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カテゴリ:16年GI優勝馬写真( 13 )


2017年 01月 10日

2016年度JRA賞発表、年度代表馬はキタサンブラック

今日、JRAは「2016年度JRA賞」の受賞馬選考委員会を開き、年度代表馬にキタサンブラック号を選出しました。競走馬部門の受賞馬は以下のとおりです。未公開写真と共にお楽しみください^^

年度代表馬・最優秀4歳以上牡馬 キタサンブラック(撮影日2016年11月27日・ジャパンC)
父ブラックタイド 母シュガーハート(母の父サクラバクシンオー)
2012年3月10日生 牡5 鹿毛 日高・ヤナガワ牧場生産 栗東・清水久詞厩舎
(2016年成績)6戦3勝
(2016年重賞勝利)ジャパンC(GI)、天皇賞・春(GI)、京都大賞典(GII)
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最優秀2歳牡馬 サトノアレス
父ディープインパクト 母サトノアマゾネス(母の父Danehill)
2014年2月25日生 牡2 黒鹿毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
(2016年成績)5戦3勝
(2016年重賞勝利)朝日杯フューチュリティS(GI)


最優秀2歳牝馬 ソウルスターリング
父Frankel 母スタセリタ(母の父Monsun)
2014年2月13日生 牝2 青鹿毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
(2016年成績)3戦3勝
(2016年重賞勝利)阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)


最優秀3歳牡馬 サトノダイヤモンド(撮影日2016年12月25日・有馬記念)
父ディープインパクト 母マルペンサ(母の父Orpen)
2013年1月30日生 牡3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
(2016年成績)6戦4勝
(2016年重賞勝利)2016年有馬記念(GI)、菊花賞(GI)、神戸新聞杯(GII)、きさらぎ賞(GIII)
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最優秀3歳牝馬 シンハライト(撮影日2016年5月22日・オークス)
父ディープインパクト 母シンハリーズ(母の父Singspiel)
2013年4月11日生 牝3 黒鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・石坂正厩舎
(2016年成績)5戦4勝
(2016年重賞勝利)2016年オークス(GI)、ローズS(GII)、チューリップ賞(GIII)
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最優秀4歳以上牝馬 マリアライト(撮影日2016年5月29日・目黒記念)
父ディープインパクト 母クリソプレーズ(母の父エルコンドルパサー)
2011年2月19日生 牝5 黒鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・久保田貴士厩舎
(2016年成績)6戦1勝
(2016年重賞勝利)宝塚記念(GI)
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最優秀短距離馬 ミッキーアイル(撮影日2016年10月2日・スプリンターズS)
父ディープインパクト 母スターアイル(母の父Rock of Gibraltar)
2011年3月12日生 牡5 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・音無秀孝厩舎
(2016年成績)5戦2勝
(2016年重賞勝利)マイルCS(GI)、阪急杯(GIII)
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最優秀ダートホース サウンドトゥルー(撮影日2016年12月29日・東京大賞典)
父フレンチデピュティ 母キョウエイトルース(母の父フジキセキ)
2010年5月15日生 騸6 栗毛 新ひだか・岡田スタッド生産 美浦・高木登厩舎
(2016年成績)7戦1勝
(2016年重賞勝利)チャンピオンズC(GI)
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最優秀障害馬 オジュウチョウサン
父ステイゴールド 母シャドウシルエット(母の父シンボリクリスエス)
2011年4月3日生 牡5 鹿毛 平取・坂東牧場生産 美浦・和田正一郎厩舎
(2016年成績)5戦4勝
(2016年重賞勝利)中山グランドジャンプ(JGI)、中山大障害(JGI)


特別賞 モーリス(撮影日2016年10月30日・天皇賞・秋)
父スクリーンヒーロー 母メジロフランシス(母の父カーネギー)
2011年3月2日生 牡5 鹿毛 日高・戸川牧場生産 美浦・堀宣行厩舎
(2016年成績)5戦3勝
(2016年重賞勝利)天皇賞・秋(GI)、チャンピオンズマイル(香港G1)、香港マイル(香港G1)
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今年の年度代表馬は、ジャパンCと天皇賞・春を制したキタサンブラック、有馬記念と菊花賞を制したサトノダイヤモンド、天皇賞・秋と香港G1を2勝(香港C、チャンピオンズマイル)したモーリスの3頭が、いずれも甲乙つけがたい素晴らしい成績を残し、難航が予想されましたが、記者投票の結果、291票中134票を集めたキタサンブラックが年度代表馬に選出されました。敗れたレースも、負けて強しの内容でしたし、古馬長距離路線で1年を通じて大崩れすることなく好走を続けたことが評価されたのでしょう。それにしても、父ブラックタイド、母の父サクラバクシンオーという短距離血統でありながら、長距離でこんなに強い馬になるとは本当に驚きました。年度代表馬に相応しい見事な活躍だったと思います。

また、年度代表馬部門でキタサンブラックに次ぐ票を集めながら、各部門では無冠だったモーリスは国内外GI3勝を評価され、特別賞を受賞。香港Cの勝ちっぷりは、キタサンブラックよりもインパクトがあったと思いますし、当然の受賞だと思います。

なお、受賞馬はマリアライト、モーリスを除き今年も現役を続行ということで、引き続き活躍が期待されます。特にキタサンブラックとサトノダイヤモンドは海外遠征を視野にいれているようですし、今年も競馬界の主役として頑張ってほしいと思います。受賞馬及び受賞馬の関係者の皆様、本当におめでとうございました!

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by Yuuichiro_K | 2017-01-10 22:31 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2016年 12月 29日

東京大賞典は、アポロケンタッキーが大金星でGI初制覇

今日、大井競馬場ではダート路線の1年を締めくくる大一番・東京大賞典(GI、3歳上・ダート2000m)が行われました。
レースは、内田博幸騎手騎乗の5番人気アポロケンタッキーが、3番手追走から直線力強く伸び、2番手追走から粘った1番人気アウォーディーに1 1/2馬身差をつけて優勝しました。

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最後の直線、アポロケンタッキーがチャンピオンズC1・2着馬を突き放す!

☆東京大賞典結果
1着△アポロケンタッキー(内 田)2'05'8(重)
2着○アウォーディー  (武 豊)1 1/2
3着◎サウンドトゥルー (大 野)クビ
4着△ノンコノユメ   (C.ルメール)4
5着▲コパノリッキー  (戸 崎)3

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 メジャープレゼンス B
  2人引き、普通
2 コパノリッキー   B
  普通
3 スパイア      B
  普通
4 モズライジン    B
  普通、つる首
5 ノンコノユメ    B
  普通
6 ハッピースプリント B
  普通
7 サンドプラチナ   B
  普通
8 アウォーディー   B+
  チャンピオンズCの時より落ち着いて、パドックの外めを大きく周回
9 カゼノコ      B
  普通
10 ヴァーゲンザイル  B
  普通
11 アポロケンタッキー B
  普通
12 コスモカウピリ   B
  普通
13 ストゥディウム   B
  普通
14 サウンドトゥルー  B+
  前走同様、落ち着いて力強い歩様

今年の東京大賞典は、今年5戦4勝2着1回重賞4勝のアウォーディーが単勝1.6倍で1番人気。前走チャンピオンズC(GI)優勝、昨年の覇者サウンドトゥルーが単勝4.0倍で2番人気。今年JpnI3勝のコパノリッキーが単勝5.4倍で3番人気。昨年の3歳ダート王者ノンコノユメが単勝8.8倍で4番人気。ここまでが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、これら人気馬を抑えて見事優勝したのは5番人気の伏兵アポロケンタッキーでした。

アポロケンタッキーのパドックは、首をちょっとかたむけていましたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは、コパノリッキーが後続を引きつける逃げをうち、1000m通過はなんと64.1秒の超スローペース。そんな緩いペースの中、アポロケンタッキーは、2番手からレースを進めた人気のアウォーディーをぴったりマークしてレースを進めると、直線半ばでアウォーディーを外から捕らえ、後続の追い上げも楽々封じての完勝となりました。前走、チャンピオンズCは中団から追い上げるも5着に敗れていましたが、今日は有力馬とほぼ同じ位置取りから競馬をして、見事に競り勝ちました。まだ4歳の伸び盛りですし、来年のダート路線を牽引する存在になりそうです。

