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2021年 05月 03日

休み明けも関係なし!青葉賞はワンダフルタウンが重賞2連勝でダービーへ

一昨日、東京競馬場で行われたダービートライアル・青葉賞(GII、3歳・芝2400m)は、和田竜二騎手騎乗の3番人気ワンダフルタウンが中団前追走から直線鋭く伸び、中団追走から内を突いた1番人気キングストンボーイとの競り合いをハナ差制し、優勝しました。

☆青葉賞結果
1着◎ワンダフルタウン  (和田竜)2'25'2(良)
2着○キングストンボーイ (C.ルメール)ハナ
3着 レッドヴェロシティ (M.デムーロ)クビ
4着 テーオーロイヤル  (菱 田)1/2
5着 スワーヴエルメ   (柴田善)クビ

パドックの個人的な評価は以下の通り。(A良い、B普通、C平凡)

1 アランデル     B
  2人引き、普通
2 ワンダフルタウン  B+
  キビキビと動き良し
3 ノースブリッジ   B
  普通、首振り
4 バーボンハイボール B
  普通
5 ワンデイモア    B+
  落ち着いて動き良し
6 アオイショー    B+
  キビキビと動き良し
7 レッドヴェロシティ A
  落ち着いて力強い踏み込み目に付く
8 マテンロウエール  B
  普通、首高い
9 テンカハル     B
  普通
10 キングストンボーイ B+
  キビキビと動き良し
11 テーオーロイヤル  B
  普通
12 スワーヴエルメ   B
  普通
13 アウスヴァール   B
  普通
14 グレアリングアイ  B+
  落ち着いて動き良し
15 リーブルミノル   B
  普通
16 レインフロムヘヴン B+
  落ち着いて動き良し
17 タガノカイ     B
  普通
18 モンテディオ    B+
  落ち着いて動き良し

今年の青葉賞は、前走1~3着馬が後に重賞を勝っているハイレベルの共同通信杯(GIII)で4着だったキングストンボーイが単勝3.3倍で1番人気。前走山吹賞勝ちのアオイショーが単勝3.9倍で2番人気。前走京都2歳S(GIII)勝ちのワンダフルタウンが単勝5.0倍で3番人気。前走葉牡丹賞勝ちで2戦2勝のノースブリッジが単勝8.4倍で4番人気。この4頭のみが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは上位人気の一角・メンバー中唯一の重賞ウィナーだったワンダフルタウンでした。

ワンダフルタウンのパドックは、休み明けでしたが落ち着いてキビキビと元気良く周回、好気配に見えました。レースはノースブリッジが1000m通過60.5秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、ワンダフルタウンは先行グループから少し離れた6番手のインをロスなく追走。直線は馬場の真ん中から力強く末脚を伸ばして、最内を突いて伸びてきたキングストンボーイとの競り合いをハナ差制しました。
爪の不安で皐月賞(GI)を回避したこともあり、約5ヵ月振りのレースでしたが、前走京都2歳Sで後のきさらぎ賞優勝馬ラーゴム、NZT優勝馬バスラットレオンといった強豪馬を負かしていたのは伊達ではなかったですね。なお、年明け初戦の馬が青葉賞を勝ったのは史上初。重賞勝ち馬が青葉賞を勝つのも2006年アドマイヤメイン以来史上2頭目とのこと。本番のダービーも頑張ってほしいと思います。重賞2勝目、おめでとうございました!

2着は1番人気のキングストンボーイ。パドックは共同通信杯以来でしたが、落ち着いて動きも上々、良い雰囲気でした。レースは中団やや後ろを追走。直線で内を突いて最内から抜け出したものの、惜しくもハナ差及びませんでした。それでも名門・藤沢和雄厩舎の最後のダービー出走権を確保できたのは良かったと思います。

3着は6番人気のレッドヴェロシティが健闘。パドックは力強い踏み込みが目に付き、予想では無印でしたが単複馬券を買ってしまったほどの好気配でした。レースは中団やや後ろ追走。直線で勝ち馬の外から懸命に末脚を伸ばしてきましたが、惜しくもダービー出走権までクビ差及びませんでした。

なお、2番人気のアオイショーは、パドックの動きは上々でしたが、レースは好位4番手追走も直線一杯となり9着に凡走。ロードカナロア産駒ですし、距離が長かったのかもしれません。期待に応えられなかったのは残念でした。

ワンダフルタウン
父ルーラーシップ 母シーオブラブ(母の父ディープインパクト)
2018年1月31日生 牡3 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・高橋義忠厩舎
5戦3勝(2021年5月3日現在)
(重賞勝利)2021年青葉賞(GII)、2020年京都2歳S(GIII)


by Yuuichiro_K | 2021-05-03 22:37 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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