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2010年 03月 14日

フィリーズレビューはサウンドバリアー、中山牝馬Sはニシノブルームーンが初重賞制覇

「フィリーズレビュー(GII)は、伏兵サウンドバリアーが大外一気で制す」
今日、阪神競馬場で行われた桜花賞トライアル・フィリーズレビュー(GII、3歳牝・芝1400m)は、渡辺薫彦騎手騎乗の9番人気サウンドバリアーが、後方追走から直線大外一気に伸びて、1番人気ラナンキュラスをハナ差交わして優勝しました。

☆フィリーズレビュー結果
1着 サウンドバリアー (渡 辺)1'22'8(良)
2着◎ラナンキュラス  (四 位)ハナ
3着△レディアルバローザ(和 田)クビ
4着△ロジフェローズ  (横山典)アタマ
4着○ニシノモレッタ  (浜 中)同

ゴール直前5頭が一線となる大激戦となりましたが、9番人気の伏兵・サウンドバリアーが後方からの鮮やかな末脚を繰り出して、見事初重賞制覇を飾りました。
今日はあまり人気がありませんでしたが、パドックは落ち着いてなかなか良く見せていましたし、芝1400mは新馬、未勝利戦で共に1分21秒台で駆けた実績があり、また阪神1400mで良績を残しているアグネスデジタル産駒、このレースと相性の良いエルフィンSからの参戦と狙える要素は沢山あったのに予想で無印としたのは不覚でした。

1番人気のラナンキュラスは2着に惜敗しましたが、休み明けでこの内容なら少なくとも勝ち馬と同等の評価をしても良いでしょう。また、3・4着のレディアルバローザ、ロジフェローズ、ニシノモレッタも上位2頭とほとんど力の差がないところを見せてくれました。

なお、笠松から参戦したデビュー以来6戦無敗の2番人気ラブミーチャンは、スタートから果敢に先頭を奪って逃げたものの直線残り200mで一杯になり12着に敗れました。やはり血統どおりダートのスプリント戦向きなのでしょうね。でも慣れない芝で彼女なりに良く頑張ったと思います。
また、3番人気のテイラーバートンは、使い詰めの影響でしょうか、13着といいところなく敗れたのは残念でした。

サウンドバリアー
父アグネスデジタル 母スリーピングインシアトル(母の父Seattle Slew)
2007年4月3日生 牝3 芦毛 浦河・笹地牧場生産 栗東・安達昭夫厩舎
7戦2勝(2010年3月14日現在)
(重賞勝利)2010年フィリーズレビュー(GII)


「中山牝馬S(GIII)は、ニシノブルームーンが待望の初重賞制覇」
今日、中山競馬場で行われた中山牝馬S(GIII、4歳上牝・芝1800m)は、北村宏司騎手騎乗の4番人気ニシノブルームーンが、中団追走から馬群を割って抜け出し、内から伸びた8番人気ウェディングフジコに3/4馬身差をつけて優勝しました。

☆中山牝馬S結果
1着 ニシノブルームーン(北村宏)1'47'6(良)
2着 ウェディングフジコ(吉田隼)3/4
3着 チェレブリタ   (蛯 名)クビ
4着 コロンバスサークル(田中勝)クビ
5着 レジネッタ    (吉田豊)ハナ

ハンデ戦らしい大激戦となったレースでしたが、ニシノブルームーンが中団から鋭く伸びて快勝、嬉しい初重賞制覇を飾りました。これで中山は5戦4勝となりコース適性の高さを見せ付けましたね。
それにしても、このレースは、ここ3年の3連単が60万、26万、139万と大荒れの結果が続いていましたが、今日も12万馬券の波乱となりました。牝馬のハンデ戦は本当に難しいですねえ。 

ニシノブルームーン(撮影日2009年10月18日・府中牝馬S)
父タニノギムレット 母カプリッチョーサ(母の父Alzao)
2004年4月3日生 牝6 鹿毛 鵡川・西山牧場生産 美浦・鈴木伸尋厩舎
16戦6勝(2010年3月14日現在)
(重賞勝利)2010年中山牝馬S(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2010-03-14 22:43 | レース回顧 | Trackback | Comments(2)
Commented by kozou_17 at 2010-03-18 14:01
ラブミーチャンは、4コーナー過ぎまで手応えが良かったように見えたんですけどね。あそこから伸びないということは、やっぱり速い脚は持っていなかったということでしょうか。残念でしたが、これでダート路線を賑わせてくれると思います。
Commented by Yuuichiro_K at 2010-03-18 23:01
☆Kozouさん
ラブミーチャンは残念な結果に終わりましたが、ダート馬に良く見られるような、全く芝が合わずに後方侭敗れたわけではなく、それなりに軽快なスピードを見せてくれたので、個人的には良く頑張ったと思います。
ただ、血統どおりダート向きなのは明らかだと思うので、おっしゃるとおり得意の舞台で今後の活躍を期待したいですね。


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