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2016年 11月 12日

武蔵野Sはタガノトネールが圧巻のレコードで逃げ切り勝ち!

今日、東京競馬場では、チャンピオンズCの前哨戦・武蔵野S(GIII)が行われました。レースは、田辺裕信騎手騎乗の8番人気タガノトネールが2番手追走から4コーナーで早めに先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けず、後方から伸びてきた2番人気ゴールドドリームに1 1/4馬身差をつけて逃げ切りました。

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積極的なレース運びを見せたタガノトネールが圧巻のレコードで見事逃げ切りました。

☆武蔵野S結果
1着 タガノトネール  (田 辺) 1'33'8(重)レコード
2着△ゴールドドリーム (M.デムーロ)1 1/4
3着 カフジテイク   (津 村) 1 1/2
4着○キングズガード  (横山典) 1
5着 ドリームキラリ  ( 黛 ) 1 1/2

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ワイドバッハ    B
  普通
2 ロンドンタウン   B+
  落ち着いて伸びやかな歩様
3 カフジテイク    B
  普通
4 ブラゾンドゥリス  B
  普通
5 メイショウスミトモ B
  普通
6 ブライトライン   B
  普通
7 ノボバカラ     B+
  キビキビと動き良し
8 ゴールドドリーム  B
  普通、時折小走りもユニコーンSと同じ雰囲気
9 モーニン      B
  2人引き、普通
10 ドリームキラリ   B
  普通、時折小走り
11 タガノトネール   B
  普通
12 ソルティコメント  C
  落ち着きなし
13 キングズガード   B
  普通
14 スズカセクレターボ B
  普通
15 ジェベルムーサ   B
  2人引き、普通
16 ディーズプラネット B
  普通


昨年、逃げ粘ってノンコノユメのハナ差2着に好走歴がありながら、1年3ヶ月勝利から遠ざかっていたこともあり、今日は単勝36.6倍と人気を落としていたタガノトネールが、圧巻のレコードタイムで鮮やかに逃げ切りました。

タガノトネールのパドックは、特に目立つ感じはありませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは、ドリームキラリが1000m通過58.3秒とハイペースで逃げた2番手を追走。4コーナーで交わして先頭に立つと、昨年の再現とばかりに直線もペースを落とすことなく11.7秒-11.6秒-12.2秒の上がり35.5秒でまとめて、鮮やかに逃げ切りました。なお、勝ち時計は、今年のフェブラリーSでモーニンが記録したレコードを0.2秒上回る1'33'8の圧巻のレコードタイム。東京のダート1600mで1'33秒台の時計を出したのは2001年のクロフネ(1'33'3、コース改修前)以来の快挙で、素晴らしい走りを見せてくれました。

2着は、2番人気の3歳馬ゴールドドリームが人気どおりの好走。パドックは時折小走りになる場面もありましたが、これはいつものことで、優勝したユニコーンSと同じような雰囲気でした。レースはモーニンをマークするように後方からレースを進めたことで、前が狭くなる場面があり抜け出すのに手間取りながらも、タガノトネールに0.2秒差まで迫ったのですから、負けて強しといった印象。この内容なら本番のチャンピオンズCも楽しみです。

ゴールドドリーム
父ゴールドアリュール 母モンヴェール(母の父フレンチデピュティ)
2013年4月19日生 牡3 栗東・平田修厩舎
7戦4勝(2016年11月12日現在)
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3着は、6番人気のカフジテイクが健闘。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースはスタートで後手を踏み最後方からの競馬となりましたが、直線大外に持ち出すとメンバー中最速の上がり34.2秒の鬼脚を繰り出して、上位に食い込んだのはお見事でした。

カフジテイク
父プリサイスエンド 母テイクザケイク(母の父スキャン)
2012年5月13日生 牡4 栗東・湯窪幸雄厩舎
20戦6勝(2016年11月12日現在)
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なお、今年のフェブラリーS(GI)の覇者で1番人気に推されたモーニンは7着に凡走。パドックは2人引きでも落ち着いて周回しており、それほど悪くない気配に見えました。しかし、レースは好位追走も直線全く伸びを欠き見せ場なく終わったのは案外でした。初の59キロが応えたのでしょうか?全くらしくない競馬でした。3番人気のノボバカラもパドックはなかなか良く見せていたのですが、3番手追走も直線一杯になり9着に完敗。やはりベストは1400mなのでしょうか?共に人気を裏切ったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したタガノトネール君を掲載します。

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パドックの気配は普通に落ち着いて周回していました。

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鞍上の田辺裕信騎手は、安田記念のロゴタイプを思い出させるような思い切った逃げでまたしても穴を開けました。なお、レース後のインタビューでは「逃げることも考えていましたが柔軟に対応する気でした。上がりが切れるタイプではないので直線に入る手前から早めに追い出しました。馬場もありましたがレコードを出したのは立派です。次も楽しみです。」とコメントしていました。

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昨年ハナ差2着の無念を見事晴らしましたね。なお、JRA重賞は初制覇ということで、本当におめでとうございました!

タガノトネール
父ケイホーム 母タガノレヴェントン(母の父キングカメハメハ)
2010年5月12日生 騸6 鹿毛 (有)新冠タガノファーム生産 栗東・鮫島一歩厩舎
38戦8勝(2016年11月12日現在)
(重賞勝利)2016年武蔵野S(GIII)、2015年サマーチャンピオン(JpnIII)

by Yuuichiro_K | 2016-11-12 22:33 | 16年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)


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