2020年 01月 07日
今日、JRAは「2019年度JRA賞」の受賞馬選考委員会を開き、年度代表馬にリスグラシュー号を選出しました。競走馬部門の受賞馬は以下のとおりです。未公開写真と共にお楽しみください^^(年齢は2019年時点のものです) 年度代表馬・最優秀4歳以上牝馬 リスグラシュー(撮影日2019年12月22日・有馬記念) 父ハーツクライ 母リリサイド(母の父American Post) 2014年1月18日生 牝5 黒鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・矢作芳人厩舎 (2019年成績)5戦3勝 (2019年重賞勝利)有馬記念(GI)、宝塚記念(GI)、コックスプレート(豪G1) 最優秀2歳牡馬 コントレイル(撮影日2019年11月16日・東京スポーツ杯2歳S) 父ディープインパクト 母ロードクロサイト(母の父Unbridled's Song) 2017年4月1日生 牡2 青鹿毛 新冠 (株)ノースヒルズ生産 栗東・矢作芳人厩舎 (2019年成績)3戦3勝 (2019年重賞勝利)ホープフルS(GI)、東京スポーツ杯2歳S(GIII) 最優秀2歳牝馬 レシステンシア 父ダイワメジャー 母マラコスタムブラダ(母の父Lizard Island) 2017年3月15日生 牝2 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・松下武士厩舎 (2019年成績)3戦3勝 (2019年重賞勝利)阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、ファンタジーS(GIII) 最優秀3歳牡馬 サートゥルナーリア(撮影日2019年4月14日・皐月賞) 父ロードカナロア 母シーザリオ(母の父スペシャルウィーク) 2016年3月21日生 牡3 黒鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・角居勝彦厩舎 (2019年成績)5戦2勝 (2019年重賞勝利)皐月賞(GI)、神戸新聞杯(GII) 最優秀3歳牝馬 グランアレグリア(撮影日2019年5月5日・NHKマイルC) 父ディープインパクト 母タピッツフライ(母の父Tapit) 2016年1月24日生 牝3 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎 (2019年成績)3戦2勝 (2019年重賞勝利)桜花賞(GI)、阪神C(GII) 最優秀4歳以上牡馬 ウインブライト(撮影日2019年10月27日・天皇賞・秋) 父ステイゴールド 母サマーエタニティ(母の父アドマイヤコジーン) 2014年5月12日生 牡5 芦毛 新冠 コスモヴューファーム生産 美浦・畠山吉宏厩舎 (2019年成績)6戦4勝 (2019年重賞勝利)クイーンエリザベス2世C(香G1)、香港C(香G1)、中山記念(GII)、中山金杯(GIII) 最優秀短距離馬 インディチャンプ(撮影日2019年6月2日・安田記念) 父ステイゴールド 母ウィルパワー(母の父キングカメハメハ) 2015年2月21日生 牡4 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・音無秀孝厩舎 (2019年成績)6戦3勝 (2019年重賞勝利)安田記念(GI)、マイルCS(GI)、東京新聞杯(GIII) 最優秀ダートホース クリソベリル 父ゴールドアリュール 母クリソプレーズ(母の父エルコンドルパサー) 2016年2月10日生 牡3 鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 栗東・音無秀孝厩舎 (2019年成績)5戦5勝 (2019年重賞勝利)チャンピオンズC(GI)、ジャパンダートダービー(JpnI)、日本テレビ盃(JpnII)、兵庫CS(JpnII) 最優秀障害馬 シングンマイケル 父シングンオペラ 母ジェヴォーナ(母の父トウカイテイオー) 2014年4月13日生 騸5 鹿毛 新冠 ヒカル牧場生産 美浦・高市圭二厩舎 (2019年成績)6戦4勝 (2019年重賞勝利)中山大障害(JGI)、東京ハイジャンプ(JGII)、東京ジャンプS(JGIII) 今年の年度代表馬は、国内外のGI3連勝で有終の美を飾ったリスグラシューが文句なしの選出となりました。牝馬として史上初めて春秋グランプリを圧倒的な強さで制し、オーストラリア最高峰レースの一つコックスプレートを優勝したのは本当に素晴らしかったですね。2歳時から息の長い活躍を続けていましたが、どんどん身体が大きくなってパワーアップしていった成長力には本当に驚かされました。今後は母として、自身のような世界に通用する素晴らしい子をターフに送り出してほしいと思います。 最優秀2歳牡馬部門は、朝日杯FSのサリオス、ホープフルSのコントレイルが共に無敗のGI馬となったことから、個人的にどちらが選ばれるか注目していましたが、東京スポーツ杯(GIII)で毎日王冠とほぼ同じタイムで走破したインパクトが強烈だったコントレイルが選出されました。 最優秀3歳牡馬部門は皐月賞馬のサートゥルナーリアが有馬記念(GI)2着好走もあり順当な選出。ただ、NHKマイルCと香港マイルを勝ったアドマイヤマーズ、ダート5戦5勝のクリソベリルも栄冠を与えるに相応しい活躍だったと思います。 最優秀3歳牝馬部門は桜花賞レコード勝ちのグランアレグリアとオークスレコード勝ちのラヴズオンリーユー、甲乙つけがたいところがありましたが、グランアレグリアが選出。暮れの阪神C(GII)を圧勝し、古馬を一蹴したのが大きかったですね。 春秋マイル王となった最優秀短距離馬のインディチャンプ、香港G1を2勝し、リスグラシューにも先着した最優秀4歳以上牡馬のウインブライト、5戦無敗でチャンピオンズCを勝った最優秀ダート馬のクリソベリル、障害重賞を3勝した最優秀障害馬のシングンマイケルは順当な選出でしょう。ただ、心残りはシングンマイケルとオジュウチョウサンとの直接対決がなかったこと。中山グランドジャンプでぜひ雌雄を決してほしいと思います。 それにしても、今年の受賞馬の血統を眺めると、母の父の名前にトウカイテイオー、スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、アドマイヤコジーン、キングカメハメハといった往年の名馬がずらりと並び、とても嬉しくなりました。名馬の血は年を経てもきちんと受け継がれていることを改めて再認識しました。 なお、受賞馬はリスグラシュー以外は、今年も現役を続行するので、引き続き競馬界の主役としての活躍を期待したいですね。受賞馬及び受賞馬の関係者の皆様、本当におめでとうございました!
by Yuuichiro_K
| 2020-01-07 22:08
| 19年GI優勝馬写真
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