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2023年 06月 04日

GI馬9頭を蹴散らした!安田記念はソングラインが外一気に差し切り堂々の連覇達成

今日、東京競馬場では、出走馬18頭中GIホースが10頭という豪華メンバーが激突した春のマイル王決定戦・安田記念(GI、3歳上・芝1600m)が行われました。
レースは、戸崎圭太騎手騎乗の4番人気ソングラインが、中団やや後ろ追走から直線馬場の外鋭く伸びて、同じく中団から内目を突いて伸びた3番人気セフィロスに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
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直線外一気に伸びたソングラインが鮮やかに差し切って完勝。ウオッカ以来となる史上2頭目のヴィクトリアマイルに続く同一年東京マイルGI連勝を達成しました。

☆安田記念結果
1着○ソングライン   (戸 崎)1'31'4(良)
2着△セリフォス      (D.レーン) 1 1/4
3着△シュネルマイスター (C.ルメール)アタマ
4着 ガイアフォース  (西村敦)クビ
5着△ジャックドール  (武 豊)クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ナランフレグ      B
  普通、時折小走り
2 メイケイエール   B+
  落ち着いて動き良し 
3 ジャックドール   B
  普通、時折小走り
4 セリフォス         B
  普通
5 ソダシ           B+
  2人引き、動き良し
6 ダノンスコーピオン   C
  落ち着きなし
7 ガイアフォース       B+
  落ち着いて動き良し
8 ドルチェモア      B
  普通
9 ジャンパンカラー      B+
  落ち着いて動き良し
10 ソウルラッシュ      B+
  落ち着いて動き良し
11 イルーシヴパンサー  B+
  落ち着いて動き良し 
12 ナミュール        B+
  キビキビと動き良し
13 レッドモンレーヴ   B
  普通
14 シュネルマイスター  B
  普通
15 マテンロウオリオン  B
  普通
16 カフェファラオ    C
  2人引き、落ち着きなし
17 ウインカーネリアン  B+
  落ち着いて動き良し
18 ソングライン       B+
  2人引き、前走より落ち着きがあり動き良し

今年の安田記念は出走馬18頭のうち、GI馬が10頭という豪華メンバーが揃った注目の一戦となりました。それだけに人気は割れ、1番人気は、前哨戦のマイラーズC(GII)を勝ち、安田記念は過去2回3着、2着と連続好走中のシュネルマイスターが単勝4.2倍で1番人気。前走ヴィクトリアマイル(GI)2着惜敗のソダシが単勝5.5倍で2番人気。昨年のマイルCS(GI)の覇者セリフォスが単勝5.8倍で3番人気。前年覇者で前走ヴィクトリアマイル(GI)勝ちのソングラインが単勝7.4倍で4番人気。前走大阪杯(GI)の覇者ジャックドールが単勝8.0倍で5番人気。ここまでの5頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは上位人気馬の一角・前年覇者のソングラインでした。

ソングラインのパドックは、やや煩いところを見せていた前走ヴィクトリアマイルの時よりも落ち着きがあり、良い雰囲気で周回していました。
レースはウインカーネリアンが1000m通過57.6秒とやや早いペースで逃げる展開となりましたが、ソングラインは中団やや後ろの馬群の外目を追走。直線は外から上り33.1秒の強烈な末脚を繰り出して一気に伸び、先行馬群を並ぶ間もなく鮮やかに差し切りました。
昨年の覇者で前走ヴィクトリアマイル(GI)を勝ちながら、4番人気というのは大外枠と前日までの大雨の影響で切れ味が鈍ると思われていたからでしょうか。そんな不安を吹き飛ばす実に強いレースを見せてくれましたね。GIになってからは、ヤマニンゼファー、ウオッカに続く史上3頭目の安田記念連覇の偉業達成、本当にお見事でした!