2着は圧倒的1番人気に推されたアウォーディー。パドックは煩かった前走時と比べて落ち着きがあり、気配は大変良かったです。レースは2番手追走から直線抜け出し、しぶとく脚を伸ばしたものの、勝ち馬に外からあっさり交わされてしまい、サウンドトゥルーの追撃をクビ差凌ぐのが精一杯。今日の結果を見ると、勝ち馬には完敗でしたし、少々過剰人気だったのかもしれません。

アウォーディー
父Jungle Poket 母Heavenly Romance(母の父Sunday Silence)
2010年5月10日生 牡6 鹿毛 栗東・松永幹夫厩舎
34戦10勝(2016年12月29日現在)
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3着は、昨年の覇者サウンドトゥルー。パドックは前走同様、落ち着いて力強い歩様が目に付き、好調子に見えました。レースは超スローペースということもあり、追い込み策だった前走と違い好位5番手からの競馬となりましたが、最後の直線は思ったほど弾けず前2頭には届きませんでした。前走のように早い流れにならないと持ち味の切れ味が生かせないようです。

サウンドトゥルー
父フレンチデピュティ 母キョウエイトルース(母の父フジキセキ)
2010年5月15日生 騸6 美浦・高木登厩舎
39戦9勝(2016年12月29日現在)
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なお、3番人気のコパノリッキーは5着。パドックの気配は特に目立つ感じはなく、超スローペースで逃げながら粘れなかったところをみると、もうピークを過ぎたのかもしれません。人気を裏切ったのは残念でした。
また、上位7頭は全てJRA勢が占め、今年も地方馬は全くいいところなく終わったのも残念でした。

それでは最後に見事優勝したアポロケンタッキー君を掲載します。

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パドックの動きは普通。ただ565キロの巨漢ということで、大きな体を誇示して迫力はありました。

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鞍上の内田博幸騎手は、東京大賞典は2009年サクセスブロッケン以来となる7年振り4度目の制覇となりました。なお、レース後のインタビューでは「周りは強い馬ばかり。ただ、この馬はこれまで見ているイメージで持久力がある馬だと思っていたので、きょうは負けてもいいつもりで、早めに仕掛けた。4コーナーでも早めに動いていったが、うまく、この馬の持久力を引き出せた。返し馬で深く大きなキャンターをしていたので、大井のダートが合うなと思っていた。大井でスタートした自分なので、ここで結果が出せてうれしい。もう46歳になりますが、体は20代のつもりでいますし、まだまだ頑張りたいと思います。」とコメントしていました。

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アポロケンタッキーを管理する山内研二厩舎は東京大賞典初制覇。2002年宝塚記念のダンツフレーム以来、14年振りのGI制覇となりました。(交流GIを含めると2004年ダービーグランプリのパーソナルラッシュ以来12年振り)

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大型馬だけにパワーのいる地方の馬場は合うのかもしれませんね。今後の活躍が本当に楽しみです。待望の初GI制覇、本当におめでとうございました!

アポロケンタッキー
父Langfhr 母Diciana Delight(母の父Gone West)
2012年2月2日生 牡4 鹿毛 アメリカ・Doug Branham生産 栗東・山内研二厩舎
19戦8勝(2016年12月29日現在)
(重賞勝利)2016年東京大賞典(GI)、みやこS(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2016-12-29 23:59 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2016年 12月 25日

有馬記念は、3歳馬サトノダイヤモンドが古馬を撃破し、GI2連勝!

今日、中山競馬場ではGIホース5頭、出走馬16頭中15頭が重賞勝ち馬という好メンバーが揃った大一番・グランプリ・有馬記念(GI)が行われました。
レースは、C.ルメール騎手騎乗の1番人気サトノダイヤモンドが、好位4番手追走から直線力強く伸び、2番手から先に抜け出した2番人気キタサンブラックをゴール直前、クビ差捕らえて優勝しました。

☆有馬記念結果
1着◎サトノダイヤモンド(C.ルメール)2'32'6(良)
2着▲キタサンブラック (武 豊)クビ
3着△ゴールドアクター (吉田隼)1/2
4着 ヤマカツエース  (池 添)1 1/4
5着 ミッキークイーン (浜 中)クビ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 キタサンブラック  B+
  2人引き、やや首高、前走ジャパンCの時と同じような雰囲気
2 ゴールドアクター  B+
  2人引き、つる首、前走ジャパンCの時よりイレ込みはきつくなく昨年優勝時と同じような雰囲気
3 ムスカテール    B
  普通
4 ヤマカツエース   B
  普通
5 サムソンズプライド B
  普通
6 サウンズオブアース B
  普通
7 マルターズアポジー B
  普通
8 ミッキークイーン  B+
  前走エリザベス女王杯の時より落ち着いて周回
9 ヒットザターゲット B
  普通
10 アドマイヤデウス  B
  2人引き、普通
11 サトノダイヤモンド A
  相変わらず大変落ち着いて堂々と力強い歩様で周回
12 サトノノブレス   B
  普通
13 デニムアンドルビー B
  普通
14 シュヴァルグラン  B+
  2人引き、落ち着いて力強い歩様
15 アルバート     B
  2人引き、普通
16 マリアライト    B+
  2人引き、落ち着いて力強い歩様

今年の有馬記念は、前走菊花賞(GI)を圧勝した3歳馬サトノダイヤモンドが単勝2.6倍で1番人気。天皇賞・春(GI)、ジャパンC(GI)の覇者キタサンブラックが差なく続き単勝2.7倍で2番人気。この2頭が抜けた人気を集めていましたが、レースは期待どおりこの2頭の一騎打ちとなり、見事優勝したのは伸び盛りの3歳馬・今年の菊花賞馬サトノダイヤモンドでした。

サトノダイヤモンドのパドックは、いつも大変良く見せる馬ですが、今日も初の古馬相手でも臆することなく、大変落ち着いて周回していて、素晴らしいデキに見えました。レースは、キタサンブラックの直後をぴったりマークするようにレースを進めると、最後の直線、引き離して逃げ込みを図るキタサンブラックとゴールドアクターを追って、外からじわじわと末脚を伸ばし、ゴール直前2頭をきっちり交わしました。
鞍上のC.ルメール騎手の道中の位置取り、仕掛けのタイミングは完璧だったと思います。先週までトップに立っていたリーディングジョッキーを今週逆転されて逃したものの、気落ちすることなくホープフルSに続いて、重賞2連勝を決めてしまうのですから、その強靱なメンタルも含めて脱帽です。人馬一体の素晴らしい騎乗を見せてくれました。

2着に敗れたとはいえキタサンブラックも強い競馬を見せてくれました。パドックは、2人引きでも落ち着いて周回、前走ジャパンC優勝時の状態をキープしていたように見えました。レースは、宣言どおりマルターズアポジーがハナを奪ったことから2番手を追走。道中ゴールドアクターとサトノダイヤモンドにぴったりマークされる厳しい展開になりながらも、直線入り口で早めに先頭に立つと持ち味の粘り腰を発揮し、追いすがるゴールドアクターに交わされることなくゴール直前まで先頭に立ち続けました。サトノダイヤモンドより2キロ重い斤量差でこの差なら、勝ちに等しい内容と言ってよいでしょう。本当に惜しい競馬でしたし、武豊騎手も素晴らしい騎乗を見せてくれました。

キタサンブラック
父ブラックタイド 母シュガーハート(母の父サクラバクシンオー)
2012年3月10日生 牡4 栗東・清水久詞厩舎
14戦8勝(2016年12月25日現在)
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3着は昨年の覇者・ゴールドアクターが人気どおりの好走。パドックは、終始小走りだった前走ジャパンCの時から一変、遙かに落ち着きを取り戻し、昨年有馬記念優勝時と遜色ない好気配に見えました。レースはキタサンブラックを徹底マーク、直線は逃げるキタサンブラックを交わすだけという形に持ち込んだのですが、残念ながらキタサンブラックを捕らえることはできず、サトノダイヤモンドに並ぶ間もなく交わされてしまいました。吉田隼人騎手の位置取り、仕掛けのタイミングは完璧だったはずで、力は出し切ってくれたと思います。

ゴールドアクター
父スクリーンヒーロー 母ヘイロンシン(母の父キョウワアリシバ)
2011年5月18日生 牡5 美浦・中川公成厩舎
18戦9勝(2016年12月25日現在)
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終わってみれば人気どおりの結果となったわけですが、実力馬が持てる力を出し切った名勝負と言ってよく、1年を締めくくるに相応しい本当に素晴らしいレースだった今年の有馬記念でした。素晴らしい走りを見せてくれて本当にありがとうございました!

