人気ブログランキング | 話題のタグを見る

愛しのサラブレッド写真館 

prekrasnie.exblog.jp
ブログトップ
2015年 11月 12日

天皇賞馬スピルバーグ、2歳女王ローブティサージュが引退、繁殖入り

今日は、昨日公式にJRAが引退を発表した2頭のGIホースをとりあげ、その中の1頭、スピルバーグ君の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。

2014年の天皇賞・秋(GI)優勝馬スピルバーグ(牡6)は、11月8日付で競争馬登録を抹消、引退することになりました。今後は、安平町・社台ファームで種牡馬となる予定です。

スピルバーグは、兄にマイルCS(GI)優勝馬トーセンラーがいる良血馬で2011年10月にデビュー勝ち。2012年プリンシパルS(OP)を勝ちダービー(GI)に出走するも14着に敗れ、クラシックでは結果は残せませんでした。

ダービー後は1年以上の休養。さらに4歳秋から5歳春までと5歳春から5歳秋にかけて休養を重ね、順調にレースを使えない時期が続きました。しかし、5歳秋、5番人気で出走した天皇賞秋を後方一気の末脚で豪快に差し切って初重賞制覇を見事GI勝利で飾りました。続くジャパンC(GI)も3着に好走し、天皇賞Vがフロックでなかったことを証明しました。

今年はイギリス遠征も含め4戦して勝ち星を挙げることができず、残念ながらピークを過ぎた感があり、引退となりました。兄のトーセンラーは京都の鬼でしたが、スピルバーグは東京の鬼(東京コースで全6勝)で、同じ血統なのに得意コースが違うのが、面白かったです。今後は種牡馬として頑張ってほしいと思います。なお、優勝した天皇賞・秋の勇姿は2014年11月2日の記事をご覧ください。

スピルバーグ(撮影日2014年11月2日・天皇賞・秋)
父ディープインパクト 母プリンセスオリビア(母の父Lycius)
2009年5月12日生 牡6 鹿毛 千歳市・社台ファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
(通算成績)18戦6勝
(重賞勝利)2014年天皇賞・秋(GI)
天皇賞馬スピルバーグ、2歳女王ローブティサージュが引退、繁殖入り_b0015386_22172359.jpg


2012年阪神JF(GI)優勝馬ローブティサージュ(牝5)は、11月11日付で競争馬登録を抹消、引退することになりました。今後は生まれ故郷の安平町・ノーザンファームで繁殖馬となる予定です。

ローブティサージュ2012年7月にデビュー勝ち。ファンタジーS(GIII)2着を経て挑んだ阪神JF(GI)を中団から差し切って優勝、同年の最優秀2歳牝馬に輝きました。翌年の牝馬クラシックは桜花賞(GI)5着、オークス(GI)9着と結果を残せず、その後も不振が続きましたが、スプリント路線に転じた2戦目の2014年キーンランドC(GIII)で阪神JF以来となる久しぶりの復活の勝利を飾りました。その後はアクシデント続きで可哀そうなこと(ゲートで過剰に鞭を振るわれた事件、最後のレースとなったスワンSでは進路妨害で転倒)もありましたが、無事繁殖入りできて良かったです。良い母になってほしいと思います。

ローブティサージュ
父ウォーエンブレム 母プチノワール(母の父Singspiel)
2010年1月28日生 牝5 青毛 安平町・ノーザンファーム生産 栗東・須貝尚介厩舎
(通算成績)20戦3勝
(重賞勝利)2012年阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、2014年キーンランドC(GIII)


両馬とも長い現役生活、本当にお疲れさまでした! 

by Yuuichiro_K | 2015-11-12 22:19 | パドック写真 | Trackback | Comments(0)


<< 第20回武蔵野S(GIII)予想      キャットコイン(15’オークス12) >>