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カテゴリ:天国に旅立った名馬( 50 )


2018年 05月 21日

2000年無傷の重賞8連勝&古馬中長距離GI完全制覇の大偉業は永遠に、名馬テイエムオペラオー逝く

アーモンドアイの二冠達成で盛り上がった昨日、大変悲しいニュースが飛び込んできました。

和田竜二騎手との名コンビで2000年に史上初めて同一年の古馬中長距離GIを完全制覇するなどGI7勝を挙げ、顕彰馬にも選出された歴史的名馬テイエムオペラオー(牡22)が、5月17日に心臓麻痺のため急死しました。

テイエムオペラオーは、1998年8月に芝1600mでデビュー(結果2着)。直後に骨折するアクシデントがありましたが、骨折休養明け2戦目ダート1800mの未勝利戦で初勝利を挙げると、続くゆきやなぎ賞(500万下)、毎日杯(GIII)を共に圧勝し重賞初制覇。
この時点でクラシック第一次登録がなかったため、追加登録料500万円を払って皐月賞(GI)に出走すると、後方から大外一気の末脚を繰り出し見事優勝。4連勝でGI初制覇を飾りました。
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皐月賞のパドック写真(撮影日1999年4月18日)です。初めて見たパドックでしたが、落ち着き十分、好馬体と力強い歩様に目を奪われ、一目惚れしてしまいました。当時はまだ伏兵馬扱いで単勝は11.1倍、複勝は3.1倍もつきました。

その後の3歳クラシック路線は、3強と言われたライバルであるアドマイヤベガ(日本ダービー優勝)、ナリタトップロード(菊花賞優勝)に遅れをとり、ダービー3着、菊花賞2着と惜敗が続きましたが、暮れの有馬記念(GI)ではグラスワンダー、スペシャルウィークに次ぐ3着に好走。この年の最優秀3歳牡馬に選出されました。

そして、明け4歳となったテイエムオペラオーは完全に本格化、空前絶後の破竹の快進撃で重賞を勝ち続けました。京都記念(GII)、阪神大賞典(GII)、天皇賞・春(GI)、宝塚記念(GI)、京都大賞典(GII)、天皇賞・秋(GI)、ジャパンC(GI)、有馬記念(GI)と重賞8連勝。しかも全て1番人気に応えての勝利。史上初めて、そして現在も唯一無二の同一年古馬中長距離GI完全制覇の大偉業を達成しました。

5歳時は天皇賞(春)と繰り上がり優勝の京都大賞典の2勝にとどまったものの、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンCを2着に好走。ラストランの有馬記念は5着に敗れましたが、2年続けて古馬中長距離路線を休むことなく最後まで走り続けたのは本当に素晴らしかったです。なお、獲得賞金は、昨年キタサンブラックに抜かれるまではJRA史上1位だった18億3518万9,000円、世界の賞金王(当時)にも輝きました。
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個人的にもテイエムオペラオーには沢山の的中馬券をプレゼントしてもらいました。2着はメイショウドトウが多かったですねえ。

なお、引退後は種牡馬入りしたものの、現時点で自身を越えるような活躍馬を出すことができなかったのは本当に残念でした。しかし、競争馬としては、とてもタフで勝負強かったテイエムオペラオー、君は20世紀最後に現れた愛しのサラブレッドでした。沢山の感動をありがとう!どうか安らかに眠ってください、心からご冥福をお祈りします。

テイエムオペラオー(撮影日2001年10月28日・天皇賞・秋)
父オペラハウス 母ワンスウエド(母の父Blushing Groom)
1996年3月13日生 牡22 栗毛 浦河・杵臼牧場生産 栗東・岩元市三厩舎
(通算成績)26戦14勝
(重賞勝利)2001・2000年天皇賞・春(GI)、2000年有馬記念(GI)、ジャパンC(GI)、天皇賞・秋(GI)、宝塚記念(GI)、1999年皐月賞(GI)、2001年・2000年京都大賞典(GII)、2000年阪神大賞典(GII)、京都記念(GII)、1999年毎日杯(GIII)
(主な産駒)テイエムトッパズレ(東京ハイジャンプほか)、テイエムエース(東京ハイジャンプ)
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by Yuuichiro_K | 2018-05-21 23:59 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2018年 04月 27日

