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2017年 01月 08日

シンザン記念は、キョウヘイが最後方から差し切り重賞初制覇

今日、京都競馬場では、中央競馬今年最初の3歳重賞・シンザン記念(GIII・芝1600m)が行われました。
レースは、高倉稜騎手騎乗の8番人気キョウヘイが、最後方追走から最後の直線馬群を割って力強く伸び、同じく後方から伸びた4番人気タイセイスターリーに1馬身差をつけて優勝しました。

☆シンザン記念結果
1着 キョウヘイ    (高 倉) 1'37'8(重)
2着 タイセイスターリー(武 豊) 1
3着○ペルシアンナイト (M.デムーロ)ハナ
4着▲トラスト     (柴田大) 1
5着△マイスタイル   (福 永) クビ

※パドックは、テレビ観戦のため人気馬3頭しか確認できませんでした。ペルシアンナイトB+(落ち着いて力強い動き)、アルアインB(時折小走り)、トラストB(普通)

今年のシンザン記念はあいにくの雨となり、重馬場のコンディションとなりましたが、泥んこ馬場を力強く追い込んで勝ったのは8番人気の伏兵キョウヘイでした。

キョウヘイはスタートで出遅れて最後方から(レース後の高倉騎手のインタビューによれば他馬と一緒に出して行くと力むところがあるので意図的だったとのこと)の競馬となりましたが、メイショウソウビが1000m通過59.5秒と重馬場にしてはやや早いペースで逃げたこともあって、前に行った馬は苦しくなり、後方待機策からの追い込みが嵌まった感じがしました。
とはいえ、今日人気を集めていたアルアインの勝った前走・千両賞で、勝ち馬を上回る34.7秒の上がり時計を記録していましたし、今日の勝利は決してフロックではないと思います。また、キョウヘイの父リーチザクラウン(スペシャルウィークの仔)は産駒初の重賞勝ち、鞍上の高倉騎手も2013年中京記念以来の重賞勝利ということで、共におめでとうございました。

2着はミッキーアイルの弟という良血馬タイセイスターリーが後方から末脚を伸ばして2着を確保。落馬負傷の川田騎手から急遽乗り替った武豊騎手ですが、不利な外枠をものともせず、上手くエスコートしたと思います。

なお、1番人気のペルシアンナイトは、中団追走から直線狭い最内を突いてなんとか抜け出すも最後は差し馬に捕まり3着まで。切れ味が武器の彼にとっては厳しい馬場でしたし、負けて強しの印象。2番人気のアルアインは6着。レースは最後の直線の不利が全て。狭いところに入ってしまい力を出し切れず不本意な結果となってしまいました。3番人気トラストは4番手追走から先行した馬の中では良く粘ったものの伸び一息でそのまま4着。いずれも人気に応えられなかったのは残念でした。

それにしても、キョウヘイの血統表を見るとサンデーサイレンス3×3なんですねえ。時の流れは早いものです。

キョウヘイ
父リーチザクラウン 母ショウナンアネーロ(母の父ダンスインザダーク)
2014年4月22日生 牡3 鹿毛 新ひだか町・本桐牧場生産 栗東・宮本博厩舎
6戦2勝(2017年1月8日現在)
(重賞勝利)2017年シンザン記念(GIII)


by Yuuichiro_K | 2017-01-08 18:33 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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