人気ブログランキング | 話題のタグを見る

愛しのサラブレッド写真館 

prekrasnie.exblog.jp
ブログトップ
2013年 10月 09日

京都大賞典は、ヒットザターゲットがゴールドシップを破る大金星

今日、今年の天皇賞(春)(GI)優勝馬・フェノーメノ(牡4、美浦・戸田博文厩舎)が左前繋靭帯炎を発症したことが判明しました。
現時点で休養期間は不明ですが、今秋のGI路線の出走は回避するようです。関東のエースのリタイア、本当に残念です。

さて、今日は10月6日に京都競馬場で行われた京都大賞典(GII)のレース回顧を掲載します。

レースは、北村友一騎手騎乗の11番人気ヒットザターゲットが中団追走から直線で外に持ち出すと鋭く脚を伸ばし、内から追い込んだアンコイルドをクビ差抑えて優勝しました。

☆京都大賞典結果(事前予想なし)
1着 ヒットザターゲット(北村友)2'22'9(良)
2着 アンコイルド   (吉田隼)クビ
3着 トーセンラー   ( 幸 )1 3/4
4着 アドマイヤラクティ(小 牧)クビ
5着 ゴールドシップ  (内 田)ハナ

※パドックは全頭チェックできませんでした。

今年の京都大賞典は、GI4勝のゴールドシップが単勝1.2倍の圧倒的人気を集めましたが、まさかの5着。ヒットザターゲット(単勝166.2倍)が大金星を挙げました。
パドックはじっくりチェックできませんでしたが、ヒットザターゲットの返し馬の雰囲気は大変良く見せており、デキは絶好だったと思います。
レースは、道中中団内をぴったり回ってじっくり脚をためると、直線は大きく外に持ち出しながら豪快に差し切ったのはお見事でした。タイムもコースレコードと0.3秒差という優秀な内容でした。

2着は7番人気のアンコイルドが健闘。夏も休まず使われながら、函館記念2着、札幌記念3着に続く好走でした。
スタートで後手を踏んでいつもより後ろからの競馬になりましたが、道中内で脚をため、直線は後方3番手から内鋭く伸びました。

ゴールドシップは、パドックの気配は落ち着き十分、決して悪いデキではなかったと思います。ただ、スタートで行き脚がつかなかったのに、強引にポジションを前に取りにいった時点で、危ない感じはありました。
4コーナー手前では激しく手綱をしごいても、いつもの勢いはなく直線伸びを欠いてしまった姿は、今年の天皇賞(春)の悪夢の再現でした。
レースラップを見ると前半1200mが1分13秒8、後半1200が1分9秒1と極端な上がり勝負になったことが敗因でしょうか。

それにしても、宝塚記念では2.4秒も大差をつけられた馬が、馬場の条件、ペースが代わっただけで大逆転してしまうのですから、競馬は面白いですねえ。

ヒットザターゲット(撮影日2012年6月24日・宝塚記念)
父キングカメハメハ 母ラティール(母の父タマモクロス)
2008年3月6日生 牡5 栗毛 新冠・ノースヒルズマネジメント生産 栗東・加藤敬二厩舎
28戦8勝(2013年10月9日現在)
(重賞勝利)2013年京都大賞典(GII)、小倉大賞典(GIII)、2012年新潟大賞典(GIII)
京都大賞典は、ヒットザターゲットがゴールドシップを破る大金星_b0015386_22411780.jpg


by Yuuichiro_K | 2013-10-09 22:41 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


<< ダークシャドウ(12’有馬記念6)      デイリー杯2歳Sは、ホウライア... >>