2016年 04月 30日
今日、東京競馬場では爽やかな五月晴れの下、日本ダービー(GI)の出走権を賭けた注目の一戦、ダービートライアル・青葉賞(GII)が行われました。 レースは、内田博幸騎手騎乗の4番人気ヴァンキッシュランが、5番手追走から直線外鋭く伸びて一気に突き抜け、後方から伸びた5番人気レッドエルディストに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。 ☆青葉賞結果 1着△ヴァンキッシュラン(川 田)2'24'2(良) 2着△レッドエルディスト(四 位)1 1/4 3着△レーヴァテイン (C.ルーメル)3 4着 プロディガルサン (戸 崎)1 1/4 5着▲メートルダール (H.ボウマン)1 1/4 パドックの個人的な評価は以下の通り。(A良い、B普通、C平凡) 1 ラヴアンドポップ B 普通 2 フレンドミラクル C 落着きなし 3 ロスカボス B 普通 4 レッドエルディスト B 普通 5 ドンチャブ C 落ち着きなし 6 ヴァンキッシュラン A 大変落ち着いて、力強い歩様 7 マイネルハニー C 落ち着きなし 8 タンサンドール B 2人引き、普通 9 アルカサル C 2人引き。メンバー中、もっとも落ち着きなし 10 ノーブルマーズ B 普通 11 メートルダール B+ 2人引きでも落ち着いて踏み込み力強い 12 プロディガルサン B 休み明けでも、まずまず落ち着いて周回 13 レーヴァテイン B+ まずまず落ち着いて伸びやかな歩様 今年の青葉賞は、3兄弟制覇が懸かる良血馬レーヴァテインが4.2倍で1番人気。東京スポーツ杯2歳S2着以来もG1ホース・リアルスティールの全弟という良血馬プロディガルサンが4.6倍で2番人気。重賞連続3着のメートルダールが4.7倍で3番人気。アザレア賞勝ちのヴァンキッシュランが5.1倍で4番人気。大寒桜賞勝ちのレッドエルディストが9.0倍で5番人気。オッズ的には混戦模様でしたが、レースは上位人気の1頭・4番人気のヴァンキッシュランが素晴らしい末脚を繰り出して完勝しました。 ヴァンキッシュランのパドックは、初めて見ましたが上位人気馬の中でもっとも落ち着いて周回していました。また、力強い歩様も目につき、事前予想では△評価でしたが、単複馬券で勝負できたほど素晴らしいデキに見えました。レースはマイネルハニーが1000m通過61.4秒と平均よりやや遅いペースで逃げたにもかかわらず、縦長の展開となりましたが、ヴァンキッシュランは好位5番手の絶好位を追走。直線はメンバー中2位の上がり34.5秒の末脚を繰り出し、外から先行馬群を一気に捕らえて突き抜ける強い競馬でした。なお、勝ち時計はハイアーゲームが記録したレースレコードに0.1秒差に迫る素晴らしい好タイム。この内容なら本番のダービーも楽しみです。 2着は、5番人気のレッドエルディスト。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは後方4番手の待機策。直線はメンバー中最速の上がり33.9秒の末脚で追い込んで、見事ダービー出走権を確保しました。 レッドエルディスト 父ゼンノロブロイ 母ショウダウン(母の父Darshaan) 2013年2月19日生 牡3 栗東・笹田和秀厩舎 4戦2勝(2016年4月30日現在) 3着は、1番人気のレーヴァテイン。パドックはまずまず落ち着いて周回していました。レースは中団からメンバー中3位の上がり34.7秒の末脚を繰り出したものの、上位2頭に離された3着が精一杯。残念ながら兄に続くことはできませんでした。 レーヴァテイン 父ディープインパクト 母レーヴドスカー(母の父Highest Honor) 2012年2月6日生 牡3 美浦・堀宣行厩舎 3戦2勝(2016年4月30日現在) なお、2番人気プロディカルサンは昨年11月以来も、まずまず落ち着いて力を出せそうな雰囲気でしたが、好位追走も伸びを欠き4着。長期休み明けは不振のジンクスは生きていました。3番人気メートルダールはパドックはなかなか良く見せていましたが、中団から直線の伸び一息で5着まで。ボウマン騎手のコメントでは距離が長かったとのこと。共に人気を裏切ったのは残念でした。 それでは、最後に見事優勝したヴァンキッシュラン君を掲載します。 パドックは大変落ち着いて周回していました。踏み込みも力強く素晴らしいデキに見えました。 鞍上の内田博幸騎手は、2009年アプレザンレーヴ以来2度目の青葉賞制覇。レース後のインタビューでは「レースはスタート次第で前の方へ行こうと思っていましたが、いい位置でレースが出来ました。向正面でペースが上がった時について行かず、後ろから来る馬の脚色を見ながら競馬をしました。4コーナーでステッキを入れて気合いをつけましたが、ちょっと早いかなと思いましたが外へモタれたりしていたので。でもそこからまた伸びてくれたのですごい馬だと思いました」とコメントしていました。 弥生賞、スプリングS、皐月賞に続き、またしてもディープインパクト産駒が牡馬クラシック路線の重要レースを制覇。ディープ産駒の勢いが止まりません。角居勝彦厩舎はリオンディーズに続く有力馬が出てきましたね。今日は重賞初制覇おめでとうございました! ヴァンキッシュラン 父ディープインパクト 母リリーオブザヴァレー(母の父Galileo) 2013年3月18日生 牡3 黒鹿毛 千歳・社台ファーム生産 栗東・角居勝彦厩舎 7戦3勝(2016年4月30日現在) (重賞勝利)2016年青葉賞(GII)
by Yuuichiro_K
| 2016-04-30 21:46
| 16年GII・GIII優勝馬写真
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