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カテゴリ:15年GI優勝馬写真( 13 )


2016年 01月 06日

2015年度JRA賞発表、年度代表馬はモーリス

今日、JRAは「2015年度JRA賞」の選考委員会を開き、年度代表馬にモーリス号を選出しました。競走馬部門の受賞馬は以下のとおりです。未公開写真と共にお楽しみください^^


年度代表馬・最優秀短距離馬 モーリス(撮影日2015年6月7日・安田記念)
父スクリーンヒーロー 母メジロフランシス(母の父カーネギー)
2011年3月2日生 牡4 鹿毛 日高・戸川牧場生産 美浦・堀宣行厩舎
(2015年成績)6戦6勝
(2015年重賞勝利)香港マイル(香港G1)、マイルCS(GI)、安田記念(GI)、ダービー卿CT(GIII)
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最優秀2歳牡馬 リオンディーズ
父キングカメハメハ 母シーザリオ(母の父スペシャルウィーク)
2013年1月29日生 牡2 黒鹿毛 安平町・ノーザンファーム生産 栗東・角居勝彦厩舎
(2015年成績)2戦2勝
(2015年重賞勝利)朝日杯フューチュリティS(GI)

最優秀2歳牝馬 メジャーエンブレム(撮影日2015年10月31日・アルテミスS)
父ダイワメジャー 母キャッチータイトル(母の父オペラハウス)
2013年3月26日生 牝2 栗毛 安平町・ノーザンファーム生産 美浦・田村康仁厩舎
(2015年成績)4戦3勝
(2015年重賞勝利)阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)
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最優秀3歳牡馬 ドゥラメンテ(撮影日2015年5月31日・日本ダービー)
父キングカメハメハ 母アドマイヤグルーヴ(母の父サンデーサイレンス)
2012年3月22日生 牡3 安平・ノーザンファーム生産 美浦・堀宣行厩舎
(2015年成績)4戦3勝
(2015年重賞勝利)日本ダービー(GI)、皐月賞(GI)
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最優秀3歳牝馬 ミッキークイーン(撮影日2015年5月24日・オークス)
父ディープインパクト 母ミュージカルウェイ(母の父Gold Away)
2012年2月8日生 牝3 鹿毛 安平町・ノーザンファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
(2015年成績)6戦3勝
(2015年重賞勝利)オークス(GI)、秋華賞(GI)
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最優秀4歳以上牡馬 ラブリーデイ(撮影日2015年11月1日・天皇賞・秋)
父キングカメハメハ 母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)
2010年1月30日生 牡5 黒鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
(2015年成績)10戦6勝
(2015年重賞勝利)天皇賞・秋(GI)、宝塚記念(GI)、京都大賞典(GII)、京都記念(GII)、鳴尾記念(GIII)、中山金杯(GIII)
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最優秀4歳以上牝馬 ショウナンパンドラ(撮影日2015年11月29日・ジャパンC)
父ディープインパクト 母キューティゴールド(母の父フレンチデピュティ)
2011年3月10日生 牝4 鹿毛 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・高野友和厩舎
(2015年成績)6戦2勝
(2015年重賞勝利)ジャパンC(GI)、オールカマー(GII)
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最優秀ダートホース コパノリッキー(撮影日2015年2月22日・フェブラリーS)
父ゴールドアリュール 母コパノニキータ(母の父ティンバーカントリー)
2010年3月24日生 牡5 栗毛 日高・ヤナガワ牧場生産 栗東・村山明厩舎
(2015年成績)6戦3勝
(重賞勝利)フェブラリーS(GI)、JBCクラシック(JpnI)、東海S(GII)
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最優秀障害馬 アップトゥデイト
父クロフネ 母リニアミューズ(母の父トニービン)
2010年2月18日生 牡5 芦毛 新冠町・(株)ノースヒルズ生産 栗東・佐々木晶三厩舎
(2015年成績)5戦3勝
(2015年重賞勝利)中山大障害(J・GI)、中山グランドジャンプ(J・GI)、小倉サマージャンプ(J・GIII)


国内外のマイルGI3勝を含む6戦6勝と完璧な成績を収めたモーリスが、最優秀短距離馬と併せて年度代表馬に輝きました。香港マイル制覇がなければラブリーデイが有力だったと思いますが、国内外でパーフェクトな成績を挙げたことですし、文句なしの選出と言えるでしょう。

年の初めの中山金杯Vから有馬記念まで1年間良く頑張ったラブリーデイは最優秀4歳以上牡馬で選出。無冠にならなくて良かったです。

逆に気の毒だったのはスプリンターズSとヴィクトリアマイルを勝ちながら無冠のストレイトガール。最優秀4歳以上牝馬には古馬最高峰のレース・ジャパンC勝ちのショウナンパンドラが、最優秀短距離馬には春秋マイルGI連覇のモーリスがいたのは不運でした。ファンとして彼女の活躍は忘れずに覚えておこうと思います。

最も難解だった最優秀ダートホースは2015年のGI級タイトル最多のコパノリッキー。ただ、本当に最優秀、1番強かったか?と言われると、秋の成績を見る限り微妙なところです。

なお、受賞馬は全て今年も現役を続行ということで、引き続き活躍が期待されます。今年も競馬界の主役として頑張ってほしいと思います。受賞馬及び受賞馬の関係者の皆様、本当におめでとうございました!
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by Yuuichiro_K | 2016-01-06 21:09 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 29日

東京大賞典は、サウンドトゥルーが豪快に差し切り、待望のGI初制覇

今日、大井競馬場ではダート路線の1年を締めくくる大一番・東京大賞典(GI、3歳上・ダート2000m)が行われました。
レースは、大野拓弥騎手騎乗の3番人気サウンドトゥルーが、中団追走から直線外から鋭く伸び、2番手から抜け出した1番人気ホッコータルマエを一気に交わして、1 3/4馬身差をつけて優勝しました。

☆東京大賞典結果
1着▲サウンドトゥルー (大 野)2'03'0(良)
2着○ホッコータルマエ ( 幸 )1 3/4
3着 ワンダーアキュート(和 田)6
4着◎コパノリッキー  (武 豊)クビ
5着 ナムラビクター  (秋 山)1/2

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ナムラビクター   B
  普通
2 プレティオラス   B+
  時折首をぐっと下げ、気合いを秘めた力強い歩様
3 ユーセイクインサー B
  普通
4 ワンダーアキュート B+
  2人引き、いつもどおりやや首を上げながらも落ち着いて堂々と周回
5 サウンドトゥルー  A
  大変落ち着いて、力強い歩様。
6 ハッピースプリント B+
  落ち着いて伸びやかに周回
7 サミットストーン  B+
  昨年同様、やや首高も落ち着いて、力強い歩様
8 ケイアイレオーネ  B
  2人引き、普通
9 ファルコンクロウ  B
  普通
10 グランドシチー   B
  普通
11 コパノリッキー   B+
  大変落ち着いて、ゆったりと周回
12 ユーロビート    B
  2人引き、首高い、普通
13 ホッコータルマエ  B+
  落ち着き十分、相変わらず堂々と力強い歩様
14 タッチデュール   B
  普通

今年の東京大賞典は、3連覇&GI10勝目を狙うホッコータルマエが単勝2.3倍で1番人気。フェブラリーS(GI)の覇者コパノリッキーが単勝2.7倍で2番人気。前走チャンピオンズC(GI)でホッコータルマエ、コパノリッキーに先着したサウンドトゥルーが単勝3.9倍で3番人気。この3頭が単勝10倍以下の人気を集め、3強対決が注目された一戦となりましたが、その3強対決を見事制したのは、サウンドトゥルーでした。

サウンドトゥルーのパドックは、落ち着き十分、力強い歩様が目につき、とても良く見えました。レースは、昨年同様、逃げたコパノリッキーをホッコータルマエがぴったりマークする展開となりましたが、2頭を焦って追うこともなく、中団でじっくり脚をためると、最後の直線外からメンバー中最速の上がり36.7秒の末脚を爆発させ、コパノリッキーを競り落としたホッコータルマエを一気に交わしての完勝となりました。前走チャンピオンズCでホッコータルマエ、コパノリッキーに先着したのは伊達ではなかったですね。2戦続けて2強に競り勝ったことで、ダート路線はいよいよ世代交代の時が来たようです。