日本競馬史上屈指の名馬スペシャルウィークが死亡

大変残念なニュースです。史上空前のハイレベル世代のダービー馬で、古馬になって天皇賞春秋連覇、ジャパンCを制覇した日本競馬史に残る名馬であり、種牡馬としても大成功を収めたスペシャルウィーク(牡23)が、今日夕方、繋養先の日高大洋牧場で転倒による事故のため急死しました。

スペシャルウィークのエピソードは、2005年8月26日の記事や2007年2月7日の記事にも掲載したとおり、無敗の三冠馬ディープインパクト登場前までは、大種牡馬サンデーサイレンスの最高傑作と呼んでも差し支えのない、クラシック~古馬中長距離の王道路線を強力なライバル馬相手に主役として輝き続けた稀代の名馬でした。

スペシャルウィークは生まれて5日後に母のキャンペーンガールが他界する不幸がありましたが、人に世話をされることで人懐こい性格に育ったそうです。そのためか、レースでイレ込む場面はほとんどなかったです。パドックはいつも威風堂々、大変落ち着いて周回していました。

スペシャルウィークの同世代は史上空前のハイレベル世代と紹介しましたが、皐月賞、菊花賞を共に逃げ切った稀代の逃げ馬セイウンスカイ。ジャパンC、フランスのサンクルー大賞典(仏G1)を勝ち、凱旋門賞で日本馬初の2着に好走し日本馬史上最高レイティングを与えられたエルコンドルパサー。朝日杯3歳Sレコード勝ち、スペシャルウィークを春秋グランプリで2着に破るなどグランプリ3勝を挙げたグラスワンダー。春秋マイルGI連覇のエアジハードなど、歴史に残る実力馬がゴロゴロいたとんでもない世代でした。
彼ら以外にも、春秋JRAダートGI連覇のウイングアロー、クラシック路線では惜敗続くも高松宮記念を勝ったキングヘイロー、海外スプリントGIを勝ったアグネスワールドなどもいました。

スペシャルウィークは、そんな強力なライバル達に苦杯を喫する場面もありましたが、それをはねのけて、本格化した4歳時にはタマモクロス以来となる史上2頭目の天皇賞春秋連覇、ジャパンCでこの年の世界最高レイティングホース・凱旋門賞馬モンジューを完封する勝利、ラストランの有馬記念もグラスワンダーとわずか4センチ差という勝ちに等しい負けという名勝負(このレースは、自分が今まで見てきた中で1番の名勝負です。残り50mでツルマルツヨシ、テイエムオペラオー、グラスワンダー、スペシャルウィークが横一線になった感動は、今でも忘れられません)を演じるなど、王道路線を歩み続け、しっかり結果も残す素晴らしい活躍を見せてくれました。

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世界のモンジューを完封して優勝したジャパンCの勇姿です。(撮影日1999年11月28日・ジャパンC)

また、引退後は種牡馬として、GI6勝の女傑ブエナビスタを筆頭に、日米オークス馬のシーザリオ、菊花賞馬トーホウジャッカルといった、自身同様芝の中長距離路線の強豪を輩出しただけでなく、東京大賞典馬ローマンレジェンド、帝王賞馬ゴルトブリッツと2頭のダートGI馬を出すなど活躍しました。

種牡馬は昨年2月に引退していましたが、まだまだ元気でいてほしかったです。早すぎる死は、ただただ残念の一言です。
最後に今日は2004年の牧場見学であった時の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。素晴らしい走りを見せてくれて、本当にありがとう!心からご冥福をお祈りします。

