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2022年 06月 19日

ユニコーンSは、伏兵ペイシャエスが大混戦を制し重賞初制覇

今日、東京競馬場では過去多くのGIホースを輩出している注目の3歳ダート重賞・ユニコーンS(GIII、ダート1600m)が行われました。レースは、菅原明良騎手騎乗の7番人気ペイシャエスが、好位追走から直線馬群を割って内から抜け出し、後方から最内を突いて伸びた9番人気セキフウとの競り合いをクビ差制して優勝しました。
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ペイシャエス(一番右の赤帽)が、狭い内から抜け出し大混戦を制しました。

☆ユニコーンS結果
1着 ペイシャエス   (菅原明)1'35'2(良)
2着 セキフウ     (M.デムーロ)クビ
3着 バトルクライ   (戸 崎) クビ
4着 ヴァルツァーシャル(三 浦) クビ
5着 タイセイディバイン(松 若) 3/4

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ハセドン      B
  普通
2 セキフウ      B+     
  首高いがキビキビと動き良し
3 コンバスチョン   B+
  落ち着いて動き良し
4 テーオーステルス  B
  普通
5 ペイシャエス    B
  普通、時折小走り
6 ジュタロウ     B
  普通
7 リメイク      B
  普通
8 ロードジャスティス B
  普通
9 スマートラプター  B
  普通
10 インダストリア   B
  普通
11 ヴァルツァーシャル B
  普通、首高い、時折小走り
12 バトルクライ    B
  普通
13 ティーガーデン   B
  普通
14 ビヨンドザファザー B
  普通
15 タイセイディバイン B
  普通、時折小走り

今年のユニコーンSは、同舞台で行われた前哨戦の青竜S(OP)の上位馬、海外遠征帰りの馬、芝からの転戦馬など多士済々の好メンバーが激突、力関係の読みにくい一戦となりました。
人気を集めたのは前走オープン勝ちの実績がある端午S(OP)の覇者リメイク(単勝3.7倍、1番人気)と青竜S(OP)の覇者ハセドン(単勝4.3倍、2番人気)で、以下ジュタロウ、コンバスチョン(共に単勝6.0倍の3番人気)、インダストリア(単勝8.7倍、5番人気)の5頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、これら上位人気馬は総崩れとなり、勝ったのは前走青竜S(OP)で5着に敗れていた7番人気の伏兵ペイシャエスでした。

ペイシャエスのパドックは、落ち着いて周回していた前走青竜Sの時と比べ、時折小走りになるなど少し煩いところを見せていました。レースは、ロードジャスティスが1000m通過58.3秒とハイペースで逃げる展開となりましたが、ペイシャエスは好位4番手を追走。直線は逃げたロードジャスティスと先に抜け出したタイセイディバインの間を割って内から抜け出して、横一線となった大接戦を制しました。前走青竜Sは2番手から早め先頭も最後後続に差し込まれて2番人気の期待を裏切り、今日は人気を落としていましたが、上位を差し馬が占めた競馬で5着に粘っていただけのことはありました。なお、同馬の父エスポワールシチーは待望のJRA重賞初制覇。出世レースを制したことですし、ダートGI級競争を9勝した父に近づけるよう、今後の活躍を期待したいです。

2着は海外遠征帰り、9番人気のセキフウが健闘。パドックは首高で、やや発汗があったものの、キビキビと良い動きを見せていました。レースは後方4番手でじっくり脚を溜めると、直線は最内のラチ沿いから鋭く伸びて、勝ち馬にクビ差まで迫りました。前走UAEダービー(首GII)は8着に大敗して人気を落としていましたが、メンバー中唯一の重賞ウイナー(兵庫CS(JpnII)勝ち)で、サウジダービー(G3)でも2着に好走した実力馬だけのことはありました。

セキフウ
父ヘニーヒューズ 母シャボナ(母の父Kingmambo)
2019年4月17日生 牡3 栗東・武幸四郎厩舎
9戦3勝(2022年6月19日現在)
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3着も8番人気と人気薄のバトルクライが健闘。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは中団追走からペイシャエスの進路を追いかけるように鋭く脚を伸ばし勝ち馬に0.1秒差まで良く追い込んできました。前走青竜Sに続く3着好走で、フロックではなかったということでしょう。

バトルクライ
父イスラボニータ 母ディアコメット(母の父キングカメハメハ)
2019年5月16日生 牡3 美浦・高木登厩舎
9戦2勝(2022年6月19日現在)
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なお、1番人気のリメイクはこれまで1400m戦しか経験がなく距離延長に対応できなかった感じで、中団侭伸びを欠き7着。2番人気ハセドンは前走同様最後方からの競馬も追い込み不発で8着。3番人気のジュタロウは4番手追走も直線一杯となり10着。コンバスチョンは7番手追走も直線全く伸びず9着。インダストリアはスタートで出遅れ、後方侭見せ場なく13着。上位人気馬はいずれも期待に応えられなかったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したペイシャエス君を掲載します。
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パドックは前走より落ち着きはなかったです。気合を表に出していたということでしょうか。
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鞍上の菅原明良騎手はユニコーンS初制覇。なお、レース後のインタビューでは「スタミナ豊富で心臓の良い馬という印象がありました。よく頑張ってくれました。これまでは逃げるか番手での競馬をしていましたが、少し1600mは忙しいと思っていたので溜める競馬を心掛けて乗りました。狙い通りの位置で競馬ができましたし、手応えも本当に良かったです。あとは進路を見つけるだけでした。重賞を勝たせてもらいましたし、今後大きいところを目指して馬と一緒に成長できたらと思います。」とコメントしていました。
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小西一男厩舎は2020年レパードS(ケンシンコウ)以来、約2年振りの重賞制覇となりました。次走は元気ならジャパンダートダービー(JpnI)に向かうとのこと。関東からダートの素質馬が出てきたのは嬉しいですね。今日は初重賞制覇、おめでとうございました!

ペイシャエス
父エスポワールシチー 母リサプシュケ(母の父ワイルドラッシュ)
2019年3月18日生 牡3 栗毛 様似 高村伸一生産 美浦・小西一男厩舎
7戦3勝(2022年6月19日現在)
(重賞勝利)2022年ユニコーンS(GIII)


by Yuuichiro_K | 2022-06-19 23:12 | 22年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)


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