カテゴリ:17年GII・GIII優勝馬写真( 6 )


2017年 04月 23日

フローラSはハービンジャー産駒のワンツー!伏兵モズカッチャンが差し切り3連勝で重賞初制覇

今日は、東京競馬場でオークストライアル・フローラS(GII、3歳牝・芝2000m)が行われました。
レースは、先団の後ろからレースを進めた和田竜二騎手騎乗の12番人気モズカッチャンが直線内から外鋭く伸び、2番手追走から抜け出した10番人気ヤマカツグレースをゴール直前クビ差交わして優勝しました。
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逃げ込みを図るヤマカツグレース(一番右)をこの時点ではまだ差のあったモズカッチャン(一番左)が素晴らしい末脚で差し切りました。

☆フローラS結果
1着 モズカッチャン  (和 田)2'01'3(良)
2着 ヤマカツグレース (横山典)クビ
3着○フローレスマジック(戸 崎)アタマ
4着 タガノアスワド  (国分恭)1 3/4
5着 レッドコルディス (北村宏)クビ

パドックの個人的な評価は以下の通り。(A良い、B普通、C平凡)

1 モズカッチャン   B
  2人引き、普通
2 ザクイーン     A
  落ち着いて力強い歩様
3 キャナルストリート B+
  2人引き、落ち着いて伸びやかな歩様
4 レッドミラベル   C
  2人引き、落着きなし
5 ホウオウパフューム B+
  やや首高いが落ち着いて周回
6 タガノアスワド   C
  2人引き、落着きなし
7 ヤマカツグレース  B
  普通
8 ドリームマジック  B
  普通
9 アドマイヤローザ  B
  普通、時折小走り
10 メイショウササユリ C
  落着きなし
11 ビルズトレジャー  C
  落着きなし
12 ディーパワンサ   B
  2人引き、普通
13 アロンザモナ    B
  普通
14 フローレスマジック B+
  2人引き、時折小走りも動き良し
15 ニシノアモーレ   B
  普通
16 レッドコルディス  B
  普通
17 ラユロット     B
  普通
18 ピスカデーラ    B
  普通、時折小走り

今年のフローラS(GII)は、前走寒竹賞を豪快な末脚で勝ったホウオウパフュームが単勝2.1倍の1番人気。重賞で連続好走中のラキシスの妹という良血馬フローレスマジックが4.1倍の2番人気。この2頭のみが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、2強を抑えて優勝したのは12番人気の伏兵モズカッチャンでした。

モズカッチャンのパドックは、特に目立つ感じはありませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースはタガノアスワドが1000m通過61.5秒とスローペースで逃げ、前残りの展開となりましたが、モズカッチャンは先団直後の最内を追走。直線はタガノアスワドの外に進路を取って馬群を抜け出すと、メンバー中最速の上がり33.9秒の末脚を繰り出し、好位から抜け出したヤマカツグレースをゴール直前捕らえました。終始内を通ってロスのないレース運びをした和田竜二騎手の好騎乗が光りました。

2着は、10番人気のヤマカツグレースが健闘。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは2番手追走から直線内から抜け出して、直後から迫ってきた人気のフローレスマジックの追撃を振り切ったものの、惜しくも勝ち馬の末脚に屈しました。横山典弘騎手の好騎乗も光りましたが、彼女は古馬路線で活躍中の重賞5勝馬ヤマカツエースの半妹ということで、血の勢いも感じました。

ヤマカツグレース
父ハービンジャー 母ヤマカツマリリン(母の父グラスワンダー)
2014年3月7日生 牝3 栗東・池添兼雄厩舎
6戦1勝(2017年4月23日現在)
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3着は2番人気のフローレスマジック。パドックは2人引きで時折小走りになる場面もありましたが、しっかりとした歩様で雰囲気は良かったです。レースは好位3番手追走から前を捕らえるだけと理想的な展開でしたが案外伸びを欠きました。これで3戦連続の重賞好走ですが、現状はもうワンパンチ足りない感じです。

