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カテゴリ:レース回顧( 597 )


2020年 01月 19日

京成杯はクリスタルブラックが外一気に差し切りデビュー2連勝で重賞初制覇

今日、中山競馬場で行われた京成杯(GIII、3歳・芝2000m)は、吉田豊騎手騎乗の7番人気クリスタルブラックが後方追走から直線外一気に鋭く伸び、2番手から早めに抜け出した1番人気スカイグルーヴをゴール直前で1/2馬身差交わして優勝しました。

☆京成杯結果
1着 クリスタルブラック(吉田豊) 2'02'1(稍重)
2着▲スカイグルーヴ  (C.ルメール) 1/2
3着△ディアスティマ  (A.シュタルケ)2 1/2
4着○ビターエンダー  (津 村) クビ
5着 キングオブドラゴン(田 辺) 1 1/2

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 クリスタルブラック B
  2人引き、普通
2 リメンバーメモリー B
  普通
3 チュウワジョーダン C
  2人引き、落ち着きなし
4 ロールオブサンダー B+
  パドックの外目を大きく周回
5 キングオブドラゴン B
  普通
6 ゼノヴァース    B+
  落ち着いて動き良し
7 ディアスティマ   B+
  落ち着いて動き良し
8 ヒュッゲ      C
  パドックを小さく周り元気なし
9 キムケンドリーム  B
  普通
10 ビターエンダー   B+
  落ち着いて動き良し
11 ヴィアメント    B
  普通
12 スカイグルーヴ   B+
  2人引き、見栄えのする好馬体、動き良し

今年の京成杯は、前走新馬戦を5馬身で圧勝した名牝アドマイヤグルーヴの孫、スカイグルーヴが牝馬ながら単勝2.1倍の1番人気。以下、前走エリカ賞勝ちのヒュッゲ、前走未勝利戦を快勝してきたゼノヴァース、ビターエンダー、京都2歳S(GIII)3着のロールオブサンダーまでが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは7番人気の伏兵・前走同舞台の新馬戦を勝ったばかりのクリスタルブラックでした。

クリスタルブラックのパドックは、2人引きでも普通に落ち着いて周回していました。レースはロールオブサンダーが1000m通過61.5秒とスローペースで逃げる展開となりましたが、クリスタルブラックは新馬戦と同じように後方をじっくり追走。直線大外に持ち出すと、メンバー最速の上がり35.4秒の末脚を繰り出し、2番手から早めに抜け出した人気のスカイグルーヴを鮮やかに差し切りました。なお、吉田豊騎手は2017年中山金杯以来、約3年振りの重賞制覇。2017年頸椎骨折の大怪我から復帰後初の重賞勝ち、本当に良かったと思います。人馬とも本当におめでとうございました。

2着は1番人気のスカイグルーヴ。パドックは2人引きでも落ち着き十分、見栄えのする好馬体が目に付き、さすが良血馬といった雰囲気。レースも2番手追走から堂々抜け出して逃げ込みを図るも勝ち馬の末脚に惜しくも屈しました。敗れたとはいえ、牡馬相手にこれだけ走れれば、こちらも今後が楽しみです。

3着は6番人気のディアスティマが健闘。パドックは落ち着いて動きも上々、好気配でしたが、レースも好位4番手から直線しっかり伸びてきました。

なお、2番人気のヒュッケはパドックで元気がないように見えたのですが、案の定レースは2番手追走も4角で苦しくなり10着に完敗。3番人気のゼノヴァースはパドックの気配は上々に見えたのですが、後方侭伸びを欠き9着に凡走。共に人気に応えられなかったのは残念でした。

それにしても、エピファネイアの子(スカイグルーヴ)をゴール直前でキズナの子(クリスタルブラック)が差し切るとは、2013年日本ダービーの再現といった感じで、胸が熱くなりました。競馬を続けていると、たまにこういうことがあるから本当に面白いですね!

クリスタルブラック
父キズナ 母アッシュケーク(母の父タイキシャトル)
2017年4月25日生 牡3 黒鹿毛 新冠 大狩部牧場生産 美浦・高橋文雅厩舎
2戦2勝(2020年1月19日現在)
(重賞勝利)2020年京成杯(GIII)


by Yuuichiro_K | 2020-01-19 23:02 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)
2020年 01月 13日

フェアリーSはスマイルカナが鮮やかに逃げ切り重賞初制覇

今日、中山競馬場では、3歳牝馬重賞・フェアリーS(GIII・芝1600m)が行われました。
レースは、柴田大知騎手騎乗の3番人気スマイルカナが、スタートからハナを奪って逃げると、そのまま後続を寄せ付けず、中団から追い上げた7番人気チェーンオブラブに2 1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆フェアリーS結果(事前予想なし)
1着 スマイルカナ   (柴田大) 1'34'0(良)
2着 チェーンオブラブ (石 橋) 2 1/2
3着 ポレンティア   (池 添) 1 1/4
4着 シャインガーネット(O.マーフィー)アタマ
5着 ソーユーフォリア (武 藤) 1/2

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 スマイルカナ    C
  2人引き、落ち着きなし
2 ウィーンソナタ   B
  2人引き、普通
3 ソーユーフォリア  B
  つる首、普通
4 ダイワクンナナ   B
  普通
5 ポレンティア    B
  普通
6 セイウンヴィーナス B
  普通
7 ペコリーノロマーノ B
  普通
8 チェーンオブラブ  B
  前肢の出は硬いが後肢の踏み込みは力強い
9 ウインドラブリーナ C
  落ち着きなし
10 シャインガーネット B+
  見栄えの良い好馬体目に付く
11 アヌーラダプラ   B
  普通
12 フルートフルデイズ B
  普通
13 メイプルプレゼント B
  普通
14 カインドリー    B+
  落ち着いて動き良し
15 ニシノステラ    B
  普通
16 ハローキャンディ  C
  尻っぱねするなど落ち着きなし

