人気ブログランキング | 話題のタグを見る

愛しのサラブレッド写真館 

prekrasnie.exblog.jp
ブログトップ
2007年 06月 24日

これが海外GIホースの底力!豪華メンバーの宝塚記念はアドマイヤムーンが制す

今日、阪神競馬場では、あいにく一日中雨が降り続く悪天候となりましたが、素晴らしいメンバーが集結し、春のグランプリ宝塚記念(GI)が行われました。レースは、中団後方からレースを進めた岩田康誠騎手騎乗の3番人気アドマイヤムーンが、直線で馬場の外に持ち出すと先に抜け出したメイショウサムソンを交わして優勝しました。

☆宝塚記念結果
1着○アドマイヤムーン  (岩 田)2’12’4(稍重)
2着▲メイショウサムソン(石橋守) 1/2
3着△ポップロック    (武 豊)  2
4着  アドマイヤフジ   (福 永) クビ
5着  ファストタテヤマ  (小 牧) 1/2


国際レイティング世界4位の評価(125ポンド)を得ているアドマイヤムーンが、その実力をいかんなく発揮しての見事な勝利でした。今年、京都記念(GII)、ドバイデューティーフリー(ドバイGI)を連勝。前走のクイーンエリザベス2世C(香港GI)は3着に敗れたものの、海外で見せてきた鋭い末脚を武器に、ついに嬉しい国内GI初制覇を飾りました。海外遠征帰りでありながら、素晴らしいデキに仕上げた厩舎スタッフ、武豊騎手からの乗り代わりというプレッシャーに負けず完璧なレース運びをした岩田騎手、共に賞賛したいと思います。おめでとうございました!

2着は、メイショウサムソンがこちらも強い競馬をしました。今日も中団待機策から直線早めに先頭に立つと、しぶとく伸びて流石GI3勝馬というところをみせました。充実期を迎えた4歳馬2頭の叩き合いは本当に素晴らしかったです。これなら凱旋門賞でもいい走りができそうです、夢が広がる走りでした。

3着は、後方待機策から大外を伸びたポップロック。パドックの雰囲気は大変良く見えましたし、力を出しきったと思いますが、今日のところは上位2頭が強かったということでしょう。

また、4着のアドマイヤフジ、5着のファストタテヤマは大健闘でした。これだけの相手に本当に良く頑張ったと思います。

注目された今年の牝馬ダービー馬のウオッカは、1番人気に推されましたが、残念ながら直線で内を一瞬伸びかけたものの、そこで脚がなくなり8着に終わりました。ダービーの時よりパドックの気配は落ちていた感があり、激走の反動があったように思えました。仕方のない敗戦でしょう。なんとか立て直して、秋に再び彼女らしい走りを見せて欲しいと思います。これはダイワメジャーにもいえることで、全く彼らしい走りができず、いいところなく敗れたのは残念でした。

今日は、見事国内でも強豪相手に勝利し、名実共に日本の最強馬の座についたアドマイヤムーン君を掲載します。

これが海外GIホースの底力!豪華メンバーの宝塚記念はアドマイヤムーンが制す_b0015386_23544912.jpg

パドックは、大変落ち着いて周回していました。

これが海外GIホースの底力!豪華メンバーの宝塚記念はアドマイヤムーンが制す_b0015386_23551418.jpg

レースは、中団待機策から鋭い脚を見せてくれました。

これが海外GIホースの底力!豪華メンバーの宝塚記念はアドマイヤムーンが制す_b0015386_23562138.jpg

岩田騎手は、中央に移籍してからは、初となる嬉しい中央競馬GI制覇となりました。

これが海外GIホースの底力!豪華メンバーの宝塚記念はアドマイヤムーンが制す_b0015386_23574220.jpg

国内最強馬として、これからも国内外での活躍、期待したいです。おめでとうございました!

アドマイヤムーン
父エンドスウィープ 母マイケイティーズ(母の父サンデーサイレンス)
2003年2月23日生 牡4 鹿毛 早来・ノーザンファーム生産 栗東・松田博資厩舎
15戦9勝(2007年6月24日現在)
(重賞勝利)2007年宝塚記念(GI)、ドバイデューティフリー(ドバイGI)、京都記念(GII)、2006年札幌記念(GII)、弥生賞(GII)、共同通信杯(GIII)、2005年札幌2歳S(GIII)

by Yuuichiro_K | 2007-06-24 23:59 | 07年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(2)
Commented by kozou_17 at 2007-06-25 14:31
ウォッカは残念でしたねー。疲れもあったでしょうし、レース運びもギクシャクしてましたし、8着なら上出来だと思います。ダイワメジャーは前走が目一杯の競馬っぽかったから、これも疲れが残ってるだろうと思ったら、マイナス16キロ。ちょっと可哀想でした。
アドマイヤムーンは強かったですね。昨年の皐月賞時は人気ほど強くないと思っていましたが、今回の競馬は脱帽です、強かった。昨年秋から中距離路線に絞ったのが良かったのかもしれませんね。本当に身が入った感じがしました。岩田騎手の騎乗も完璧でしたね。
それにしてもメイショウサムソン。これだけ強いのに人気は今ひとつですよね(笑)。そういうタイプなんでしょうね。
Commented by Yuuichiro_K at 2007-06-26 00:39
☆Kozouさん
おっしゃるとおり、ウオッカもダイワメジャーも本来の力は出せなかった感じで、残念でした。それでもレースは、アドマイヤムーンとメイショウサムソンが実に力強い走りをしてくれて見ごたえがありました。メイショウサムソン君は、ファン投票は1位でしたが、残念ながら1番人気になれませんでしたね。。。でも、十分期待に応える走りをしてくれました。今年の走りはさすが昨年の二冠馬といった感じですし、凱旋門賞に出走することになれば、きっと熱い声援が贈られることでしょう。


<< 強豪ダートホースの父アサティスが死亡      宝塚記念(GI)予想 >>