フローレスマジック
父ディープインパクト 母マジックストーム(母の父Storm Cat)
2014年4月15日生 牝3 美浦・木村哲也厩舎
5戦1勝(2017年4月23日現在)
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なお、1番人気のホウオウパフュームは後方から伸び切れず8着。パドックの気配は上々に見えましたが、スローペースで前が止まらない展開に泣いた印象。3番人気のタガノアスワドはパドックで落着きがなく、あまり良く見えませんでしたが、スローペースで逃げるも最後は一杯になり4着と人気を裏切ったのは残念でした。

それでは最後に優勝したモズカッチャンを掲載します。

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パドックは、首をひねって厩務員に甘える仕草が目立ちました。まだ馬が若い印象をもちました。
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鮫島一歩厩舎、鞍上の和田竜二騎手はフローラS初制覇。また、和田騎手の東京コースの重賞勝ちは2000年テイエムオペラオーの天皇賞・秋以来、久しぶりの勝利となりました。なお、レース後のインタビューでは「枠も良かったですし、ゲートも出てくれたので理想的な位置を取れました。瞬発力があることは分かっていましたし、間を割って来られれば思いましたが、上手く捌いて来られました。スローペースの中で並んでからもう一伸びできましたし、これなら距離が伸びでも大丈夫でしょう。どんな流れにも対応できて、スタートさえ決まれば自在に動いていけますから、本番も楽しみです。」とコメントしていました。

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鮫島一歩厩舎は、忘れな草賞勝ちのハローユニコーン、デイジー賞勝ちのマナローラがおり、オークス3頭出しの可能性があります。桜花賞組は強いですが、頑張ってほしいと思います。今日は初重賞制覇、おめでとうございました!

モズカッチャン
父ハービンジャー 母サイトディーラー(母の父キングカメハメハ)
2014年2月27日生 黒鹿毛 日高町・目黒牧場生産 栗東・鮫島一歩厩舎
5戦3勝(2017年4月23日現在)
(重賞勝利)2017年フローラS(GII)

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by Yuuichiro_K | 2017-04-23 22:36 | 17年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2017年 02月 18日

ダイヤモンドSはアルバートが豪快に差し切り長距離重賞3勝目を飾る

今日、東京競馬場では、天皇賞・春(GI)に向けて注目のステップレース・ダイヤモンドS(GIII・ハンデ、芝3400m)が行われました。
レースは、R.ムーア騎手騎乗の1番人気アルバートが、後方追走から直線で大外一気に伸びて、2番手から抜け出した6番人気ラブラドライトに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
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後方から桁違いの末脚で大外一気に伸びたアルバートの完勝劇となりました。

☆ダイヤモンドS結果
1着◎アルバート    (R.ムーア )3'35'2(良)
2着 ラブラドライト  (酒 井)1 1/4
3着▲カフジプリンス  (川 田)1 1/4
4着 トウシンモンステラ(内 田)1
5着 プレストウィック (戸 崎)1/2

※ パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 ファタモルガーナ  B
  普通、時折小走り
2 ムスカテール    B
  普通
3 トーセンレーヴ   B
  2人引き、つる首、普通
4 ラブラドライト   B
  普通
5 キングルアウ    B
  普通
6 ジャングルクルーズ B
  普通
7 フェイムゲーム   B
  2人引き、普通
8 カフジプリンス   B
  普通、時折小走り
9 フェスティヴイェル B
  普通
10 サムソンズプライド B
  普通
11 プレストウィック  B
  普通
12 アルバート     A
  2人引き、落ち着いて踏み込み力強い
13 サイモントルナーレ B
  普通
14 プロレタリアト   B
  普通
15 トウシンモンステラ B
  普通

今年のダイヤモンドS(GIII)は、ステイヤーズS(GII)2連覇のアルバートが単勝2.1倍の1番人気。伸び盛りの4歳馬カフジプリンスが単勝3.6倍の2番人気。ダイヤモンドSを2度制したフェイムゲームが単勝6.3倍の3番人気。前走ステイヤーズSでアルバートと接戦したファタモルガーナが単勝7.4倍の4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、格の違いを見せつけて優勝したのは1番人気のアルバートでした。

アルバートのパドックは、いつも良く見せる馬ですが、2人引きでも落ち着いて力強い歩様が目に付き、今日も素晴らしいデキに見えました。レースは後方からレースを進めると、4コーナー後方2番手から直線メンバー中最速の上がり33.4秒の桁違いの末脚(上がり2位はフェイムゲームの34.1秒)を繰り出し、先行馬群を一気に捕らえて突き抜けました。このメンバーでは実力が1枚も2枚も上だったとしかいいようのない着差以上の完勝でした。