今年のフェアリーSはデビュー2連勝中のアヌーラダプラ(単勝2.0倍)とシャインガーネット(単勝3.9倍)の2頭が人気を集めていましたが、レースは、両馬とも最後の直線伸びを欠いて共倒れとなり、勝ったのは前走同舞台のひいらぎ賞を勝っていた3番人気(単勝8.4倍)のスマイルカナでした。

スマイルカナのパドックは、2人引きで落ち着きがなく、あまり良く見えなかったのですが、気合いを表に出すタイプのようで、全く問題なかったですね。レースは前走同様、単騎逃げに持ち込むと、最後まで後続を寄せ付けず楽々逃げ切って、今日は彼女の強さばかりが光った一戦となりました。
なお、血統を見ると近親に海外G12勝のエイシンヒカリがおり、イレ込みやすい気性、毛色、脚質と非常に良く似ていると思いました。同じ逃げ脚質の2歳女王レシステンシアとの対決が今から楽しみです。

なお、やや離された2・3着は、ハーツクライ産駒のチェーンオブラブ(7番人気)とポレンティア(5番人気)が健闘。共に良い末脚を繰り出してきましたが、成長力が期待できる血統ですし、どちらも今後が楽しみです。

スマイルカナ
父ディープインパクト 母エーシンクールディ(母の父Distorted Humor)
2017年3月22日生 牝3 芦毛 新ひだか 木田牧場生産 美浦・高橋祥泰厩舎
4戦3勝(2020年1月13日現在)
(重賞勝利)2020年フェアリーS(GIII)


by Yuuichiro_K | 2020-01-13 22:31 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)
2020年 01月 12日

シンザン記念は、牝馬サンクテュエールが接戦を制し、重賞初制覇

今日、京都競馬場では、3歳マイル重賞・シンザン記念(GIII・芝1600m)が行われました。
レースは、C.ルメール騎手騎乗の2番人気サンクテュエールが3番手追走から直線内を突いて伸び、2番手から先に抜け出した5番人気プリンスリターンとの一騎打ちを制し、クビ差おさえて優勝しました。

☆シンザン記念結果
1着○サンクテュエール (C.ルメール)1'35'9(良)
2着 プリンスリターン (原 田)クビ
3着 コルテジア    (松 山)4
4着△オーマイダーリン (武 豊)3/4
5着 ヴァルナ     (秋 山)アタマ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 サンクテュエール  B+
  落ち着いてキビキビと動き良し
2 ヴァルナ      B
  普通
3 コルテジア     B
  普通
4 タガノビューティー C
  前走同様、落ち着きなし
5 オーマイダーリン  B
  普通
6 プリンスリターン  B
  普通
7 ディモールト    B
  普通
8 カバジェーロ    B
  普通
9 ルーツドール    B
  厩務員を引っ張るように気合いを表に出して周回
10 ヒシタイザン    C
  落ち着きなし

今年のシンザン記念は新馬戦を1'33'3の好時計で5馬身差で圧勝したGI2勝馬フィエールマンの半妹ルーツドールが、単勝1.6倍と圧倒的人気を集め、その走りが注目されていましたが、勝ったのは前走アルテミスS(GIII)を2着に好走していた2番人気サンクテュエールでした。

サンクテュエールのパドックは、前走アルテミスSの時より落ち着いて周回していて動きも良く、この日のパドックで一番良く見えた馬でした。レースはスタートでやや出負けするも、すぐに最内枠を活かして3番手に押し上げ、そのままインをロスなく追走。直線は最内を突いて先に抜け出したプリンスリターンとの接戦を制しました。やはり、前走・阪神JF(GI)で圧倒的1番人気に推された素質馬リアアメリアと接戦しただけのことはありましたね。過去2頭の三冠牝馬を出した出世レースを制し、今後が本当に楽しみになりました。また、コースロスのないレース運びをしたC.ルメール騎手の好騎乗が光りました。

2着は5番人気のプリンスリターンが健闘。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは好スタートを切って2番手を追走。直線早めに抜け出しましたが、惜しくも勝ち馬との接戦でクビ差及びませんでした。前走朝日杯FS(GI)で5着に好走したのはフロックではないことを証明しましたね。原田騎手は初重賞制覇まであと一歩でしたが、今後もコンビを組んで頑張ってほしいです。

3着のコルテジア以下は、2着馬から4馬身以上離されており、今日は2頭の力が抜けていた今年のシンザン記念でした。なお、圧倒的1番人気のルーツドールはよもやの7着凡走。時計のかかる馬場が合わなかったのもありますが、レース中発汗が目に付いたように、レース前にイレ込んでしまったのかもしれません。タガノビューティーも相変わらずパドックで落ち着きがありませんでしたが、レースは見せ場なく6着と共に人気を裏切ってしまったのは残念でした。

サンクテュエール(撮影日2019年10月26日・アルテミスS)
父ディープインパクト 母ヒルダズパッション(母の父Canadian Frontier)
2017年2月13日生 牝3 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
3戦2勝(2020年1月12日現在)
(重賞勝利)2020年シンザン記念(GIII) 
シンザン記念は、牝馬サンクテュエールが接戦を制し、重賞初制覇_b0015386_01471446.jpg


by Yuuichiro_K | 2020-01-12 23:59 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)
2019年 12月 15日