それでは最後に見事優勝したサトノダイヤモンド君を掲載します。

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パドックは、いつもどおり落ち着き十分、堂々と力強い歩様で大変素晴らしいデキに見えました。

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鞍上のC.ルメール騎手は、2005年ハーツクライ以来となる2度目の有馬記念制覇。レース後のインタビューでは「すごく嬉しいです。キタサンブラックは最大のライバルですし、スタンド前で外にいたのでポジションを上げました。そこからもう一度リラックスしてくれましたし、ゴール前、本当に頑張りました。ハーツクライの時は、日本での初GI勝利。今年、サトノダイヤモンドは人気でしたし、自信もありました。新馬戦からずっと乗ってきた馬で、今年、有馬記念を勝ててすごく嬉しい。凱旋門賞はサトノダイヤモンドにいいと思います。」とコメントしていました。

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サトノダイヤモンドを管理する池江泰寿厩舎は、2009年ドリームジャーニー、2011年・2013年オルフェーヴルに続く4度目の有馬記念制覇。近8年で4度目の優勝とは本当に凄いですね。

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3歳馬の有馬記念制覇は、2012年ゴールドシップ以来4年振りでした。なお、池江調教師はレース後のインタビューで「ゴールした時は勝ったかどうか分かりませんでしたが、勝ててホッとしました。状態はすごく良かったです。行く馬は分かっていましたし、枠は外。4~5番手からと思いましたが、少し後ろだと思いました。1コーナーから上がっていった時、大丈夫かなと思いましたし、厳しいレースになると思いました。それでも、手応えは良かったですし、前を捉えられるなと思いましたし、ジョッキーもうまく乗ってくれました。この秋、春よりも断然良くなりました。それでも、背腰に緩さがありますから、そこに芯が通れば1つ2つ上のギアが入り、爆発力も出ると思います。来年は、凱旋門賞から逆算してのローテーションとなり、春は国内に専念します。来年秋、もっと良くなると思います。有馬記念は、幼い頃から大好きなレースです。何回勝っても嬉しいですし、これからもたくさん送り出して盛り上げたいと思います。」とコメントしていました。

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ハイレベルと言われた今年の3歳世代ですが、唯一の出走馬であるサトノダイヤモンドが見事に証明してくれましたね。来年は競馬界の主役として活躍してくれることでしょう。GI2連勝、本当におめでとうございました!

サトノダイヤモンド
父ディープインパクト 母マルペンサ(母の父Orpen)
2013年1月30日生 牡3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
8戦6勝(2016年12月25日現在)
(重賞勝利)2016年有馬記念(GI)、菊花賞(GI)、神戸新聞杯(GII)、きさらぎ賞(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2016-12-25 22:39 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2016年 11月 27日

ジャパンCは、キタサンブラックが堂々の逃げ切りでGI3勝目を飾る

今日、東京競馬場では心配された雨もそれほど降ることなく、良馬場のコンディションで国内外のGIホース8頭を含む17頭の精鋭が激突した秋の大一番・ジャパンC(GI)が行われました。
レースは、武豊騎手騎乗の1番人気キタサンブラックが、スタートからハナを奪って逃げると、最後まで後続を寄せ付けず鮮やかに逃げ切りました。

☆ジャパンC結果
1着▲キタサンブラック (武 豊) 2'25'8(良)
2着 サウンズオブアース(M.デムーロ)2 1/2
3着◎シュヴァルグラン (福 永) クビ
4着○ゴールドアクター (吉田隼) 1/2
5着△リアルスティール (R.ムーア ) クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 キタサンブラック  B+
  2人引き、やや首高も気合いを秘めた感じで力強い歩様
2 ビッシュ      B
  普通
3 ゴールドアクター  B
  2人引き、煩いのはいつものことも終始落ち着きなく有馬記念の時より気配は落ちる
4 ルージュバック   B
  2人引き、普通
5 イキートス     C
  落ち着きなし
6 ラストインパクト  B
  普通
7 ワンアンドオンリー B
  普通、パドックの外を大きく周回
8 イラプト      B
  2人引き、普通
9 ディーマジェスティ B
  普通
10 トーセンバジル   B
  普通
11 フェイムゲーム   B
  2人引き、普通
12 サウンズオブアース B
  普通
13 ヒットザターゲット B
  普通
14 レインボーライン  B
  2人引き、つる首、時折小走り
15 ナイトフラワー   B
  普通
16 リアルスティール  B+
  時折小走りも、まずまず落ち着いて前走天皇賞2着好走時の状態をキープ
17 シュヴァルグラン  B+
  時折小走りも歩様力強く、前走アルゼンチン共和国杯優勝時と遜色ないデキ

今年のジャパンCは、春の天皇賞馬キタサンブラックが1番人気。海外GIホース・前走秋の天皇賞2着馬リアルスティールが2番人気。グランプリホース・ゴールドアクターが3番人気。今年の皐月賞馬ディーマジェスティが4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、1枚上の力を見せつけて勝ったのは最上位人気のキタサンブラックでした。

キタサンブラックのパドックは、やや首の高いところはあるものの、気合いをじわっと秘めた感じで堂々と落ち着いて周回。素晴らしいデキに見えました。レースは、好スタートからすんなり先頭に立つと、やや離して逃げながらも1000m通過61.7秒と楽なペースで行けた時点で勝負あり。直線に入っても脚色は衰えることなく、最後の3ハロンは11.2秒-11.4秒-12.1秒の34.7秒でまとめ、後続はなすすべなし、堂々の逃げ切りとなりました。絶妙のペースでキタサンブラックを栄冠に導いた武豊騎手、さすがの好騎乗でした。

2着は5番人気のサウンズオブアース。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは中団追走から直線上がり34.5秒の末脚を繰り出して、GI戦3度目の2着となりました。昨年のジャパンCで1コーナーで不利を受けながら0.3秒差の5着に好走した実績は伊達ではなかったですね。なかなか勝ちきれないレースが続きますが、重賞未勝利馬ながら素晴らしい走りを見せてくれました。

サウンズオブアース
父ネオユニヴァース 母ファーストバイオリン(母の父Dixieland Band)
2011年4月12日生 牡5 栗東・藤岡健一厩舎
19戦2勝(2016年11月27日現在)
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3着は、6番人気のシュヴァルグランが健闘。パドックは完勝だった前走アルゼンチン共和国杯の時と同じような雰囲気で好気配でした。レースは大外からメンバー中2位の上がり34.4秒の末脚を繰り出し、2着にクビ差まで迫りました。敗れたとはいえ末脚は目に付きましたし、今後が楽しみになる走りを見せてくれました。

シュヴァルグラン
父ハーツクライ 母ハルーワスウィート(母の父Machiavellian)
2012年3月14日生 牡4 栗東・友道康夫厩舎
16戦6勝(2016年11月27日現在)
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なお、2番人気のリアルスティールは5着。パドックは、前走天皇賞・秋と遜色ないデキに見えましたが、レースは4番手追走の積極策も直線伸び一息でした。菊花賞2着の実績はありますが、本質は兄ラングレー同様、適性はマイル~中距離なのでしょう。2400mは少し距離が長かったようです。3番人気ゴールドアクターは4着。パドックはいつも煩い馬ですが、今日はメンバー中、一番落ち着きがなかったです。レースは3番手追走から4コーナーで逃げたキタサンブラックを追って早め2番手に進出するも直線伸びを欠きました。共に人気を裏切ったのは残念でした。

