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2012年 02月 26日

中山記念はフェデラリスト、阪急杯はマジンプロスパーが制す

「中山記念は、中山巧者フェデラリストが重賞2連勝を飾る」

今日、中山競馬場で行われた中山記念(GII、4歳上・芝1800m)は、蛯名正義騎手騎乗の3番人気フェデラリストが、中団追走から直線内から鋭く伸びて、大逃げを打って粘った7番人気シルポートをゴール直前3/4馬身交わし、優勝しました。

☆中山記念結果
1着○フェデラリスト  (蛯 名)1'47'3(重)
2着 シルポート    (松 岡)3/4
3着▲リアルインパクト (岩 田)4
4着 ネオヴァンドーム (内田博)1 1/4
5着 ネオサクセス   (大 野)1/2戦

戦前は有馬記念(GI)を3着、前走日経新春杯(GII)をトップハンデで快勝し、次走・ドバイシーマクラシック(首GI)へ向けての壮行レースだったトゥザヴィクトリーが圧倒的な人気を集めていましたが、後方侭いいところなく惨敗、勝ったのは、前走中山金杯(GIII)を制し、破竹の3連勝中の上がり馬フェデラリストでした。

フェデラリストのパドックは、気合を表に出して多少チャカつく場面がありましたが、彼はこれでも走るタイプ。レースは道中インコースをロスなく回り、大逃げを打って逃げ切り体勢だったシルポートをただ1頭直線追い詰め、差し切りました。これで中山コースは4戦4勝、マツリダゴッホ以来の?中山巧者の誕生かもしれませんね。今日のメンバーはかなり強い相手でしたし、今後が楽しみになりました。

シルポートは、思い切って逃げて粘るという久々に彼らしい競馬ができました。1000m通過58.7秒と重馬場にしては早いペースで逃げましたが、これで粘れるのが彼のいいところで、先行有利の中山の特徴にあったレースをして波乱を演出しましたね。

圧倒的人気を集めたトゥザグローリーは、パドックの気配は決して悪くない状態に見えただけに不可解な大敗。重馬場を嫌ったのか、久々の1800m戦の早いペースに馬が戸惑ったのか敗因は不明ですが、世界制覇を目指す馬としては大変残念な結果となってしまいました。2番人気のレッドデイヴィスはなんと最下位。これまで1800m戦は強いところを見せていた馬だけに、こちらは重馬場が全く駄目だったということでしょうか。いずれにしても、馬場が渋ったことにより予想外の結果となった今年の中山記念でした。

フェデラリスト
父Empire Maker 母ダンスパートナー(母の父サンデーサイレンス)
2007年6月6日生 牡5 黒鹿毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・田中剛厩舎
10戦7勝(2012年2月26日現在)
(重賞勝利)2012年中山記念(GII)、中山金杯(GIII)


「阪急杯は、マジンプロスパーが待望の重賞初勝利」
今日、阪神競馬場で行われた阪急杯(GIII、4歳上・芝1400m)は、浜中俊騎手騎乗の4番人気マジンプロスパーが好位追走から直線早めに抜け出し、3番人気スプリングサンダーに1 1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆阪急杯結果(事前予想なし)
1着 マジンプロスパー  (浜 中)1'22'0(良)
2着 スプリングサンダー (四 位)1 1/2
3着 サンカルロ     (吉田豊)1/2
4着 オセアニアボス   (藤岡佑)ハナ
5着 ガルボ       (石橋脩)1/2

前走、初の重賞挑戦だったシルクロードS(GIII)は8着に敗れていたマジンプロスパーが、2度目の重賞挑戦で見事初重賞制覇を飾りました。それにしても今日は5R、6Rと人気薄を次々に勝たせた鞍上の浜中騎手の積極的な騎乗がとにかく光りました。また、昨年6月にサクラバクシンオーのコースレコードと並ぶ好時計(1'19'9)を叩き出していた実績は伊達ではなかったということでしょう。また、マジンプロスパーの馬主(元プロ野球選手の佐々木主浩氏)は、今月はクイーンC(GIII)のヴィルシーナに続く重賞勝ちということで、なかなかの強運ですね。おめでとうございました!

マジンプロスパー
父アドマイヤコジーン 母ハリウッドドリーム(母の父バブルガムフェロー)
2007年3月7日生 牡5 栗毛 新冠・ハシモトファーム生産 栗東・中尾秀正厩舎
16戦7勝(2012年2月26日現在)
(重賞勝利)2012年阪急杯(GIII)

by Yuuichiro_K | 2012-02-26 23:54 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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