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2010年 12月 05日

ジャパンCダートは、トランセンドが逃げ切って初GI制覇

今日、阪神競馬場では、秋の中距離ダート王決定戦・ジャパンCダート(GI、3歳上・ダート1800m)が行われました。レースは、藤田伸二騎手騎乗の1番人気トランセンドが、好スタートから先頭に立って逃げると、直線に入ってもそのまま粘りきり、中団から追い込んだ8番人気グロリアスノアをクビ差抑えて優勝しました。なお、勝ち時計の1'48'9は一昨年のカネヒキリの記録した時計を0.3秒更新するレースレコードでした。

☆フェブラリーS結果
1着▲トランセンド    (藤 田)1'48'9(稍)レースレコード
2着 グロリアスノア   (小林慎)クビ
3着 アドマイヤスバル  (小 牧)1 1/4
4着 バーディバーディ  (池 添)ハナ
5着○シルクメビウス   (田中博)2

トランセンドが持ち味のスピードを生かして鮮やかな逃げ切り勝ちを決めました。パドックは、落ち着き十分でいい雰囲気でしたが、レースも内枠から好スタートを切ってハナを奪うと、1000m通過60秒と道中は後続を引き付けての逃げとなりましたが、追いかけてきた先行馬は4着に粘ったバーディバーディを除き、皆、脚を失う厳しいペースを乗り切っての堂々の勝利でした。今日の強さなら同じ脚質の強豪・エスポワールシチーとの対決が本当に楽しみですね。また、安田隆行厩舎は嬉しい管理馬初のGI制覇となりました、おめでとうございました!

2着は、トライアルの武蔵野S(GIII)の覇者グロリアスノアが末脚を伸ばし2着に健闘しました。今日はあまり人気はありませんでしたが、今年、根岸S(GIII)、武蔵野S(GIII)を制した実力は本物でした。3着のアドマイヤスバルは、これで12戦連続の5着以内好走、相手なりに走る堅実さは本当に見事です。また、4着に敗れたとはいえ、バーディバーディはトランセンドの逃げに直線半ばまで食らいついた走りが光りました。

なお、トランセンド以外の人気馬は総崩れでした。2番人気シルクメビウスは、後方から脚を伸ばしたものの5着まで。前走のJBCクラシックもパドックであまり良く見えなかったのですが、今日もあまり変わらない感じで夏の絶好調時に比べると調子は一息だったのかもしれません。衰えが隠せない4番人気ヴァーミリアン(14着)と初のGI挑戦だった3番人気キングスエンブレム(9着)の兄弟も共に見せ場なく完敗。5番人気アリゼオはスタートで出遅れて道中砂を被って嫌気を出したのか全くレースにならず最下位に大敗したのは残念でした。


トランセンド(撮影日2009年11月7日・武蔵野S)
父ワイルドラッシュ 母シネマスコープ(母の父トニービン)
2006年3月9日生 牡4 鹿毛 新冠・ノースヒルズマネジメント生産 栗東・安田隆行厩舎
13戦7勝(2010年12月5日現在)
(重賞勝利)2010年ジャパンCダート(GI)、みやこS(GIII)、2009年レパードS
ジャパンCダートは、トランセンドが逃げ切って初GI制覇_b0015386_21274922.jpg


by Yuuichiro_K | 2010-12-05 21:27 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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