朝日杯FSはサリオスが人気に応えデビュー3連勝&レコードタイムでGI初制覇

今日、阪神競馬場で行われた2歳マイル王決定戦・朝日杯フューチュリティS(GI、芝1600m)は、R.ムーア騎手騎乗の1番人気サリオスが3番手追走から直線早めに抜け出し、中団から追い上げた2番人気タイセイビジョンに2 1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆朝日杯フューチュリティS結果
1着◎サリオス     (R.ムーア) 1'33'0(良)レースレコード
2着○タイセイビジョン (武 豊)2 1/2
3着 グランレイ    (池 添)1 1/4
4着 タガノビューティー(和 田)クビ
5着 プリンスリターン (原 田)1 1/4

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ジュンライトボルト  B
  普通
2 ビアンフェ      B
  普通
3 ペールエール     B
  普通
4 トリプルエース    B+
  落ち着いて動き良し
5 マイネルグリット   B
  2人引き、時折小走り
6 サリオス       B+
  2人引き、大変落ち着いて力強い動き
7 ウイングレイテスト  B+
  落ち着いて動き良し
8 タイセイビジョン   B+
  落ち着いて伸びやかな動き
9 グランレイ      B+
  落ち着いて力強い踏み込み目に付く
10 エグレムニ      B
  普通
11 カリニート      B
  普通
12 レッドベルジュール  B
  普通、2人引き、つる首
13 プリンスリターン   B
  普通
14 タガノビューティー  C
  落ち着きなし
15 メイショウチタン   C
  2人引き、落ち着きなし
16 ラウダシオン     B
  2人引き、普通

今年の朝日杯フューチュリティSは、前走サウジアラビアロイヤルC(GIII)を2歳コースレコードで勝ったサリオスが単勝2.0倍でやや抜けた1番人気。前走京王杯2歳S(GII)をやはりレースレコードで勝ったタイセイビジョンが単勝5.8倍で2番人気。前走デイリー杯2歳S(GII)を勝ち2戦2勝のレッドベルジュールが単勝5.9倍で3番人気。重賞で堅実なレースを続けているペールエールが単勝8.8倍で4番人気。この4頭のみが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、期待どおりの強さで勝ったのは1番人気のサリオスでした。

サリオスのパドックは、2人引きでも大変落ち着いて周回。動きも力強く、気配は上々でした。レースはビアンフェが1000m通過57.2秒と早いペースで逃げる展開となりましたが、サリオスは好位3番手をスムースに追走。最後の直線はハイペースをものともせず、楽々と抜け出して後続を完封する危なげない走りを見せての完勝となりました。なお、勝ち時計1'33'0は2017年にダノンプレミアムが記録したレコードを0.3秒更新する圧巻のレコードタイム。血統的にも父がハーツクライなら距離延長も不安はないでしょうし、今後が楽しみになる素晴らしい走りを見せてくれたと思います。無傷の3連勝でのGI制覇、本当におめでとうございました!

2着は2番人気のタイセイビジョンが人気どおりの好走。パドックは落ち着いて伸びやかな歩様を見せており、前走京王杯2歳S(GII)優勝時と同じような雰囲気で良い状態に見えました。レースは、中団やや後ろからじっくりとレースを進め、4コーナーで中団まで押し上げると、勝ち馬より0.1秒速い上がり3ハロン35.3秒の末脚でしっかり伸びて、連対を果たしました。こちらも従来のレコードとほぼ変わらぬ1'33'4で走っているのですから、勝ち馬が強過ぎただけで、力は出し切ってくれたと思います。こちらは今後、短距離路線で楽しみな存在になりそうです。

3着は単勝229.3倍、14番人気の伏兵グランレイが大健闘。人気は全くありませんでしたが、パドックは落ち着き十分、力強い動きが目に付き、気配は大変良かったです。レースは後方2番手からの追い込み策が見事に嵌まり、メンバー最速の上がり34.9秒の末脚を繰り出して上位に食い込みました。初のマイル戦でしたが良く頑張ったと思います。

なお、3番人気のレッドベルジュールは、後方侭10着に凡走。パドックはそれほど目立つ感じはなかったとはいえ、全くいいところがなく、人気を裏切ってしまったのは残念でした。
その他で目に付いたのは、今日が初の芝のレースだったにも関わらず4着に健闘したタガノビューティー。ダート戦と変わらぬ鋭い末脚は目に付きました。半兄に芝のマイル路線で活躍したタガノブルグがいる血統ですし、芝とダートの二刀流で楽しめる面白い存在になりそうです。

サリオス(撮影日2019年10月5日・サウジアラビアロイヤルC)
父ハーツクライ 母サロミナ(母の父Lomitas)
2017年1月23日生 牡2 栗毛 安平 ノーザンファーム生産 美浦・堀宣行厩舎
3戦3勝(2019年12月15日現在)
(重賞勝利)2019年朝日杯フューチュリティS(GI)、サウジアラビアロイヤルC(GIII)
朝日杯FSはサリオスが人気に応えデビュー3連勝&レコードタイムでGI初制覇_b0015386_22563824.jpg


by Yuuichiro_K | 2019-12-15 22:59 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)
2019年 12月 08日