スペシャルウィーク(撮影日2004年8月22日・社台スタリオンステーション)
父サンデーサイレンス 母キャンペーンガール(母の父マルゼンスキー)
1995年5月2日生 牡23 黒鹿毛 門別・日高大洋牧場生産 栗東・臼井寿昭厩舎
(通算成績)17戦10勝
(重賞勝利)1998年日本ダービー(GI)、1999年天皇賞春(GI)、天皇賞秋(GI)、ジャパンC(GI)、1999年阪神大賞典(GII)、AJC杯(GII)、1998年京都新聞杯(GII)、弥生賞(GII)、きさらぎ賞(GIII)
(主な産駒)ブエナビスタ(ジャパンCほか)、シーザリオ(オークスほか)、トーホウジャッカル(菊花賞)、ローマンエンパイア(東京大賞典ほか)、ゴルトブリッツ(帝王賞ほか)
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とても人懐こくて、すぐに近づいてきてくれました。

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そして、堂々ポーズ!強いけど、人懐こい本当に可愛い名馬でした。どうかシーザリオやブエナビスタ、後継種牡馬を通じて後世に血を広げてもらいたいと思います。

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by Yuuichiro_K | 2018-04-27 23:59 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2018年 03月 07日

ダートの名スプリンター&大種牡馬サウスヴィグラスが死亡

大変悲しいニュースです。現役時代は2003年JBCスプリント(GI)など重賞8勝を挙げ、種牡馬としても4度の地方競馬リーディングサイアーになり大成功を収めていた名馬サウスヴィグラス(牡22)が今月4日に亡くなりました。1月下旬に疝痛を発症し手術後、静養していましたが残念ながら回復なりませんでした。

サウスヴィグラスのエピソードは、2004年9月2日の記事で紹介したとおり、ダートのスプリントレースで3度もコースレコードを叩き出すなど、素晴らしいスピードを武器に活躍した名馬でした。

種牡馬入り後も、交流GI馬3頭(ラブミーチャン、コーリンベリー、ヒガシウィルウィン)を輩出。2012年、2015年、2016年、2017年と4度の地方競馬リーディングサイヤーに輝くなど現在も大活躍中だっただけに、本当に残念なことになりました。

今日は、2004年、2005年の牧場見学で会った時の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。どうか安らかに眠ってください。心からご冥福をお祈りします。

サウスヴィグラス
父End Sweep 母Darkest Star(母の父Star de Naskra)
1996年4月19日生 牡22 栗毛 アメリカ・Samuel H.Rogers,Jr.生産 美浦・高橋祥泰厩舎
(通算成績)33戦16勝
(重賞勝利)2003年JBCスプリント(GI)、2003年・2002年根岸S(GIII)、2003年・2002年北海道スプリントC(GIII)、2002年クラスターC(GIII)、かきつばた記念(GIII)、黒船賞(GIII)
(主な産駒)ラブミーチャン(全日本2歳優駿)、コーリンベリー(JBCスプリント)、ヒガシウィルウィン(ジャパンダートダービー)、ナムラタイタン(武蔵野S)
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この日は、人懐こく近寄ってきてくれました。(撮影日2005年8月20日・アロースタッド)

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この時はまだ種牡馬入りしたばかりで、現役時代と変わらぬ美しい馬体でした。(撮影日2004年8月21日・静内スタリオンステーション)

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by Yuuichiro_K | 2018-03-07 20:34 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2018年 02月 27日

マルゼンスキーのスピードを受け継いだ名中距離馬ネーハイシーザーが死亡

大変残念なニュースです。塩村克己騎手との名コンビで類い希なスピードを武器に1994年天皇賞・秋(GI)など重賞5勝を挙げた名馬ネーハイシーザー(騸28)が、昨日26日に繁養先の日高・荒木克己育成牧場で亡くなりました。自力で起き上がれなくなったとのことで老衰だったようです。

ネーハイシーザーは、3強対決で沸いたウイニングチケット、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンと同世代。父は1988年ダービー馬サクラチヨノオーの全兄サクラトウコウというマイナー種牡馬でしたが、1992年12月ダート1000m戦でデビュー勝ち。1993年4月の春蘭S(OP)で芝のレース初勝利を挙げると、9戦目の中日スポーツ賞4歳S(GIII)を1'45'2のレコードで重賞初制覇。秋には神戸新聞杯(GII)で後の菊花賞馬ビワハヤヒデの2着に好走するも、続く菊花賞(GI)は18着に大敗。以降は、得意の中距離路線で先行策から押し切るスピードを武器に素晴らしい活躍を見せてくれました。