2着は2番手から伸びた1番人気のホッコータルマエ。パドックは、相変わらず堂々と周回しており上々の気配でした。レースは逃げたコパノリッキーを徹底マーク、直線コパノリッキーを振り切って、そのまま逃げ込みを図りましたが、勝ち馬の鬼脚に屈しました。3着とは6馬身差をつけたように力は示しましたが、今日のところは勝ち馬に完敗でしたね。史上最多のGI10勝目の大記録達成ならず、残念でした。

ホッコータルマエ
父キングカメハメハ 母マダムチェロキー(母の父ティンバーカントリー)
2009年5月26日生 牡6 鹿毛 栗東・西浦勝一厩舎
34戦14勝(2015年12月29日現在)
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3着は、今日が引退レースだった9歳の古豪、6番人気のワンダーアキュートが大健闘。パドックは煩かった昔の頃とは違い、首を高くしながらも落ち着いて周回していました。レースは3番手追走の積極策。1・2着馬には離されたものの、2番人気のコパノリッキーを交わして3着入線したのはお見事でした。最後まで胸の熱くなる走りをありがとうと言いたいです。

ワンダーアキュート
父カリズマティック 母ワンダーヘリテージ(母の父Pleasant Tap)
2006年3月14日生 牡9 栗東・佐藤正雄厩舎
48戦13勝(2015年12月29日現在)
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なお、2番人気のコパノリッキーは4着。パドックの気配は悪くなかったと思いますが、ホッコータルマエに終始プレッシャーをかけられ厳しい展開になったのが敗因でしょう。今秋、同舞台のJBCクラシックではサウンドトゥルー、ホッコータルマエ相手に完勝していただけに悔しい敗戦となりました。

それでは最後に見事優勝したサウンドトゥルー君を掲載します。

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パドックは、本格化してから初めて生で見ましたが、落ち着き十分、力強い歩様でとても良く見えました。絶好のデキだったと思います。

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鞍上の大野拓弥騎手は、嬉しい交流GI初制覇を飾りました。レース後のインタビューで「東京大賞典を勝てて夢のよう。ここ2戦は勝ちきれず歯がゆかったが、今日は綺麗に差し切ってくれて嬉しい。地方だと、ある程度の位置がとれるので、大体イメージ通りに乗れた。直線、楽に届くかと思いましたがホッコータルマエがしぶとく、最後は一杯一杯でした。夏の時点では、GIを勝てるとは思っていませんでしたが、一戦一戦、強い馬と戦い、思った以上に力をつけてくれた。来年は受けて立つ立場になるので人馬共にパワーアップして頑張りたいです」とコメントしていました。

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サウンドトゥルーを管理する高木登厩舎も嬉しい東京大賞典初制覇となりました。高木師は、レース後のインタビューで「ずっと良い状態をキープしていて、問題無いと思っていた。ここ2戦、悔しい思いをしていましたが、勝てる力はあると思っていました。追走に苦労してたから、最後はどうなるかと思いましたし、直線は力が入りました。何とかうまく、ギリギリかわせましたね。馬が柔らかくなり、使っての反動が無くなったことが、良くなったところです。今後については、馬の様子を見て考えます」とコメントしていました。

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ダート路線は関東馬が劣勢なだけに、GIホース誕生は嬉しいですね。来年はノンコノユメと共にダート界を引っ張る存在になると思います。今後の活躍がますます楽しみです。今日は初GI制覇、本当におめでとうございました!

サウンドトゥルー
父フレンチデピュティ 母キョウエイトルース(母の父フジキセキ)
2010年5月15日生 騸5 栗毛 新ひだか町・岡田スタッド生産 美浦・高木登厩舎
32戦8勝(2015年12月29日現在)
(重賞勝利)2015年東京大賞典(GI)、日本テレビ盃(JpnII)
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by Yuuichiro_K | 2015-12-29 23:35 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 27日

有馬記念は、ゴールドアクターが4連勝で人馬共に悲願のGI初制覇!

今日、中山競馬場ではGIホース5頭、出走馬16頭中15頭が重賞勝ち馬という好メンバーが揃った大一番・節目の第60回目のグランプリ・有馬記念(GI)が行われました。
レースは、吉田隼人騎手騎乗の8番人気ゴールドアクターが、好位追走から直線力強く伸び、中団から追い込んできた5番人気サウンズオブアースの追撃をクビ差おさえ優勝しました。

☆有馬記念結果
1着◎ゴールドアクター (吉田隼) 2'33'0(良)
2着△サウンズオブアース(M.デムーロ) クビ
3着△キタサンブラック (横山典) 3/4
4着 マリアライト   (蛯 名) アタマ
5着▲ラブリーデイ   (川 田) 1/2

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 オーシャンブルー  B
  2人引き、普通
2 ヒットザターゲット B
  普通
3 ラストインパクト  B+
  落ち着いて周回。前走ジャパンC2着好走時と同じような雰囲気
4 ラブリーデイ    B
  普通、歩様の力強さはジャパンC、天皇賞の時より劣る
5 アドマイヤデウス  B+
  2人引きでも気合いを秘め力強い歩様
6 アルバート     B+
  2人引きでも落ち着いて周回
7 ゴールドアクター  B+
  2人引き、つる首、時折チャカつくも、前走アルゼンチン共和国杯より遙かに落ち着いて周回
8 ワンアンドオンリー B+
  落ち着いて力強い歩様
9 サウンズオブアース B+
  2人引き、今秋3戦目でも疲れは見せず元気良く周回
10 トーセンレーヴ   B
  2人引き、つる首、普通
11 キタサンブラック  B
  普通、時折小走りもいつものこと
12 リアファル     B+
  2人引き、いつももっと煩いが落ち着いて周回
13 ルージュバック   B+
  2人引き、落ち着いて堂々と周回
14 ダービーフィズ   B
  普通
15 ゴールドシップ   B+
  前走ジャパンC同様、大変落ち着いて周回
16 マリアライト    B
  普通、キビキビと周回

今年の有馬記念は、引退の花道を飾りたいファン投票1位のゴールドシップが1番人気。宝塚記念、天皇賞・秋の覇者ラブリーデイが2番人気。菊花賞を見せ場十分の3着で単騎逃げが予想されるリアファルが3番人気。今年の菊花賞馬キタサンブラックが4番人気。重賞未勝利も堅実な走りを続けているサウンズオブアースが5番人気。ここまでが単勝10倍を切る人気を集め、大混戦模様でしたが、これら人気馬を抑えて優勝したのは3連勝中の上がり馬・8番人気の伏兵ゴールドアクターでした。

ゴールドアクターのパドックは、多少小走りになる場面もありましたが、前走アルゼンチン共和国杯(GII)の時と比べれば遙かに落ち着きがありました。これなら力を出せると、安心して単複馬券で勝負できるくらいの好気配でした。
レースは、1コーナー手前では先頭に立つほどの好スタートを切ると、すっと下げて好位4番手からスムースにレースを進め、直線力強く末脚を伸ばして、先に抜け出したマリアライト、キタサンブラックを交わし、外から追い上げてきたサウンズオブアースの追撃を封じての快勝となりました。これまでGI未勝利の吉田隼人騎手でしたが、完璧な競馬をしてくれたと思います。人馬共に悲願の初GI制覇、本当におめでとうございました!