2着は、6番人気の8歳馬ラブラドライトが大健闘。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが普通に落ち着いて周回していました。レースは2番手追走の積極策から直線内から早めに抜け出し、勝ち馬には一気に交わされたものの、最後まで良く粘りました。8歳になっても元気一杯ですね。

ラブラドライト
父キングカメハメハ 母タンザナイト(母の父サンデーサイレンス)
2009年5月15日生 騸8 栗東・斉藤崇史厩舎
23戦4勝(2017年2月18日現在)
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3着は、2番人気のカフジプリンス。パドックは時折小走りになる場面がありましたがイレ込みというほどではなかったです。レースは6番手の好位追走から直線上がり34.3秒の末脚を繰り出したものの3着が精一杯でした。

カフジプリンス
父ハーツクライ 母ギンザフローラル(母の父シンボリクリスエス)
2013年3月30日生 牡4 栗東・矢作芳人厩舎
19戦4勝(2017年2月18日現在)
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なお、3番人気のフェイムゲームは、後方追走から上がり34.1秒の末脚を繰り出すも6着まで。さすがにピークは過ぎたということでしょう。

それでは、最後に見事優勝したアルバート君を掲載します。

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パドックは、2人引きでも落ち着き十分。力強い歩様が目に付きました。

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アルバートの重賞勝ちは全て鞍上のR.ムーア騎手が挙げたもの。短期免許ながら、これでJRA重賞8年連続の勝利(ダイヤモンドSは初制覇)は見事です。なお、レース後のインタビューでは「長い距離のレースは、ペースが速かったり遅かったり一定でなく難しいのですが、今日はステイヤーズSのときより馬の状態も良く、直線はものすごい脚で伸びてくれました。春の天皇賞でもいい走りを見せてくれると、期待してもらってもいいと思います。」とコメントしていました。

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これで3000mを超える距離の重賞3勝目。彼は今時珍しい典型的なステイヤーだと思います。今年も天皇賞・春に向かってくれることでしょう。今日は本当におめでとうございました!

アルバート
父アドマイヤドン 母フォルクローレ(母の父ダンスインザダーク)
2011年2月7日生 牡6 栗毛 安平町・ノーザンファーム生産 美浦・堀宣行厩舎
23戦8勝(2017年2月18日現在)
(重賞勝利)2016年・2015年ステイヤーズS(GII)、2017年ダイヤモンドS(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2017-02-18 21:36 | 17年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2017年 02月 12日

連日のハーツクライ産駒旋風!共同通信杯はスワーヴリチャードが完勝で重賞初制覇

今日、東京競馬場ではクラシックの登竜門・共同通信杯(GIII・3歳・芝1800m)が行われました。レースは、四位洋文騎手騎乗の2番人気スワーヴリチャードが中団追走から直線鋭く伸び、2番手追走から内でしぶとく粘った6番人気エトルディーニュに2 1/2馬身差をつけて優勝しました。
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直線半ばまで楽な手応えでレースを進めたスワーヴリチャードが一気に抜け出し完勝となりました。

☆共同通信杯結果
1着○スワーヴリチャード(四 位)1'47'5(良)
2着 エトルディーニュ (柴 山)2 1/2
3着◎ムーヴザワールド (戸 崎)アタマ
4着▲タイセイスターリー(C.ルメール)ハナ
5着 ディアシューター (田 辺)アタマ

※ パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 スワーヴリチャード A
  落着き十分、前走東京スポーツ杯2歳Sの時より歩様に力強さを感じる
2 ディアシューター  B
  2人引き、普通
3 タイセイスターリー B 
  普通、時折小走り
4 ムーヴザワールド  B 
  2人引き、後肢の踏み込み力強いが、前走より小走りになる時間が長い
5 エアウィンザー   B
  普通
6 エテレインミノル  B
  2人引き、普通
7 ビルズトレジャー  B
  普通
8 エトルディーニュ  B
  2人引き、普通
9 チャロネグロ    B+
  時折小走りも力強い歩様
10 アサギリジョー   B
  首高い、時折小走り
11 サイバーエレキング B
  普通