また、外国招待馬はドイツのイキートスの7着が最高と今年も見せ場なし。こちらも残念な結果でした。

それでは最後に見事優勝したキタサンブラック君を掲載します。

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パドックは、落ち着きがなかった昨年までとは違い、どっしり落ち着いて周回するようになりました。気性的な成長を感じました。

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鞍上の武豊騎手は、ジャパンC史上最多の4勝目。レース後のインタビューでは「スタートは良く、先手を取ることに迷いはありませんでした。究極の仕上げでテンションはギリギリといった感じでしたが、道中はリズム良く行けました。ペースの波のないイーブンペースを心がけました。直線に入るときも抜群の手応えでしたが、相手は気の抜けない馬ばかりでしたから、最後は信じて追うだけでした。本当に強かったと思います。」とコメントしていました。

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ウイニングラン中の武豊騎手とキタサンブラックです。大歓声に応え、とても嬉しそうでした。
なお、ジャパンCの逃げ切りは2003年タップダンスシチー以来の快挙でした。

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清水久詞厩舎は嬉しいジャパンC初制覇。また、父ブラックタイド(ディープインパクトの全兄)産駒もジャパンC初制覇となりました。

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天皇賞・春に続くビッグタイトル獲得で、年度代表馬の最有力候補となりそうです。今日は、本当に強い競馬を見せてくれました。GI3勝目、本当におめでとうございました!

キタサンブラック
父ブラックタイド 母シュガーハート(母の父サクラバクシンオー)
2012年3月10日生 牡4 鹿毛 日高・ヤナガワ牧場生産 栗東・清水久詞厩舎
13戦8勝(2016年11月27日現在)
(重賞勝利)2016年ジャパンC(GI)、天皇賞・春(GI)、2015年菊花賞(GI)、2016年京都大賞典(GII)、2015年セントライト記念(GII)、スプリングS(GII)
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by Yuuichiro_K | 2016-11-27 23:53 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 30日

世界を制したマイル王の底力!天皇賞・秋はモーリスが完勝でGI5勝目を飾る

今日、東京競馬場では、今年GIホース5頭を含む14頭の重賞勝ち馬が激突した注目の秋の中距離王決定戦・天皇賞・秋(GI)が行われました。
レースは、R.ムーア騎手騎乗の1番人気モーリスが、先団の後ろ追走から直線で外一気に伸びて、後方3番手から追い込んだ7番人気リアルスティールに1 1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆天皇賞・秋結果
1着○モーリス     (R.ムーア) 1'58'4(良)
2着 リアルスティール (M.デムーロ)1 1/2
3着△ステファノス   (川 田) 1 1/4
4着◎アンビシャス   (横山典) 1
5着 ロゴタイプ    (田 辺) アタマ

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 エイシンヒカリ   B+
  2人引き、いつになく落ち着いて周回
2 クラレント     B
  普通
3 アンビシャス    B+
  落ち着いて前走毎日王冠の状態キープ
4 サトノクラウン   B
  2人引き、つる首、普通
5 ロゴタイプ     B
  2人引き、普通、気合いを表に出し時折小走り
6 アドマイヤデウス  B
  2人引き、普通
7 サトノノブレス   B
  普通
8 モーリス      B
  2人引き、つる首、馬体に迫力
9 ルージュバック   B+
  2人引き、前走、毎日王冠より若干煩いが動きは上々
10 カムフィー     B
  普通、時折小走り
11 ヒストリカル    B
  普通、時折小走り
12 リアルスティール  B
  2人引き、いつになく落ち着いて周回
13 ヤマカツエース   B
  普通、時折小走り
14 ステファノス    B+
  2人引き、落ち着いて力強い歩様
15 ラブリーデイ    B
  2人引き、普通

今年の天皇賞・秋は、春の天皇賞馬キタサンブラック、宝塚記念馬マリアライトが残念ながら回避。それでも、今年、海外遠征して見事G1を勝ってきたモーリス(香港・チャンピオンズマイル)、エイシンヒカリ(フランス・イスパーン賞)、リアルスティール(ドバイ・ドバイターフ)が出走。この直接対決が非常に楽しみな一戦となりました。そんな注目の一戦を制したのは、このメンバーでは1番の実績馬・国内外GI4勝のモーリスでした。

モーリスのパドックは、2人引きでしたが、つる首にしながらも気合いを秘めた感じで、いつもどおり落ち着いて周回。ムキムキの迫力を感じさせる馬体も目に付きました。レースはエイシンヒカリが1000m通過60.8秒と昨年よりもさらに遅いスローペースで逃げる展開となりましたが、それほど引っ掛かる場面もなく先団の後ろをスムースに追走すると、直線馬場の良い外に持ち出して一気に抜け出す圧巻の走りで完勝となりました。予想では2000m以上では勝ち星がないこと、右回りに比べると左回りでは今ひとつ弾けないことから、信頼しきれず◎を打てなかったのですが、謝らないといけないですね。文句なしの強さでした。

2着は、安田記念大敗以来で7番人気と人気を落としていたリアルスティールが後方3番手から追い込んで、海外G1ホースの意地を見せました。パドックは、なかなか出てこなくてアクシデントがあったようですが、出てきてからはいつになく落ち着いて周回しており、昨日の予想では無印でしたが馬券を買い足してしまったほど気配は上々でした。予定していた毎日王冠を回避するなど順調さを欠いていましたが、きっちり調整して良く立て直しましたね。また、今日がテン乗りのM.デムーロ騎手、流石の好騎乗でした。

リアルスティール
父ディープインパクト 母ラヴズオンリーミー(母の父Storm Cat)
2012年3月1日生 牡4 栗東・矢作芳人厩舎
11戦3勝(2016年10月30日現在)
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3着は、6番人気のステファノスが昨年2着に続く2年連続の好走。パドックは、前走毎日王冠(GII)に引き続き、とても良く見えました。レースは後方2番手からリアルスティールと並ぶメンバー中最速の上がり33.5秒の末脚を繰り出し、こちらも改めて底力を見せてくれました。

ステファノス
父ディープインパクト 母ココシュニック(母の父クロフネ)
2011年2月13日生 牡5 栗東・藤原英昭厩舎
19戦4勝(2016年10月30日現在)
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なお、2番人気のエイシンヒカリは12着。パドックは昨年と違って落ち着いていたのですが、レースは得意の後続になし崩しに脚を使わせるハイペースの逃げができずに、不得手のスローペースからの上がり勝負となり惨敗となってしまいました。3番人気のルージュバックはパドックの気配、レースの位置取りは悪くなかったのですが、前走・前々走ほど直線は弾けず7着まで。共に人気を裏切ったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したモーリス君を掲載します。

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パドックは、2人引きでも気合いを秘めた感じで落ち着いて周回していました。体の筋肉のつき方は、このメンバーに入っても抜けて迫力がありました。

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鞍上のR.ムーア騎手は、天皇賞は嬉しい初制覇、通算GI6勝目を飾りました。なお、レース後のインタビューでは「今日はスタッフが完璧に仕上げてくれていましたし、今までにないくらいの走りをお見せできたと思います。エイシンヒカリとラブリーデイからあまり離れずにレースができ、いいところにいるなと思いました。ただ、目の前にいる馬は伏兵ばかりでしたから、それらを避けるために早めに外から動いて行きましたが、馬がパワフルなので、早く追い出しても誰も追いつけない自信がありました。ペースが速くなかったことも幸いでした。」とコメントしていました。

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堀宣行厩舎は、天皇賞・秋は初制覇。節目のGI通算10勝目を飾りました。

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モーリスの父スクリーンヒーローは、2009年天皇賞・秋でカンパニーの2着でしたから、見事父のリベンジとなりました。

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アジアのマイルGIを総なめにしたスーパーホースが、中距離GIも制して国内ラストランを見事に勝利しました。GI5勝目、本当におめでとうございました!