2着は3番人気のセリフォス。パドックは海外遠征帰りでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは、中団のインをじっくり追走すると、直線はソダシとジャックドールの間を割って力強く末脚を伸ばして、昨年4着を上回る2着好走となりました。ほぼ理想的な走りができたと思いますが、勝ち馬の強烈な末脚に今日のところは完敗でした。

セリフォス
父ダイワメジャー 母シーフロント(母の父Le Havre)
2019年3月7日生 牡4 栗毛 栗東・中内田充正厩舎
10戦5勝(2023年6月4日現在)
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3着は1番人気のシュネルマイスター。パドックは普通に落ち着いて周回、力を出せる状態に見えました。レースは、後方4番手からの競馬となり、直線はメンバー最速の上り32.8秒の末脚で猛然と追い込むも、3着までポジションを上げるのが精一杯。安田記念はこれで3年連続の惜敗となってしまったのは残念でした。

シュネルマイスター
父Kingman 母Serienholde(母の父Soldier Hollow)
2018年3月23日生 牡5 鹿毛 美浦・手塚貴久厩舎
15戦5勝(2023年6月4日現在)
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なお、2番人気のソダシは、好位追走も直線伸び切れず7着。パドックは前走の状態を維持できているように見えたのですが、前走目一杯の競馬をしての中2週の影響があったのかもしれません。人気を裏切ってしまったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したソングラインちゃんを掲載します。
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パドックは、2人引きでも小走りになる場面はありませんでした。前走ヴィクトリアマイルの時より落ち着きがあり、良い雰囲気で周回していました。
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鞍上の戸崎圭太騎手は、2011年リアルインパクト以来となる2度目の安田記念制覇。なお、レース後のインタビューでは「このように素晴らしい馬に巡り会えて、GI2連勝ということで、とても嬉しいです。中間の追い切りも乗せていただいて、状態もさらにアップしているのではないかと感触を得ていましたので、自信を持って乗せていただきました。
ポジションも良いところに収まりましたので、すごく良い形になりましたし、手応えも十分にありました。しっかりと伸びてくれる馬なので、この馬の良いパフォーマンスを見せられたのではないかと思います。
ここに来てソングラインもまた一段、二段と上がっているのではないかと思います。本当に良い馬に巡り会えて、感謝したいです。GI2連勝ということで、こういう馬に乗れたことを嬉しく思いますし、今後もソングラインを期待して応援してください。よろしくお願いします。ありがとうございました。」とコメントしていました。
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ウイニングラン中のソングラインと戸崎圭太です。何度も腕を上げてガッツボーズを見せていました。
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管理する林徹厩舎は、節目のJRA通算100勝目を見事GI制覇で飾りました。なお、林師はレース後のインタビューで「今日の馬場は外有利か、差しが有利なのかと考えたらそうではありませんでした。前が残る傾向もあって、内枠には強い馬が揃っていました。ですから、祈るような気持ちでレースを観ていました。今日は戸崎騎手が120%の騎乗をしてくれましたね。感謝しています。このような強いメンバーを相手に勝ち切ることができてとても嬉しく思います。
2歳の頃は繊細な馬でしたが、今では心身がどっしりとしています。これはオーナーや牧場のおかげです。心身が成長したことで、レース後の回復も速く、負荷をかける調教ができましたし、それに応えてパフォーマンスが上がりました。
海外についてはサウジで結果も出ていますし、適性は十分にあると思います。アメリカ競馬に関してはこれから色々とアドバイスをいただきたいと思います。」とコメントしていました。
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東京芝1600mは、これで7戦5勝2着1回、唯一の5着の2022ヴィクトリアマイルは不利がありましたから、ほぼ完璧な成績。得意の舞台で見事GI連勝を飾りましたね。今日はGI3勝目、本当におめでとうございました。

ソングライン
父キズナ 母ルミナスパレード(母の父シンボリクリスエス)
2018年3月4日生 牝5 青鹿毛 安平 ノーザンファーム生産 美浦・林徹厩舎
15戦7勝(2023年6月4日現在)
(重賞勝利)2023年・2022年安田記念(GI)、2022年ヴィクトリアマイル(GI)、2021年富士S(GII)、2022年1351ターフスプリント(首G3)


# by Yuuichiro_K | 2023-06-04 22:50 | 23年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2023年 06月 03日

第73回安田記念(GI)予想

明日は、東京競馬場でGIホース10頭が激突する注目の春のマイル王決定戦・安田記念(GI)が行われます。今週も各種データで予想します。

1 好走データ
(1)東京競馬場で重賞勝ちがある4・5歳馬
   イルーシヴパンサー、シュネルマイスター、セリフォス、ソダシ、ソングライン、ダノンスコーピオン、メイケイエール、レッドモンレーヴ

