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2018年 11月 04日

アルゼンチン共和国杯は、パフォーマプロミスが重賞2勝目を飾る

今日は京都競馬場でJBC競争が行われ、なかなかの盛り上がりでしたね。自分も結局全3レースの馬券を買ってしまいました。1日3レースも流れたGIファンファーレはやっぱりテンションが上がりました。今度はぜひ東京競馬場でも開催してほしいな。

さて、今日、東京競馬場では、近年連対馬が後にGIレースで多数活躍している注目のアルゼンチン共和国杯(GII、3歳上ハンデ・芝2500m)が行われました。レースは、C.オドノヒュー騎手騎乗の3番人気パフォーマプロミスが中団追走から直線馬場の中央から力強く伸び、後方から外追い込んできた1番人気ムイトオブリガードに3/4馬身差をつけて優勝しました。
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宝塚記念以来の休み明けをものともせず、パフォーマプロミスが力強い末脚で伸び快勝しました。

☆アルゼンチン共和国杯結果
1着○パフォーマプロミス(C.オドノヒュー)2'33'7(良)
2着▲ムイトオブリガード(四 位)  3/4
3着 マコトガラハッド (石 川) 1/2
4着 ウインテンダネス (松 岡)  1/2
5着 エンジニア    (北村宏)  1 1/4

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 エンジニア  B+
  首やや高いが動き良し
2 ノーブルマーズ   B+
  休み明けでも落ち着いて動き良し
3 トウシンモンステラ B
  普通
4 ガンコ       B
  普通、首高い
5 マコトガラハッド  B
  普通
6 パフォーマプロミス B
  普通
7 ムイトオブリガード B+
  水平首で大変落ち着いて周回
8 ルックトゥワイス  C
  落ち着きなし
9 アルバート     C
  落ち着きなし
10 ウインテンダネス  B
  普通
11 ホウオウドリーム  B
  普通
12 ヴォージュ     B
  普通

今年のアルゼンチン共和国杯は、京都でJBC競争があった影響か、12頭立てと例年に比べるとやや寂しいメンバーになりました。人気は4頭の重賞勝ち馬をさしおいて、前走準オープンの六社特別の1・2着馬(ムイトオブリガード、ルックトゥトワイス)が1・2番人気となっていましたが、勝ったのは今年の日経新春杯(GII)を制した実績馬・3番人気のパフォーマプロミスでした。

パフォーマプロミスのパドックは、宝塚記念以来の休み明けでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは、ウインテンダネスが1000m通過62.8秒とスローペースで逃げる展開となりましたが、パフォーマプロミスは中団の内を追走。直線で上り32.6秒の末脚を繰り出して先行馬群を楽々捕らえての快勝となりました。同舞台で5月に行われた目黒記念(GII)では1番人気3着と期待を裏切ってしまいましたが、見事リベンジしましたね。6歳馬ですがまだキャリア15戦とまだまだ余力がありそうですし、今後も中長距離戦で安定した走りを見せてくれそうです。

2着は、1番人気のムイトオブリガード。パドックは大変落ち着いて周回、なかなか気配は良かったです。レースは序盤後方を追走。直線外からメンバー最速の上り32.5秒の末脚を繰り出して連対を確保しました。敗れたとはいえ、まだ4歳と伸びしろもありそうで、今後の活躍が楽しみです。

ムイトオブリガード
父ルーラーシップ 母ピサノグラフ(母の父サンデーサイレンス)
2014年4月13日生 牡4 栗東・角田晃一厩舎
16戦5勝(2018年11月4日現在)
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3着は、格上挑戦だった11番人気のマコトガラハッドが大健闘。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは好位4番手追走から勝ち馬と併せ馬の形で伸びてきました。軽ハンデを生かして良く頑張ったと思います。

マコトガラハッド
父スズカマンボ 母マコトコーラン(母の父ブライアンズタイム)
2013年5月18日生 騸5 栗東・鮫島一歩厩舎
26戦5勝(2018年11月4日現在)
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なお、2番人気のルックトゥワイスはパドックで落ち着きがなく、レースも後方侭8着に凡走。他の前走六社特別組が2、3着と好走していただけに、残念なレースになってしまいました。

それでは、最後に見事優勝した、パフォーマプロミス君を掲載します。
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パドックは踏み込みが浅いため、あまり目立ちませんが、それでもきっちり走ります。3着に好走した目黒記念と同じような雰囲気でした。

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鞍上のC.オドノヒュー騎手はJRA重賞初勝利。レース後のインタビューでは「藤原英昭調教師は自信を持っていましたし、こちらも自信を持って乗れました。まだ余力がありそうです。先頭に立つとブレーキをかける所があるので、差をつけて勝つタイプではないと思います。いつも乗りたいと思っていた日本で、初めて重賞を勝てて嬉しいです。M.デムーロ騎手やC.デムーロ騎手、C.ルメール騎手、武豊騎手とは仲が良く、重賞ウィナーの仲間に入れて嬉しいです。日本で最も勝ちたいのはジャパンカップです。今月12日まで短期免許の期間を延長しましたし、皆さんのためにも頑張りたいです。」とコメントしていました。
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順調さを欠いた(当初、京都大賞典で復帰する予定だった)影響を感じさせない、素晴らしい走りでした。さすがは今年リーディングの藤原英昭厩舎ですね。重賞2勝目、おめでとうございました!

パフォーマプロミス
父ステイゴールド 母アイルビーバウンド(母の父タニノギムレット)
2012年2月8日生 牡6 栗毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・藤原英昭厩舎
15戦7勝(2018年11月4日現在)
(重賞勝利)2018年アルゼンチン共和国杯(GII)、日経新春杯(GII)


by Yuuichiro_K | 2018-11-04 22:59 | 18年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)


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