過去5年で4頭の皐月賞馬(ゴールドシップ、イスラボニータ、ドゥラメンテ、ディーマジェスティ)を輩出しており、クラシックに向けて注目のレースとなった今年の共同通信杯は、前走東京スポーツ杯2歳S(GIII)で上位争いを演じたムーヴザワールドとスワーヴリチャード、エアスピネルの全弟エアウィンザー、ミッキーアイルの弟タイセイスターリーが単勝オッズ10倍以下の人気を集めました。そんな良血馬達を相手に完勝したのは2番人気に推されていたスワーヴリチャードでした。

スワーヴリチャードのパドックは、大変落ち着いて周回。前走東京スポーツ杯2歳Sの時より歩様の力強さがあり、この好メンバーの中でも一際良く見えました。レースは、スタートでやや後手を踏んだものの、最後方待機策だった前走と違い、すぐに中団につけると、直線半ばまで楽な手応えのまま先行馬群を射程圏に捕らえ、四位騎手が仕掛けると一気に突き抜けての完勝となりました。
3ヶ月の休養を経て、更にパワーアップした感じで、今日のメンバーでは力が1枚違っていた印象です。ハーツクライ産駒なら距離延長に不安もありませんし、牡馬クラシック路線の有力候補誕生と言ってよいでしょう。

2着は格上挑戦だった6番人気のエトルディーニュが健闘。パドックは2人引きでもそれほど目立つ感じはありませんでしたが、レースは2番手追走の積極策から、勝ち馬には一気に交わされたものの、逃げたタイセイスターリーとの競り合いを制し、ムーヴザワールドの追撃を押さえ込んだのは立派でした。これまでGI馬相手に好走(アイビーSでソウルスターリングの3着、ベゴニア賞でサトノアレスの2着)してきた実績は伊達ではなかったですね。

エトルディーニュ
父エイシンサンディ 母リスペクトスコール(母の父オペラハウス)
2014年4月8日生 牡3 美浦・小桧山悟厩舎
9戦1勝(2017年2月12日現在)
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3着は1番人気のムーヴザワールド。パドックは後肢の踏み込みは力強かったものの、前走よりパドックで小走りになる時間が長く、ライバル・スワーヴリチャードよりデキは下に感じました。レースは勝ち馬とほぼ同じ位置から競馬をしていましたが、直線で勝ち馬に完全に切れ負け、賞金を上積みできず痛恨の敗戦となってしまいました。

ムーヴザワールド
父ディープインパクト 母リッスン(母の父Sadler's Wells)
2014年3月9日生 牡3 栗東・石坂正厩舎
3戦1勝(2017年2月12日現在)
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なお、3番人気のエアウィンザーは中団侭いいところなく6着と凡走。パドックは兄エアスピネルと比べると目立つ感じはなく、本格化はまだ先のようです。4番人気のタイセイスターリーは積極的に逃げたものの、最後は一杯になり4着。やはりマイル王だったミッキーアイルの弟だけあって、1ハロン長かった印象です。

それでは最後に見事優勝したスワーヴリチャード君を掲載します。
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パドックは、3ヶ月振りでも大変落ち着いて周回。前走より歩様に力強さがあり、とても良く見えました。
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鞍上の四位洋文騎手は、ベテランらしい落ち着いた手綱捌きで2005年ストーミーカフェ以来となる共同通信杯2度目の制覇を飾りました。なお、レース後のインタビューでは「思った通りのレースが出来て良かったです。この3戦続けて出遅れていたので、この後の中山を見すえて、ある程度出して位置を取りに行くレースをしようと庄野調教師と話していました。今日も少し遅れましたが、ある程度の位置で競馬が出来ましたからね。前回のレースを活かし、早く動かないようにしました。順調に階段をのぼっています。春に大きなレースが2つあるので、無事に行ってほしいですね。今の所この馬に関してリクエストはないです。」とコメントしていました。

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出世レースを完勝して前途洋々といった感じでしょうか。昨日のアドマイヤミヤビに続き、またハーツクライ産駒のクラシック候補が出てきましたね。今日は、重賞初制覇おめでとうございました!

