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2011年 05月 14日

京王杯SCは、上がり馬ストロングリターンが初重賞制覇

今日、東京競馬場ではGIホースが3頭出走するなど、なかなかの好メンバーが揃った安田記念の前哨戦・京王杯SC(GII・芝1400m)が行われました。レースは、石橋脩騎手騎乗の4番人気ストロングリターンが中団追走から直線馬群を割って鋭く伸び、逃げ粘る3番人気シルポートをゴール直前でハナ差交わして優勝しました。

☆京王杯SC結果
1着 ストロングリターン (石橋脩)1'20'2(良)
2着 シルポート     (小 牧)ハナ
3着 ジョーカプチーノ  (福 永)クビ
4着 コスモセンサー   (松 岡)3/4
5着 クレバートウショウ (武 豊)1/2

前走難波S(1600万下)を1'45'4の好時計で勝ってオープン入りしたばかりのストロングリターンが、これまで8戦して3勝2着2回3着1回と得意にしている東京コースで、持ち味の末脚を爆発させて嬉しい初重賞制覇を飾りました。パドックは相変わらずうるさいところを見せていましたが、レースでは道中、中団の内で上手く折り合って、直線ではメンバー中最速の上がり3ハロン33.1秒で鋭く伸びて逃げ切り目前だったシルポートをゴール直前で捕らえました。主戦騎手の内田博幸騎手の負傷で急遽乗り代わった石橋脩騎手でしたが見事な騎乗だったと思います。本番の安田記念も楽しみになりました。

2着は、いつもどおり逃げて最後まで良く粘った3番人気のシルポート。今年に入ってもう5戦目でしたが、パドックは相変わらず落ち着いてしっかりとした脚どりで、疲れもなく元気に周回していました。惜しくもハナ差敗れてマイラーズC(GII)に続く重賞2連勝はなりませんでしたが、これだけ使い詰めでもしっかり結果を残すのですから、本当に立派な馬だと思います。

シルポート
父ホワイトマズル 母スペランツァ(母の父サンデーサイレンス)
2005年3月24日生 牡6 栗東・西園正都厩舎
36戦9勝(2011年5月14日現在)
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3着は、逃げたシルポートの直後の2番手からレースを進めた2番人気のジョーカプチーノ。パドックは、気合を表に出すタイプなのですが、今日は落ち着いて周回していました。ここ3走、1200m戦を使われていたこともあり、折り合いが心配でしたが今日は問題なかったですね。ただ、マークしていたシルポートを結局交わしきれなかったのは、GIホースですし個人的にはちょっと不満です。

ジョーカプチーノ
父マンハッタンカフェ 母ジョープシケ(母の父フサイチコンコルド)
2006年4月11日生 牡5 栗東・中竹和也厩舎
16戦6勝(2011年5月14日現在)
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なお、1番人気のサンカルロはパドックは良い雰囲気でしたが、レースは再三前が壁になってスムーズなレースができず9着といいことろなく敗れました。また、エーシンフォワード、ショウワモダンの両GIホースも全く見せ場がなかったですね、こちらも残念でした。

それでは、最後に見事優勝したストロングリターン君を掲載します。

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パドックは、時折小走りになるなどチャカつくところがありました。けれどもこれはいつもの彼のスタイルです。

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鞍上の石橋脩騎手はレース後のインタビューで「引っ掛かる馬で心配していましたが、返し馬では全く問題ありませんでした。外が伸びていないので、外に出さずにうまく馬を捌いて追い込みました」とコメント。きっちりロスのない競馬で見事勝利に導きました。

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堀宣行厩舎は、今年3月に総大将格のキンシャサノキセキが引退しましたが、彼に代わる有力馬がまた出てきましたね。年齢の割にまだキャリアも浅く、今後の活躍が楽しみです。初重賞制覇、おめでとうございました!


ストロングリターン
父シンボリクリスエス 母コートアウト(母の父Smart Strike)
2006年5月26日生 牡5 鹿毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・堀宣行厩舎
15戦6勝(2011年5月14日現在)
(重賞勝利)2011年京王杯SC(GII)

by Yuuichiro_K | 2011-05-14 23:18 | 11年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)


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