人気ブログランキング | 話題のタグを見る

愛しのサラブレッド写真館 

prekrasnie.exblog.jp
ブログトップ
2007年 10月 28日

これぞ王者の走り!メイショウサムソン、天皇賞春秋連覇達成

今日、東京競馬場では台風一過の素晴らしい青空の下、日本を代表する名馬が集結し、秋の天皇賞(GI)が行われました。

レースは、武豊騎手騎乗の1番人気メイショウサムソンが、好スタートから好位4、5番手につけると、直線内から鋭く伸びて、7番人気アグネスアークに2 1/2馬身差をつけ快勝しました。

☆天皇賞・秋結果
1着○メイショウサムソン(武 豊)1’58’4(稍)
2着 アグネスアーク  (吉田隼) 2 1/2
3着 カンパニー     (福 永) クビ
4着 ポップロック    (ペリエ) 1 1/4
5着 コスモバルク   (五十嵐冬)クビ

メイショウサムソンが、先行策から堂々と抜け出す王者にふさわしい走りで、見事史上4頭目の同一年の天皇賞春秋連覇を達成しました。彼は昨秋、クラシック二冠馬にしては物足りない成績だったこともあり、あまり凄みのある強さというものを感じなかったのですが、今日の勝利は本当に文句なしの強さでした。勝ち時計も馬場を考えればレコードと同等の価値があると思います。今後も日本競馬の主役として、活躍してくれることでしょう。

2着は、7番人気のアグネスアークが健闘しました。これで札幌記念、毎日王冠に続く3戦連続の2着となってしまいましたが、今日は超一線級相手、しかもエイシンデピュティに進路を妨害される不利がありながらの2着ですから立派な走りだったと思います。

3着のカンパニーは関屋記念圧勝以来の競馬でしたが、ここを目標にしっかり仕上がっていました。これまで東京コースとは相性が悪かったのですが、6度目の正直で東京得意のトニービンの血統馬らしい末脚を見せてくれました。

4着のポップロックは、最後上がり34.3秒の末脚を見せ良く伸びてきましたが、距離がもう少し長い方がやはり良さそうです。5着のコスモバルクは、1000m通過59.6秒のやや緩いペースで逃げて良く粘りました。正直ピークは過ぎていると思っていたので、良く頑張ったと思います。

一方、人気を集めたアドマイヤムーン、ダイワメジャーはエイシンデピュティの進路妨害による不利に巻き込まれたこともあり、それぞれ6着、9着に敗れました。(エイシンデピュティは、このほかアグネスアーク、シャドウゲイトの進路も妨害したため、14着に降着)。実力馬がアクシデントで力を発揮できなかったのは、残念でした。

今日は、見事優勝したメイショウサムソン君を掲載します。

これぞ王者の走り!メイショウサムソン、天皇賞春秋連覇達成_b0015386_193968.jpg

パドックは、大変落ち着いて堂々と周回していました。

これぞ王者の走り!メイショウサムソン、天皇賞春秋連覇達成_b0015386_19451393.jpg

鞍上の武豊騎手は、初騎乗でしたが完璧なレース運びで見事勝利に導きました。これで天皇賞は春秋合わせて10回目の勝利、保田隆芳氏に並ぶ、史上最多勝利となりました。

これぞ王者の走り!メイショウサムソン、天皇賞春秋連覇達成_b0015386_19481361.jpg

メイショウサムソンはこれでGI4勝目となり、獲得賞金もダイワメジャーを抜き現役1位になりました。

これぞ王者の走り!メイショウサムソン、天皇賞春秋連覇達成_b0015386_19524797.jpg

今後は日本のエースとして、世界の強豪相手にも負けない走りを見せてくれることでしょう。本当におめでとうございました!

メイショウサムソン
父オペラハウス 母マイヴィヴィアン(母の父ダンシングブレーヴ)
2003年3月7日生 牡4 鹿毛 浦河・林孝輝生産 栗東・高橋成忠厩舎
19戦9勝(2007年10月28日現在)
(重賞勝利)2007年天皇賞・秋(GI)、天皇賞・春(GI)、2006年日本ダービー(GI)、皐月賞(GI)、2007年大阪杯(GII)、2006年スプリングS(GII)

by Yuuichiro_K | 2007-10-28 20:01 | 07年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(4)
Commented by kozou_17 at 2007-10-29 15:07
もしボクが馬連一点勝負してたら1着3着でした。ヤマニンゼファーとウィッシュドリームで1点勝負して1着3着だったときから、天皇賞(秋)は予想するとなぜか1着3着です(笑)
カンパニーはYuuichiroさんが書いてるようにトニービンの血統ですしね、関屋記念の強い勝ち方が印象に強かったので、これは1着はなくても2着に来るって思ってたんですけどねー。買ってなかったのにラジオを聴きながら「粘れ!」とか言ってました(笑)
帰って録画を観たら、メイショウサムソンは今までにない勝ち方でしたね。単に勝負根性だけじゃないなと思いました。というか、やっぱり巧いですよね、武さんは。次はJCでしょうね。文句なく日本の総大将。頑張ってほしいです。
Commented by Yuuichiro_K at 2007-10-29 23:09
☆Kozouさん
カンパニー狙ってましたか!彼はトニービン産駒ということで東京コースのレースに出走するたびに穴人気になるのですが、どういうわけかこれまで実績がなかったので、気にはしてたんですけど軽視してしまいました。実はメイショウサムソン-アグネスアークの3連単1・2着の組み合わせを買ってたんですが、3着のカンパニーまでは拾えませんでした; ;4着のポップロックはもってたんですけどねえ。逃した魚大きかったです;
Commented by kozou_17 at 2007-10-29 23:31
おおー!それは大きい!(笑)。ボクはアグネスアークを軽視してましたね。穴人気になってましたし。見せ場無く終わるタイプかと(笑)。
これでカンパニーはマイルCSに出ると人気になると思うのですが、そこではこない気がするんですよねー、なぜか。
そういえば、ヤマニンーウィッシュの1着3着と同じくらい会心の1着3着(←?)はスペシャルウィークとエアジハードでした。スペシャルは前哨戦の京都大賞典を大負けして4番人気。だけどこれ、明らかに重かったんですよね。そしてエアジハードは安田記念を勝っていたにもかかわらず距離が不安視されて5番人気。1番人気はセイウンスカイ。メジロブライトも人気でした。この2頭は東京2000じゃ無理だと思っていたので、もうスペシャルーエアで間違いないと確信。東京の友達に電話をかけて、ボクにしては大勝負の馬連5000円一点買い。確かそれでも60倍以上ついたんですよ。今考えるとおいしすぎますよね。
それがスペシャルにステイゴールドがついてきちゃったんですよねぇ(笑)。テレビの前で叫びましたよ。「来るな〜!」って。そして配当は確か150倍以上。これもまたおいしい配当でしたよねぇ。
Commented by Yuuichiro_K at 2007-10-30 00:15
☆Kozouさん
まずは、訂正。カンパニーはトニービンの孫でした^^;
さて、スペシャルウィーク&ステイゴールド&エアジハードといえば1999年ですね。僕はあの時、スペシャルウィークを京都大賞典で破ったツルマルツヨシで勝負して撃沈しました。久々に出たルドルフ産駒の大物ということで、入れ込んでしまいました(結果は8着)。エアジハードは僕も複勝買ってました。サクラユタカオーの仔だし2000mまでは持つかなと。それにしても、あの日のレース後は、何でこの組み合わせで万馬券なんだと頭抱えたのでよく覚えています^^;


<< 1997年のクラシック2冠馬サ...      天皇賞・秋(GI)予想 >>