モーリス
父スクリーンヒーロー 母メジロフランシス(母の父カーネギー)
2011年3月2日生 牡5 鹿毛 日高・戸川牧場生産 美浦・堀宣行厩舎
17戦10勝(2016年10月30日現在)
(重賞勝利)2016年天皇賞・秋(GI)、チャンピオンズマイル(香港G1)、2015年香港マイル(香港G1)、マイルCS(GI)、安田記念(GI)、ダービー卿CT(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2016-10-30 23:54 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 02日

新短距離王誕生!スプリンターズSはGI初挑戦のレッドファルクスが大接戦を制し重賞2連勝

まずは凱旋門賞のマカヒキですが、残念ながら好位追走も直線早々と一杯となり14着入線と完敗でした。
なにもアクシデントがなければよいのですが。。。力を出し切れず、結果は残念でしたが、どうか無事に帰国してほしいと思います。本当にお疲れさまでした。

さて、今日、中山競馬場では秋の短距離王を決めるグローバルスプリントチャレンジ第8戦・スプリンターズS(GI、3歳上・芝1200m)が行われました。レースは、3番人気に推されたM.デムーロ騎手騎乗のレッドファルクスが、中団追走から直線外鋭く伸び、逃げ粘る2番人気ミッキーアイルをアタマ差捕らえて優勝しました。

☆スプリンターズS結果
1着 レッドファルクス  (M.デムーロ)1'07'6(良)
2着△ミッキーアイル  (松 山) アタマ
3着 ソルヴェイグ   (田 辺) クビ
4着 シュウジ     (川 田) クビ
5着 スノードラゴン  (大 野) ハナ
 
パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)
 
1 ビッグアーサー   B+
  落ち着いて周回
2 ブランボヌール   B
  普通
3 ティーハーフ    B
  首高い、普通
4 ソルヴェイグ    B
  普通   
5 シュウジ      B
  2人引き、時折小走り、普通
6 ベルカント     B+
  いつになく落ち着いて周回
7 スノードラゴン   B
  2人引き、普通
8 サクラゴスペル   B
  首高い、普通
9 サトノルパン    B+
  落ち着いて動き良し
10 レッドアリオン   B+  
  落ち着いて力強い歩様
11 ダンスディレクター B
  普通
12 レッツゴードンキ  B+
  落ち着いて力強い歩様
13 レッドファルクス  B
  普通
14 ウリウリ      B
  普通 
15 ミッキーアイル   B+
  久々でも気合いを表に出して力強い歩様
16 ネロ        B+
  落ち着いて力強い歩様

今年のスプリンターズSは、春のスプリント王者・高松宮記念の覇者ビッグアーサーが単勝1.8倍の圧倒的人気を集めましたが、よもやの12着に大敗。1着から11着まで、わずか0.3秒差という大混戦を制したのは、前走CBC賞(GIII)で初重賞制覇を挙げたばかりの上がり馬、3番人気のレッドファルクスでした。

レッドファルクスのパドックは、パドックの外めを普通に落ち着いて周回していました。レースは、ミッキーアイルが積極的にハナを奪い1000m通過33.4秒とやや早いペースで逃げる展開となりましたが、レッドファルクスは中団の外目を追走。直線外から上がり33.5秒と鋭く伸びて、逃げ込みを図るミッキーアイルをゴール直前で差し切りました。これまで右回りのレースはほとんど実績がなく、予想で軽視していましたが、休み明けの初GI挑戦をものともせず、素晴らしい走りを見せてくれましたね。重賞2連勝での初GI制覇、本当におめでとうございました!

2着は、2番人気のミッキーアイルが人気どおりの好走。直前調教ではヨレていたように不安もあったのですが、パドックの気配は力強い動きを見せ、悪いデキではなかったです。レースは中途半端に抑えて力を出し切れなかった昨年のテツを踏まぬよう、スタートから積極的なレースで先手を奪い、しぶとく最後まで良く粘りました。高松宮記念に続き、またしても無念の2着となってしまいましたが、力は出し切ったと思います。

ミッキーアイル
父ディープインパクト 母スターアイル(母の父Rock of Gibraltar)
2011年3月12日生 牡5 栗東・音無秀孝厩舎
18戦7勝(2016年10月2日現在)
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3着は、9番人気の人気薄ソルヴェイグが健闘しました。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは3コーナー2番手、4コーナーで4番手と積極的な競馬。直線も内を突いてしぶとく粘りました。夏競馬から休みなく使われながらよく頑張りましたね。

ソルヴェイグ
父ダイワメジャー 母アスドゥクール(母の父ジャングルポケット)
2013年3月4日生 牝3 栗東・鮫島一歩厩舎
9戦3勝(2016年10月2日現在)
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なお、1番人気のビッグアーサーは、パドックの気配は上々に見えたのですが、レースは好位追走も直線で包まれてしまい、前が壁になって全く追うことができず12着。人気を裏切ったのは残念でした。名スプリンターである父サクラバクシンオーは、なぜかスプリンターズSの勝ち馬を出せないでいるのですが、そのジンクスは残念ながら生きていましたね。

それでは、最後に見事優勝したレッドファルクス君を掲載します。

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パドックは、パドックの外目を落ち着いて周回していました。

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鞍上のM.デムーロ騎手は、レース後のインタビューで「調教から動いてましたし、外枠でしたが、普通に出て3コーナーでもいいポジションにいられました。直線もずっと伸びてくれました。中京で未勝利を勝った時乗りましたが、そこからどんどん良くなってきて、GIを勝ってくれたことは本当に嬉しいです。落ち着いていましたし、次も楽しみです。」とコメントしていました。

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尾関知人厩舎は開業9年目で嬉しいGI初制覇、鞍上のM.デムーロ騎手もスプリンターズS初制覇となりました。

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レッドファルクスの父スウェプトオーヴァーボードは産駒のJRAGI初制覇となりました。

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これで1200m戦は、芝・ダートを含め4戦4勝と無敗が続いてます。新たなスプリント王が関東馬から誕生して嬉しく思います。今後の活躍も期待したいです。

レッドファルクス
父スェプトオーヴァーボード 母ベルモット(母の父サンデーサイレンス)
2011年4月12日生 牡5 芦毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・尾関知人厩舎
18戦8勝(2016年10月2日現在)
(重賞勝利)2016年スプリンターズS(GI)、CBC賞(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2016-10-02 23:29 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 05日

安田記念は、ロゴタイプが絶対王者モーリスを破り3年2ヶ月ぶりのGI制覇!

今日の東京競馬場は心配された雨も1R前に止み、良馬場で春のマイル王決定戦・安田記念(GI、3歳上・芝1600m)が行われました。
レースは、田辺裕信騎手騎乗の8番人気ロゴタイプが、積極的にハナを奪って逃げると、そのまま後続を寄せ付けず、2番手からレースを進めた1番人気モーリスに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。

☆安田記念結果
1着 ロゴタイプ    (田 辺)1'33'0(良)
2着◎モーリス     (T.ベリー)1 1/4
3着 フィエロ     (内 田)ハナ
4着 サトノアラジン  (川 田)クビ
5着▲イスラボニータ  (蛯 名)1/2

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1クラレント     B
 普通
2ダノンシャーク   B
 2人引き、時折小走り
3ロサギガンティア  C
 落ち着きなし
4ディサイファ    B+
 落ち着いて伸びやかな歩様
5コンテントメント  B
 普通、首高い
6ロゴタイプ     B
 普通
7サトノアラジン   B+
 落ち着いて前走、京王杯SCの状態をキープ
モーリス    B+
 いつもどおりやや首高も、落ち着いて力強い踏み込み
9イスラボニータ   B
 普通
10フィエロ      B
 2人引き、普通
11リアルスティール  B
 2人引き、出走馬でもっとも落ち着きないが、気合を表に出すタイプ
12レッドアリオン   B
 普通

今年の安田記念は、1988年以来28年振りに12頭立てと少頭数のレースとなりましたが、12頭中GI馬が6頭と素晴らしいメンバーが揃った一戦となりました。中でも国内外でGI4勝を含む7連勝中、安田記念連覇を狙う前年の年度代表馬モーリスが単勝1.7倍の圧倒的人気を集めました。しかし、勝ったのは2013年皐月賞優勝以来、長く勝ち星から遠ざかっていた8番人気の古豪ロゴタイプでした。

