2006年 12月 10日
まずは、今日行われた香港国際競争ですが、メインレース香港C(GI・芝2000m)のアドマイヤムーンの2着は惜しかった!直線で抜け出したプライドに後方から一完歩毎に迫る姿に、中山のメディアホールで観戦していた多くの人が(自分も含めて)大絶叫でした。着差はわずか短頭差で本当にあと一歩でした。勝った相手は、凱旋門賞でディープインパクトに先着した現役世界最強クラスの牝馬、フランスのプライド(牝6)でした(勝ちタイムは2’01’6(良))から、よくやったといっていいでしょう。アドマイヤムーンの来年の活躍が楽しみになりました。なお、同レースに出走したディアデラノビアは7着に終わっています。 なお、他のレースは、日本馬は振るいませんでした。香港スプリント(GI・芝1200m)のシーイズトウショウは後方侭10着。メイショウボーラーはスタート大出遅れのうえ、途中で競走を放棄してしまう大惨敗でした。なお、勝ったのは、香港のアブソリュートチャンピオン(騸5)。勝ちタイムは1’07’8(良)のレコードでした。 香港ヴァーズ(GI・芝2400m)は、日本のアドマイヤメインとソングオブウインドが1、2番人気となり、期待されましたが、アドマイヤメインは好スタートからいつもどおりの逃げを見せたものの、直線で早々と一杯になり8着に惨敗。ソングオブウインドは、菊花賞同様後方からの競馬で一瞬伸びかかったものの、最後は先に抜け出した馬達と脚色が同じになり4着に終わりました。勝ったのは、日本で種牡馬生活をしていたドクターデヴィアスを父に持つ英国のコリアーヒル(騸8)で勝ちタイムは2’27’1(良)でした。 香港マイル(GI・芝1600m)は、ダンスインザムードが出走しましたが、中団から伸びきれず12着に完敗。勝ったのは、今年の安田記念にも出走した香港のザデューク(騸7)。好位から抜け出すと、1番人気の香港のアルマダの鋭い追い込みを抑えて優勝しました。勝ちタイムは、1’33’4(良)。 ザデューク(The Duke/星運爵士)(撮影日2006年6月4日・安田記念) 父Danehill 母Mar du Sud(母の父Bluebird) 1999年9月27日生 騸7 鹿毛 オーストラリア・Caradale Pty Ltd生産 香港・C.ファウンズ厩舎 54戦10勝(2006年12月10日現在) (重賞勝利)2006年香港マイル(香GI)、2004年キャセイパシフィックインターナショナルマイルトライアル(香港限定GⅡ) さて、今日、中山競馬場では未来の名馬を目指して、朝日杯フューチュリティS(GI)が行われました。勝ったのは、蛯名正義騎手騎乗の2番人気のドリームジャーニー。父は2001年の香港ヴァーズを優勝したステイゴールドです!最後方待機から直線大外を豪快に伸びて、先行抜け出したローレルゲレイロを交わしての快勝でした。 残り200m、勝ったドリームジャーニー(右から3番目)はまだ後方、怒涛のごぼう抜きでした。 ☆朝日杯フューチュリティS結果 1着▲ドリームジャーニー(蛯 名)1’34'4(良) 2着△ローレルゲレイロ (本 田) 1/2 3着◎オースミダイドウ (ペリエ) 3/4 4着○フライングアップル (北村宏) クビ 5着△マイネルレーニア (松 岡) 3/4 ドリームジャーニーは、最後方待機から素晴らしい末脚を見せてくれました。父ステイゴールドが香港ヴァーズで見せた脚を髣髴させる怒涛の追い込みで、なんだか胸が熱くなりました。また、母の父もメジロマックイーンですから、これはもう応援しないわけにはいきませんね。血統的に距離が伸びても大丈夫そうで、来年のクラシックが楽しみになりました。 2着のローレルゲレイロは、逃げたオースミダイドウをぴったりマークして直線では競りつぶし、勝ちパターンに持ち込んだのですが、最後勝ち馬の末脚に屈しました。勝ちきれないレースが続きますが、安定した走りは見事です。 期待していたマイPOG馬の1番人気オースミダイドウは3着。逃げた時点でまずいなと思いましたが、やはり最後の直線で一杯になってしまいました。せっかく前走でおさえる競馬をさせたのに、残念なレース運びとなってしまいました。パドックは、今日もチャカつき気味で、もう少し気性的に落ち着いてもらわないと、距離が伸びる今後は不安が一杯です。 今日は、見事2歳王者に輝いたドリームジャーニー君を掲載します。 パドックは前走同様、チャカツキ気味でしたが、まあ彼はいつもこんなもんです。 蛯名騎手は、2002年マイルCS(トウカイポイント)以来4年ぶりのGI制覇となりました。 ドリームジャーニーの父・ステイゴールドは、ついに初のGI馬を輩出しました。 内国産血統の勝利は嬉しいですね。来年のクラシックも楽しみです。おめでとうございました! ドリームジャーニー 父ステイゴールド 母オリエンタルアート(母の父メジロマックイーン) 2004年2月24日生 牡2 鹿毛 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎 4戦3勝(2006年12月10日現在) (重賞勝利)2006年朝日杯フューチュリティステークス(GI)
by Yuuichiro_K
| 2006-12-10 23:59
| 06年GI優勝馬写真
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Comments(2)
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kozou_17 at 2006-12-11 01:13
朝日杯は本当に面白いレースでしたね。ビデオで何回も見てしまいました。あの小さな馬体が後方から飛んでくるのが、なんというか可愛かった(笑)。出遅れで、道中は離されての最後方で、中山の4コーナーで大外を回ってあの結果ですから強かったですね。今後が楽しみです。この血統は本当に応援したいですね。
オースミダイドウは、あの入れ込みで、しかも逃げちゃって、直線半ばでずるずると後退するかと思ったら3着ですからね。もう少し身が入ってくるとかなり期待できるんじゃないでしょうか。
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Yuuichiro_K at 2006-12-11 07:27
☆Kozouさん
そうですねえ、ドリームジャーニーの追い込みは、まるでディープインパクトみたいでした^^ 血統の話ですが、特にメジロマックイーンの血が初めてGIを勝ったのが嬉しいですね。ステイヤー血統なので今後も楽しみです。ディープインパクトに続く、追い込みの名馬として活躍してくれるといいなあと思います。 |
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