スワーヴリチャード
父ハーツクライ 母ピラミマ(母の父Unbridled's Song)
2014年3月10日生 牡3 栗毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・庄野靖志厩舎
4戦2勝(2017年2月12日現在)
(重賞勝利)2017年共同通信杯(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2017-02-12 22:24 | 17年GII・GIII優勝馬写真
2017年 02月 11日

クイーンCは、アドマイヤミヤビが人気に応え3連勝で重賞初制覇

今日、東京競馬場で行われた3歳牝馬重賞・クイーンC(GIII、芝1600m)は、C.ルメール騎手騎乗の1番人気アドマイヤミヤビが、中団やや後ろ追走から直線外鋭く伸びて、好位6番手から内を突いて伸びた5番人気アエロリットに1/2馬身差をつけて優勝しました。
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直線外から鋭く伸びたアドマイヤミヤビがアエロリットとの競り合いを制しました。

☆クイーンC結果
1着○アドマイヤミヤビ
2着△アエロリット
3着▲フローレスマジック
4着◎レーヌミノル
5着 ハナレイムーン

※パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 トーホウアイレス  B
  普通
2 アルミューテン   B
  普通
3 ハナレイムーン   B+
  落ち着いて伸びやかな歩様
4 コマノレジーナ   C
  落着きなし
5 サクセスライン   B
  普通
6 フローレスマジック B
  2人引き、時折小走り
7 ディヴァインハイツ B
  普通
8 レーヌミノル    B+
  落ち着いて伸びやかな歩様
9 ヴィーナスアロー  C
  2人引き、落着きなし
10 スズカグラーテ   B
  普通
11 アエロリット    B
  普通
12 モリトシラユリ   B
  普通
13 スズカゼ      B
  2人引き、普通
14 セイウンキラビヤカ B+
  2人引き、力強い歩様
15 アドマイヤミヤビ  A
  大変落ち着いて力強い踏み込み目に付く
16 パフォーム     B
  普通、時折小走り

今年のクイーンCは、前走百日草特別(500万下)で後に京都2歳S(GIII)を制したカデナを降したアドマイヤミヤビが単勝2.9倍の1番人気。前走アルテミスS(GIII)で後の阪神JF(GI)2着馬リスグラシューと接戦したフローレスマジックが単勝3.2倍の2番人気。阪神JF(GI)3着馬レーヌミノルが単勝4.6倍の3番人気。新馬戦を圧勝、名マイラー・ノースフライトの孫という良血馬ハナレイムーンが単勝8.4倍の4番人気。前走フェアリーS(GIII)2着馬アエロリットが単勝8.8倍の5番人気。6番人気以下は単勝37倍以上と5頭に人気が集中し、その5頭が上位を独占しましたが、その中でも一際強さを見せつけたのは、1番人気に推されたアドマイヤミヤビでした。

アドマイヤミヤビのパドックは、水平首で古馬のように大変落ち着いて周回。踏み込みも力強く、この好メンバーの中でも抜けて一番良く見えました。レースは、人気を分け合ったフローレスマジックを見るような形で、中団やや後ろからレースを進めると、直線ルメール騎手のアクションに応えて力強く伸び、メンバー最速の上がり33.6秒の末脚を繰り出して一気に先団を捕らえ、内から併せて伸びてきたアエロリットとの競り合いを楽々制しての快勝となりました。なお、勝ち時計の1'33'2は昨年のメジャーエンブレムに次ぐレース史上2位の好時計、今後が楽しみになる素晴らしい走りを見せてくれました。

2着は、5番人気のアエロリットが前走に続く重賞連対。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが、落ち着いて周回していました。レースは好位6番手追走から直線内を突いて鋭く伸び、勝ち馬には競り負けたものの、3着以下には2馬身差をつける好内容。前走フェアリーS(GIII)で1番人気に推されていたのは伊達ではなかったですね。

アエロリット
父クロフネ 母アステリックス(母の父ネオユニヴァース)
2014年5月17日生 牝3 美浦・菊沢隆徳厩舎
4戦1勝(2017年2月11日現在)
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3着は、2番人気のフローレスマジック。パドックはプラス18キロでも太め感はありませんでしたが、前走アルテミスSの時より小走りになる時間が長く、ちょっと煩かったです。レースは中団追走から直線脚を伸ばすも、1・2着馬には一気に突き放され、レーヌミノルを捕らえるのが精一杯でした。