ロゴタイプのパドックは、特に目立つ感じはありませんでしたが、普通に落ち着いて周回していました。レースは、好スタートを切ったディサイファを交わしてハナを奪い、1000m通過59.1秒と、スローペースで折り合いを欠く馬が続出した後続を尻目に楽なペースで逃げました。最後の直線も他馬が馬場を気にして外に進路をとる中、あえて最内を突き経済コースにこだわった田辺騎手の好判断もあり、ロスなく走りきって最後まで後続に影を踏ませず、脚色衰えることなく上がり3ハロンを33.9秒でまとめて、鮮やかに逃げ切りました。単騎で楽に逃げられたという展開の利があったのは間違いないですが、思い切って逃げることでロゴタイプの力を引き出した田辺騎手の好騎乗が光りました。

圧倒的1番人気に推されたモーリスは2着。香港遠征帰りの着地検疫のため、トレセンに帰れずに東京競馬場で帯同馬もなく調整された影響が心配されたのですが、パドックは昨年同様、首をやや高くあげながらも落ち着いて力強い歩様を披露。なかなか良い雰囲気で周回していました。レースは、逃げたロゴタイプに続く2番手を掛かりながらも必死に抑える感じで追走。上がり34.0秒の末脚を繰り出して、必死に前を追いましたが、逃げたロゴタイプを捕らえるには至りませんでした。それでも後続の厳しいマークを振り切って、2着を確保したのは流石でした。王者の底力は見せてくれたと思います。

モーリス
父スクリーンヒーロー 母メジロフランシス(母の父カーネギー)
2011年3月2日生 牡5 美浦・堀宣行厩舎
15戦9勝(2016年6月5日現在)
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3着は、6番人気のフィエロが健闘。パドックは2人引きでも落ち着いて周回していました。レースは後方3番手からメンバー中最速の上がり33.5秒の末脚を繰り出し大外から追い上げて、2着のモーリスにハナ差まで迫りました。7歳でもまだまだ元気ですね、2年連続マイルCS(GI)2着の底力を改めて示しました。

フィエロ
父ディープインパクト 母ルビー(母の父Danehill)
2009年3月14日生 牡7 栗東・藤原英昭厩舎
20戦5勝(2016年6月5日現在)
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なお、2番人気のリアルスティールはよもやのブービー11着に大敗。パドックはメンバー中一番落ち着きがありませんでしたが、多少煩くても結果を残してきた(菊花賞、中山記念など)馬だけに案外な結果でした。前半スローペースで折り合いを欠いた影響でスタミナを消耗したようで、気性の悪さが仇になった感じです。3番人気のサトノアラジンは直線、前がなかなか開かずに追い出しが遅れた影響が大きく4着まで。共に人気を裏切ったのは残念でした。

それにしても、改めてレース映像を見ると、ロゴタイプ以外は無理矢理抑えようとした結果、折り合いに苦しんで最後の伸びを欠いた感じを受けました。自分の競馬をやりきったのはロゴタイプだけだった、そんな印象が残った今年の安田記念でした。

それでは、最後に見事優勝したロゴタイプ君を掲載します。

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パドックは、特に目立つ感じはありませんでしたが、落ち着いて周回していました。

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鞍上の田辺裕信騎手は、2014年フェブラリーS以来となるGI2勝目。あの時も人気薄の逃げ切りでしたね。なお、レース後のインタビューでは「素直で乗りやすい馬なので、こちらの試したい指示に忠実に反応してくれます。ですから今日の作戦にも対応してくれました。ハナを主張しようと思っていましたし、中途半端は良くないと、思い切って、ただ一頭、最短距離を通ることにしました。そして、最後までしっかりと脚を使いきってくれました。」とコメントしていました。

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ウイニングラン中のロゴタイプ君と田辺騎手です。会心の騎乗だったのでしょう、田辺騎手は、何度も腕を振り上げて喜びを爆発させていました。

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田中剛厩舎は平地GI3勝目。全てロゴタイプで挙げたもので、重賞勝利もロゴタイプの皐月賞以来、約3年振りとなる久しぶりの制覇となりました。

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父ローエングリンは、2003・2004年の安田記念で2年連続で1番人気に推されながらも3、5着と敗れており、父の雪辱を見事果たしました。世界のマイル王モーリスを破る大金星&長いスランプを越えて3年2ヶ月振りのGI制覇、本当におめでとうございました!

ロゴタイプ
父ローエングリン 母ステレオタイプ(母の父サンデーサイレンス)
2010年3月10日生 牡6 黒鹿毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・田中剛厩舎
25戦6勝(2016年6月5日現在)
(重賞勝利)2016年安田記念(GI)、2014年皐月賞(GI)、2013年朝日杯フューチュリティS(GI)、2014年スプリングS(GII)
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by Yuuichiro_K | 2016-06-05 23:03 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 29日

日本ダービーは、マカヒキがハナ差の激戦を制し、世代の頂点に立つ!

今日、東京競馬場では素晴らしい好天の下、13万人を超える大観衆がつめかけ、2013年生まれ6913頭のサラブレッドの頂点を決める競馬の祭典・日本ダービー(GI、3歳・芝2400m)が行われました。
レースは、川田将雅騎手騎乗の3番人気マカヒキが、中団追走から直線馬群を割って鋭く伸び、外から追い上げた2番人気サトノダイヤモンドとの接戦をハナ差制し、優勝しました。

☆日本ダービー結果
1着△マカヒキ     (川 田) 2'24'0(良)
2着▲サトノダイヤモンド(C.ルメール) ハナ
3着◎ディーマジェスティ(蛯 名) 1/2
4着△エアスピネル   (武 豊) 2
5着△リオンディーズ  (M.デムーロ)1/2

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ディーマジェスティ B+
  落ち着いて、ゆったりと周回
2 マイネルハニー   C
  落ち着きなし
3 マカヒキ      B+
  やや首高も落ち着いて伸びやかな歩様
4 レインボーライン  C
  落ち着きなし
5 エアスピネル    B+
  2人引き、以前より落ち着いて周回するようになった
6 アグネスフォルテ  C
  2人引き、落ち着きなし
7 ロードクレスト   C
  2人引き、落ち着きなし
8 サトノダイヤモンド A
  相変わらずの好馬体。大変落ち着いて伸びやかな歩様が目に付く
9 マウントロブソン  B
  普通
10 スマートオーディン B
  2人引き、普通
11 アジュールローズ  B
  普通、時折小走り
12 リオンディーズ   B+
  水平首、落ち着いて周回
13 レッドレルディスト B
  普通
14 ヴァンキッシュラン B+
  落ち着いて青葉賞の時と同じような雰囲気
15 イモータル     B
  2人引き、つる首にしてやや落ち着きなし
16 ブレイブスマッシュ C
  2人引き、落ち着きなし
17 プロフェット    B
  普通
18 プロディガルサン  B
  2人引き、普通

今年の日本ダービーは、重賞勝ち馬が12頭も出走。中でもレコード決着でハイレベルなレースだった皐月賞出走組が人気を集めましたが、レースは期待どおり皐月賞で上位を争ったマカヒキとサトノダイヤモンドの大激戦となり、わずかハナ差マカヒキが制しました。

マカヒキのパドックは、やや首の高いところはあるものの、落ち着いて力強い歩様を見せ、皐月賞の時同様、いい雰囲気で周回していました。レースは、マイネルハニーが1000m通過60秒と平均ペースで逃げる中、マカヒキは後方待機策だった弥生賞や皐月賞の時より前目のポジション(7・8番手)につけ、サトノダイヤモンドをマークしながら内ラチ沿いをロスなく追走。このレース運びが素晴らしかったです。直線は自慢の強烈な末脚を今日も披露し、上がり33.3秒(メンバー中2位)で鋭く伸びて、先に抜け出したエアスピネルを一気に交わし去り、外から併せてきたサトノダイヤモンドとの激しい叩き合いも制しました。川田騎手は日本人騎手の意地を見せてくれましたね!素晴らしい好騎乗でした。