1994年春は大阪杯(GII)、当時は2000m戦だった京阪杯(GIII)と重賞連覇。宝塚記念(GII)ではビワハヤヒデに次ぐ人気を集めました(2番人気、結果5着)。そして、秋初戦の毎日王冠(GII)で1'44'6の驚異的な日本レコードで優勝すると、続く天皇賞・秋(GI)では、人気を集めた同世代のクラシックホース・ビワハヤヒデ、ウイニングチケットらを相手に得意の先行策から抜け出す横綱相撲で完勝、悲願のGI初制覇を飾りました。

その後は、脚部不安もあり勝利を挙げることはできずに引退、種牡馬入りしましたが、残念ながら後継馬を出すことはできませんでした。
しかし、サンデーサイレンス、トニービン、ブライアンズタイムの3大輸入種牡馬が大活躍した90年代に、70年代の歴史的名馬マルゼンスキー(8戦8勝、顕彰馬)の孫という父内国産馬が、輸入種牡馬に負けないスピードで互角以上に戦ったことは、本当に凄いことだったと思います。素晴らしい走りをありがとう!心からご冥福をお祈りします。

ネーハイシーザー(撮影日1994年10月30日・天皇賞・秋)
父サクラトウコウ 母ネーハイテスコ(母の父テスコボーイ)
1990年4月27日生 騸28 黒鹿毛 浦河・大道牧場生産 栗東・布施正厩舎
(通算成績)23戦8勝
(重賞勝利)1994年天皇賞・秋(GI)、毎日王冠(GII)、大阪杯(GII)、京阪杯(GIII)、1993年中日スポーツ賞4歳S(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2018-02-27 22:25 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2018年 01月 23日

史上に残る名マイラー・ノースフライトが死亡

大変残念なニュースです。日本競馬史上に残る名マイラーであり、繁殖馬としても孫に天皇賞馬ビートブラックを輩出した名牝ノースフライト(牝28)が22日心不全のため、余生を送っていた浦河町・大北牧場で亡くなりました。

ノースフライトは、1993年5月デビュー勝ち。4戦目の府中牝馬S(GIII)で格上挑戦をものともせず快勝して初重賞制覇を飾ると、続くエリザベス女王杯(GI)もホクトベガの2着に好走。あっという間に牝馬のトップクラスに駆け上がりました。

その後は、マイル路線を歩むと、阪神牝馬特別(GIII)、京都牝馬特別(GIII)を共に完勝。強豪牡馬相手となったマイラーズC(GII)では、後にGIホースとなるマーベラスクラウン(ジャパンC)やネーハイシーザー(天皇賞・秋)、朝日杯3歳S馬エルウェーウィン相手にレコードタイムで勝利。牝馬離れした強さを見せつけると、春のマイル王決定戦・安田記念(GI)では強豪外国馬相手に後方一気に差し切って、重賞4連勝で見事GI初制覇を飾りました。
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思い出の安田記念の馬券。この日のノースフライトは意外にも5番人気で単勝7.0倍もつきました。

秋は、スワンS(GII)から始動。宿命のライバル・サクラバクシンオーの日本レコードの2着に敗れましたが、続くマイルCS(GI)では、サクラバクシンオーを直線並ぶ間もなく差し切ってレコードタイムで完勝し、春秋マイルGI連覇達成。見事引退の花道を飾りました。

なお、引退後は繁殖入りし、重賞勝ち馬は輩出できなかったものの、産駒のミスキャスト(父サンデーサイレンス)が種牡馬となり、その子ビートブラックが天皇賞馬となる活躍を見せました。

