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2010年 12月 12日

阪神JFはレーヴディソールが無傷の3連勝で2歳女王に輝く!

まずは、毎年恒例の香港国際競争ですが、残念ながら日本馬は、香港ヴァーズ(GI、芝2400m)のジャガーメイル(牡6、美浦・堀宣行厩舎)、香港マイル(GI、芝1600m)出走のエーシンフォワード(牡5、栗東・西園正都厩舎)両馬とも4着に敗れました。残念な結果でしたが来年以降も挑戦を続けてもらいたいと思います。

さて、今日、阪神競馬場では2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI、2歳牝・芝1600m)が行われました。レースは、福永祐一騎手騎乗の1番人気レーヴディソールが中団追走から直線外を豪快に伸び、内から馬群を割って伸びた4番人気ホーエルキャプチャに1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆阪神ジュべナイル結果
1着○レーヴディソール (福 永)1'35'7(良)
2着△ホエールキャプチャ(池 添)1/2
3着 ライステラス   (デムーロ )1
4着▲アヴェンチュラ  (和 田)3/4
5着 ツルマルワンピース(安藤勝)クビ

レーヴディソールが、前走のデイリー杯2歳S(JpnII)で見せた切れ味鋭い決め手を今日も見せ付けて快勝、実に強い競馬で堂々2歳女王の座につきました。パドックは落ち着いて周回していて大変良く見えました。レースは前走同様、出遅れ気味のスタートでしたがすぐ中団につけると、直線は外から豪快に末脚を爆発させてあっという間に先行馬群をまとめて差し切ったのは圧巻でした。今日の走りは同厩舎の先輩・現役最強牝馬ブエナビスタの2歳時を彷彿させるものがありました。来年のクラシックはもちろん、日本を代表するような名馬になった偉大な先輩に続く存在になるのも夢ではないかもしれません。

2着は、関東馬のホエールキャプチャ。先行策から馬群を割って伸びてきた根性はなかなかのものでしたね。前走のファンタジーS(JpnIII)は3着ながら直線鋭く追いこんだ脚は大変見所がありましたが、やはり力があるところを見せてくれました。3着のライステラスは大外枠からのレースとなりましたが、道中大変スムーズな競馬で、中団から早めに直線抜け出して8番人気ながら健闘しました。

なお、2番人気のダンスファンタジアは東京で見た時よりもイレ込みがきつく、スタートで出遅れた上に、道中は完全に引っ掛かってしまい、いいところなく9着に敗れました。今日は全くレースになりませんでしたね。3番人気のアヴェンチュラもスタートで後手を踏み後方からの競馬、1000m通過61.2秒とスローペースだったこともあり、後方4番手から良く追い込んだものの4着が精一杯でした。ただ敗れた馬の中では最も見所のある内容だったと思います。

なお、上位3頭全てが芦毛馬というのは大変珍しく、GIレースでは初めてのことではないでしょうか。オグリキャップが世を去った年にまた強い芦毛馬が出てきたのは嬉しいですね。皆、無事に来年のクラシックに向かってほしいと思います。

レーヴディソール
父アグネスタキオン 母レーヴドスカー(母の父Highest Honor)
2008年4月8日生 牝2 芦毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・松田博資厩舎
3戦3勝(2010年12月12日現在)
(重賞勝利)2010年阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)、デイリー杯2歳S(JpnII)

by Yuuichiro_K | 2010-12-12 22:26 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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