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2020年 01月 12日

シンザン記念は、牝馬サンクテュエールが接戦を制し、重賞初制覇

今日、京都競馬場では、3歳マイル重賞・シンザン記念(GIII・芝1600m)が行われました。
レースは、C.ルメール騎手騎乗の2番人気サンクテュエールが3番手追走から直線内を突いて伸び、2番手から先に抜け出した5番人気プリンスリターンとの一騎打ちを制し、クビ差おさえて優勝しました。

☆シンザン記念結果
1着○サンクテュエール (C.ルメール)1'35'9(良)
2着 プリンスリターン (原 田)クビ
3着 コルテジア    (松 山)4
4着△オーマイダーリン (武 豊)3/4
5着 ヴァルナ     (秋 山)アタマ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 サンクテュエール  B+
  落ち着いてキビキビと動き良し
2 ヴァルナ      B
  普通
3 コルテジア     B
  普通
4 タガノビューティー C
  前走同様、落ち着きなし
5 オーマイダーリン  B
  普通
6 プリンスリターン  B
  普通
7 ディモールト    B
  普通
8 カバジェーロ    B
  普通
9 ルーツドール    B
  厩務員を引っ張るように気合いを表に出して周回
10 ヒシタイザン    C
  落ち着きなし

今年のシンザン記念は新馬戦を1'33'3の好時計で5馬身差で圧勝したGI2勝馬フィエールマンの半妹ルーツドールが、単勝1.6倍と圧倒的人気を集め、その走りが注目されていましたが、勝ったのは前走アルテミスS(GIII)を2着に好走していた2番人気サンクテュエールでした。

サンクテュエールのパドックは、前走アルテミスSの時より落ち着いて周回していて動きも良く、この日のパドックで一番良く見えた馬でした。レースはスタートでやや出負けするも、すぐに最内枠を活かして3番手に押し上げ、そのままインをロスなく追走。直線は最内を突いて先に抜け出したプリンスリターンとの接戦を制しました。やはり、前走・阪神JF(GI)で圧倒的1番人気に推された素質馬リアアメリアと接戦しただけのことはありましたね。過去2頭の三冠牝馬を出した出世レースを制し、今後が本当に楽しみになりました。また、コースロスのないレース運びをしたC.ルメール騎手の好騎乗が光りました。

2着は5番人気のプリンスリターンが健闘。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは好スタートを切って2番手を追走。直線早めに抜け出しましたが、惜しくも勝ち馬との接戦でクビ差及びませんでした。前走朝日杯FS(GI)で5着に好走したのはフロックではないことを証明しましたね。原田騎手は初重賞制覇まであと一歩でしたが、今後もコンビを組んで頑張ってほしいです。

3着のコルテジア以下は、2着馬から4馬身以上離されており、今日は2頭の力が抜けていた今年のシンザン記念でした。なお、圧倒的1番人気のルーツドールはよもやの7着凡走。時計のかかる馬場が合わなかったのもありますが、レース中発汗が目に付いたように、レース前にイレ込んでしまったのかもしれません。タガノビューティーも相変わらずパドックで落ち着きがありませんでしたが、レースは見せ場なく6着と共に人気を裏切ってしまったのは残念でした。

サンクテュエール(撮影日2019年10月26日・アルテミスS)
父ディープインパクト 母ヒルダズパッション(母の父Canadian Frontier)
2017年2月13日生 牝3 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
3戦2勝(2020年1月12日現在)
(重賞勝利)2020年シンザン記念(GIII) 
シンザン記念は、牝馬サンクテュエールが接戦を制し、重賞初制覇_b0015386_01471446.jpg


by Yuuichiro_K | 2020-01-12 23:59 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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