2着は、出走馬中唯一の重賞未勝利馬・5番人気のサウンズオブアースが健闘しました。パドックはいつも良く見せる馬ですが、今日も秋3戦目とは思えないくらい元気に周回していました。レースは、前半引っかかりそうになる場面もありましたが、直線は鋭く伸びて勝ち馬に首差まで迫りました。今秋絶好調のM.デムーロ騎手、さすがの好騎乗でした。

サウンズオブアース
父ネオユニヴァース 母ファーストバイオリン(母の父Dixieland Band)
2011年4月12日生 牡4 栗東・藤岡健一厩舎
15戦2勝(2015年12月27日現在)
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3着は4番人気の菊花賞馬キタサンブラック。パドックは、小走りになる場面もありましたが、これはいつものことで気合いを表に出して周回していました。レースは積極的にハナを奪い1000m通過62.4秒とスローペースで逃げて、直線もしぶとく粘りました。テン乗りの横山典弘でしたが上手くエスコートして今日も堅実な走りを見せてくれました。

キタサンブラック
父ブラックタイド 母シュガーハート(母の父サクラバクシンオー)
2012年3月10日生 牡3 栗東・清水久詞厩舎
8戦5勝(2015年12月27日現在)
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なお、1番人気のゴールドシップは8着。今日もゲートは出たもののダッシュがつかず最後方からの競馬で、4コーナー手前で大捲りしてスタンドを大いに盛り上げたものの、そこから末脚は不発に終わり引退の花道とはいきませんでした。馬の雰囲気は良かったですが、おそらくピークが過ぎていたのだと思います。

2番人気のラブリーデイは5着。パドックは正直天皇賞、ジャパンCの時より気配は落ちていた感じがありました。距離延長もマイナスだったようで、少し慎重なレースをして届かなかった印象です。

3番人気のリアファルはまさかの最下位。パドックは、いつもより落ち着きがあったように見えたので意外な凡走でした。逃げ馬の宿命とはいえ、捕まってからバッタリ止まったのは案外でした。1~3番人気は期待に応えることができず残念でした。

他では大外枠の不利を克服して4着のマリアライトは大健闘といって良いでしょう。どの馬にもチャンスがあったと思われる今年の有馬記念でしたが、上位4頭はいずれも騎手の好騎乗が光った、そんな一戦だったように感じました。

それでは最後に見事優勝したゴールドアクター君を掲載します。

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パドックは、時折小走りになる場面がありましたが、前走、アルゼンチン共和国杯の時よりは落ち着いて周回していました。気合いを表に出すタイプです。

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これまでゴールドアクターとコンビを組んで6戦5勝3着1回と結果を残してきた吉田隼人騎手は、今日も愛馬の力を存分に引き出して、デビュー12年目で悲願の初GI制覇を飾りました。レース後のインタビューでは「この馬に乗って中山で走るのは初めてでしたが、コース相性はいいと思っていましたし、いい枠も引けて、イメージ通りの競馬ができました。抜け出してからは早くゴールが来いと思いながら追いました。」とコメントしていました。

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ゴールドアクターを管理する中川公成厩舎も開業11年目で悲願の初GI制覇となりました。

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関東馬の有馬記念制覇は、2007年マツリダゴッホ以来、8年振りの勝利でした。なお、中川調教師はレース後のインタビューで「まだ実感がわきませんね。レースに関してはゲートが開いてみないとわかりませんが、道中は思い通りにいい感じで運べていました。直線は力が入りましたね。来年は春の天皇賞を目標にやっていきたいと思います。」とコメントしていました。

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父スクリーンヒーローもアルゼンチン共和国杯制覇の次走ジャパンCを勝って一気に頂点に立ちましたが、息子も続きましたね!また、有馬記念を連覇した祖父グラスワンダーの血が再びこの有馬記念という大舞台で輝いたのは本当に感慨深いものがあります。4連勝での初GI制覇、おめでとうございました!

ゴールドアクター
父スクリーンヒーロー 母ヘイロンシン(母の父キョウワアリシバ)
2011年5月18日生 牡4 青鹿毛 新冠・北勝ファーム生産 美浦・中川公成厩舎
13戦7勝(2015年12月28日現在)
(重賞勝利)2015年有馬記念(GI)、アルゼンチン共和国杯(GII)
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by Yuuichiro_K | 2015-12-27 23:59 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 29日

牝馬の時代は続く、ジャパンCはショウナンパンドラがGI2勝目を飾る

今日、東京競馬場では国内外のGIホース9頭を含む好メンバーが揃った大一番・ジャパンC(GI)が行われました。
レースは、池添謙一騎手騎乗の4番人気ショウナンパンドラが、後方追走から直線馬群を割って鋭く伸び、同じく後方から内をついて伸びた7番人気ラストインパクトをクビ差おさえて優勝しました。

☆ジャパンC結果
1着▲ショウナンパンドラ(池 添) 2'24'7(良)
2着△ラストインパクト (R.ムーア ) クビ
3着○ラブリーデイ   (川 田) クビ
4着 ジャングルクルーズ(北村宏) 1 1/4
5着△サウンズオブアース(M.デムーロ)ハナ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 ラブリーデイ     B+
  落ち着いて周回、天皇賞と同じような雰囲気。  
2 トリップトゥパリス  B
  普通
3 ワンアンドオンリー  B
  普通、以前よりも落ち着いて周回
4 ジャングルクルーズ  B
  普通
5 ペルーサ       B
  普通
6 ラストインパクト   B
  時折小走りも天皇賞よりは落ち着いて周回
7 ショウナンバッハ   B
  普通
8 イラプト       B
  普通
9 ダービーフィズ    B
  普通
10 サウンズオブアース  B+
  2人引きでも落ち着いて力強い歩様
11 ミッキークイーン   C
  落ち着きを欠く
12 ゴールドシップ    B+
  2人引き、久々でも大変落ち着いて周回
13 ヒットザターゲット  B
  普通
14 イトウ        B
  2人引き、普通
15 ショウナンパンドラ  B+
  2人引き、相変わらず迫力のある好馬体、動きも力強い
16 カレンミロティック  B
  普通
17 アドマイヤデウス   B+
  2人引き、前走天皇賞の時よりも力強い歩様
18 ナイトフラワー    B
  普通

今年のジャパンCは、GI連勝を含む重賞4連勝中のラブリーデイが1番人気。宝塚記念以来もGI6勝の実績断然のゴールドシップが2番人気。今年の3歳牝馬GI2勝のミッキークイーンが3番人気と、ここまでが単勝5倍以内の人気を集めました。しかし、そんな複数GIを勝っていた実績馬をおさえ見事勝利したのは、前走天皇賞・秋でメンバー中最速の上がりタイムを記録しながら4着に敗れていた4番人気ショウナンパンドラでした。

ショウナンパンドラのパドックは、オールカマー、天皇賞同様、落ち着いて力強い歩様で、相変わらず良く見せていました。レースは、カレンミロティックが1000m通過59.3秒と緩めずに逃げる中、後方でじっくり脚をためると、直線は前走のように進路を大外に振ることなく前が開くまで我慢。前が開いてからは先に抜け出したラブリーデイを目標に激しく追い、鮮やかに差し切りました。馬の状態も良かったですが、前走の反省を生かして能力を引き出した鞍上の池添騎手の好騎乗が光りました。

2着は6番人気のラストインパクトが健闘。パドックは時折小走りになる場面はありましたが、前走より落ち着きがあるように見えました。レースは勝ち馬とほぼ同じ位置から直線内を突いて鋭く伸び、もう少しで大金星でしたね。前走の天皇賞は前が壁になって全くレースにならなかったのですが、乗り替わったR.ムーア騎手の素晴らしい好騎乗(本日4勝と絶好調)でようやく本来の実力を出してくれました。

ラストインパクト
父ディープインパクト 母スペリオルパール(母の父ティンバーカントリー)
2010年1月21日生 牡5 栗東・松田博資厩舎
24戦7勝(2015年11月29日現在)
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3着は、1番人気のラブリーデイ。パドックは相変わらず落ち着いて周回、天皇賞のデキをキープしているように見えました。レースは好位からレースを進め、正攻法の競馬で直線早めに抜け出したものの、今日はゴール手前で差されてしまいました。他馬の目標となって早めに動かざるを得なかったことが敗因でしょうか。それでも良く頑張ったと思います。

ラブリーデイ
父キングカメハメハ 母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)
2010年1月30日生 牡5 栗東・池江泰寿厩舎
26戦9勝(2015年11月29日現在)
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なお、2番人気のゴールドシップは、休み明けでもパドックの馬の雰囲気は良く見えたのですが、レースはゲートこそ普通に出たものの、行き脚がつかず4角で早めに動いた分、直線は伸びを欠き10着。個人的に期待していた3番人気ミッキークイーンは、パドックで落ち着きがなくあまり良く見えなかったのですが、案の定、直線は伸びを欠き8着と共に人気を裏切ったのは残念でした。