阪神JFは、レシステンシアがレコードで5馬身差の圧勝、無傷の3連勝で2歳女王に輝く

今日、阪神競馬場で行われた2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、芝1600m)は、北村友一騎手騎乗の4番人気レシステンシアが、スタートから積極的に逃げると、最後まで脚色衰えず後続を突き放し、好位から伸びた6番人気マルタ-ズディオサに5馬身差をつけて圧勝しました。

☆阪神ジュベナイルフィリーズ結果
1着△レシステンシア  (北村友) 1'32'7(良)レコード
2着 マルタ-ズディオサ(田 辺) 5
3着○クラヴァシュドール(藤岡佑) ハナ
4着◎ウーマンズハート (W.ヴュイック)3/4
5着 ヤマカツマーメイド(武 豊) クビ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ヤマカツマーメイド B
  普通
2 カワキタアジン   B
  2人引き、普通
3 ウーマンズハート  B+
  プラス14キロでも太め感なし、動き良し
4 レステンシア    B+
  落ち着いて力強い動き
5 ボンボヤージ    B
  普通、時折小走り
6 クリスティ     B
  普通
7 ロータスランド   B+
  気合いを秘めた感じで動き良し
8 オータムレッド   B
  普通
9 マルタ-ズディオサ B
  普通
10 クラヴァシュドール B
  普通、時折小走り
11 ルーチェデラヴィタ B
  2人引き、つる首、普通
12 ヒメサマ      C
  2人引き、落ち着きなし
13 ジェラペッシュ   B
  2人引き、首を小刻みに振る
14 スウィートメリナ  B
  普通
15 リアアメリア    B+
  前走、アルテミスSの時より落ち着きあり
16 エレナアヴァンティ B
  普通

今年の阪神ジュベナイルフィリーズは、新馬戦を8馬身差で圧勝、続くアルテミスS(GIII)も折り合いを欠きながら完勝したリアアメリアが単勝1.8倍で圧倒的1番人気。新馬戦、新潟2歳S(GIII)を共に上がり32秒台の末脚で完勝したウーマンズハートが単勝4.5倍で2番人気。前走サウジアラビアロイヤルC(GIII)で牡馬2歳王者候補のサリオスに次ぐ2着に好走したクラヴァシュドールが単勝4.8倍で3番人気。この3頭のみが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、これら人気馬を寄せ付けず圧巻のスピードで圧倒して優勝したのは、ファンタジーS(GIII)の覇者4番人気レシステンシアでした。

レシステンシアのパドックは、ダイワメジャー産駒らしい迫力のある好馬体が目に付き、動きも良く気配は良かったです。レースは、自らハナを奪って1000m通過57.5秒とハイペースで逃げながらも、上がり3ハロンをメンバー最速の35.2秒でまとめたのですから強いの一言。また、勝ち時計は歴史的名牝ウオッカのレコードを0.4秒も更新する圧巻のレコードタイムとなりました。
血統的にマイラーの可能性は高いですが、来年の桜花賞、NHKマイルCの有力候補となったのは間違いないでしょう。また、管理する松下武士厩舎は開業5年目で嬉しいGI初制覇となりました。本当におめでとうございました!

2着は6番人気のマルタ-ズディオサが健闘。パドックは前走サフラン賞で見た時同様、普通に落ち着いて周回。レースは3番手追走から4コーナーで2番手に上がり前を追うも、勝ち馬に突き放されてしまいましたが、なんとか2着を死守しました。

3着は3番人気のクラヴァシュドールが人気どおりの好走。パドックはやや落ち着きを欠いていましたが、中団からメンバー第2位の上がり35.5秒の末脚を繰り出してなんとか3着まで追い込んできました。

なお、圧倒的1番人気のリアアメリアは後方2番手からレースを進めるも末脚不発で6着に惨敗。2番人気のウーマンズハートは、これまでより前目の好位3・4番手追走も直線の伸び一息で4着まで。共に人気を裏切ってしまったのは残念でした。

とにかくレシステンシアの強さばかりが光った一戦でした。

レシステンシア
父ダイワメジャー 母マラコスタムブラダ(母の父Lizard Island)
2017年3月15日生 牝2 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・松下武士厩舎
3戦3勝(2019年12月9日現在)
(重賞勝利)2019年阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、ファンタジーS(GIII)


by Yuuichiro_K | 2019-12-08 23:59 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)
2019年 12月 01日

チャンピオンズCは、3歳馬クリソベリルが無傷の6連勝!レースレコードでダート王に輝く

今日、中京競馬場で行われた秋のダート中距離王決定戦・チャンピオンズC(GI、3歳上・ダート1800m)は、川田将雅騎手騎乗の2番人気クリソベリルが、好位追走から直線逃げ粘るインティ、外から伸びてきたゴールドドリームとの競り合いを制し、2着ゴールドドリームをクビ差抑えて優勝しました。

☆チャンピオンズC結果
1着▲クリソベリル   (川 田)1'48'5(良)レースレコード
2着△ゴールドドリーム (C.ルメール)クビ
3着 インティ     (J.モレイラ)1 1/4
4着○チュウワウィザード(福 永)1/2
5着 キングズガード  (秋 山)1 3/4

