月26日生 牡3 鹿毛 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 美浦・萩原清厩舎
5戦4勝(2018年6月17日現在)
(重賞勝利)2017年全日本2歳優駿(JpnI)、2018年ユニコーンS(GIII)


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by Yuuichiro_K | 2018-06-17 23:17 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)