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2009年 04月 12日

桜花賞は大外一閃!ブエナビスタが圧倒的人気に応え快勝

今日、阪神競馬場で行われた今年のクラシック開幕戦・桜花賞(JpnI、3歳牝・芝1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の圧倒的1番人気ブエナビスタが、後方3番手追走から直線大外から豪快に追い込み、先に抜け出した2番人気レッドディザイアを1/2馬身差交わして優勝しました。

☆桜花賞結果
1着◎ブエナビスタ   (安藤勝)1'34'0(良)
2着 レッドディザイア (四 位)1/2
3着 ジェルミナル   (福 永)1 1/2
4着○ワンカラット   (藤岡佑)3/4
5着 ルージュバンブー (小 牧)1/2

圧倒的な支持(単勝1.2倍)を受けたブエナビスタが、目を見張る豪快な追い込みで期待に応え、見事桜の女王の座につきました。
今日のパドックは、ルシュクル以外はひどくイレ込む馬も少なく、全体的に落ち着いていましたが、ブエナビスタは、その中でも一際落ち着きはらって周回しており、いいデキだったと思います。
レースは、まずまずのスタートを切るも、後方2番手に下げて、いつもどおりの後方待機策を取りました。しかし4コーナーを回って直線入り口でもまだ後方3番手。すぐ前にいたレッドディザイアとジェルミナルの間を割ることができず、大外に進路をとることになり、一瞬果たしてここから届くのか、ドキドキさせられましたが、そこからの末脚は本当に桁違いでした。メンバー中最速の上がり3ハロン33.3秒の爆発的な追い込みで、他馬をごぼう抜き、着差以上の強さを見せてくれました。それにしても、この大舞台でもあの位置で我慢できる安藤勝己騎手は流石でした。素晴らしい好騎乗だったと思います。また、クラシック優勝の最年長記録更新となりました、おめでとうございました!

2着は、今日が3戦目のレッドディザイアが大健闘しました。これまで桜花賞であまり良績のなかった2ヶ月の休み明けを克服しての好走は、キャリアの浅さを考えると見事というほかありません。また、今日初めてパドックを見たのですが、気合を表に出してパドックの外々を大きく周回して大変目に付きました。実は、父がサンデーサイレンス系・天皇賞馬マンハッタンカフェ、母の父Caerleonと、ブエナビスタに似た血統構成で、距離延長も問題ないでしょうし、次走以降もブエナビスタの強力なライバルになりそうです。

3着以下は、上位2頭から少し離されましたが、3着ジェルミラル、4着ワンカラットはいずれも重賞勝ち馬ということで、実績どおりの走りを見せてくれたと思います。ただ次走オークスに向けては、やはり桜花賞1・2着馬が中心になるような気がします。

ブエナビスタ
父スペシャルウィーク 母ビワハイジ(母の父Caerleon)
2006年3月14日生 牝3 黒鹿毛 早来・ノーザンファーム生産 栗東・松田博資厩舎
5戦4勝(2009年4月12日現在)
(重賞勝利)2009年桜花賞(JpnI)、2008年阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)、2009年チューリップ賞(JpnIII)

by Yuuichiro_K | 2009-04-12 23:59 | レース回顧 | Trackback | Comments(2)
Commented by kozou_17 at 2009-04-13 09:30
新馬戦に強い馬が出てきたようなレースでした(笑)。4コーナーであの位置ですもんね。魔の桜花賞ペースと言われたのは昔の話で、昨日のレースも速いペースじゃなかったですよね。それを大外から差し切っちゃうって、力が違いすぎますね。驚きました。そして、仰るように本当に安藤勝Jはよく我慢しましたよね。流石です。レッドディザイアは、キャリア2戦とはいえ、その両レースで一番の上がりを記録してました。距離延長も問題なさそうだし、オークスも楽しみです。
Commented by Yuuichiro_K at 2009-04-13 23:22
☆Kozouさん
ブエナビスタの追い込みは、本当にしびれました。チューリップ賞の時も感じましたが、女ディープインパクトと言ってもいいくらいの素晴らしい切れ味でした。

レッドディザイアは、パドックの雰囲気に大物感を感じました。一叩きされて挑むオークスでは、ブエナビスタを逆転する可能性もあるかもしれません。ウオッカ&ダイワスカーレットのようなライバル関係になればもっと盛り上がると思いますし、今後も桜花賞1・2着馬から目が離せないです。


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