グレード制導入後、同一年のマイルGIを制した馬は、他にニホンピロウイナー、タイキシャトル、エアジハード、ダイワメジャー、モーリスのわずか5頭しかおらず、牝馬で達成した馬は、未だノースフライトだけであり、正に彼女は歴史的名マイラーでした。素晴らしい走りをありがとう!心からご冥福をお祈りします。

ノースフライト(撮影日1994年5月15日・安田記念)
父トニービン 母シャダイフライト(母の父ヒッティングアウェー)
1990年4月12日生 牝28 鹿毛 浦河・大北牧場生産 栗東・加藤敬二厩舎
(通算成績)11戦8勝
(重賞勝利)1995年安田記念(GI)、マイルCS(GI)、マイラーズC(GII)、京都牝馬特別(GIII)、1994年府中牝馬S(GIII)、阪神牝馬特別(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2018-01-23 21:45 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 12月 15日

追悼、メラグラーナ(17’スプリンターズS7)

今日はスプリンターズS(GI)7着馬、先月の京阪杯(GIII)でレース中の故障のため残念ながらこの世を去ったメラグラーナちゃんをいつもより大きめのサイズで掲載します。

メラグラーナは、2015年3月のダート1200mの3歳未勝利戦をデビュー勝ち。初の芝のレースだった3戦目の500万下戦で2勝目を挙げると、以降は芝の短距離戦を中心にレースを重ね、2016年9月にオープン入り。今年のオーシャンS(GIII)で1番人気の期待に応え見事重賞初制覇を飾りました。その後も高松宮記念(GI)で3番人気(結果10着)、今年のスプリンターズS(GI)で2番人気(結果7着)に推されたように、GIの舞台でも上位人気になるほど期待されたのですが、京阪杯のレース中の故障のため、予後不良となってしまいました。

パドックは牝馬離れした雄大な好馬体が目につき、個人的にもオーシャンS(GIII)やスプリンターズS(GI)、最後のレースとなった京阪杯(GIII)も単複馬券を買って応援していたこともあり、本当に悲しいです。心からご冥福をお祈りします。どうか安らかに眠ってください。

メラグラーナ
父Fastnet Rock 母Ghaliah(母の父Secret Savings)
2012年8月21日生 牝5 鹿毛 オーストラリア・Emirates Park Pty Ltd生産 栗東・池添学厩舎
(通算成績)20戦7勝
(重賞勝利)2017年オーシャンS(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2017-12-15 21:38 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 29日

追悼、アドマイヤデウス

大変悲しいニュースです。今年の天皇賞・春(GI)4着後、オーストラリアに移籍していた数少ない貴重なアドマイヤドン産駒の活躍馬・アドマイヤデウス(牡6)が調教中の故障のため、懸命の治療も及ばず死亡していたことが判明しました。

アドマイヤデウスは、2013年11月にデビュー(結果3着)、3戦目で初勝利。3歳春に若葉S(OP)を勝ってクラシック路線に乗ると、皐月賞(GI)9着、日本ダービー(GI)7着と健闘しました。

本格化したのは4歳時で、ダービー以来7ヶ月振りのレースだった日経新春杯(GII)を快勝して重賞初制覇を飾ると、続く日経賞(GII)では天皇賞馬フェノーメノ、菊花賞2着馬のウインバリアシオン、サウンズオブアースらを相手に完勝して重賞2連勝。ただ、この年は以降、古馬王道路線を歩むも天皇賞・春(GI)15着、天皇賞・秋(GI)11着、ジャパンC(GI)16着、有馬記念(GI)7着と結果を残すことはできませんでした。

5歳時は京都記念(GII)、阪神大賞典(GII)で連続3着。秋の京都大賞典(GII)では、この年の年度代表馬に選ばれるキタサンブラックのクビ差2着と長距離GII戦で好走。ただ、GIでは天皇賞・春9着、天皇賞・秋6着、有馬記念11着と前年同様、一息の結果に終わりました。