また、いずれもG1ホースだった外国馬4頭は、イラプトの6着が最高と見せ場なし。皆、若い実力馬で期待されていただけにこちらも残念な結果でした。

それでは最後に見事優勝したショウナンパンドラちゃんを掲載します。

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パドックは、オールカマー、天皇賞の時同様、落ち着き十分。好馬体で良く見えました。

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鞍上の池添騎手は、レース後のインタビューで「最高の状態に仕上げてくれたので、僕はしっかり乗るだけでした。天皇賞と同じ馬番で競馬の神様に試されているような気がしてレースに臨みました。馬が成長して、体質が強くなって充実しています。ラブリーデイには宝塚記念、天皇賞と負けていたので、今日は交わしてくれと思いながら乗りました。GI自体、久々で、勝つ味を忘れかけていました。最高です」とコメントしていました。

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池添謙一騎手、高野友和厩舎は、共に嬉しいジャパンC初制覇となりました。

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近年、ジャパンCは牝馬が強い傾向ですが、これで過去10年で5勝目となりました。また、今日ワンツーフィニッシュを決めた父ディープインパクトは早くも産駒がジャパンC3勝目を飾りました。

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強い牝馬の時代は続きますねー。昨年の秋華賞馬が一段と力をつけての世界制覇、見事です。久しぶりのGI2勝目、本当におめでとうございました!

ショウナンパンドラ
父ディープインパクト 母キューティゴールド(母の父フレンチデピュティ)
2011年3月10日生 牝4 鹿毛 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・高野友和厩舎
16戦5勝(2015年11月29日現在)
(重賞勝利)2015年ジャパンC(GI)、2014年秋華賞(GI)、2015年オールカマー(GII)
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by Yuuichiro_K | 2015-11-29 22:28 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 01日

強さは本物!天皇賞・秋はラブリーデイが重賞4連勝でGI2勝目を飾る

今日の東京競馬場は、気持ちの良い爽やかな秋晴れとなりました。絶好のコンディションの下、秋の中距離王決定戦・天皇賞・秋(GI)が行われました。
レースは、浜中俊騎手騎乗の1番人気ラブリーデイが4番手追走から直線早めに抜け出し、後方から追い込んだ10番人気ステファノスに1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆天皇賞・秋結果
1着◎ラブリーデイ   (浜 中) 1'58'4(良)
2着 ステファノス   (戸 崎) 1/2
3着 イスラボニータ  (蛯 名) 3/4
4着○ショウナンパンドラ(池 添) ハナ
5着 アンビシャス   (M.デムーロ)クビ

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ディサイファ    B
  普通
2 アンビシャス    B
  普通、時折小走り
3 サトノクラウン   B+
  2人引き、気合を秘めた良い雰囲気
4 ダコール      B
  普通
5 クラレント     B
  普通
6 カレンミロティック B
  普通
7 ラストインパクト  C
  落ち着きなし
8 ラブリーデイ    B+
  2人引き、落ち着いて力強い歩様。優勝した京都大賞典の状態をキープ
9 エイシンヒカリ   C
  首を激しく振り、前走毎日王冠の時以上に落ち着きなし
10 ペルーサ      B
  普通、時折小走り
11 ワンアンドオンリー B
  普通
12 ダービーフィズ   B
  普通
13 ヴァンセンヌ    B+
  いつもどおりパドックの外を大きく周回
14 ステファノス    B+
  2人引き。前走、毎日王冠の時より力強い歩様
15 ショウナンパンドラ A
  落ち着いて力強い歩様が大変目に付く
16 イスラボニータ   B
  普通
17 スピルバーグ    B
  普通、時折小走り、前年の秋より踏み込み弱い
18 アドマイヤデウス  B
  普通、二人引き、時折小走り

今年の天皇賞・秋は、今年に入ってGI宝塚記念を含む重賞5勝と完全に本格化したラブリーデイが1番人気。名手・武豊騎手とのコンビで逃げて重賞連勝中のエイシンヒカリが2番人気。札幌記念の覇者ディサイファが3番人気。前走毎日王冠で出遅れながらメンバー中最速の脚を使った3歳馬アンビシャスが4番人気。オールカマーの覇者ショウナンパンドラが5番人気。ここまでが単勝10倍を切る人気を集め混戦模様でしたが、勝ったのは1番人気・ラブリーデイでした。

ラブリーデイのパドックは、テレビ観戦でチェックした前走・京都大賞典(GII)優勝時同様、2人引きでも落ち着いて力強い歩様を見せ、良い雰囲気で周回していました。
レースは、逃げると思われたエイシンヒカリのハナを叩いてクラレントが1000m通過60.6秒と昨年並みのスローペースで逃げる展開となりましたが、ラブリーデイは逃げ馬から差のない4番手の絶好位を行きたがるのを上手くなだめながら追走。直線は楽な手ごたえで先行馬を楽々捕らえ早めに抜け出し、後続の追い上げを完封する着差以上に強い競馬で快勝となりました。主戦の川田騎手が騎乗停止で急遽コンビを組んだ浜中騎手でしたが、完璧な騎乗だったと思います。それにしても、今年のラブリーデイの充実ぶりは本当に凄いですね。昨年とは全く別馬のようです。GI2勝目、おめでとうございました!

2着は、10番人気の伏兵・ステファノスが大健闘。パドックは、前走毎日王冠(GII)の時よりも身のこなしがキビキビと力強く、一叩きしての上昇を感じ、昨日の予想では無印でしたが思わず馬券を買ってしまうほどの好気配でした。レースは後方でじっくり脚をため、直線外からメンバー中最速の上がり33.4秒の脚を繰り出しました。流石は香港GIで2着に好走した実力馬、改めて力を示してくれました。

ステファノス
父ディープインパクト 母ココシュニック(母の父クロフネ)
2011年2月13日生 牡4 栗東・藤原英昭厩舎
14戦4勝(2015年11月1日現在)
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3着は6番人気のイスラボニータが昨年に続く。パドックは1番人気に推された昨年ほどではないと見たのですが、先行した昨年とは違う差す競馬で結果を出したのは見事でしたね。この秋、故障から復帰後も崩れずに毎日王冠、天皇賞と連続3着、よく頑張っていると思います。

イスラボニータ
父フジキセキ 母イスラコジーン(母の父Cozzene)
2011年5月21日生 牡4 美浦・栗田博憲厩舎
13戦6勝(2015年11月1日現在)
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なお、2番人気のエイシンヒカリは9着。パドックは相変わらずイレ込みがきつかったです。レースは2番手追走も、結局逃げたクラレントにも後れをとる完敗。3番人気のディサイファは、2コーナーで5番手の絶好位にいたものの、4コーナーでは中団まで下がってしまい、そのまま見どころなく8着。4番人気アンビシャスは、パドックで煩いところを見せていましたが、レースも折り合いを欠く場面があり、直線伸び一息で5着。5番人気ショウナンパンドラは、パドックの気配は最高に良く見え、直線外からメンバー最速の上がり33.4秒の脚を繰り出したのですが、外枠で距離のロスがあった分、届かず4着と惜しい競馬でした。


それでは、最後に見事優勝したラブリーデイ君を掲載します。

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パドックは、2人引きでも落ち着いて周回していました。良く見えた前走京都大賞典のデキを維持していたと思います。

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鞍上の浜中俊騎手は、天皇賞は嬉しい初制覇となりました。なお、レース後のインタビューでは「本当に強かったです。スタートもよかったですし、考えていた通りの位置取りでした。前半は行きたがっていたので、なだめるのに苦労しましたが、馬も何とか我慢してくれました。手応えがよく、少し早く先頭に立ってしまいそうでしたから、直線は追い出しを待ちました。最後は力強い脚でしたし、その強さを体感しながら乗っていました。」とコメントしていました。

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池江泰寿厩舎は、2011年トーセンジョーダン以来となる天皇賞2勝目。今年は早くもGI4勝、重賞10勝目を飾りました。

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池江泰寿調教師は、「強くなっていますし、浜中騎手も度胸ある騎乗で気持ちよかったです。まだ先があるので、それほど仕上げていませんが、秋2戦目としてはいい状態でした。馬が素晴らしく成長し、充実期に入っています。丈夫ですから、ローテーションもしっかりこなしてくれます。次はジャパンCを予定しています。一戦一戦、大事に仕上げてやっていきたいと思います。」とコメントしていました。

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これで今年は重賞6勝目と、疲れを見せることなく結果を出し続けるのは本当に素晴らしいです。宝塚記念に続くGI2勝目、本当におめでとうございました!