2着は2番人気サトノダイヤモンドが人気どおりの好走。今日もパドックは落ち着き十分、相変わらず好馬体が目に付き、これだけのメンバーが揃った中でもひときわ目立っていました。レースは7番手追走から直線力強く伸びて、勝ち馬との一騎打ちに持ち込むも惜しくもハナ差及びませんでした。なお、レース中に左後肢の落鉄があったたそうで、運がなかったとしか言いようがない本当に悔しい2着となりました。

サトノダイヤモンド
父ディープインパクト 母マルペンサ(母の父Orpen)
2013年1月30日生 牡3 栗東・池江泰寿厩舎
5戦3勝(2016年5月29日現在)
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3着は、1番人気の皐月賞馬ディーマジェスティ。パドックはいつもどおり落ち着いて周回、中間一頓挫あったという影響は感じさせない力強い歩様を見せていました。レースはマカヒキやサトノダイヤモンドの少し後を追走。直線外から上がり33.3秒と勝ち馬と同じ末脚を繰り出したのですが、前にいた2頭も同じくらいいい脚を使ったため届きませんでした。蛯名騎手、悲願のダービー馬制覇ならず、残念でした。

ディーマジェスティ
父ディープインパクト 母エルメスティアラ(母の父ブライアンズタイム)
2013年3月24日生 牡3 美浦・二ノ宮敬宇厩舎
6戦3勝(2016年5月29日現在)
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なお、皐月賞4着馬エアスピネル、同5着馬リオンディーズも共にパドックの雰囲気は上々、力を出せる状態に見えましたが、残念ながらまたしても皐月賞上位3頭には及びませんでした。しかし、彼らも強い競馬(エアスピネルはいったんは先頭、リオンディーズはメンバー中最速の上がりタイム33.2秒を記録)を見せてくれました。改めて皐月賞がハイレベルだったことを証明しましたね。有力馬が力を出し切った素晴らしい日本ダービーだったと心から思いました。

それでは、最後に見事優勝したマカヒキ君を掲載します。

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パドックは、落ち着き十分で力強い歩様、素晴らしい雰囲気でした。

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鞍上の川田将雅騎手は、ダービー10度目の騎乗で悲願のダービー初制覇。これで牡牝クラシック三冠レース全制覇の快挙を達成しました。レース後のインタビューでは「ゲートを上手に出てくれて、位置もしっかり取れました。直線は狭いところを割って来てくれて、"届いてくれ"という思いで追っていました。ダービーは乗れるだけでも光栄ですし、その中で一番いい結果を出せて何よりです。ダービー馬になってくれて今後も楽しみですし、この先も無事に行って欲しいですね。」とコメントしていました。

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友道康夫厩舎は悲願のダービー初制覇となりました。また、オーナーの金子真人ホールディングス(株)はダービー4頭出し(これも凄いこと)が実り、キングカメハメハ、ディープインパクトに続く3度目のダービー制覇となりました。

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マカヒキの父ディープインパクトは皐月賞に続き上位3着まで独占。また、2012年ディープブリランテ、2013年キズナに続く3頭目の親子制覇達成となりました。

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史上空前のハイレベルメンバーの頂点に立ったことで、今後の活躍が本当に楽しみです。今日は素晴らしい走りをありがとう!本当におめでとうございました!

マカヒキ
父ディープインパクト 母ウィキウィキ(母の父フレンチデピュティ)
2013年1月28日生 牡3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・友道康夫厩舎
5戦4勝(2016年5月29日現在)
(重賞勝利)2016年日本ダービー(GI)、弥生賞(GII)
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by Yuuichiro_K | 2016-05-29 23:35 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 22日

2強不在なら負けられない!シンハライトが豪快に差し切り樫の女王に輝く

今日、東京競馬場では、真夏のような暑さの中、3歳牝馬クラシック第2弾・オークス(GI、3歳牝・芝2400m)が行われました。レースは、池添謙一騎手騎乗の1番人気シンハライトが後方追走から馬群を割って末脚を伸ばし、同じく後方から外追い込んできた2番人気のチェッキーノの追撃を首差おさえて優勝しました。

☆オークス結果
1着◎シンハライト   (池 添) 2'25'0(良)
2着○チェッキーノ   (戸 崎) クビ
3着 ビッシュ     (M.デームロ)1/2
4着 ジェラシー    (横山典) 1 1/2
5着 ペプチドサプル  (四 位) ハナ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 フロムマイハート  C
  落ち着きなし
2 アウェイク     B
  普通
3 シンハライト    A
  最初小走りだったが、ほどなく落ち着いて力強い歩様
4 アットザシーサイド C
  落ち着きなし
5 ペプチドサプル   B
  普通
6 アドマイヤリード  C
  落ち着きなし
7 ゲッカコウ     C
  落ち着きなし
8 デンコウアンジュ  B
  普通
9 ウインファビラス  C
  2人引き、落ち着きなし
10 ダンツペンダント  C
  落ち着きなし
11 エンジェルフェイス C
  2人引き、落ち着きなし
12 フロンテアクイーン C
  落着きなし
13 チェッキーノ    B+
  2人引き、前走フローラS同様落ち着いて周回
14 ビッシュ      B
  普通
15 レッドアヴァンセ  B
  普通
16 ジェラシー     B
  2人引き、普通
17 ロッテンマイヤー  B
  普通、やや首高い
18 ダイワドレッサー  B
  普通

今年のオークスは、有力候補だった桜花賞馬ジュエラーが骨折、2歳女王メジャーエンブレムがNHKマイルC出走のため回避したことから、チューリップ賞(GIII)レコード勝ち、桜花賞でハナ差2着だったシンハライトが単勝2倍の圧倒的な支持を集めました。レースは、シンハライトが素晴らしい末脚で豪快に差しきって、見事人気に応えました。

シンハライトのパドックは、初めて見ましたが、落ち着いて力強い歩様が目に付き、眼光も鋭く素晴らしい馬だなあと感じました。レースはダンツペンダントが1000m通過59.8秒とやや早いペースで逃げる展開の中、後方5番手を追走。直線に向いても外に持ち出さず馬群の真ん中に突っ込んで前が壁になる苦しい競馬になりました。それでも狭い馬群をこじ開けると(その際、デンコウアンジュにぶつかって池添騎手は2日の騎乗停止になりました)、メンバー最速の上がり33.5秒の末脚を繰り出して先行馬群を一気に交わしました。2着との差はわずかとはいえ、着差以上の強さを感じました。

2着は2番人気のチェッキーノ。パドックは前走フローラSの時と同じような雰囲気で、2人引きでも落ち着き十分、力を出せる絶好のデキに見えました。レースは、後方4番手追走から、直線外に持ち出して、勝ち馬と同じ上がり33.5秒の末脚で豪快に伸び、シンハライトにクビ差まで迫りました。フローラSレコード勝ちの実力は本物でしたね。こちらも素晴らしい走りを見せてくれました。

チェッキーノ
父キングカメハメハ 母ハッピーパス(母の父サンデーサイレンス)
2013年2月8日生 牝3 美浦・藤沢和雄厩舎
5戦3勝(2016年5月22日現在)
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3着は、5番人気のビッシュが健闘。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが、落ち着いて周回していました。レースは前走のような最後方からではなく、果敢に先行すると直線内から鋭く伸びて、いったんは先頭に立つ場面もある見せ場十分の走りを見せてくれました。本日5勝のルメール騎手、流石の好騎乗でした。

ビッシュ
父ディープインパクト 母バランセラ(母の父Acatenango)
2013年1月16日生 牝3 美浦・鹿戸雄一厩舎
4戦2勝(2016年5月22日現在)
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なお、3番人気10着のエンジェルフェイス、4番人気11着のアットザシーサイドはパドックで落ち着きがなく、あまり良く見えませんでしたが、案の定、共に見せ場なく終わってしまいました。期待に応えられなかったのは残念でした。

