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2016年 11月 27日

ジャパンCは、キタサンブラックが堂々の逃げ切りでGI3勝目を飾る

今日、東京競馬場では心配された雨もそれほど降ることなく、良馬場のコンディションで国内外のGIホース8頭を含む17頭の精鋭が激突した秋の大一番・ジャパンC(GI)が行われました。
レースは、武豊騎手騎乗の1番人気キタサンブラックが、スタートからハナを奪って逃げると、最後まで後続を寄せ付けず鮮やかに逃げ切りました。

☆ジャパンC結果
1着▲キタサンブラック (武 豊) 2'25'8(良)
2着 サウンズオブアース(M.デムーロ)2 1/2
3着◎シュヴァルグラン (福 永) クビ
4着○ゴールドアクター (吉田隼) 1/2
5着△リアルスティール (R.ムーア ) クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 キタサンブラック  B+
  2人引き、やや首高も気合いを秘めた感じで力強い歩様
2 ビッシュ      B
  普通
3 ゴールドアクター  B
  2人引き、煩いのはいつものことも終始落ち着きなく有馬記念の時より気配は落ちる
4 ルージュバック   B
  2人引き、普通
5 イキートス     C
  落ち着きなし
6 ラストインパクト  B
  普通
7 ワンアンドオンリー B
  普通、パドックの外を大きく周回
8 イラプト      B
  2人引き、普通
9 ディーマジェスティ B
  普通
10 トーセンバジル   B
  普通
11 フェイムゲーム   B
  2人引き、普通
12 サウンズオブアース B
  普通
13 ヒットザターゲット B
  普通
14 レインボーライン  B
  2人引き、つる首、時折小走り
15 ナイトフラワー   B
  普通
16 リアルスティール  B+
  時折小走りも、まずまず落ち着いて前走天皇賞2着好走時の状態をキープ
17 シュヴァルグラン  B+
  時折小走りも歩様力強く、前走アルゼンチン共和国杯優勝時と遜色ないデキ

今年のジャパンCは、春の天皇賞馬キタサンブラックが1番人気。海外GIホース・前走秋の天皇賞2着馬リアルスティールが2番人気。グランプリホース・ゴールドアクターが3番人気。今年の皐月賞馬ディーマジェスティが4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、1枚上の力を見せつけて勝ったのは最上位人気のキタサンブラックでした。

キタサンブラックのパドックは、やや首の高いところはあるものの、気合いをじわっと秘めた感じで堂々と落ち着いて周回。素晴らしいデキに見えました。レースは、好スタートからすんなり先頭に立つと、やや離して逃げながらも1000m通過61.7秒と楽なペースで行けた時点で勝負あり。直線に入っても脚色は衰えることなく、最後の3ハロンは11.2秒-11.4秒-12.1秒の34.7秒でまとめ、後続はなすすべなし、堂々の逃げ切りとなりました。絶妙のペースでキタサンブラックを栄冠に導いた武豊騎手、さすがの好騎乗でした。

2着は5番人気のサウンズオブアース。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは中団追走から直線上がり34.5秒の末脚を繰り出して、GI戦3度目の2着となりました。昨年のジャパンCで1コーナーで不利を受けながら0.3秒差の5着に好走した実績は伊達ではなかったですね。なかなか勝ちきれないレースが続きますが、重賞未勝利馬ながら素晴らしい走りを見せてくれました。

サウンズオブアース
父ネオユニヴァース 母ファーストバイオリン(母の父Dixieland Band)
2011年4月12日生 牡5 栗東・藤岡健一厩舎
19戦2勝(2016年11月27日現在)
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3着は、6番人気のシュヴァルグランが健闘。パドックは完勝だった前走アルゼンチン共和国杯の時と同じような雰囲気で好気配でした。レースは大外からメンバー中2位の上がり34.4秒の末脚を繰り出し、2着にクビ差まで迫りました。敗れたとはいえ末脚は目に付きましたし、今後が楽しみになる走りを見せてくれました。

シュヴァルグラン
父ハーツクライ 母ハルーワスウィート(母の父Machiavellian)
2012年3月14日生 牡4 栗東・友道康夫厩舎
16戦6勝(2016年11月27日現在)
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なお、2番人気のリアルスティールは5着。パドックは、前走天皇賞・秋と遜色ないデキに見えましたが、レースは4番手追走の積極策も直線伸び一息でした。菊花賞2着の実績はありますが、本質は兄ラングレー同様、適性はマイル~中距離なのでしょう。2400mは少し距離が長かったようです。3番人気ゴールドアクターは4着。パドックはいつも煩い馬ですが、今日はメンバー中、一番落ち着きがなかったです。レースは3番手追走から4コーナーで逃げたキタサンブラックを追って早め2番手に進出するも直線伸びを欠きました。共に人気を裏切ったのは残念でした。

また、外国招待馬はドイツのイキートスの7着が最高と今年も見せ場なし。こちらも残念な結果でした。

それでは最後に見事優勝したキタサンブラック君を掲載します。

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パドックは、落ち着きがなかった昨年までとは違い、どっしり落ち着いて周回するようになりました。気性的な成長を感じました。

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鞍上の武豊騎手は、ジャパンC史上最多の4勝目。レース後のインタビューでは「スタートは良く、先手を取ることに迷いはありませんでした。究極の仕上げでテンションはギリギリといった感じでしたが、道中はリズム良く行けました。ペースの波のないイーブンペースを心がけました。直線に入るときも抜群の手応えでしたが、相手は気の抜けない馬ばかりでしたから、最後は信じて追うだけでした。本当に強かったと思います。」とコメントしていました。

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ウイニングラン中の武豊騎手とキタサンブラックです。大歓声に応え、とても嬉しそうでした。
なお、ジャパンCの逃げ切りは2003年タップダンスシチー以来の快挙でした。

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清水久詞厩舎は嬉しいジャパンC初制覇。また、父ブラックタイド(ディープインパクトの全兄)産駒もジャパンC初制覇となりました。

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天皇賞・春に続くビッグタイトル獲得で、年度代表馬の最有力候補となりそうです。今日は、本当に強い競馬を見せてくれました。GI3勝目、本当におめでとうございました!

キタサンブラック
父ブラックタイド 母シュガーハート(母の父サクラバクシンオー)
2012年3月10日生 牡4 鹿毛 日高・ヤナガワ牧場生産 栗東・清水久詞厩舎
13戦8勝(2016年11月27日現在)
(重賞勝利)2016年ジャパンC(GI)、天皇賞・春(GI)、2015年菊花賞(GI)、2016年京都大賞典(GII)、2015年セントライト記念(GII)、スプリングS(GII)
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by Yuuichiro_K | 2016-11-27 23:53 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
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