フローレスマジック
父ディープインパクト 母マジックストーム(母の父Storm Cat)
2014年4月15日生 牝3 美浦・木村哲也厩舎
4戦1勝(2017年2月11日現在)
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なお、3番人気レーヌミノルは、パドックの動きは上々でしたが、レースは積極的に逃げたものの、直線で差し馬に捕まり4着まで。どうも本質はスプリンターのようでマイルは少し長いのかもしれません。期待に応えられなかったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したアドマイヤミヤビちゃんを掲載します。

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パドックは、初めて見ましたが、大変落ち着いて力強い歩様が目に付き、1頭抜けてとても良く見えました。
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鞍上のC.ルメール騎手は、昨年のメジャーエンブレムに続く2年連続3度目のクイーンC制覇。なお、レース後のインタビューでは「とても良い牝馬です。休み明けでしたが、今年になってからさらに良くなりました。1600mで心配しましたが、パワーもあるし、最後はいい瞬発力を使ってくれました。クラシックも絶対いけます。」とコメントしていました。
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父がハーツクライなら距離が伸びればもっと良さそうで、個人的には現時点でオークスの最有力候補だと思います。今後のクラシックの活躍が本当に楽しみです、3連勝で重賞初制覇、おめでとうございました!

アドマイヤミヤビ
父ハーツクライ 母レディスキッパー(母の父クロフネ)
2014年1月14日生 牝3 芦毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・友道康夫厩舎
4戦3勝(2017年2月11日現在)
(重賞勝利)2017年クイーンC(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2017-02-11 20:30 | 17年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2017年 02月 05日

東京新聞杯は、ブラックスピネルが鮮やかに逃げ切り重賞初制覇

今日、東京競馬場では、心配された雨はほとんど降ることなく、良馬場の下、安田記念(GI)と同舞台で行われる注目のマイル重賞・東京新聞杯(GIII、4歳上・芝1600m)が行われました。

レースは、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気ブラックスピネルが好スタートからハナを奪って逃げると、最後まで後続を寄せ付けず、6番手から脚を伸ばした5番人気プロディガルサンの追撃をクビ差おさえて鮮やかに逃げ切りました。
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圧倒的人気のエアスピネルらの追撃を完封、ブラックスピネルが堂々逃げ切りました。

☆東京新聞杯結果
1着△ブラックスピネル (M.デムーロ)1'34'9(良)
2着 プロディガルサン (田 辺) クビ
3着◎エアスピネル   (武 豊) 1/2
4着 マイネルアウラート(柴田大) 1 3/4
4着 ストーミーシー  (江田照) 同着

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ダイワリベラル   B
  普通、時折小走り
2 ブラックスピネル  B
  普通
3 マイネルアウラート B
  普通
4 ストーミーシー   B
  2人引き、普通
5 プロディガルサン  B
  普通、プラス22キロでも太め感なし
6 ブラックムーン   B+
  力強い歩様
7 エアスピネル    B+
  2人引き、踏み込み力強い
8 タガノブルグ    C
  落ち着きなし
9 ロイカバード    C
  落着きなし
10 ヤングマンパワー  B
  普通

今年の東京新聞杯は、昨年3歳牡馬クラシックで好走、前走京都金杯(GIII)を勝ち、マイル重賞連勝を狙うエアスピネルが1.8倍で圧倒的1番人気を集めましたが、勝ったのは同じ4歳馬で前走京都金杯でエアスピネルとハナ差の接戦を演じていたブラックスピネルでした。

ブラックスピネルのパドックは、特に目立つ感じはありませんでしたが、落ち着いて周回していました。レースは好スタートから押し出されるようにハナに立つと、1000m通過62.2秒と超スローペースで逃げ、直線半ばまでもったままの抜群の手応え。余力十分で上がり3ハロンを32.7秒でまとめて、後続を寄せ付けず鮮やかに逃げ切りました。今日がテン乗りだったM.デムーロ騎手の好判断、好騎乗が光りました。