2 消しデータ
(1)7歳以上の日本馬で、左回り芝2勝以下の馬(ただし、前2走内に芝のGI連対又は0.2秒内歴ある馬除く)
   ナランフレグ
(2)前2走とも年内の1800m以上戦使用馬(ただし、前走GI3着内又はGII連対馬除く)
   カフェファラオ
(3)前走牝馬限定戦敗退又は1着も1馬身未満の馬(ただし、芝5勝以上連対率5割以上馬又は2走前に牡馬相手の重賞連対馬除く)
   メイケイエール
(4)前走GII・GIII4着以下又はリステッド以下戦敗退の3か月以上休養馬
   イルーシヴパンサー

3 スピード指数上位馬
(1)メイケイエール
(2)ジャックドール
(3)ウインカーネリアン
(4)ナミュール
(5)ソングライン

☆安田記念予想
◎ソダシ
○ソングライン
▲レッドモンレーヴ
△シュネルマイスター
△ジャックドール
△セリフォス
△ナミュール

本命は、東京マイルは4戦全て連対しているソダシとしました。大雨の影響が残り、完全な良馬場にならずに差し馬の切れ味が鈍りそうなのも有利になりそうで、4年連続のGI制覇を期待します。相手筆頭は前年覇者で前走本命馬を差し切っているソングライン。単穴に京王杯SCの覇者で底を見せていないレッドモンレーヴ。以下、印の馬をおさえます。


# by Yuuichiro_K | 2023-06-03 21:20 | データ予想 | Trackback | Comments(0)
2023年 06月 02日

ポタジェ(22’有馬記念12)

今日は、有馬記念(GI)12着馬ポタジェ君を掲載します。

ポタジェ
父ディープインパクト 母ジンジャーパンチ(母の父Awesome Again)
2017年2月4日生 牡6 鹿毛 栗東・友道康夫厩舎
21戦6勝(2023年6月2日現在)
ポタジェ(22’有馬記念12)_b0015386_22331588.jpg
大阪杯(GI)の覇者は12番人気で出走、鞍上は吉田隼人騎手。パドックは普通に落ち着いて周回していました。
ただ、レースは中団追走も直線は伸びを欠き完敗でした。


# by Yuuichiro_K | 2023-06-02 22:34 | パドック写真 | Trackback | Comments(0)
2023年 06月 01日

ボッケリーニ(22’有馬記念11)

今日は、有馬記念(GI)11着馬ボッケリーニ君を掲載します。

ボッケリーニ
父キングカメハメハ 母ポップコーンジャス(母の父ダンスインザダーク)
2016年4月4日生 牡7 栗毛 栗東・池江泰寿厩舎
24戦6勝(2023年6月1日現在)
ボッケリーニ(22’有馬記念11)_b0015386_21574442.jpg
14番人気で出走。鞍上は浜中俊騎手。パドックは落ち着き十分、この馬なりに調子は良さそうでした。
ただ、レースは好位5・6番手追走も直線伸びを欠きました。しかし、今年初戦、同舞台の日経賞(GII)は2着に好走。次走は今週末の鳴尾記念(GIII)に出走予定です。


# by Yuuichiro_K | 2023-06-01 21:57 | パドック写真 | Trackback | Comments(0)
2023年 05月 31日

ヴェラアズール(22’有馬記念10)

今日は、有馬記念(GI)10着馬ヴェラアズール君を掲載します。

ヴェラアズール
父エイシンフラッシュ 母ヴェラブランカ(母の父クロフネ)
2017年1月19日生 牡6 青毛 栗東・渡辺薫彦厩舎
24戦6勝(2023年5月31日現在)
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前走ジャパンC(GI)の覇者は、4番人気で出走。鞍上は松山弘平騎手。パドックは前走ジャパンC(GI)の状態をキープしているように見えました。
ただ、レースは中団やや後ろを追走も直線伸びを欠き、重賞3連勝はなりませんでした。


# by Yuuichiro_K | 2023-05-31 21:22 | パドック写真 | Trackback | Comments(0)