明け6歳となった今年は、初戦の日経賞で3着。そして3年連続の出走となった天皇賞・春では日本レコードで勝ったキタサンブラックから0.3秒差の4着と健闘。ついに鬼門だったGI戦でも好走したのですが、8月にオーストラリアに電撃移籍となりました。異国での活躍が期待されましたが、レースに出走することなく、故障のためこの世を去ってしまいました。アドマイヤの冠名の先輩アドマイヤラクティもオーストラリアでレース後に急死しており、繰り返された悲劇に言葉もありません。本当に残念なことになりました。

今日は、アドマイヤデウス君の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。心からご冥福をお祈りします。

アドマイヤデウス(撮影日2016年10月30日・天皇賞・秋)
父アドマイヤドン 母ロイヤルカード(母の父サンデーサイレンス)
2011年6月6日生 牡6 栗毛 浦河・辻牧場生産 栗東・梅田智之厩舎
(通算成績)22戦5勝
(重賞勝利)2015年日経賞(GII)、日経新春杯(GII)
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by Yuuichiro_K | 2017-11-29 22:19 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 15日

ファルコンS優勝馬コウソクストレートが蹄葉炎のため急死

大変、残念なニュースです。今日、今年のファルコンS(GIII)優勝馬・コウソクストレート(牡3、美浦・中館厩舎)が蹄葉炎のため急死したことが判明しました。

コウソクストレートは、2016年7月にデビュー勝ち。続くくるみ賞(500万下)も勝ち2連勝。その後は短距離重賞路線を歩み、重賞挑戦3戦目のファルコンS(GIII)で待望の重賞初制覇を飾りましたが、これが最後のレースとなってしまいました。コウソクストレートの血統をたどると、3代前の母に10冠ベビー(父シンボリルドルフ、母メジロラモーヌ)メジロリベーラがおり、密かに応援していただけに悲しいです。まだ若いのに本当に残念なことになりました。

今日は、京王杯2歳S(GII)出走時の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。心からご冥福をお祈りします。

コウソクストレート(撮影日2016年11月5日・京王杯2歳S)
父ヴィクトワールピサ 母メジロアリス(母の父アドマイヤコジーン)
2014年2月27日生 牡3 鹿毛 洞爺湖・レイクヴィラファーム生産 美浦・中舘英二厩舎
(通算成績)5戦3勝
(重賞勝利)2017年ファルコンS(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2017-11-15 21:09 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 07日

短距離GI2勝、スプリントGI産駒2頭輩出の名馬アドマイヤコジーンが死亡

大変残念なニュースが飛び込んできました。2002年安田記念(GI)、1998年朝日杯3歳S(GI)を制した名馬アドマイヤコジーン(牡21)が、6日、繋養先の日高町・クラウン日高牧場で大動脈破裂のため亡くなりました。

アドマイヤコジーン君のエピソードは、2005年8月31日の記事でも紹介しましたが、3歳王者になったように早い時期から活躍するも、骨折で1年7ヶ月もの長期休養の試練を乗り越えて、引退した2002年(7歳時)に最優秀短距離馬に選出されるという快挙を達成した不屈の名馬でした。

また、朝日杯3歳S優勝時にはマイケル・ロバーツ騎手に日本競馬史上初めて外国人騎手によるGI制覇(ジャパンCを除く)を、安田記念優勝時には今は亡き後藤浩輝騎手に涙の初GI制覇をプレゼントしたことも印象深いです。
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初GI制覇となった朝日杯3歳Sのウイニングラン、懐かしのマイケル・ロバーツとのコンビです。(撮影日1998年12月13日)

なお、引退後は種牡馬としてスプリンターズS(GI)優勝馬2頭(アストンマーチャン、スノードラゴン)を輩出したのも見事でしたね。今日は最後に2004年の牧場見学で会った時の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。どうか安らかに眠ってください、心からご冥福をお祈りします。