ラブリーデイ
父キングカメハメハ 母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)
2010年1月30日生 牡5 黒鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
25戦9勝(2015年11月1日現在)
(重賞勝利)2015年天皇賞・秋(GI)、宝塚記念(GI)、京都大賞典(GII)、京都記念(GII)、鳴尾記念(GIII)、中山金杯(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2015-11-01 23:11 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 04日

スプリンターズSはストレイトガールが制し、GI2連勝!

今日、中山競馬場では秋の短距離王を決めるグローバルスプリントチャレンジ第8戦・スプリンターズS(GI、3歳上・芝1200m)が行われました。レースは、1番人気に推された戸崎圭太騎手騎乗のストレイトガールが、後方追走から直線狭い馬群を割って一気に伸び、中団から伸びた11番人気サクラゴスペルに3/4馬身差をつけて優勝しました。

☆スプリンターズS結果
1着○ストレイトガール  (戸 崎)1'08'1(良)
2着 サクラゴスペル  (横山典)3/4
3着 ウキヨノカゼ   (四 位)クビ
4着▲ミッキーアイル  (浜 中)アタマ
5着△ウリウリ     (岩 田)クビ
 
パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)
 
1 リッチタペストリー B
  2人引き、普通
2 ストレイトガール  B
  2人引き、普通
3 リトルゲルダ    B
  普通
4 サクラゴスペル   B
  普通   
5 スギノエンデバー  B
  普通
6 ウキヨノカゼ    B
  2人引き、普通
7 ベルカント     C
  2人引き、落ち着きなし
8 アクサンムーン   B
  2人引き、普通
9 アクティブミノル  B
  普通
10 マジンプロスパー  
  出走取消
11 レッドオーヴァル  B
  普通
12 ウリウリ      B
  普通
13 ミッキーアイル   A
  休み明けでも落ち着いて力強い歩様
14 フラアンジェリコ  B
  普通 
15 コパノリチャード  B
  普通
16 ティーハーフ    B+
  落ち着いて力強い歩様

今年のスプリンターズSは、昨年2着馬ストレイトガールが4.4倍で1番人気。サマースプリントチャンピオンで重賞2連勝中のベルカントが4.6倍で2番人気。スプリント戦2戦2連対のウリウリが5.0倍で3番人気。春の高松宮記念(GI)3着馬・ミッキーアイルが6.5倍で4番人気と、4頭が単勝10倍を切る人気を集め混戦模様でしたが、勝ったのは1番人気のストレイトガールでした。

今日のストレイトガールのパドックは、2人引きでもまずまず落ち着いて周回していました。レースは、ハクサンムーンが1000m通過34.1秒とスローペースで逃げ、中団やや後ろからレースを進めた彼女にとっては直線ごちゃついて進路が狭くなる厳しい場面もありました。しかし、戸崎騎手が上手く進路を見つけると、馬群を切り裂くように素晴らしい末脚を繰り出し、一気に差し切ったのは本当にお見事でした。今春ヴィクトリアマイル(GI)で悲願の初GI制覇を飾ったのに続くGI2連勝、おめでとうございました!

2着は、11番人気の伏兵サクラゴスペル。パドックは、普通に落ち着いて周回していました。レースは、好位グループの直後からレースを進め、直線鋭く伸びました。これで中山コースは7戦5連対、休み明けは3戦3連対と素晴らしい成績。持ち時計のない彼にとってスローペースになったのも良かったのでしょう。7歳秋でも全く衰えない走り、本当にお見事でした。

サクラゴスペル
父サクラプレジデント 母サクラブルース(母の父Cure the Blues)
2008年4月4日生 牡7 美浦・尾関知人厩舎
31戦9勝(2015年10月4日現在)
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3着は、こちらも9番人気の人気薄ウキヨノカゼが健闘しました。パドックは2人引きでも落ち着いて周回していました。レースは後方4番手からメンバー中最速の上がり32.8秒の鬼脚を繰り出し、上位にに食い込みました。夏競馬の強さは本物でしたねえ。今後も短距離戦で目が離せない存在になりそうです。

ウキヨノカゼ
父オンファイア 母アドマイヤダッシュ(母の父フサイチコンコルド)
2010年3月30日生 牝5 美浦・菊沢隆徳厩舎
10戦4勝(2015年10月4日現在)
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なお、2番人気のベルカントは、パドックでメンバー中一番落ち着きがなく、良く見えなかったのですが、案の定いいところなく13着に大敗。3番人気ウリウリは後方からそれなりに伸びているものの5着まで。4番人気ミッキーアイルは、スローペースで行きたがった分、早め先頭も粘り切れず4着まで。いずれも期待に応えられなかったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したストレイトガールちゃんを掲載します。

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パドックは、2人引きでもまずまず落ち着いて周回していました。

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鞍上の戸崎騎手は、レース後のインタビューで「センスのいい馬だから出たなりで行った。手応えが抜群で気合いも乗っていたし、直線ではとてもいい切れ味でした。これまで1200mを中心に走っていて、その1200mのGIを勝つことができてとても嬉しいです」とコメントしていました。

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藤原英昭厩舎、鞍上の戸崎圭太騎手は、嬉しいスプリンターズS初制覇となりました。

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藤原師は、「もう一度、香港の強敵相手に挑戦したい。エアロヴェロシティには日本に来てまでやられているので、なんとか雪辱をと思っています。」とコメントしていました。

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国内最後のレースで、悲願のスプリントGI制覇となりました。ラストランの香港スプリントも頑張ってほしいと思います。今日は本当におめでとうございました!

ストレイトガール
父フジキセキ 母ネヴァーピリオド(母の父タイキシャトル)
2009年3月12日生 牝6 鹿毛 浦河・岡本牧場生産 栗東・藤原英昭厩舎
28戦10勝(2015年10月4日現在)
(重賞勝利)2015年スプリンターズS(GI)、ヴィクトリアマイル(GI)、2014年シルクロードS(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2015-10-04 22:09 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 07日

安田記念は、上がり馬モーリスが人気に応え4連勝でGI初制覇!

今日の東京競馬場は気持ちの良い爽やかな好天となり、素晴らしいコンディションの下、春のマイル王決定戦・安田記念(GI、3歳上・芝1600m)が行われました。
レースは、川田将雅騎手騎乗の1番人気モーリスが好位追走から直線早めに抜け出し、後方から追い込んだ3番人気ヴァンセンヌの追撃をクビ差おさえて優勝しました。

☆安田記念結果
1着◎モーリス     (川 田)1'32'0(良)
2着▲ヴァンセンヌ   (福 永)クビ
3着 クラレント    (田 辺)1 1/4
4着○フィエロ     (戸 崎)1 1/2
5着△ケイアイエレガント(吉田豊)3/4

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1サンライズメジャー B
 普通
2ダノンシャーク   B+
 2人引き、休み明けでも落ち着いて周回
3ダイワマッジョーレ B+
 落ち着いて力強い歩様
4メイショウマンボ  B
 普通
5ミッキーアイル   B
 普通
6モーリス      B
 2人引き、時折小走りや首を上げるなど煩い仕草
7サクラゴスペル   B
 普通
8レッドアリオン   B
 普通
9リアルインパクト  C
 落着きなし
10フィエロ      B+
 2人引きでも落ち着いて周回
11ブレイズアトレイル C
 2人引き、落着きなし
12クラレント     B
 普通
13ヴァンセンヌ    A
 力強い歩様でパドックの外々を大きく周回
14サトノギャラント  C
 落着きなし
15ケイアイエレガント B+
 落着き十分、前走VMと同じような雰囲気
16カレンブラックヒル B
 普通
17エキストラエンド  B+
 落ち着いて伸びやかな歩様


