人気ブログランキング | 話題のタグを見る

愛しのサラブレッド写真館 

prekrasnie.exblog.jp
ブログトップ
2011年 03月 20日

阪神大賞典はナムラクレセント、中京記念はナリタクリスタルが制す

「阪神大賞典(GII)は、ナムラクレセントが待望の初重賞制覇」
今日、阪神競馬場で行われた阪神大賞典(GII、4歳上・芝3000m)は、和田竜二騎手騎乗の3番人気ナムラクレセントが2番手追走から直線早めに抜け出し、好位から追い上げた1番人気コスモメドウに3 1/2馬身差をつけて快勝しました。

☆阪神大賞典結果
1着○ナムラクレセント  (和 田)3'04'4(良)
2着◎コスモメドウ    (松 岡)3 1/2
3着 モンテクリスエス  (川 田)3/4
4着 コスモラピュタ   (丹 内)クビ
5着 メイショウドンタク (柴田善)ハナ

ナムラクレセントが、14度目の重賞挑戦で嬉しい初重賞制覇を飾りました。レースは2番手できっちり折り合ってレースを進めると、直線早めに逃げたコスモラピュタを交わし、そのまま後続を寄せ付けず完勝劇でした。以前はパドックでかなりイレ込むタイプでしたが、今日は落ち着いて周回していましたし、年を経て大分気性も改善されたようですね。これまでの勝ち星は中距離レースに限られていたとはいえ、3000m以上のレースでは、勝てないまでも2008年菊花賞3着、2009年阪神大賞典3着、2010年天皇賞・春4着と今まで大きく崩れたことはなく、案外長距離向きなのかもしれません。また、勝ちタイムの3'04'4は、2001年ナリタトップロードに次ぐこのレース歴代2位の好時計。天皇賞が本当に楽しみになりました。

2着は1番人気のコスモメドウ。こちらも3番手追走と前につけて、直線必死に前を追いましたが、逃げたコスモラピュタを交わすのが精一杯でした。パドックの雰囲気は、ダイヤモンドSとそれほど変わらぬ雰囲気だったと思いますが、今日は前走から一気に3キロ増えた56キロの斤量の影響もあったのか、前走ほどの切れ味は見られませんでしたね。

なお、2番人気のオウケンブルースリは、馬体重こそ一昨年の好調時と同じ480キロ台(488キロ)まで絞ったものの、パドックは今日も落ち着きがなく、レースも往年の末脚は全く影を潜めて8着と完敗しました。もう復活はかなり厳しいように思えます。

ナムラクレセント(2009年10月11日・毎日王冠)
父ヤマニンセラフィム 母サクラコミナ(母の父サクラショウリ)
2005年4月22日生 牡6 鹿毛 静内・八田ファーム生産 栗東・福島信春厩舎
26戦7勝(2011年3月20日現在)
(重賞勝利)2011年阪神大賞典(GII)
阪神大賞典はナムラクレセント、中京記念はナリタクリスタルが制す_b0015386_2053517.jpg



「中京記念(GIII)は、ナリタクリスタルが重賞2勝目を飾る」
今日、小倉競馬場で行われた中京記念(GIII、4歳上ハンデ・芝2000m)は、武豊騎手騎乗の2番人気ナリタクリスタルが好位追走から直線力強く抜け出し、2番手追走から粘った8番人気シャドウゲイトに2 1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆中京記念結果
1着 ナリタクリスタル  (武 豊)2'00'0(稍重)
2着 シャドウゲイト   (田中勝)2 1/2
3着 アンノルーチェ   (佐藤哲)クビ
4着 シンメイフジ    (古 川)3
5着 サンライズマックス (福 永)クビ

ナリタクリスタルが、これまで6度乗って4勝を挙げていた相性抜群の武豊騎手に導かれ、昨年の新潟記念に続く重賞2勝目を飾りました。また、1・2着馬は雨の影響で時計のかかる馬場になったのが、血統的に向いたように思えました。

ナリタクリスタル
父スペシャルウィーク 母プレシャスラバー(母の父ペンタイア)
2006年1月16日生 牡5 黒鹿毛 (有)白老・社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・木原一良厩舎
22戦7勝(2011年3月20日現在)
(重賞勝利)2011年中京記念(GIII)、2010年新潟大賞典(GIII)

by Yuuichiro_K | 2011-03-20 20:53 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


<< フィリーズレビューは、フレンチ...      阪神大賞典(GII)予想 >>