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2016年 12月 09日

日本競馬史上最多ダートGI級10勝のホッコータルマエが引退、種牡馬入り

今日、2014年チャンピオンズカップ(GI)などGI(級)ダート競争史上最多の10勝を挙げた名馬ホッコータルマエが、明日12月10日付けで競走馬登録を抹消、引退することになりました。今後は、北海道新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬となる予定です。

ホッコータルマエは、2012年1月にデビュー(結果11着)、2戦目で初勝利。その後2勝を挙げてオープン入りすると、重賞初挑戦のジャパンダートダービー(JpnI)は5着に敗れたものの、続くレパードS(GIII)を制し2度目の重賞挑戦で初重賞制覇。以降はダート中距離路線で息の長い活躍を続けました。

2013年はかしわ記念(JpnI)でエスポワールシチーを破り交流GI初制覇。続く帝王賞(JpnI)はニホンピロアワーズを破り交流GI2連勝。秋にはJBCクラシック(JpnI)、東京大賞典(GI)を勝ち、ダートGI(級)年間4勝を挙げ、NARグランプリダートグレート競争特別賞に輝きました。

2014年は川崎記念(JpnI)優勝、フェブラリーS(GI)2着後、ドバイWC(首G1)に出走も最下位16着に敗れ、レース後に腸炎を発症し秋まで休養するアクシデント。しかし、復帰2戦目のチャンピオンズC(GI)で見事復活Vを飾ると、続く東京大賞典(GI)も勝って連覇達成、見事この年のJRA最優秀ダート馬となりました。

2015年は川崎記念と帝王賞の2つのGI級競争を優勝。今年も川崎記念3連覇を飾り、史上最多のGI(級)10勝目を挙げ、最後のレースとなった今年のJBCクラシックも2着に好走、最後までダート界でトップクラスの実力を示し続けました。

今はただ、長い現役生活、本当にお疲れさまでした。今後は種牡馬としていい仔を出してほしいと思います。

最後にホッコータルマエ君の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。なお、優勝した2度の東京大賞典優勝時の勇姿は、2013年12月29日の記事及び2014年12月29日の記事をご覧ください。

ホッコータルマエ
父キングカメハメハ 母マダムチェロキー(母の父Cherokee Run)
2009年5月26日生 牡5 鹿毛 浦河・市川ファーム生産 栗東・西浦勝一厩舎
(通算成績)39戦17勝
(重賞勝利)2014・2013年東京大賞典(GI)、2014年チャンピオンズC(GI)、2016年・2015年・2014年川崎記念(JpnI)、2015年・2013年帝王賞(JpnI)、2013年JBCクラシック(JpnI)、かしわ記念(JpnI)、アンタレスS(GIII)、名古屋大賞典(JpnIII)、佐賀記念(JpnIII)、2012年レパードS(GIII)

日本競馬史上最多ダートGI級10勝のホッコータルマエが引退、種牡馬入り_b0015386_2105716.jpg

(撮影日2014年12月29日・東京大賞典)

日本競馬史上最多ダートGI級10勝のホッコータルマエが引退、種牡馬入り_b0015386_211977.jpg

(撮影日2015年12月29日・東京大賞典)

by Yuuichiro_K | 2016-12-09 21:05 | パドック写真 | Trackback | Comments(0)


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