今年の安田記念は、前走ダービー卿CT(GIII)を圧巻の末脚で優勝したモーリスが1番人気。重賞未勝利馬ながら昨年のマイルCS(GI)で2着に好走したフィエロが2番人気。今年の東京新聞杯(GIII)優勝馬ヴァンセンヌが3番人気。昨年のNHKマイルC(GI)優勝馬ミッキーアイルが4番人気。昨年のマイルCS(GI)優勝馬ダノンシャークが5番人気。この5頭が単勝10倍以下の人気を集め、混戦模様でしたが、勝ったのは1番人気のモーリスでした。

モーリスのパドックは首を高く上げ、気合を表に出し煩いところを見せていましたが、イレ込みというほどではなかったです。レースは、リアルインパクトが1000m通過57.3秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、モーリスは心配された大きな出遅れもなく、早々と好位3・4番手につけると、直線半ばまでもったままの楽な手ごたえ。満を持して追い出すと、2番手から抜け出したケイアイエレガントを楽々交わして一気に先頭に立ち、最後は外から追い上げたヴァンセンヌの追撃も抑え込みました。今日は初のGI挑戦、実績のない左回りコースという不安もあったのですが、正攻法の競馬で勝ちきったのですから着差以上に強い内容だったと思います。

2着は、3番人気のヴァンセンヌ。パドックはいつも良く見せる馬ですが、今日もパドックを大きく周回、堂々と力強い歩様が大変目に付き、この大舞台のメンバーの中に入っても1番良く見えました。レースは後方追走から直線前が壁になる場面がありながら、メンバー中最速の上がり33.7秒の末脚を繰り出して勝ち馬を追い詰めました。敗れたとはいえ、こちらも強い競馬を見せてくれました。これまでマイルのベストタイムは1'35'3と速い持ち時計がない不安もありましたが、一気に3.3秒も縮めたのですからお見事でした。

ヴァンセンヌ
父ディープインパクト 母フラワーパーク(母の父ニホンピロウイナー)
2009年4月11日生 牡6 栗東・松永幹夫厩舎
13戦6勝(2015年6月7日現在)
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3着は、12番人気の伏兵クラレントが健闘。パドックは落ち着いて周回していました。レースは先行策から直線スムースに抜け出し、見せ場十分の走りを見せてくれました。メンバー最多の重賞6勝の実績馬も近走不振ですっかり人気を落していましたが、得意の東京コースで見事な復活を見せてくれました。2歳時から息の長い活躍、本当に素晴らしいですね。左回りならまだまだ一線級の実力馬であることを証明しました。

クラレント
父ダンスインザダーク 母エリモピクシー(母の父ダンシングブレーヴ)
2009年3月2日生 牡6 栗東・橋口弘次郎厩舎
28戦7勝(2015年6月7日現在)
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なお、2番人気のフィエロは、パドックの気配は悪くなかったと思いますが、勝ち馬をマークするようにレースを進めたものの伸び一息で4着。4番人気ミッキーアイルは好スタートを切ったのに無理に抑えて折り合いを欠き、控える競馬が裏目に出て見せ場なく15着惨敗。5番人気ダノンシャークは後方待機策も末脚不発で10着と見せ場なく終わったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したモーリス君を掲載します。

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パドックは、前述のとおり気合を表に出して周回していました。

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鞍上の川田将雅騎手は、モーリスとは11か月振りとなる久しぶりのコンビでしたが、出遅れ癖のあるモーリスを見事に御して栄冠に導きました。なお、レース後のインタビューでは「ゲートの中はいい体勢ではありませんでしたが、ゲートを出てくれたので、あとはリズムだけと思っていた。少し行きたがったが、よく我慢してくれました。直線ではケイアイエレガントが頑張ってくれていたので、いいタイミングで抜け出せました。楽に勝てるかと思いましたが、ヴァンセンヌが来ていたので、あとは何とか凌いでくれと追うばかりでした。久々に騎乗しましたが、たくましく成長していて、今日は強気に乗ることが出来ました。」とコメントしていました。

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ウイニングラン中のモーリスと川田将雅騎手です。川田将雅騎手は安田記念初制覇となりました。

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堀宣行厩舎は、先週の日本ダービーに続く2週連続のGI制覇。また、安田記念はリアルインパクト、ストロングリターンに続く3度目の制覇となりました。

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モーリスの父スクリーンヒーローは産駒初のGI制覇。祖父グラスワンダーと父の母の母ダイナアクトレスは、安田記念で2着に敗れており、長い時を越えてのリベンジを果たしたことになります。また、母の母は牝馬ながらアルゼンチン共和国杯とAJC杯を制した名牝メジロモントレー。オールドファンには懐かしい血が、再び花開いたのは嬉しかったです。今後の活躍も大いに期待したいと思います。4連勝で一気のGI初制覇、本当におめでとうございました!

モーリス
父スクリーンヒーロー 母メジロフランシス(母の父カーネギー)
2011年3月2日生 牡4 鹿毛 日高・戸川牧場生産 美浦・堀宣行厩舎
11戦6勝(2015年6月7日現在)
(重賞勝利)2015年安田記念(GI)、ダービー卿CT(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2015-06-07 23:22 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 31日

日本ダービーは、ドゥラメンテが圧倒的人気に応えダービーレコードで二冠達成!

今日の東京競馬場は前日の雨予報が一転、素晴らしい好天に恵まれ、気温30度を超える暑い陽射しが照りつける中、2012年生まれ6897頭のサラブレッドの頂点を決める競馬の祭典・日本ダービー(GI、3歳・芝2400m)が行われました。

レースは、M.デムーロ騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.9倍)に推された皐月賞馬ドゥラメンテが、中団追走から直線力強く伸び、内を突いて追い上げた5番人気サトノラーゼンに1 3/4馬身差をつけて優勝しました。

☆日本ダービー結果
1着◎ドゥラメンテ   (M.デムーロ)2'23'2(良)ダービーレコード
2着 サトノラーゼン  (岩 田) 1 3/4
3着▲サトノクラウン  (C.ルメール) ハナ
4着○リアルスティール (福 永) 2
5着 コメート     (嘉 藤) 3/4

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 サトノラーゼン   C
  落着きなし
2 タンタアレグリア  B+
  2人引きでも青葉賞同様落ち着いて伸びやかな歩様
3 コメート      B
  普通
4 グァンチャーレ   B
  普通
5 ダノンメジャー   B
  普通
6 ポルトドートウィユ B
  普通
7 レーヴミストラル  B
  普通
8 ベルラップ     B
  普通
9 コスモナインボール B
  普通
10 ミュゼエイリアン  C
  落着きなし
11 サトノクラウン   B+
  2人引き、時折小走りになるなど気合を表に出すも相変わらず後肢の踏み込み力強い
12 アダムスブリッジ  B
  2人引き、普通
13 リアルスティール  B+
  2人引き、皐月賞時より落着いて周回
14 ドゥラメンテ    B+
  多少小走りになるなど前回より気合を表に出すも、柔らかい身のこなし目に付く。
15 ミュゼスルタン   B
  2人引き、普通
16 スピリッツミノル  B
  普通
17 キタサンブラック  B
  2人引き、つる首で気合を表に出して周回
18 タガノエスプレッソ B
  普通、時折小走り

今年の日本ダービーは、皐月賞で圧巻の末脚を繰り出して完勝したドゥラメンテが圧倒的1番人気に推されましたが、期待どおりの素晴らしい走りで、見事二冠馬に輝きました。

ドゥラメンテのパドックは、皐月賞の時に見られた前足をかく仕草はなかったものの、時折小走りになる場面がありました。しかし、イレ込みというほどではなく、伸びやかに周回していました。

レースは、ミュゼエイリアンが1000m通過58.8秒とやや速いペースで逃げ、澱みのない流れとなりましたが、道中は心配された折り合いの不安を見せることなく中団をスムースに追走すると、直線は馬場の外から力強く伸びて先行馬群をあっという間に抜き去っての完勝となりました。なお、勝ち時計はドゥラメンテの父キングカメハメハ、ディープインパクトのレコードタイムを0.1秒塗り替える堂々のダービーレコード。着差以上の強さを感じさせる完勝劇でした。

2着は5番人気・京都新聞杯の覇者サトノラーゼンが健闘。パドックはメンバー中1番煩かったのですが、気合を表に出すタイプなんですね。レースは、勝ち馬とほぼ同じ位置からレースを進めると直線は内を突くロスのない競馬で堂々の銀メダルでした。岩田騎手得意のイン突きが光りました。