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 タイムフライヤー  B+
  2人引き、落ち着いて動き良し
2 モズアトラクション B+
  落ち着いて動き良し
3 チュウワウィザード B+
  落ち着いて動き良し
4 インティ      B+
  落ち着いて動き良し
5 クリソベリル    B+
  落ち着いて動き良し
6 オメガパフューム  B+
  踏み込み力強い
7 ワンダーリーデル  B+
  落ち着いて動き良し
8 ウェスタールンド  B
  普通
9 サトノティターン  B
  2人引き、普通、時折小走り
10 ミツバ       B
  普通
11 ゴールドドリーム  B
  普通、時折小走り
12 キングズガード   B
  普通
13 ワイドファラオ   B
  普通
14 テーオーエナジー  B
  普通
15 ロンドンタウン   B 
  普通
16 ヴェンジェンス   B
  普通

今年のチャンピオンズCは、前年覇者のルヴァンスレーヴの出走こそなかったものの、一昨年の覇者ゴールドドリーム、デビューから無傷の5連勝中の3歳ダート王クリソベリル、今年のフェブラリーS(GI)の覇者インティ。前走JBCクラシック(JpnI)1・2着馬チュウワウィザード、オメガパフュームなどダートの強豪がほぼ顔を揃え、ダート王決定戦に相応しい好メンバーが揃った一戦となりました。
そんな豪華メンバーが揃った大一番を制したのは、2番人気に推されていた3歳馬クリソベリルでした。

クリソベリルのパドックは、プラス11キロでも太め感はなく、大変落ち着いて力強い歩様で周回していました。レースは、インティが1000m通過60.8秒とやや速いペースで逃げる展開となりましたが、クリソベリルは好位3・4番手の内を追走。最後の直線は、逃げ粘るインティと外から差してきたゴールドドリームの間を割って抜け出しての快勝となりました。これでダート戦はデビューから無傷の6連勝。勝ち時計1'48'5はレースレコードと記録づくめの勝利となりました。まだ3歳馬ですから、これからの活躍が本当に楽しみです。JRA最優秀ダート馬も確定でしょうね。本当におめでとうございました!

2着は1番人気のゴールドドリーム。パドックはいつもどおり気合いを表に出して周回。レースも勝ち馬とほぼ同じ位置から同じ上がりタイム(35.4秒)できっちり伸びて、まだまだ衰えていないことを証明したのは立派でした。

3着は3番人気のインティ。前走みやこS(GIII)は激しい先行争いに巻き込まれて15着に大敗していましたが、今日は流石武豊騎手。絶妙のペースで逃げて、しぶとく粘り込みました。終わってみれば上位人気3頭が実力を存分に発揮して、順当な結果になりましたね。ダートの頂点を決定するに相応しい素晴らしいレースでした。

クリソベリル
父ゴールドアリュール 母クリソプレーズ(母の父エルコンドルパサー)
2016年2月10日生 牡3 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・音無秀孝厩舎
6戦6勝(2019年12月1日現在)
(重賞勝利)2019年チャンピオンズC(GI)、ジャパンダートダービー(JpnI)、日本テレビ盃(JpnII)、兵庫CS(JpnII)


by Yuuichiro_K | 2019-12-01 22:07 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)
2019年 11月 17日

マイルCSはインディチャンプが完勝!史上7頭目の春秋マイルGI制覇を飾る

今日、京都競馬場で行われた秋のマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップ(GI、3歳上・芝1600m)は、池添謙一騎手騎乗の3番人気インディチャンプが好位追走から直線鋭く伸び、好位から先に抜け出した1番人気ダノンプレミアムを交わし、1 1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆マイルCS結果
1着▲インディチャンプ (池 添) 1'33'0(良)
2着○ダノンプレミアム (川 田) 1 1/2
3着 ペルシアンナイト (O.マーフィー)クビ
4着 マイスタイル   (田中勝) 1/2
5着◎ダノンキングリー (横山典) クビ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ダノンキングリー  B+
  2人引き、落ち着いて周回
2 グァンチャーレ   B
  普通
3 マイスタイル    B
  普通
4 レッドオルガ    B
  普通
5 インディチャンプ  B
  落ち着きないが、気合いを表に出すタイプ
6 フィアーノロマーノ B
  普通
7 ペルシアンナイト  B
  普通
8 プリモシーン    B
  2人引き、普通
9 クリノガウディー  B
  普通
10 アルアイン     B
  普通
11 カテドラル     B
  普通
12 モズアスコット   B
  普通
13 タイムトリップ   B
  普通
14 ダノンプレミアム  B
  2人引き、前走天皇賞の時より落ち着きなし
15 ダイアトニック   B
  2人引き、つる首、普通
16 エメラルファイト  B
  普通
17 レイエンダ     B
  普通

今年のマイルCSは17頭中5頭がGIホース、13頭が重賞ウィナーという素晴らしいメンバーが揃った一戦となりました。人気は、前走天皇賞・秋(GI)2着の4歳馬ダノンプレミアムが単勝2.4倍で1番人気。前走毎日王冠(GII)勝ちの3歳馬ダノンキングリーが単勝3.9倍で2番人気。冠名ダノンの2頭が上位人気を占めていましたが、勝ったのは、3番人気(単勝6.4倍)の今年の安田記念馬インディチャンプでした。

インディチャンプのパドックは、チャカチャカと落ち着きはありませんでしたが、気合いを表に出すタイプでこれはいつものこと。レースは、マイスタイルが1000m通過58.8秒とやや遅いペースで逃げましたが、インディンチャンプは好位4・5番手の絶好位をスムースに追走。最後の直線は、先に抜け出したダノンプレミアムを目標に追い出しをギリギリまで我慢する余裕十分の手応えで、追い出してからは一気にダノンプレミアムを交わしての完勝となりました。

前走、毎日王冠ではアエロリットに差し返され、ある意味屈辱の3着でしたが、1ハロン長かった影響もあったのでしょうね。一叩きして状態も上がっていたようで、得意のマイルの舞台で改めて春の王者の底力を見せてくれました。主戦の福永祐一騎手の騎乗停止で急遽乗り代わった池添謙一騎手ですが、完璧なレース運びだったと思います。また、春秋マイルGI連覇は、1985年ニホンピロウイナー、1993年ノースフライト、1998年タイキシャトル、1999年エアジハード、2007年ダイワメジャー、2015年モーリスに続く史上7頭目の快挙ということで、本当におめでとうございました!

