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2015年 03月 08日

弥生賞はサトノクラウンが完勝、無傷の3連勝でクラシック最有力候補に

今日、中山競馬場で行われた皐月賞トライアル・弥生賞(GII、3歳・芝2000m)は、福永祐一騎手騎乗の2番人気サトノクラウンが中団追走から徐々に進出すると、直線外から力強く伸び、後方2番手から追い込んだ4番人気ブライトエンブレムに1 1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆弥生賞結果
1着○サトノクラウン  (福 永)2'01'8(稍)
2着 ブライトエンブレム(田 辺)1 1/2
3着△タガノエスプレッソ(菱 田)2 1/2
4着 グァンチャーレ  (武 豊)クビ
5着 トーセンバジル  (岩 田)クビ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ベルラップ     B+
  二人引きでも落ち着いて周回、踏み込み強い
2 タガノエスプレッソ B+
  落ち着いて歩様力強い
3 シャイニングレイ  A
  落ち着いて堂々と周回、前走ホープフルS出走時と遜色ないデキ
4 サトノクラウン   A
  落ち着いて周回、迫力ある馬体目に付く。前走東京スポーツ杯2歳S出走時と遜色ないデキ
5 ブライトエンブレム B+
  二人引きでも落ち着いて周回、踏み込み力強い 
6 グァンチャーレ   B
  普通
7 ジャストフォーユー B
  二人引き、普通
8 トーセンバジル   B
  普通
9 クラリティスカイ  B+
  落ち着いて堂々と周回
10 タケルラムセス   B
  普通
11 コメート      C
  落着きなし

今年の弥生賞は、11頭中7頭が重賞勝ち馬という豪華メンバーが激突、牡馬クラシック路線を占う注目の一戦となりました。中でも前走、弥生賞と同じ舞台のホープフルS(GII)を優勝した2戦2勝のシャイニングレイが圧倒的人気(単勝1.9倍)を集めましたが、勝ったのは同じく2戦2勝の2番人気サトノクラウンでした。

サトノクラウンのパドックは、休み明けでも落ち着いて周回。迫力のある馬体が目に付き大変良く見えました。レースは、中団追走から3~4コーナーで先団にとりつくと、直線は先行馬群を外から楽々と捕らえて一気に抜け出し、着差以上に強いと感じさせる内容でした。これで無傷の3連勝、この豪華メンバー相手に完勝したことで、牡馬クラシック路線の最有力候補になったと言ってよいでしょう。久しぶりに関東馬のダービー制覇が見られるかもしれません。

2着は、4番人気のブライトエンブレム。パドックは2人引きでも落ち着いて周回、なかなか良く見せていました。レースは後方2番手からメンバー中最速の上がり35.2秒の末脚を繰り出し、よく追い込んできました。前走朝日杯FS(GI)は2番人気を裏切り7着に敗れていましたが、父ネオユニヴァースということで距離が伸びて本来の実力を見せてくれたようです。札幌王者も完全復活、こちらも今後が楽しみになりました。

3着は後方から脚を伸ばした10番人気のタガノエスプレッソが健闘。人気はなかったものの、パドックはなかなか力強い歩様を見せており、個人的には納得の好走です。デイリー杯2歳S(GII)覇者の意地を見せてくれました。

なお、圧倒的人気のシャイニングレイは7着。パドックは落ち着いて堂々と周回、前走同様、大変良く見えました。しかし、本馬場入場後に騎手を振り落とすなど、レースが近づくにつれて煩くなってしまい、レースも道中先行したものの、力んで走っていた感じで直線は伸びを欠きました。こちらは人気を裏切ってしまい残念でした。

サトノクラウン(撮影日2014年11月24日・東京スポーツ杯2歳S)
父Marju 母ジョコンダ2(母の父Rossini)
2012年3月10日生 牡3 黒鹿毛 安平町・ノーザンファーム生産 美浦・堀宣行厩舎
3戦3勝(2015年3月8日現在)
(重賞勝利)2015年弥生賞(GII)、2014年東京スポーツ杯2歳S(GIII)
弥生賞はサトノクラウンが完勝、無傷の3連勝でクラシック最有力候補に_b0015386_21445310.jpg


by Yuuichiro_K | 2015-03-08 21:44 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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