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愛しのサラブレッド写真館 

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2006年 10月 28日

惜敗続きにピリオド、武蔵野Sはシーキングザベストが初重賞制覇

今日、東京競馬場ではジャパンCダートの前哨戦・武蔵野S(GⅢ)が行われました。
レースは、勝浦正樹騎手騎乗の2番人気シーキングザベストが、先団追走から楽な手ごたえで直線残り200Mで逃げるサンライズキング、最内を突いたフサイチリシャールを突き放すと、中団から追い上げた昨年の覇者サンライズバッカスに3/4馬身差をつけて優勝しました。

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☆武蔵野S結果
1着○シーキングザベスト (勝 浦)1’35’3(良)
2着 サンライズバッカス (後 藤)  3/4
3着△フィールドルージュ(吉田豊) 1 1/4
4着 ヒカルウィッシュ   (横山典) アタマ
5着▲フサイチリシャール(岩 田)  クビ

勝ったシーキングザベストは、近走交流重賞で3戦連続2着続きでしたが、待望の初重賞制覇となりました。今日は、激しい先行争いを制して、楽な手ごたえで抜け出す強い内容の競馬だったと思います。これでダートは15戦して13連対という素晴らしい成績で、今後も活躍が楽しみです。

2着は7ヶ月ぶりのレースだった昨年の覇者サンライズバッカス。久々をものともせず、鋭い末脚を見せてくれました。昨年のこのレースでカネヒキリを破った後、不振が続きましたが、今日は昨年の好調時を思わせる力強い伸びで、こちらも次走が楽しみです。ただ、賞金的にジャパンCダートに出走できるか微妙なのが残念です。

3着、4着は後方2、3番手から追い込んできたフィールドルージュとヒカルウィッシュが健闘しました。先行馬がそろい展開に恵まれた面はありますが、両馬ともパドックの気配はなかなか良く見えたので、フロックではないと思います。

圧倒的人気となったフサイチリシャールは、父クロフネの再現と期待を背負っての出走でしたが、先行したものの直線半ばで一杯になってしまいました。最内を突き、ロスのない競馬をしたもののシーキングザベストには子ども扱いされた感じです。思ったほどダート適正がなかったのは残念でした。

なお、本命をうったタイキエニグマは、3番人気となりましたが、いつものとおり行き脚がつかず、最後方からの競馬となり、直線追い上げたものの6着に終わりました。芝がよっぽど合わないようで、今後も芝コースを使うレースでは割り引く必要がありそうです。また、夏競馬を好走してきた北海道帰りのサカラート、トーセンブライトはパドックでイラつき気味で、あまり良く見えませんでした。凡走は仕方がないでしょう。

今日は、見事に初重賞制覇を飾ったシーキングザベスト君を掲載します。

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パドックはチャカつく場面もあり、気合を表に出して周回していました。

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鞍上の勝浦騎手は、見事2週連続の重賞制覇となりました。今日も積極的なレース運びが光りました。

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ダートの短いところでの強さは相当なもので、今後の活躍が楽しみです。おめでとうございました!

シーキングザベスト
父Seeking the Gold、母Mackie(母の父Summer Squall)
2001年5月21日生 牡5 黒鹿毛 アイルランド・Britton House Stud Ltd生産 栗東・森秀行厩舎
17戦8勝(2006年10月28日現在)
(重賞勝利)2006年武蔵野S(GⅢ)


「スワンS(GⅡ)は、古豪プリサイスマシーンが久々の勝利」
今日、京都競馬場で行われたマイルCSの前哨戦・スワンSは、松岡正海騎手騎乗の14番人気プリサイスマシーンが、好位4番手追走から直線良く伸び、中団外から伸びてきたシンボリグランの追撃を1/2馬身おさえて優勝しました。

☆スワンS結果
1着 プリサイスマシーン(松 岡)1’20’3(良)
2着 シンボリグラン   (柴 山) 1/2
3着 アグネスラズベリ  (本 田) 1/2
4着 ステキシンスケクン(武 豊) クビ
5着 オレハマッテルゼ (柴田善) クビ

勝ったプリサイスマシーンは、函館スプリントS以来の4ヶ月の休み明け、しかもここ2年近く勝利から遠ざかっていたこともあり、人気はありませんでしたが、春の高松宮記念で4着に好走するなど短距離での適性を示していた馬ではありました。とはいえ高齢ということもあり、正直この激走は驚きました。衰えることない活躍、本当に見事です。しかし、今年低調な短距離路線を象徴する結果と言えるかもしれません。本番のマイルCSの行方は混沌としています。下手をするとまたも外国馬の後塵を拝することになるかもしれません。

プリサイスマシーン
父マヤノトップガン 母ビーサイレント(母の父サンデーサイレンス)
1999年3月13日生 牡7 鹿毛 白老・白老ファーム生産 美浦・萩原清厩舎
31戦13勝(2006年10月28日現在)
(重賞勝利)2006年スワンS(GⅡ)、2004年中日新聞杯(GⅢ)、2003年中日新聞杯(GⅢ)

by Yuuichiro_K | 2006-10-28 18:51 | 06年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(2)
Commented by at 2006-10-29 00:03 x
シーキングザベスト、初重賞制覇だったんですか?
名前をよく聞くので、ビックリ、既に制しているかと思っていました。
口取りの間、バタバタしてた為、鞍を外した馬体写真が見れて良かった。
ダート馬って感じの体系をしていますね。
Commented by Yuuichiro_K at 2006-10-29 00:43
☆響さん
ご訪問&コメントありがとうございます。シーキングザ○○○という名前の馬は、現役馬で他にもGI2着7回のシーキングザダイヤもいるので、間違えやすいですよねえ。ダイヤ君はもちろん重賞を勝っていますが、ベスト君は嬉しい初制覇でした。

また、響さんのブログも拝見させていただきました。今日は、サンライズバッカス君の応援に来られてたんですね。休み明けでしたが、きっちり仕上がり素晴らしい走りでしたね、おめでとうございました。さすがはカネヒキリを破った昨年の覇者です、改めて実力を見直しました。


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