2着は1番人気のダノンプレミアム。パドックは前走天皇賞・秋の時より落ち着きを欠いていましたが、安田記念の時よりは酷くはなかったです。レースはインディチャンプとほぼ同じ位置からレースを進め、直線早めに先頭に立ちましたが、勝ち馬に一気に交わされてしまいました。能力の高さは誰もが認めるところですが、なかなかGI2勝目が遠いですね。

3着は6番人気のペルシアンナイトが健闘。パドックは普通に落ち着いて周回。レースは後方から上がり33.7秒の末脚を繰り出し、一昨年1着、昨年2着に続き3年連続で馬券圏内に好走したのはお見事でした。この時期の京都コースは本当にこの馬の得意舞台なのですね。

なお、2番人気のダノンキングリーは好位追走から直線最内を突くも伸び一息で5着まで。パドックは落ち着いていましたが、初の関西遠征の影響で、ただ元気がなかったということだったのかもしれません。人気を裏切ってしまったのは残念でした。

インディチャンプ(撮影日2019年10月6日・毎日王冠)
父ステイゴールド 母ウィルパワー(母の父キングカメハメハ)
2015年2月21日生 牡4 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・音無秀孝厩舎
12戦7勝(2019年11月17日現在)
(重賞勝利)2019年マイルCS(GI)、安田記念(GI)、東京新聞杯(GIII)
マイルCSはインディチャンプが完勝!史上7頭目の春秋マイルGI制覇を飾る_b0015386_22575091.jpg


by Yuuichiro_K | 2019-11-17 22:59 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)
2019年 11月 10日

2歳女王復活!エリザベス女王杯は、ラッキーライラックが鮮やかに差し切りGI2勝目を飾る

今日は、京都競馬場で秋の牝馬頂上決戦・エリザベス女王杯(GI、3歳上牝・芝2200m)が行われました。レースは、C.スミヨン騎手騎乗の3番人気ラッキーライラックが、中団追走から直線最内を突いて鋭く伸び、逃げ粘る7番人気クロコスミアを一気に差し切り、1 1/4馬身差をつけて優勝しました。

☆エリザベス女王杯結果
1着△ラッキーライラック(C.スミヨン) 2'14'1(良)
2着 クロコスミア   (藤岡佑) クビ
3着▲ラヴズオンリーユー(M.デムーロ) 3
4着 センテリュオ   (C.ルメール) クビ
5着◎クロノジェネシス (北村友) クビ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ブライトムーン   B
  普通
2 ラッキーライラック B+
  パドックの外目を大きく周回して動き良し
3 シャドウディーヴァ B+
  落ち着いて動き良し
4 ウラヌスチャーム  B
  普通
5 ポンデザール    C
  2人引き、落ち着きなし
6 クロコスミア    B
  普通
7 レイホーロマンス  B
  普通
8 クロノジェネシス  B
  相変わらず煩いがいつものこと
9 アルメリアブルーム B
  普通、時折小走り
10 フロンテアクイーン B
  普通
11 ラヴズオンリーユー B+
  プラス16キロも太め感なし。動き良し
12 センテリュオ    B
  普通
13 サトノガーネット  B
  普通
14 ゴージャスランチ  B
  普通
15 ミスマンマミーア  C
  落ち着きなし
16 スカーレットカラー B+
  パドック外目を大きく周回
17 サラキア      B
  普通
18 レッドランディーニ B
  普通

今年のエリザベス女王杯は、前走無傷の4連勝でオークス(GI)をレコード勝ちした3歳馬ラヴズオンリーユーが単勝2.5倍で1番人気。前走秋華賞(GI)を快勝した3歳馬クロノジェネシスが単勝3.5倍で2番人気。2歳女王で今年も重賞で堅実なレースを続けているラッキーライラックが単勝5.4倍で3番人気。前哨戦の府中牝馬S(GII)の覇者スカーレットカラーが単勝7.7倍で4番人気。この4頭のみが単勝10倍以下で、5番人気以下の馬が単勝20.8倍以上とオッズ的には4頭の争いとなっていましたが、勝ったのは上位人気の一頭、3番人気のラッキーライラックでした。

ラッキーライラックのパドックは、パドックの外目を力強く周回。府中牝馬Sの時よりも動きは良く、休養明けを一叩きして順調に調子は上向いていたように見えました。レースは前年同様、クロコスミアが単騎でスローペースで逃げる展開となりましたが、ラッキーライラックは中団の内を追走。直線は最内を突いて、メンバー最速の上がり32.8秒の鬼脚を繰り出し、逃げ粘るクロコスミアを一気に交わし去りました。2014年ジャパンC以来となる5年振りのJRAGI制覇となったC.スミヨン騎手のロスのないレース運びがとにかく光りました。なお、2歳女王がエリザベス女王杯を制したのは、1998・1999年のメジロドーベル以来20年振りの快挙。息の長い活躍、本当に見事です。今日は復活のGI2勝目、本当におめでとうございました!

