人気ブログランキング | 話題のタグを見る

愛しのサラブレッド写真館 

prekrasnie.exblog.jp
ブログトップ
2009年 10月 11日

毎日王冠は、古豪カンパニーがウオッカを破り重賞7勝目!

今日の東京競馬場は、素晴らしい秋晴れとなり絶好の競馬日和となりました。
そして、メインレースの毎日王冠(GII)には、安田記念(GI)以来の出走となった女傑ウオッカが登場、ファンファーレ後にはGIレースのような拍手と大歓声が沸きました。

レースは、横山典弘騎手騎乗の4番人気カンパニーが、中団追走から直線で末脚を伸ばし、逃げた圧倒的1番人気(単勝1.3倍)のウオッカをゴール前で交わして1馬身差をつけ快勝しました。

☆毎日王冠結果
1着△カンパニー    (横山典)1'45'3(良)
2着◎ウオッカ     (武 豊)1
3着 ハイアーゲーム  (木 幡)2
4着△ナムラクレセント (小 牧)アタマ
5着○サンライズマックス(岩 田)1 1/4

今年の毎日王冠も昨年同様、女傑・ウオッカの走りに注目が集まりましたが、勝ったのは8歳という年齢を感じさせない見事な走りを見せた古豪カンパニーでした。前半はインコースをぴったり通ってロスなく追走すると、直線でウオッカをただ1頭追いつめ、並ぶ間もなく交わし1馬身差をつけての快勝で、鞍上の横山典弘騎手の完璧なレース運びが光りました。これで重賞は7勝目となりましたが、ここまできたら史上初の8歳馬による天皇賞制覇を目指してもらいたいですね、おめでとうございました!

2着のウオッカは、これまでの自己最高体重での出走。とはいっても太め感はなく、相変わらずパドックは落ち着き十分の好気配でした。レースは楽な手ごたえで逃げたものの、ゴール手前で勝ち馬の末脚に屈しました。まるで昨年のVTRを見ているようなレース振りでしたが、やはり牝馬の57キロは厳しいということなんでしょうね。前哨戦としては上々の走りでしたが、昨年のアタマ差と比べ、1馬身の差をつけられたのは、本番に向け若干不安を感じさせる走りでした。

ウオッカ
父タニノギムレット 母タニノシスター(母の父ルション)
2004年4月4日生 牝5 栗東・角居勝彦厩舎
23戦9勝(2009年10月11日現在)
毎日王冠は、古豪カンパニーがウオッカを破り重賞7勝目!_b0015386_27439.jpg


3着のハイアーゲームは、上位とは差がありましたが、8歳でここまで走ったのですから本当に立派の一言、良く頑張りました。逆に不甲斐なかったのはスマイルジャック、ヤマニンキングリーら重賞を勝ったきて勢いがあったはずの4歳勢で、掲示板にも乗れないというのは残念な結果でした。

ハイアーゲーム
父サンデーサイレンス 母ファンジカ(母の父Law Society)
2001年2月27日生 牡8 美浦・大久保洋吉厩舎
34戦5勝(2009年10月11日現在)
毎日王冠は、古豪カンパニーがウオッカを破り重賞7勝目!_b0015386_28477.jpg


とにかく、古豪の衰えしらずの頑張りに大拍手!という今日の毎日王冠でした。
それでは最後に見事優勝したカンパニー君を掲載します。

毎日王冠は、古豪カンパニーがウオッカを破り重賞7勝目!_b0015386_282263.jpg

パドックは、いつもどおり落ち着いて周回していました。

毎日王冠は、古豪カンパニーがウオッカを破り重賞7勝目!_b0015386_28362.jpg

これまで、対ウオッカは3戦3敗でしたが、4度目の対戦でついに先着しました。また、音無厩舎は京都大賞典をオウケンブルースリで制しており、同日2重賞制覇を飾りました。

毎日王冠は、古豪カンパニーがウオッカを破り重賞7勝目!_b0015386_284895.jpg

8歳でハイレベル重賞である毎日王冠を勝った馬は、これまで1頭もいません。歴史的な快挙といってよいでしょう、本当におめでとうございました!


カンパニー
父ミラクルアドマイヤ 母ブリリアントベリー(母の父ノーザンテースト)
2001年4月24日生 牡8 鹿毛 早来・ノーザンファーム生産 栗東・音無秀孝厩舎
33戦10勝(2009年10月11日現在)
(重賞勝利)2009年毎日王冠(GII)、2009年、2008年中山記念(GII)、マイラーズC(GII)、2006年大阪杯(GII)、2007年関屋記念(GIII)、2005年京阪杯(GIII)

by Yuuichiro_K | 2009-10-11 23:59 | 09年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(2)
Commented by kozou_17 at 2009-10-12 14:45
8歳とは思えない末脚でしたね。驚きました。しかも父がマイナー種牡馬だっていうのが良いですよね。種牡馬を引退したっていうのが残念。
Commented by Yuuichiro_K at 2009-10-12 21:38
☆Kozouさん
カンパニーは、本当に8歳とは思えない素晴らしいスピードと末脚を披露してくれました。ミラクルアドマイヤという地味な血統ながら重賞を7勝もしているのは、本当に立派ですね。父が引退した今、後継種牡馬になれるといいのですが、現状では厳しいようなので、GIのタイトルはぜひ欲しいところです。頑張って欲しいと思います。


<< 南部杯は、エスポワールチシーが...      毎日王冠(GII)予想 >>