サトノラーゼン
父ディープインパクト 母トゥーピー(母の父Intikhab)
2012年3月13日生 牡3 栗東・池江泰寿厩舎
10戦3勝(2015年5月31日現在)
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3着は、3番人気のサトノクラウン。パドックは相変わらず良い雰囲気で力強い歩様を見せていました。レースはスタートで出負けして後方4番手追走となりましたが、直線外からメンバー中最速の上がり33.8秒の末脚を繰り出して上位に食い込みました。前走・皐月賞は不利もあって消化不良のレースでしたが、今日は皐月賞で1番人気に推された実力を発揮してくれたと思います。

サトノクラウン
父Marju 母ジョコンダII(母の父Rossini)
2012年3月10日生 牡3 美浦・堀宣行厩舎
5戦3勝(2015年5月31日現在)
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なお、2番人気リアルスティールは4着。パドックは皐月賞の時より落着きもあり良く見せていましたが、レースはスタート直後首を上げて折り合いを欠き、ドゥラメンテより後ろからの競馬。ドゥラメンテをマークしながらも直線一気に突き離されて万事休す、人気を裏切ったのは残念でした。

それにしても、今日は皐月賞の時のようなアクシデントもなく、全馬が力を出し切った素晴らしいダービーだったと思います。
それでは、最後に見事優勝したドゥラメンテ君を掲載します。

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パドックは、前かきする仕草はなくなったものの、時折小走りになる場面がありました。それでも歩様の堅さはなく、まずまず落ち着いて周回していました。

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鞍上のM・デムーロ騎手は、2003年ネオユニヴァース以来となるダービー2勝目。なお、レース後のインタビューでは「JRAのジョッキーとして、初めてダービーを勝つことができて本当に嬉しい。1番人気の馬というプレッシャーもありました。今日は少しテンションが高く、1~2コーナーまでかかっていました。その後は馬も落ち着いて、いいポジションでレースをすることができました。直線では他の馬にぶつけられましたが、手前を替えてからはすごい脚でした。皐月賞ではガッツポーズが早くてレコードタイムに届きませんでしたが、今日はこの馬の強さを示すことができました。秋も楽しみです。」とコメントしていました。

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ドゥラメンテは、父キングカメハメハに続く親子制覇達成となりました。また、堀宣行厩舎は日本ダービー初制覇。なお、3着にも同厩舎のサトノクラウンが入線、素晴らしいの一言です!

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ドゥラメンテは史上23頭目の二冠馬、関東馬としては1996年サニーブライアン以来となる久しぶりの快挙となりました。秋はシンボリルドルフ以来となる関東馬からの三冠馬を目指してほしいと思います。今日も強い競馬を見せてくれて本当にありがとう、おめでとうございました!

ドゥラメンテ
父キングカメハメハ 母アドマイヤグルーヴ(母の父サンデーサイレンス)
2012年3月22日生 牡3 安平・ノーザンファーム生産 美浦・堀宣行厩舎
6戦4勝(2015年5月31日現在)
(重賞勝利)2015年日本ダービー(GI)、皐月賞(GI)
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by Yuuichiro_K | 2015-05-31 23:59 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 24日

桜花賞除外の無念を晴らす快勝劇!オークスはミッキークイーンが重賞初制覇をGIで飾る

今日、東京競馬場では、心配された天気の崩れもなく好天の下、3歳牝馬クラシック第2弾・オークス(GI、3歳牝・芝2400m)が行われました。レースは、浜中俊騎手騎乗の3番人気ミッキークイーンが中団追走から直線外から鋭く伸びて、好位追走から先に抜け出した1番人気のルージュバックをゴール前で捕らえ、3/4馬身差をつけて優勝しました。

☆オークス結果
1着◎ミッキークイーン (浜 中)2'25'8(良)
2着△ルージュバック  (戸 崎)3/4
3着 クルミナル    (池 添)1/2
4着 アースライズ   (三 浦)2
5着 アンドリエッテ  (川 田)クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 レッツゴードンキ  B+
  時折小走りも、落ち着いて周回
2 マキシマムドパリ  B
  普通
3 トーセンナチュラル
  出走取消
4 ココロノアイ    B+
  時折小走りも、落ち着いて周回
5 シングウィズジョイ B
  普通
6 クイーンズリング  B
  やや落着きを欠く
7 キャットコイン   B
  やや落着きを欠く
8 ローテッド     C
  落着きなし
9 コンテッサトゥーレ B
  やや落ち着きを欠く
10 ミッキークイーン  B
  やや落ち着きを欠く
11 ペルフィカ     C
  落ち着きなし
12 アースライズ    C
  落着きなし
13 アンドリエッテ   B+
  落ち着いて力強い歩様
14 ルージュバック   B+
  2人引きでも落ち着いて力強い歩様
15 トーセンラーク   B
  普通
16 ノットフォーマル  B
  普通
17 クルミナル     B
  普通
18 ディアマイダーリン C
  落着きなし

今年のオークスは、前走桜花賞(GI)で圧倒的人気を集めながら9着に凡走したルージュバックが再び1番人気。桜花賞馬レッツゴードンキが2番人気。忘れな草賞の覇者ミッキークイーンが3番人気。チューリップ賞の覇者ココロノアイが4番人気。フィリーズレビューの覇者クィーンズリングが5番人気とここまでが単勝10倍を切る人気を集めました。そんな混戦模様のレースを制したのは、上位人気の1頭・ミッキークイーンでした。

ミッキークイーンのパドックは、以前クイーンC(GIII)で見た時より煩い所を見せていました。しかし結果的には、気合を表に出していたということなのでしょう。レースはノットフォーマルが1000m通過61.3秒とスローペースで逃げ、道中は多少力む仕草もありましたが、ほどなく中団でしっかり折り合ってレースを進めると、直線は外からメンバー中最速の上がり34.0秒の末脚を繰り出し、人気のルージュバックを並ぶまもなく一気に交わしたのはお見事でした。桜花賞は抽選で外れて出走が叶わなかった無念を晴らしましたね。初重賞制覇をGIで飾ったということで、本当におめでとうございました!

2着は1番人気のルージュバック。パドックは初めて生で見ましたが、2人引きでも落ち着いて堂々と周回、なかなか良く見えました。レースは好位追走から直線抜け出す正攻法の競馬で、戸崎騎手は前走の反省を生かし上手く乗ったと思います。今日のところは勝ち馬の切れ味が1枚上だったということでしょう。敗れたとはいえ強い内容の競馬でしたし、今日はルージュバックの力を出し切ってくれたと思います。

ルージュバック
父マンハッタンカフェ 母ジンジャーパンチ(母の父Awesome Again)
2012年4月22日生 牝3 美浦・大竹正博厩舎
5戦3勝(2015年5月24日現在)
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3着は、6番人気の桜花賞2着馬クルミナルが健闘。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが落ち着いて周回していました。しかし、ゲートになかなか入らずハラハラさせましたが、レースは勝ち馬とほぼ同じ位置から直線、ルージュバックと併せ馬の形でしっかり伸びてきました。桜花賞2着の実績は伊達ではなかったことを改めて証明しましたね。

クルミナル
父ディープインパクト 母クルソラ(母の父Candy Stripes)
2012年5月12日生 牝3 栗東・須貝尚介厩舎
5戦2勝(2015年5月24日現在)
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なお、2番人気のレッツゴードンキは、パドックはまずまず落ち着いて周回、決して悪い雰囲気ではありませんでしたが、道中は掛かり気味で直線伸びを欠き10着に敗退。4番人気ココロノアイは高速馬場の切れ味勝負が向かなかったのか7着、5番人気クイーンズリングは距離が長かったようで伸びを欠き9着と人気を裏切ったのは残念でした。

それでは最後に見事優勝したミッキークイーンちゃんを掲載します。

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パドックは、時折小走りになるなど、クイーンCの時より気合を表に出して周回していました。

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鞍上の浜中俊騎手は嬉しい牝馬クラシック初制覇となりました。なお、レース後のインタビューで「スタートが上手ではないので、そこだけ集中した。道中は折り合いをつけて、直線にかけようと思っていた。手応えはありましたし、追えばしっかりと伸びる馬なので、何とか交わしてくれという思いで追った。オークスはしっかりと結果を出したいという思いが強かったので良かった。」とコメントしていました。

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ウイニングラン中のミッキークイーンと浜中騎手です。

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池江泰寿厩舎はGI通算11勝目。意外にも牝馬GIは初制覇となりました。

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ディープインパクト産駒らしい鋭い決め手は本当に素晴らしいものがありますね。なお、勝ち時計はオークス史上2位の好時計でしたし、今後の活躍も本当に楽しみです。改めておめでとうございました!