2着は、菊花賞(GI)以来の休み明けだった5番人気プロディガルサンが健闘。パドックは、プラス22キロでも太め感はなく普通に周回していました。レースは道中エアスピネルをぴったりマーク。直線、メンバー中最速の上がり32.0秒の末脚を繰り出してエアスピネルを交わし、勝ち馬にクビ差まで迫りました。人気を背負って早めに動かざるを得ないエアスピネルよりワンテンポ遅く仕掛けてこれに先着した田辺騎手は、先週まで全国リーディングは伊達ではないです、乗れてますねえ。

プロディガルサン
父ディープインパクト 母ラヴズオンリーミー(母の父Storm Cat)
2013年2月22日生 牡4 美浦・国枝栄厩舎
8戦2勝(2017年2月5日現在)
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3着は、圧倒的1番人気のエアスピネル。パドックは以前のようにチャカつくシーンはあまり見せず、力強い踏み込みが目に付きました。レースは中団5番手追走、直線外から上がり32.3秒で伸びたのですが、先に抜け出したブラックスピネルに届かず、プロディガルサンに差されたのは案外でした。

エアスピネル
父キングカメハメハ 母エアスピネル(母の父サンデーサイレンス)
2013年2月10日生 牡4 栗東・笹田和秀厩舎
10戦3勝(2017年2月5日現在)
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なお、2番人気のヤングマンパワーはパドックの気配は特に目立つ感じはありませんでしたが、好位3番手追走も直線伸びを欠き6着。人気を裏切ったのは残念でした。
終わってみれば上位3頭は全て4歳馬、改めて世代レベルの高さを感じました。いずれも今後の活躍が楽しみです。

それでは、最後に見事優勝したブラックスピネル君を掲載します。

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パドックは、特に目立つ感じはありませんでしたが、落ち着き十分でした。

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鞍上のM.デムーロ騎手は東京新聞杯初制覇。レース後のインタビューでは「スタートが良かったです。ペースは遅くなると思いましたが、ハナまでは考えていませんでした。ずっといい手応えで、逃げるのは初めてで馬が物見をしていました。最後までバテず伸びていました。距離は問題なく、次も楽しみです。」とコメントしていました。

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音無秀孝厩舎は、今日、京都競馬場で行われたきさらぎ賞(GIII)もアメリカズカップが勝利、見事同日東西重賞制覇を飾りました。また、クラシック路線を歩んできたエアスピネルやプロディガルサンに先着したのは、今後に向けて大きな自信になるでしょう。待望の初重賞制覇、本当におめでとうございました!

ブラックスピネル
父タニノギムレット 母モルガナイト(母の父アグネスデジタル)
2013年2月14日生 牡4 黒鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・音無秀孝厩舎
14戦4勝(2017年2月5日現在)
(重賞勝利)2017年東京新聞杯(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2017-02-05 22:40 | 17年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 29日

根岸Sはカフジテイクが大外一気に差し切り重賞初制覇

今日、東京競馬場では、フェブラリーS(GI)の前哨戦・根岸S(GIII・ダート1400m)が行われました。レースは福永祐一騎手騎乗の1番人気カフジテイクが、後方2番手追走から直線大外一気に末脚を伸ばし、好位6番手から先に抜け出した3番人気ベストウォーリアを捕らえ1馬身差をつけて優勝しました。
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後方から大外一気の末脚で、先行馬群を並ぶ間もなく交わしました

☆根岸S結果
1着◎カフジテイク   (福 永)1'23'0(良)
2着 ベストウォーリア (戸 崎)1
3着 エイシンバッケン (岩 田) 2 1/2
4着○キングズガード  (藤岡佑)ハナ
5着△ニシケンモノノフ (横山典)クビ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)
1 ブルミラコロ    B
  普通
2 ラストダンサー   C
  落ち着きなし
3 カフジテイク    B+
  落ち着いて後肢の踏み込み力強い
4 ニシケンモノノフ  B+
  首高もキビキビと動き良し
5 ベストウォーリア  B+
  水平首で落ち着いて堂々と周回
6 グレープブランデー B
  2人引き、普通
7 モンドクラッセ   B+
  落ち着いて伸びやかな歩様
8 ラブバレット    B
  普通
9 コーリンベリー   B
  普通、やや首高い
10 グレイスフルリープ B+
  動き良し、この馬なりに好調
11 タールタン     B
  普通
12 ブライトライン   B
  普通
13 エイシンバッケン  B
  普通
14 キングズガード   B
  普通
15 ベストマッチョ   B
  普通
16 ノボバカラ     B+
  落ち着いて伸びやかな歩様

