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2023年 04月 29日

またもキタサンブラック産駒のダービー候補誕生!青葉賞はスキルヴィングが圧倒的人気に応え3連勝で重賞初制覇

今日、東京競馬場では強風が吹く中、日本ダービー(GI)の出走権を賭けた注目の一戦、ダービートライアル・青葉賞(GII)が行われました。
レースは、C・ルメール騎手騎乗の1番人気スキルヴィングが後方追走から直線外鋭く伸び、同じく後方から追い込んだ2番人気ハーツコンチェルトに1/2馬身差をつけて優勝しました。
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スキルヴィングが直線外一気に伸び、圧倒的人気に応え、快勝しました。

☆青葉賞結果
1着◎スキルヴィング  (C.ルメール)2'23'9(良)
2着△ハーツコンチェルト(松 山)1/2
3着 ティムール      (三 浦)2
4着△メイテソーロ   (川 田)1 1/4
5着 アームブランシュ  (吉田豊)1 3/4

パドックの個人的な評価は以下の通り。(A良い、B普通、C平凡)

1 マイネルエンペラー   B
  普通、首高い
2 ティムール     B
  普通、首高い
3 ヨリマル        B
  普通
4 ハーツコンチェルト B
  普通
5 アームブランシュ   B
  普通、時折小走り
6 グランヴィノス    B
  2人引き、普通
7 ニシノレヴナント   B
  普通
8 ヒシタイカン     B
  2人引き、普通
9 シャドウソニック     B
  普通
10 サヴォーナ       B+
  落ち着いて動き良し
11 スキルヴィング   B+
  前走ゆりかもめ賞同様、落ち着いて動き良し
12 アサカラキング   B
  普通
13 メイテソーロ    B+
  落ち着いて動き良し
14 マサハヤウォルズ  C
  落ち着きなし
15 ロゼル         B
  普通

今年の青葉賞は昨年に続き重賞勝ち馬不在、1勝馬が15頭中11頭を占め、手薄なメンバー構成の一戦となりました。人気は前走同舞台のゆりかもめ賞(1勝クラス)を2'24'8の好時計で圧勝したスキルヴィングが単勝1.7倍の圧倒的1番人気。次いで、3走前の東京スポーツ杯2歳S(GII)と前走若葉S(L)で1番人気に推されたハーツコンチェルトが単勝5.7倍で2番人気。昨秋の新馬戦でスキルヴィングを破ったヒシタイカンが単勝6.6倍で3番人気。この3頭のみが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、期待どおりの強さで優勝したのは1番人気のスキルヴィングでした。

スキルヴィングのパドックは、前走、ゆりかもめ賞で見た時同様、落ち着いて動きも上々、休み明けでも力を出せる状態に見えました。
レースは、アサカラキングが1000m通過60.4秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、スキルヴィングは後方外目を追走。直線は外からメンバー最速タイの上り34.1秒の末脚を繰り出し、人気のハーツコンチェルトを外からねじ伏せる着差以上の完勝となりました。なお、勝ち時計は青葉賞歴代3位の好時計。皐月賞馬ソールオリエンスに続き、またしてもキタサンブラック産駒のダービー候補が誕生しましたね。青葉賞馬のダービー制覇はまだ1頭もいませんが、ジンクスを破る可能性を感じさせる走りを見せてくれたと思います。本番の日本ダービーも本当に楽しみです。

2着は、2番人気のハーツコンチェルトが人気どおりの好走でダービー切符を確保。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは勝ち馬スキルヴィングの内を並ぶように追走。直線は馬場の真ん中から脚を伸ばし、上り34.1秒の末脚で伸びたものの、残念ながら勝ち馬の決め手に屈しました。東京スポーツ杯2歳S(GII)と若葉S(L)で1番人気に推された実力の片鱗を今日は見せてくれたと思います。

ハーツコンチェルト
父ハーツクライ 母ナスノシベリウス(母の父Unbridled's Song)
2020年5月5日生 牡3 美浦・武井亮厩舎
5戦1勝(2023年4月29日現在)
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3着は11番人気の伏兵ティムールが大健闘。パドックはやや首の高いところはありましたが、落ち着いて周回していました。レースは後方2番手でじっくり脚を溜めると、直線は大外から勝ち馬を追うように34.2秒の末脚で追い込んで穴を空けました。今日は人気はありませんでしたが、前走若葉Sでハーツコンチェルトに先着していた実績は伊達ではなかったということでしょう。

ティムール
父キズナ 母ホワイトローズII(母の父Tapit)
2020年2月28日生 牡3 栗東・中竹和也厩舎
6戦1勝(2023年4月29日現在)
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なお、3番人気ヒシタイカンは、中団追走も伸びを欠き12着に完敗。レース後のM.デムーロ騎手のコメントでは「まだ幼くて鳴いたりするところがあり、ペースも合わなかった」とのこと。モーリス産駒ですし距離も長かったかもしれません。期待に応えられなかったのは残念でした。

それでは最後に見事優勝したスキルヴィング君を掲載します。
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パドックは落ち着いて動きも上々、良い雰囲気で周回していました。
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ニッコリ、リラックスした表情のC.ルメール騎手、余裕を感じました。なお、ルメール騎手は青葉賞初制覇。レース後のインタビューでは「スローペースで大外に行きましたから少し心配しましたが、この馬は能力が高いので、最後は坂を上ってからいい脚を使うことができました。だんだん経験を積んで大人になってきましたし、ダービー当日はトップコンディションになっていると思います。」とコメントしていました。
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C.ルメール騎手&木村哲也厩舎のコンビでキタサンブラック産駒といえば、昨年の年度代表馬イクイノックスと同じ。昨年イクイノックスが惜しくも届かなかった日本ダービー制覇に向けて、本番も頑張ってほしいと思います。今日は3連勝で重賞初制覇、おめでとうございました!

スキルヴィング
父キタサンブラック 母ロスヴァイセ(母の父シンボリクリスエス)
2020年3月25日生 牡3 黒鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 美浦・木村哲也厩舎
4戦3勝(2023年4月29日現在)
(重賞勝利)2023年青葉賞(GII)


by Yuuichiro_K | 2023-04-29 23:58 | 23年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)


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