ミッキークイーン
父ディープインパクト 母ミュージカルウェイ(母の父Gold Away)
2012年2月8日生 牝3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
5戦3勝(2015年5月24日現在)
(重賞勝利)2015年オークス(GI)
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by Yuuichiro_K | 2015-05-24 22:04 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 17日

GI史上最大の超大波乱3連単2070万!ヴィクトリアマイルはストレイトガールが悲願のGI初制覇

今日、東京競馬場では素晴らしい好天の下、春の古馬牝馬の頂点を競うヴィクトリアマイル(GI、4歳上牝・芝1600m)が行われました。レースは、戸崎圭太騎手騎乗の5番人気ストレイトガールが好位5番手追走から直線鋭く伸び、大逃げで粘るミナレットを2番手から交わして先頭に立った12番人気ケイアイエレガントをゴール寸前で頭差差し切り優勝しました。

☆ヴィクトリアマイル結果
1着 ストレイトガール (戸 崎) 1'31'9(良)
2着 ケイアイエレガント(吉田豊) アタマ
3着 ミナレット    (江田照) 1 3/4
4着 レッドリヴェール (C.ルメール) 1 1/2
5着△カフェブリリアント(福 永) クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 タガノエトワール  B
  普通
2 カフェブリリアント B+
  2人引きでも落ち着いて周回
3 スイートサルサ   B
  2人引き、やや首高い、普通
4 レッドリヴェール  B
  いつになく落ち着いて周回
5 ストレイトガール  B
  2人引き、普通
6 ディアデラマドレ  B
  時折小走り、普通
7 ケイアイエレガント B
  休み明けでも落ち着いて周回
8 バウンスシャッセ  B+
  落ち着いて伸びやかな歩様
9 ベルルミエール   B
  普通
10 ハナズゴール    C
  やや落着きなし
11 スマートレイアー  B+
  落ち着いて周回
12 アルマディヴァン  C
  落着きなし
13 メイショウマンボ  B
  普通
14 ウエスタンメルシー B
  普通
15 ヌーヴォレコルト  B
  2人引き、時折小走り
16 リトルゲルダ    B
  普通
17 ショウナンパンドラ B
  普通
18 ミナレット     B
  2人引きでも落ち着いて周回

今年のヴィクトリアマイルは、前走中山記念(GII)で強豪牡馬相手に優勝するなど、昨年のオークスから5戦連続重賞連対中のヌーヴォレコルトが圧倒的1番人気。昨年の府中牝馬S(GII)の覇者ディアデラマドレが2番人気、一昨年の2歳女王レッドリヴェールが3番人気、この3頭が単勝10倍を切る人気を集めましたが、人気馬は総崩れとなり3連単2070万5810円というJRAGI史上最高配当が飛び出す超大波乱となりました。

勝ったのは、前走高松宮記念(GI)で1番人気に推された実力馬ながら、今日は5番人気だったストレイトガール。パドックは2人引きで気合を表に出して周回していました。レースは、ミナレットが超ハイペースで逃げる流れを好位5番手でスムースに追走すると、最後の直線、完全な前残りとなり前2頭が抜け出す展開の中、ただ1頭後ろから鋭く脚を伸ばしてゴール直前で先に抜け出したケイアイエレガントを差し切りました。昨年から春秋スプリントGIで常に人気を集め、暮れの香港スプリント(GI)でも3着になるなど世界クラスの実力を示してきましたが、6度目のGI挑戦で悲願の初GI制覇となりました。前走の高松宮記念が13着と全くいいところがなかったので、力が落ちたのかなと予想では軽視してしまいましたが、彼女には謝りたいですね。スプリント戦のような厳しいハイペースの流れが彼女には向いたのかもしれませんが、文句のつけようのない素晴らしい走りを見せてくれました。

2着は、12番人気のケイアイエレガントが大健闘。パドックは、前走・京都牝馬S(GIII)を逃げ切って以来、約3ヶ月半振りのレースでしたが、落ち着いて周回していました。レースは離れた2番手をマイペースで追走、最後の直線、大逃げのミナレットを捕らえ、いったんは勝ったかと思われる場面もありましたが、惜しくもゴール直前で勝ち馬に交わされてしまいました。しかし、前走同様先行してしぶとい持ち味を存分に発揮、力を出し切ったいい走りを見せてくれました。

ケイアイエレガント
父キングカメハメハ 母ポストパレード(母の父A.P.Indy)
2009年3月28日生 牝6 美浦・尾形充弘厩舎
30戦7勝(2015年5月17日現在)
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3着は、最低18番人気(単勝291.8倍)のミナレットが大大大健闘!パドックは、2人引きでも落ち着いて周回していました。レースは思い切った大逃げで1000m通過56.9秒、1200m通過1'08'1、1400m通過は1'19'7と昨日の京王杯SCより早い時計で飛ばしながら3着に残ったのですから素晴らしかったです。穴男江田照男騎手の面目躍如、久しぶりに痛快な好騎乗を見せ、GI史上最高配当を演出しました。

ミナレット
父スズカマンボ 母ノワゼット(母の父ウォーニング)
2010年4月12日生 牝5 美浦・大和田成厩舎
34戦5勝(2015年5月17日現在)
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なお、圧倒的1番人気のヌーヴォレコルトは中団から伸び一息で6着に敗退。パドックは時折小走りになる場面がありましたが、これはいつものこと。しかし、レースは勝ち馬のすぐ後ろからレースを進めながら伸びを欠いたのは案外でした。スプリント戦のような激しい流れが向かなかったのでしょうか。2番人気のディアデラマドレは7着。レースはメンバー中最速の32.8秒を繰り出したものの、この馬も含め後方待機策をとった馬は全く勝負になりませんでしたね。

それにしても、近年はファンをうならせるような、思い切った騎乗シーンが少ない気がしていただけに、天皇賞の横山典弘騎手に続き、江田照男騎手が見せてくれた手綱さばきには大いに拍手を送りたいです。馬券は外したけど、実に面白いレースでした。

それでは、最後に見事優勝したストレイトガールちゃんを掲載します。

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パドックは、二人引きで気合を表に出して周回。多少力んでいる感じはしましたが、問題なかったですね。

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鞍上の戸崎圭太騎手は、ヴィクトリアマイル初制覇。レース後のインタビューでは「ここまで多くのGIに乗せてもらって結果を出せていなかったので、今日は本当に良かった。ゲートの出は一番かなというぐらい、いい出方をしてくれました。ペースは少し流れるかと思いましたが、いい位置で我慢してくれて、これでしっかりと伸びるだろうと思いました。前が結構しぶとく粘っていましたが、いい切れ味で馬に助けられました。センスのある馬で乗りやすく、強い競馬をしてくれました。距離も問題なくこなしています。」とコメントしていました。

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藤原英昭厩舎は、2008年エイジアンウインズに続く2度目のヴィクトリアマイル制覇。なお、1'31'9の勝ち時計は、2011年アパパネが記録したヴィクトリアマイルのレースレコードと同タイムの好時計でした。

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これまでGIでは惜敗が続いていただけに、本当に嬉しい勝利だと思います。6歳春の悲願のGI初制覇、本当におめでとうございました!

ストレイトガール
父フジキセキ 母ネヴァーピリオド(母の父タイキシャトル)
2009年3月12日生 牝6 鹿毛 浦河・岡本牧場生産 栗東・藤原英昭厩舎
(通算成績)26戦9勝
(重賞勝利)2015年ヴィクトリアマイル(GI)、2014年シルクロードS(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2015-05-17 22:52 | 15年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)