2着は過去2年同様、クロコスミアが逃げ粘って穴を空けました。パドックは普通に落ち着いて周回。レースは、後続を離す単騎逃げでありながら1000m通過61.8とスローペースで楽に逃げられたことで、今年も最後までしぶとく粘り込みました。3年連続の2着は、本当に凄いとしか言いようがありません。6歳になっても衰え知らずの走り、お見事でした。

3着は1番人気のラヴズオンリーユー。パドックはプラス16キロでしたが太め感はなく、休み明けでも動きは上々、気配は良かったです。レースは2番手追走の積極策も、最後の直線逃げ粘るクロコスミアを捕まえることはできず、勝ち馬には内から一気に交わされてしまい、歴戦の古馬の壁に跳ね返され、初の敗戦となりました。

なお、2番人気のクロノジェネシスは好位追走も伸び一息で5着まで。パドックは相変わらず落ち着きがありませんでしたが、距離延長&スローペースで折り合いが鍵になるレースとなり、気性の難しさという弱点が出た感じがします。期待に応えられなかったのは残念でした。

それにしても、現役最強馬アーモンドアイのライバル的存在だった元女王ラッキーライラックの意地を見せつけた鮮やかな末脚と、クロコスミアの相変わらずの絶妙の逃げに感動しました。今年も面白いレースだったエリザベス女王杯でした。

ラッキーライラック(撮影日2019年10月14日・府中牝馬S)
父オルフェーヴル 母ライラックスアンドレース(母の父Flower Alley)
2015年4月3日生 牝4 栗毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・松永幹夫厩舎
12戦5勝(2019年11月10日現在)
(重賞勝利)2019年エリザベス女王杯(GI)、2017年阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、2018年チューリップ賞(GII)、2017年アルテミスS(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2019-11-10 23:52 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)
2019年 11月 04日

JBC競争はヤマニンアンプリメ、ブルドッグボス、チュウワウィザードが悲願のJpnI初制覇

今日、浦和競馬場で行われたダート競馬の祭典・JBC競争3レースは、皆、熱いレースとなり大いに盛り上がりました。

まず、最初に行われたJBCレディスクラシック(JpnI、ダート1400m)は、武豊騎手騎乗の3番人気ヤマニンアンプリメが中団からひと捲りして完勝。1レース後に行われた牡馬混合のJBCスプリントの勝ち時計を0.4秒も上回る好内容の勝利でした。
今日がテン乗りだった武豊騎手は流石の好騎乗、絶妙の仕掛け本当に鮮やかでした。また、今年開業したばかりの長谷川浩大厩舎は嬉しいGI(級)初制覇、こちらもおめでとうございました!

☆JBCレディスクラシック結果(事前予想なし)
1着 ヤマニンアンプリメ (武 豊)1'24'5(重)
2着 ゴールドクイーン  (古 川)2
3着 ファッショニスタ  (川 田)6
4着 ラーゴブルー    (吉 原)1 1/2
5着 ミッシングリンク  (笹 川)2

ヤマニンアンプリメ
父シニスターミニスター 母ヤマニンエリプス(母の父サンデーサイレンス)
2014年4月5日生 牝5 鹿毛 浦河 廣田伉助生産 栗東・長谷川浩大厩舎
29戦9勝(2019年11月4日現在)
(重賞勝利)2019年JBCレディスクラシック(JpnI)、クラスターC(JpnIII)、北海道スプリントC(JpnIII)

続いて行われたJBCスプリント(JpnI、ダート1400m)は、なんといってもコパノキッキング(2番人気)とのコンビで挑んだ藤田菜七子騎手が女性騎手史上初の国内GI級レース制覇なるか注目されました。レースは早め先頭の積極策でゴール直前まで先頭も最後、御神本訓史騎手騎乗の6番人気ブルドッグボスに差されてのクビ差の2着惜敗。先行馬はコパノキッキング以外は馬券圏外に脱落しており、負けて強しの内容だっただけに本当に惜しかったです。
なお、勝ったブルドッグボスは、2007年フジノウェーブ以来となるJBCスプリント史上2頭目の地方馬優勝となりました。おめでとうございました!

☆JBCスプリント結果(事前予想なし)
1着 ブルドッグボス  (御神本)1'24'9(重)
2着 コパノキッキング (藤 田)クビ
3着 トロヴァオ    (矢 野)3
4着 ノボバカラ    (藤 本)ハナ
5着 ノブワイルド   (左 海)3/4

ブルドックボス(撮影日2018年1月28日・根岸S)
父ダイワメジャー 母リファールカンヌ(母の父デインヒル)
2012年4月20日生 牡7 鹿毛 浦河 鮫川啓一生産 浦和・小久保智厩舎
36戦11勝(2019年11月4日現在)
(重賞勝利)2019年JBCスプリント(JpnI)、2017年クラスターC(JpnIII)
JBC競争はヤマニンアンプリメ、ブルドッグボス、チュウワウィザードが悲願のJpnI初制覇_b0015386_22545584.jpg
そして、メインレースのJBCクラシック(JpnI、ダート2000m)は、帝王賞で上位を争ったチュウワウィザード(1番人気)とオメガパフューム(2番人気)の壮絶な一騎打ちとなりましたが、先行した川田将雅騎手騎乗のチュウワウィザードがわずかにハナ差凌いで優勝、悲願の初JpnI制覇を飾りました。
なお、左回りで実績がなかったオメガパフュームもついに弱点を克服したようで見事の一言。両馬は今後も良いライバルになりそうです。それにしても、本当に名勝負でした!

