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2024年 10月 14日
今日、東京競馬場では、好天で夏のような暑さの下、エリザベス女王杯に向けての重要ステップレース・府中牝馬S(GII、3歳上牝・芝1800m)が行われました。 レースは、C.ルメール騎手騎乗の2番人気ブレイディヴェーグが、後方10番手追走から直線外鋭く伸びて、同じく後方12番手から外追い込んだ10番人気シンティレーションに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。 昨年のエリザベス女王杯(GI)以来のレースだったブレイディヴェーグが、休み明けをものともせず完勝、女王の貫録を見せつけました。 ☆府中牝馬S結果 1着▲ブレイディヴェーグ(C.ルメール) 1'44'7(良) 2着 シンティレーション(戸 崎) 1 1/4 3着◎マスクトディーヴァ(川 田) 1/2 4着△フィアスプライド (M.デムーロ)3/4 5着 ルージュリナージュ(横山和) 3/4 パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡) 1 ハーパー B+ 落ち着いて動き良し 2 アスコルティアーモ B+ 落ち着いて動き良し 3 ラリュエル B 普通 4 モリアーナ B 2人引き、普通 5 ブレイディヴェーグ B+ 長期休養明けでも落ち着いて動き良し 6 マスクトディーヴァ B+ 落ち着いて動き良し 7 フィアスプライド B 落ち着いて動き良かったが、徐々に煩くなる 8 コスタボニータ B 普通、首高い 9 フィールシンパシー B+ 落ち着いて動き良し 10 シンティレーション B 落ち着いて動き良かったが、徐々に煩くなる 11 セントカメリア B 2人引き、普通 12 コンクシェル B 普通、首高い 13 モズゴールドバレル C 落ち着きなし 14 ライラック B 普通 15 ルージュリナージュ C 落ち着きなし 今年の府中牝馬Sは、15頭中8頭が重賞ウイナーと、なかなかの好メンバーが揃った一戦となりました。人気は前走ヴィクトリアマイル(GI)1番人気3着だったマスクトディーヴァが単勝2.3倍で1番人気。前走エリザベス女王杯(GI)優勝以来、11ヵ月振りのブレイディヴェーグが単勝3.6倍で2番人気。昨年の紫苑S(GII)の覇者モリアーナが単勝8.6倍で3番人気。今年のヴィクトリアマイル(GI)2着馬フィアスプライドが単勝9.4倍で4番人気。ここまでの4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは上位人気の一角・メンバー中唯一のGI馬ブレイディヴェーグでした。 ブレイディヴェーグのパドックは、長期休養明けということで注目していましたが、大変落ち着いて周回。動きも上々で力を出せる状態に見えました。 レースは、今年の中山牝馬S(GIII)を逃げ切ったコンクシェルがハナを奪って1000m通過58.7秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、ブレイディヴェーグは、人気のマスクトディーヴァの直後、中団10番手を追走。直線は外に持ち出すと、メンバー最速タイの上り32.8秒の強烈な末脚を繰り出して、内から馬群を割って先に抜け出したマスクトディーヴァを並ぶ間もなく差し切り、外から追い込んだシンティレーションの追撃を難なく抑え込んでの快勝となりました。 昨年のエリザベス女王杯(GI)優勝後、度重なる脚部不安があって久しぶりのレースでしたが、不安を払拭する実に強い内容の勝利でした。今日は長期休み明けを克服しての復活の重賞2連勝、本当におめでとうございました! 2着は10番人気の伏兵シンティレーションが大健闘。パドックは落ち着いて力強い動きを見せていましたが、徐々に煩くなりました。しかし、結果を見ると程良く気合を表に出していたということなのでしょう。レースは、後方3番手でじっくり脚を溜めると、直線は勝ち馬と同じメンバー最速タイの上り32.8秒の末脚で外鋭く伸びてきました。 前走新潟日報賞は11番人気での勝利でしたが、勝ち時計は1'44'1と破格のタイムでしたしフロックではなかったということなのでしょう。完全に本格化したようで今後も楽しみです。 シンティレーション 父ロードカナロア 母ファシネートダイア(母の父アグネスタキオン) 2019年1月15日生 牝5 黒鹿毛 美浦・池上昌和厩舎 14戦4勝(2024年10月14日現在) 3着は1番人気のマスクトディーヴァ。パドックは落ち着いて動きも良く、好調子に見えました。レースは中団9番手のインを追走。直線は内目から馬群を割って抜け出したものの、1・2着馬の強烈な末脚に並ぶ間もなく交わされてしまいました。しかし、相変わらずの堅実な末脚で力のあるところを見せてくれました。 マスクトディーヴァ 父ルーラーシップ 母マスクオフ(母の父ディープインパクト) 2020年5月12日生 牝4 黒鹿毛 栗東・辻野泰之厩舎 9戦4勝(2024年10月14日現在) なお、3番人気モリアーナは、後方3番手からの追い込み策も、直線伸び一息で見せ場なく8着に凡走。期待に応えることができなかったのは残念でした。 それでは最後に見事優勝したブレイディヴェーグちゃんを掲載します。 パドックは、11ヵ月振りでも大変落ち着いて、良い雰囲気で周回していました。 鞍上のC.ルメール騎手は、昨日の秋華賞(GI)に続く2日連続の重賞制覇。府中牝馬Sは2015年ノボリディアーナ、2018年ディアドラに続く3度目の制覇となりました。なお、レース後のインタビューでは「スタートはいつも通りそんなに速くなく、特に今日は休み明けということで最初は軽い騎乗をしたかったこともあり、後ろになりましたが、気にしていませんでした。だんだん自分のリズムを見つけて、3、4コーナーでは手応えが丁度良かったので、大外に決めました。すごく良い馬です。能力がチェルヴィニアと同じレベルだと思います。今日は休み明けでしたが、能力で勝ちました。これからコンディションが上がってくればトップレベルで勝てます。」とコメントしていました。 レース後、ルメール騎手はブレイディヴェーグを昨日牝馬二冠馬となったチェルヴィニアと同じレベルと語りましたが、チェルヴィニアは次走予定のジャパンC(GI)でも上位人気となりそうなだけに、インパクトある発言でした。今後の走りも注目していきたいと思います。 ブレイディヴェーグ 父ロードカナロア 母インナーアージ(母の父ディープインパクト) 2020年4月11日生 牝4 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 美浦・宮田敬介厩舎 6戦4勝(2024年10月14日現在) (重賞勝利)2023年エリザべズ女王杯(GI)、2024年府中牝馬S(GII)
by Yuuichiro_K
| 2024-10-14 22:34
| 24年GII・GIII優勝馬写真
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