アドマイヤコジーン(撮影日2004年8月22日・社台スタリオンステーション)
父Cozzene 母アドマイヤマカディ(母の父ノーザンテースト)
1996年4月8日生 牡21 芦毛 大樹町・大樹ファーム生産 栗東・橋田満厩舎
(通算成績)23戦6勝
(重賞勝利)2002年安田記念(GI)、1998年朝日杯3歳S(GI)、2002年阪急杯(GIII)、東京新聞杯(GIII)、1998年東京スポーツ杯3歳S(GIII)
(主な産駒)アストンマーチャン(2007年スプリンターズSほか)、スノードラゴン(2014年スプリンターズS)、マジンプロスパー(2012年阪急杯ほか)
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by Yuuichiro_K | 2017-06-07 22:22 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 16日

最強マイラーの系譜を忘れない、安田記念連覇・GI3勝の名馬ヤマニンゼファー逝く

今日、大変残念なニュースが飛び込んできました。1992年・1993年安田記念(GI)、1993年天皇賞・秋(GI)を制した名馬ヤマニンゼファーが、今朝、繋養先の新冠町・錦岡牧場で老衰のため亡くなりました。29歳の大往生でした。

ヤマニンゼファーのエピソードは、2004年9月19日の記事でも紹介しましたが、1984年のグレード制導入直後に現れた歴史的名短距離馬・ニホンピロウイナー(マイルCS連覇、安田記念優勝など24戦15勝)の子として、父同様、親子2代でマイル路線を中心に大活躍し、血のドラマを感じさせてくれた名馬でした。

ヤマニンゼファーは、クラシック二冠などGI4勝の顕彰馬トウカイテイオーと同世代で、1991年3月にダート1200m戦をデビュー勝ち。その後も主にダート1200m戦を使われ続けて1992年2月にオープン入りを果たすと、同年の京王杯SC(GII)で3着に好走。続く初のGI挑戦だった安田記念は、前年の2頭のマイル王(ダイイチルビー、ダイタクヘリオス)、同年の天皇賞・春(GI)2着馬カミノクレッセらを相手に先行策から抜け出す横綱相撲で完勝。初重賞制覇をGIで飾ると共に鞍上の田中勝春騎手にも初GIをプレゼントしました。
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初GI制覇を飾った1992年安田記念(GI)のパドック写真です。この時は11番人気と全く人気はありませんでした。

翌1993年は鞍上に柴田善臣騎手を迎えると、京王杯SC(GII)、安田記念(GI)を共に先行策から抜け出す危なげのないレース運びで完勝。今度は柴田善臣騎手に初GIをプレゼントしました。
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安田記念連覇となった1993年の単勝馬券。この時はニシノフラワーに次ぐ2番人気でした。

秋には、父が3着と涙を飲んだ天皇賞・秋(GI)に出走。因縁の田中勝春騎手騎乗のセキテイリュウオーとの激しい叩き合いをハナ差制し、距離の壁を克服して見事優勝。父を超えマイルに続き中距離でも頂点に立つ偉業を達成しました。続く引退レースとなったスプリンターズ(GI)はサクラバクシンオーの2着に惜敗しましたが、同年の最優秀4歳以上牡馬、最優秀短距離馬、最優秀父内国産馬に選出されました。

引退後は、種牡馬として1998年武蔵野S(GIII)優勝、同年のジャパンCダート(GI)2着馬サンフォードシチーを輩出しましたが、残念ながら後継種牡馬を出すことはできませんでした。

それでも、ニホンピロウイナーと親子2代で最強マイラーとして一時代を築いた偉業は、永遠に語り継がれていくことでしょう。今日は最後に2004年の牧場見学で会った時の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。素晴らしい走りをありがとう!ヤマニンゼファー。どうか安らかに眠ってください、心からご冥福をお祈りします。

ヤマニンゼファー(撮影日2004年8月21日・レックススタッド)
父ニホンピロウイナー 母ヤマニンポリシー(母の父Blushing Groom)
1988年5月27日生 牡29 鹿毛 新冠・錦岡牧場生産 美浦・栗田博憲厩舎
(通算成績)20戦8勝
(重賞勝利)1993年天皇賞・秋(GI)、1993年・1992年安田記念(GI)、1993年京王杯SC(GII)
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by Yuuichiro_K | 2017-05-16 23:28 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)