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2008年 07月 13日

東西とも7番人気馬勝利の波乱、ヴァンクルタテヤマ&ミヤビランベリが初重賞制覇

「プロキオンS(GIII)は、ヴァンクルタテヤマ&赤木高太郎が嬉しい重賞初制覇」
今日、阪神競馬場で行われたプロキオンS(3歳上、GIII・ダート1400m)は、赤木高太郎騎手騎乗の7番人気ヴァンクルタテヤマが、好位から直線早めに抜け出し、後方から追い込んだワイルドワンダーに1馬身差をつけて優勝しました。

☆プロキオンS結果
1着△ヴァンクルタテヤマ 1:22.0(良)
2着○ワイルドワンダー  1
3着 サンライズバッカス 3/4
4着 バンブーエール   1
5着△シルクビッグタイム クビ

重賞初挑戦のヴァンクルタテヤマが、鞍上の赤木高太郎騎手ともども嬉しい初重賞制覇を飾りました。前走の欅Sでコースレコードで優勝したフェラリーピサと同タイム(1'21'9)の2着に好走したスピードは伊達ではありませんでしたね。今日の勝ちタイムもコースレコードにわずか0.1秒劣るだけの好時計でした。今後もダートスプリント路線の活躍が楽しみです。また、赤木騎手は今年、人気薄の馬を良く上位にもってきてくれますね。今日もテン乗りながら見事な騎乗でした。兵庫から移籍して5年目の初重賞制覇、本当におめでとうございました!

ヴァンクルタテヤマ
父フォーティナイナー 母フラワータテヤマ(母の父ブライアンズタイム)
2002年5月15日生 牡6 栗毛 静内・藤沢牧場生産 栗東・安田伊佐夫厩舎
16戦6勝(2008年7月13日現在)
(重賞勝利)2008年プロキオンS(GIII)


「七夕賞(GIII)は、ミヤビランベリが逃げ切って初重賞制覇」
今日、福島競馬場で行われたサマー2000シリーズ開幕戦・七夕賞(GIII、3歳上ハンデ・芝2000m)は、吉田豊騎手騎乗の7番人気ミヤビランベリが、先手を奪って逃げると、直線もしぶとく粘りきり、中団から伸びたミストラルクルーズに3/4馬身差つけて優勝しました。

☆七夕賞結果
1着 ミヤビランベリ  (吉田豊)1'59'8(良)
2着 ミストラルクルーズ(柴田善)3/4
3着 マイネルキッツ  (後 藤)ハナ
4着 キャプテンベガ  (吉田隼)1 1/2
5着 ヴィータローザ  (蛯 名)アタマ

まだ準オープンの身であるミヤビランベリが、実にしぶとい逃げを見せて、格上挑戦ながら見事重賞初制覇を飾りました。今日は、パドックの気配が大変良く見え(馬券は買いませんでしたが。テレビで井崎さんも良く見えたとおっしゃってましたね)、絶好のデキだったと思います。また、馬場が荒れてきて力のいる馬場となり、欧州のスタミナ血統・オペラハウス産駒である彼には向いたようです。まだキャリア11戦ですし、今後の活躍も楽しみです。おめでとうございました!


ミヤビランベリ
父オペラハウス 母アステオン(母の父ホリスキー)
2003年3月28日生 牡5 栗毛 静内・原武久生産 栗東・加藤敬二厩舎
11戦4勝(2008年7月13日現在)
(重賞勝利)2008年七夕賞(GIII)

by Yuuichiro_K | 2008-07-13 19:24 | レース回顧 | Trackback | Comments(2)
Commented by Kozou at 2008-07-14 10:09 x
ミヤビランベリの母の父はホリスキーですか。久しぶりに名前を見ました。
七夕賞はさすがにあの馬場だと荒れる要素充分でしたよね。レース直前に井崎さんも「年寄りばかりなのでミヤビランベリがかなり粘るはず」と言っていましたが、まさか粘りきるとは。
ヴァンクルタテヤマの赤木Jは見事な騎乗でしたね。仕掛けどころもバッチリ。計ったようでした。ワイルドワンダーのラストの脚も凄かった。面白いレースでした。
Commented by Yuuichiro_K at 2008-07-15 00:16
☆Kozouさん
そうですねえ、菊花賞馬ホリスキーの血が入った重賞勝ち馬は珍しいかもしれませんねえ。ユキノサンライズ(父ホリスキー)とメジロマックイーンの仔のエイダイクインが98年のクイーンCを勝っていますが、それくらいでしょうか。ホリスキーは、ミスターシービーの前の年の菊花賞馬ですから月日が立つのは早いものです。
プロキオンSは、敗れたとはいえワイルドワンダーの末脚は、たしかにものすごかったですね。次は南部杯に向かうようですが、悲願のGI制覇は夢ではないと思います。


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