昨年暮れのチャンピオンズC(GI)で最後方から豪快な末脚を繰り出して4着に好走していたカフジテイクが、今日も直線一気の鬼脚を炸裂させ嬉しい重賞初制覇を飾りました。

カフジテイクのパドックは、落ち着き十分、後肢の踏み込みも力強く、昨秋3着に好走した武蔵野S(GIII)の時より良く見せていました。レースは、いつもどおりの後方待機策。直線向いた時は離れたほぼ最後方、しかも大外に進路をとったこともあり、果たして届くのかと馬券を買っている者としては少しドキドキする展開となりましたが、エンジンがかかってからの切れ味は正に鬼脚。メンバー中、ダントツの上がり34.5秒の末脚を繰り出し、先行馬群を豪快に差しきっての快勝となりました。
これでフェブラリーS(GI)の優先出走権を確保しましたが、この内容なら本番も本当に楽しみです。

2着は3番人気のベストウォーリア。パドックは落ち着いて堂々と周回、さすがは歴戦の古豪という感じで、予想で無印にしたのはまずかったと思うほどの好気配でした。レースは6番手追走から直線先行馬群を楽々捕らえて完全に勝ちパターンの競馬だったのですが、勝ち馬の鬼脚に惜しくも屈しました。それでも勝ち馬より2キロ重い斤量で1馬身差なら交流GI馬の底力を見せたと言ってよいでしょう、7歳になってもまだまだ元気ですね。

ベストウォーリア
父Majestic Warrior 母Flirtatious Miss(母の父Mr.Greeley)
2010年3月7日生 牡7 栗東・石坂正厩舎
27戦9勝(2017年1月29日現在)
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3着は4番人気のエイシンバッケン。パドックは特に目立つ動きはなかったですが、馬っぷりの良さを感じました。レースは最後方追走から直線、狭い馬群を割って勝ち馬に次ぐ上がり34.9秒の末脚を繰り出し、ゴール直前でキングズガードとの3着争いを制しました。前が壁になる厳しい競馬でこの内容なら力はありますね。今後が楽しみになる走りを見せてくれました。

エイシンバッケン
父ヨハネスブルグ 母エーシンラージシー(母の父シンボリクリスエス)
2012年4月20日生 牡5 栗東・中尾秀正厩舎
19戦6勝(2017年1月29日現在)
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なお、2番人気のベストマッチョは中団追走も伸びを欠き12着に完敗。パドックは目立つ感じはなかったですし、何より良馬場での持ち時計がなかった(最高タイム1'23'6')のが敗因でしょう。まだキャリア6戦ですし、まずはクラス慣れして巻き返してほしいと思います。

それでは最後に優勝したカフジテイク君を掲載します。



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パドックは、落ち着き十分、後肢の力強い踏み込みが目に付き、好気配でした。

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テン乗りできっちり結果を出した鞍上の福永祐一騎手は、メイショウボーラー以来12年振り2度目の根岸S制覇。なお、レース後のインタビューでは「もう少し前の位置で競馬が出来れば良かったのですが、結果的にあの位置からいつもの競馬になりました。すごい脚を使ってくれましたし、コンスタントにいい脚を使えるのは分かっていますが、この形は負担が掛かるので、もう少し前でと考えていました。ですが、スタートがイマイチでしたし、行き脚もつきませんでした。そのあたりは今後修正していきたいと思います。結果を出しましたから、これで胸を張って本番に向かえます。相手も強くなり、斤量も増え、まだまだ課題もありますが、本番に向けて楽しみの方が大きいです。」とコメントしていました。

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後方一気の追い込みは見ていて本当に興奮させられます。本番のフェブラリーSも期待したいですね、今日は初重賞制覇、本当におめでとうございました。

カフジテイク
父プリサイスエンド 母テイクザケイク(母の父スキャン)
2012年5月13日生 牡5 青鹿毛 浦河・ヒダカファーム生産 栗東・湯窪幸雄厩舎
22戦7勝(2017年1月29日現在)
(重賞勝利)2017年根岸S(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2017-01-29 22:19 | 17年GII・GIII優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)