それでは最後に見事優勝したシンハライトちゃんを掲載します。

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パドックは、入ってきた最初こそ小走りになる場面がありましたが、ほどなく落ち着きました。眼光鋭く、力強い歩様も目に付き、単複で大勝負したくなるほどの素晴らしい雰囲気でした。

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鞍上の池添謙一騎手は2008年トールポピー以来となるオークス2勝目。なお、レース後のインタビューで「ゲートを出て一歩目が遅く本当は中団からと思っていたのですが、後方の位置取りになってしまった。内枠でしたし、石坂先生からも『枠を生かした競馬を』と言われていましたから、内で折り合って進みました。直線はどこに行こうかと思いましたが、外に出す事は考えていませんでしたし、真ん中をつきました。途中他の馬に迷惑をかけて反省しています。そこを抜いてからは、前方に馬を見ながら必死に追いました。抜いてくれてすごい馬だなと思いました。」とコメントしていました。

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ウイニングラン中のシンハライトちゃんと池添謙一騎手です。池添騎手は、今年の春のGI惜敗続き、今日も苦しい競馬だっただけに、喜びを爆発させていました。

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石坂正厩舎はジェンティルドンナ以来となるオークス2勝目となりました。なお、ディープインパクト産駒は史上8頭目のクラシック通算10勝目で、オークスは昨年のミッキークイーンに続く連覇となりました。

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桜花賞のわずか2センチ差に泣いた無念を見事晴らしましたね。GI初制覇、本当におめでとうございました!

シンハライト
父ディープインパクト 母シンハリーズ(母の父Singspiel)
2013年4月11日生 牝3 黒鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・石坂正厩舎
5戦4勝(2016年5月22日現在)
(重賞勝利)2016年オークス(GI)、チューリップ賞(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2016-05-22 23:39 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 15日

恐るべし7歳牝馬!ヴィクトリアマイルはストレイトガールがレースレコードで連覇達成

今日、東京競馬場では素晴らしい好天の下、春の古馬牝馬の頂点を競うヴィクトリアマイル(GI、4歳上牝・芝1600m)が行われました。レースは、戸崎圭太騎手騎乗の7番人気ストレイトガールが中団追走から直線内から鋭く伸び、後方から追い込んだ1番人気ミッキークイーンに2 1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆ヴィクトリアマイル結果
1着 ストレイトガール (戸 崎) 1'31'5(良)レースレコード
2着▲ミッキークイーン (浜 中) 2 1/2
3着○ショウナンパンドラ(池 添) ハナ
4着△スマートレイアー (武 豊) 1 1/4
5着△ルージュバック  (C.ルメール) ハナ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ウインプリメーラ  B
  普通、時折小走り
2 スマートレイアー  B
  普通
3 シャルール     C
  落ち着きなし
4 ウリウリ      B
  2人引き、普通
5 レッドリヴェール  B
  普通
6 マジックタイム   C
  落ち着きなし
7 ルージュバック   B
  2人引き、時折小走り
8 メイショウマンボ  B
  普通
9 カフェブリリアント B
  普通
10 ミッキークイーン  B
  普通、やや小走り
11 レッツゴードンキ  B
  普通
12 クイーンズリング  B
  普通
13 ストレイトガール  B
  2人引き、普通
14 ウキヨノカゼ    C
  落ち着きなし
15 ショウナンパンドラ A
  首を下げ気味も後肢の踏み込みの力強さ目に付く
16 シュンドルボン   B
  普通
17 トーセンビクトリー B
  普通
18 ショウナンアデラ  B
  2人引き、普通

今年のヴィクトリアマイルは、レース史上初のGIホース7頭、重賞勝ち馬16頭が出走、春の牝馬王者を決めるに相応しい素晴らしいメンバーが揃いました。人気は昨年の牝馬二冠馬ミッキークイーンが単勝3.4倍で1番人気。昨年のジャパンCを制したショウナンパンドラが4.4倍で2番人気。マイル重賞2連勝中のスマートレイアーが7.0倍で3番人気。昨年のオークス2着馬ルージュバックが8.6倍で4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、これら人気馬をおさえて勝ったのは、昨年覇者でありながら7番人気と人気を落としていた7歳の古豪ストレイトガールでした。

ストレイトガールのパドックは、さすが歴戦の強豪、2人引きでも落ち着いて周回していました。ただ、7歳牝馬でGIを勝った馬はいませんし、ピークは過ぎただろうという先入観は正直ありました。レースは、まずレッドリヴェールが逃げ、4コーナー手前ではカフェブリリアントが代わって先頭に立ち1000m通過57.2秒とかなりのハイペースになりました。ストレイトガールは、この速い流れを中団の内で楽な手応えで追走すると、最後の直線、内からあっという間に抜け出して、残り200mからは完全に独走。追い込んできた人気馬達を楽々完封する圧巻の走りで、連覇を達成しました。衰え知らずのスピード能力にただただ脱帽です。無印にして本当に申し訳ないと彼女には謝りたいですね。マイル以下では最強牝馬であることを改めて証明した見事な走りを見せてくれました。

2着は、1番人気のミッキークイーン。パドックは、時折小走りになる場面もありましたが、まずまず落ち着いて周回していました。レースは、後方7番手から直線内を突いて、上がり33.6秒の末脚でよく伸びてきましたが、彼女より前にいたストレイトガールが彼女を上回る上がり33.4秒を記録しては手も足も出ず、今日のところは完敗でした。

ミッキークイーン
父ディープインパクト 母ミュージカルウェイ(母の父Gold Away)
2012年2月8日生 牝4 栗東・池江泰寿厩舎
10戦4勝(2016年5月15日現在)
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3着は、2番人気のショウナンパンドラ。パドックは、いつも良く見せる馬ですが、今日も後脚の力強い踏み込みは素晴らしく、大変良く見せていました。ただ、レースは1年振りのマイル戦ということで追走に苦しむ場面があり後方5番手からの競馬。直線は大外を上がり33.5秒の末脚で追い込んできたものの2着争いが精一杯でした。

ショウナンパンドラ
父ディープインパクト 母キューティゴールド(母の父フレンチデピュティ)
2011年3月10日生 牝5 栗東・高野友和厩舎
18戦5勝(2016年5月15日現在)
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なお、3番人気のスマートレイアーは、ここ2戦のように逃げることはできませんでしたが、先行した馬では唯一バテずに4着に粘りました。力は出し切ったと思います。

それでは、最後に見事優勝したストレイトガールちゃんを掲載します。

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パドックは、気合を表に出していた昨年と比べると落ち着いて周回していました。気合いを出さなくなっても問題なかったですね。

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鞍上の戸崎圭太騎手は、昨年に続くヴィクトリアマイル連覇達成。レース後のインタビューでは「手応えが抜群で、いい感じで直線に向きました。前回はこの馬らしいレースが出来ませんでしたが、一回叩いて変わってきていました。よく頑張ってくれて、頭が下がる思いです。この先もまだまだ活躍できると思います。」とコメントしていました。

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ウイニングラン中のストレイトガールと戸崎騎手です。大きく手を振り上げてのガッツポーズ!本当に嬉しそうでした^^

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藤原英昭厩舎は、3度目のヴィクトリアマイル制覇。本当にGIの大舞台できっちり仕上げるのが上手な厩舎ですね。なお、1'31'5の勝ち時計は、2011年アパパネ、昨年の自身が記録したヴィクトリアマイルのレースレコードを0.3秒上回る驚異的なタイムでした。

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7歳牝馬のGI制覇は史上初の快挙。圧倒的なスピードがまだまだ健在とは本当に頭が下がります。引退撤回した甲斐もありましたね。GI3勝目、本当におめでとうございました!

ストレイトガール
父フジキセキ 母ネヴァーピリオド(母の父タイキシャトル)
2009年3月12日生 牝6 鹿毛 浦河・岡本牧場生産 栗東・藤原英昭厩舎
(通算成績)31戦11勝
(重賞勝利)2016年、2015年ヴィクトリアマイル(GI)、2015年スプリンターズS(GI)、2014年シルクロードS(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2016-05-15 23:59 | 16年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)