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2009年 03月 22日

スプリングSはアンライバルド、阪神大賞典はアサクサキングスが制す!

「スプリングS(JpnII)は、アンライバルドが人気に応え父仔制覇達成」
今日、中山競馬場で行われたスプリングS(JpnII、3歳・芝1800m)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気アンライバルドが中団追走から直線鋭く伸び、内から伸びたレッドスパーダに1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆スプリングS結果
1着○アンライバルド  (岩 田)1'50'8(良)
2着 レッドスパーダ  (北村宏)1/2
3着 フィフスペトル  (武 豊)3/4
4着△サンカルロ    (吉田豊)アタマ
5着△セイクリッドバレー(勝 浦)クビ

新馬戦で後の2歳女王ブエナビスタ、きさらぎ賞の覇者リーチザクラウンを破った実力馬・アンライバルドが人気に応え快勝、クラシック候補に名乗りを挙げました。レースは、前半1000m62.6秒のスローペースとなって、道中行きたがる場面もありましたが、中団の外目からレースを進めると、直線では鮮やかな末脚で一気に前を捕らえました。着差こそ1/2馬身差でしたが、着差以上に強さを感じる内容だったと思います。本番の皐月賞は、同じ父を持つ4戦無敗のロジユニヴァース、きさらぎ賞を圧勝したリーチザクラウンと3強を形成することになると思いますが、今から対決が本当に楽しみです。また、アンライバルドの父ネオユニヴァースは2003年のスプリングSを制しており、見事親仔制覇となりました。おめでとうございました!

また、2着のレッドスパーダは、内の経済コースを通って2番手から上手く流れ込みました。レース後の藤沢和雄調教師のコメントでは、父がタイキシャトルということも考慮して、ニュージーランドTからNHKマイルCに向かうそうです。3着のフィフスペトルは後方から追い上げたものの、スローペースがたたり、脚を余した印象の3着でした。


アンライバルド
父ネオユニヴァース 母バレークイーン(母の父Sadler's Wells)
2006年4月13日生 牡3 鹿毛 早来・ノーザンファーム生産 栗東・友道康夫厩舎
4戦3勝(2009年3月22日現在)
(重賞勝利)2009年スプリングS(JpnII)


「阪神大賞典(GII)は、アサクサキングスが重賞連覇で天皇賞に王手!」
今日、阪神競馬場で行われた天皇賞・春の前哨戦・阪神大賞典(GII、4歳上・芝3000m)は、四位洋文騎手騎乗の2番人気アサクサキングスが、中団追走から4コーナーで好位につけると、直線でヒカルカザブエとの競り合いをハナ差制して優勝しました。

☆阪神大賞典結果
1着 アサクサキングス (四 位)3'13'2(重)
2着 ヒカルカザブエ  (秋 山)ハナ
3着 ナムラクレセント (小 牧)1 3/4
4着 スクリーンヒーロー(横山典)3
5着 トウカイトリック (和 田)クビ

歴代の菊花賞馬が3頭、ジャパンC優勝馬スクリーンヒーローも参戦した注目の一戦は、前走の京都記念(GII)を快勝して挑んだ一昨年の菊花賞馬アサクサキングスが制しました。今日は前半は中団から競馬を進めていましたが、徐々に前につけると直線ではヒカルカザブエとの一騎打ちとなり、ハナ差競り落としました。これで本番の天皇賞・春は2年連続で1番人気になりそうです。今年は昨年のリベンジを期待したいですね、重賞連覇おめでとうございました!

2着のヒカルカザブエは、好位3番手から直線もしぶとく粘って健闘しました。一瞬差し返す場面もあるなど、勝ち馬と差のない好内容でした。前走の日経新春杯(GII)で1番人気になったのは伊達ではありませんでしたね、こちらも次走が楽しみです。3着のナムラクレセントは、前半、かなり引っ掛かっていたのですが、直線で外から追い上げてきたのには驚きました。昨年の菊花賞3着馬ですし、本番も出走するなら侮れないと思います。一方、有馬記念以来のスクリーンヒーローは好位追走も伸び一息で4着、ジャパンC以来の1番人気オウケンブルースリは7着、2004年の菊花賞馬デルタブルースは6着と他のGI馬は残念ながら見せ場なく終わりました。ただ、いずれも休み明けでしたし、一叩きしてどれだけ変わるか、本番を楽しみにしたいと思います。

アサクサキングス(撮影日2008年11月30日・ジャパンC)
父ホワイトマズル 母クルーピアスター(母の父サンデーサイレンス)
2004年3月23日生 牡5 鹿毛 千歳・社台ファーム生産 栗東・大久保龍志厩舎
18戦6勝(2009年3月22日現在)
(重賞勝利)2007年菊花賞(JpnI)、2009年阪神大賞典(GII)、京都記念(GII)、2007年きさらぎ賞(JpnIII)
スプリングSはアンライバルド、阪神大賞典はアサクサキングスが制す!_b0015386_0521156.jpg


by Yuuichiro_K | 2009-03-22 23:59 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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