☆JBCクラシック結果(事前予想なし)
1着 チュウワウィザード (川 田) 2'06'1(重)
2着 オメガパフューム  (M.デムーロ)ハナ
3着 センチュリオン   ( 森 ) 4
4着 クインズサターン  (矢 野) 1/2
5着 ストライクイーグル (吉 原) クビ

チュウワウィザード
父キングカメハメハ 母チュウワブロッサム(母の父デュランダル)
2015年4月19日生 牡4 青鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・大久保龍志厩舎
13戦8勝(2019年11月4日現在)
(重賞勝利)2019年JBCクラシック(JpnI)、平安S(GIII)、ダイオライト記念(JpnII)、名古屋グランプリ(JpnII)


by Yuuichiro_K | 2019-11-04 23:03 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 20日

新時代も武豊!菊花賞は名手に導かれたワールドプレミアがGI初制覇

今日、京都競馬場で行われたクラシック三冠最終戦・菊花賞(GI、3歳・芝3000m)は、中団やや前からレースを進めた武豊騎手騎乗の3番人気ワールドプレミアが、最後の直線内を突いて鋭く伸び、後方から追い上げた8番人気サトノルークスの追撃をクビ差おさえて優勝しました。

☆菊花賞結果
1着 ワールドプレミア (武 豊)3'06'0(良)
2着○サトノルークス  (福 永)クビ
3着◎ヴェロックス   (川 田)1
4着 ディバインフォース(横山典)3/4
5着 メロディーレーン (坂 井)クビ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ザダル       B+
  2人引き、動き良し
2 ニシノデイジー   B
  普通、時折小走り
3 カリボール     B
  普通
4 ユニコーンライオン B
  普通
5 ワールドプレミア  B
  2人引き、落ち着きないがいつものこと
6 ディバインフォース B
  普通
7 ヒシゲッコウ    B
  普通
8 メロディーレーン  B
  普通、時折小走り
9 ヴァンケドミンゴ  B
  普通
10 カウディーリョ   C 
  落ち着きなし
11 シフルマン     B
  普通
12 レッドジェニアル  B
  2人引き、時折小走り
13 ヴェロックス    B+
  2人引きでも落ち着いて動き良し
14 サトノルークス   B+
  落ち着いて動き良し
15 ホウオウサーベル  B
  2人引き、普通
16 ナイママ      B
  2人引き、普通
17 タガノディアマンテ B
  普通
18 メイショウテンゲン B
  普通

今年の菊花賞は、皐月賞馬&トライアル神戸新聞杯の覇者サートゥルナーリアが天皇賞・秋に向かうため回避。日本ダービー馬ロジャーバローズも故障により引退したため、残念ながら春のクラシックホース不在のレースとなりました。
人気は、皐月賞2着、日本ダービー3着のヴェロックスが単勝2.2倍とやや抜けた人気を集め、以下、唯一の重賞2勝馬ニシノデイジー(単勝6.0倍)、神戸新聞杯3着のワールドプレミア(単勝6.5倍)、2連勝中の夏の上がり馬ヒシゲッコウ(単勝9.6倍)までが単勝10倍以下のオッズとなっていましたが、勝ったのは上位人気の一角、ワールドプレミアでした。

ワールドプレミアのパドックは、2人引きでチャカチャカと落ち着きがありませんでした。ただ、彼はいつもこんな感じで、これまで全て全て3着以内と堅実なレースを続けており、今日も問題はなかったようです。それでも長距離戦でこの気性は厳しいだろうと予想では軽視していたのですが、さすがはこれまで菊花賞4勝を挙げた名手・武豊騎手、そんな気性の難しいワールドプレミアをヴェロックスをマークする絶好のポジションできっちり折り合わせると、最後の直線はロスなく内を突いて早めに抜け出す完璧なレース運びで、見事栄冠に導きました。
これで武豊騎手は昭和時代のスーパークリーク、平成時代のダンスインザダーク、エアシャカール、ディープインパクトに続き、令和時代最初の菊花賞を勝って、3つの時代でGIを勝つ大偉業となりました。本当におめでとうございました!

2着は8番人気のサトノルークスが健闘。パドックは落ち着き十分で動きも良く、なかなか良く見せていました。レースは後方から直線外鋭く伸びて勝ち馬にクビ差まで迫りました。全姉に3歳秋本格化してローズSを勝ったタッチングスピーチがいる良血馬だけのことはありますね、一夏を越えての成長を感じさせる見事な走りでした。

3着は1番人気のヴェロックス。パドックは落ち着いて動きも上々、状態は良かったと思います。レースも好位から正攻法の競馬でレースを進めるも、直線では思ったほど弾けず、3着が精一杯でした。

なお、2番人気のニシノデイジーは後方から伸び一息で9着と見せ場なし。期待を裏切ってしまったのは残念でした。
それにしても、全兄がマイラーだったワールドエースの弟を勝たせた、武豊騎手凄い!そんな言葉しか出てこなかった今年の菊花賞でした。

ワールドプレミア
父ディープインパクト 母マンデラ(母の父Acatenango)
2016年2月1日生 牡3 黒鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・友道康夫厩舎
6戦3勝(2019年10月20日現在)
(重賞勝利)2019年菊花賞(GI)


by Yuuichiro_K | 2019-10-20 23:47 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)