カテゴリ:14年GI優勝馬写真( 12 )


2015年 01月 06日

2014年度JRA賞発表、年度代表馬はジェンティルドンナ

今日、JRAは「2014年度JRA賞」の選考委員会を開き、年度代表馬にジェンティルドンナ号を選出しました。競走馬部門の受賞馬は以下のとおりです。未公開写真と共にお楽しみください^^


年度代表馬・最優秀4歳以上牝馬 ジェンティルドンナ(撮影日2014年12月28日・有馬記念)
父ディープインパクト 母ドナブリーニ(母の父Bertolini)
2009年2月20日生 牝5 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・石坂正厩舎
(2014年成績)6戦2勝
(2014年重賞勝利)有馬記念(GI)、ドバイシーマクラシック(首GI)
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最優秀2歳牡馬 ダノンプラチナ
父ディープインパクト 母バディーラ(母の父Unbridled's Song)
2012年3月23日生 牡2 芦毛 新ひだか町・千代田牧場生産 美浦・国枝栄厩舎
(2014年成績)4戦3勝
(2014年重賞勝利)朝日杯フューチュリティ(GI)


最優秀2歳牝馬 ショウナンアデラ
父ディープインパクト 母オールウェイズウィリング(母の父Elusive Quality)
2012年2月10日生 牝2 鹿毛 日高町・下河辺牧場生産 美浦・二ノ宮敬宇厩舎
(2014年成績)4戦3勝
(2014年重賞勝利)阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)


最優秀3歳牡馬 イスラボニータ(撮影日2014年11月2日・天皇賞・秋)
父フジキセキ 母イスラコジーン(母の父Cozzene)
2011年5月21日生 牡3 黒鹿毛 浦河 (有)社台コーポレーション白老ファーム生産 美浦・栗田博憲厩舎
(2014年成績)6戦3勝
(2014年重賞勝利)皐月賞(GI)、セントライト記念(GII)、共同通信杯(GIII)
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最優秀3歳牝馬 ハープスター(撮影日2014年11月30日・ジャパンC)
父ディープインパクト 母ヒストリックスター(母の父ファルブラヴ)
2011年4月24日生 牝3 鹿毛 安平町・ノーザンファーム生産 栗東・松田博資厩舎
(2014年成績)6戦3勝
(2014年重賞勝利)桜花賞(GI)、札幌記念(GII)、チューリップ賞(GIII)
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最優秀4歳以上牡馬 ジャスタウェイ(撮影日2014年11月30日・ジャパンC)
父ハーツクライ 母シビル(母の父Wild Again)
2009年3月8日生 牡5 鹿毛 浦河・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・須貝尚介厩舎
(2014年成績)6戦3勝
(2014年重賞勝利)安田記念(GI)、ドバイデューティフリー(首GI)、中山記念(GII)
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最優秀短距離馬 スノードラゴン
父アドマイヤコジーン 母マイネカプリース(母の父タヤスツヨシ)
2008年4月6日生 牡6 芦毛 新冠町・イワミ牧場生産 美浦・高木登厩舎
(2014年成績)8戦2勝
(2014年重賞勝利)スプリンターズS(GI)


最優秀ダートホース ホッコータルマエ(撮影日2014年12月29日・東京大賞典)
父キングカメハメハ 母マダムチェロキー(母の父Cherokee Run)
2009年5月26日生 牡5 鹿毛 浦河・市川ファーム生産 栗東・西浦勝一厩舎
(2014年成績)6戦3勝
(2014年重賞勝利)チャンピオンズC(GI)、東京大賞典(GI)、川崎記念(JpnI)
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最優秀障害馬 アポロマーべリック
父アポロキングダム 母オメガファスター(母の父Theatrical)
2009年4月15日生 牡5 鹿毛 日高・藤本友則生産 美浦・堀井雅広厩舎
(2014年成績)5戦2勝
(2014年重賞勝利)中山グランドジャンプ(JGI)


年末の有馬記念(GI)を勝って有終の美を飾った日本競馬史上に残る女傑ジェンティルドンナが、2012年に続く2度目の年度代表馬に輝きました。個人的には、同じく海外GIと国内GIを制したレイティング世界一のジャスタウェイを年度代表馬にしてほしかったなあ。

他の部門は順当な選出といってよいでしょう。なお、ジェンティルドンナとジャスタウェイを除く他の表彰馬は、引き続き現役生活を続行する予定です。競馬界の主役として今年もいい走りを見せてもらいたいと思います。受賞馬及び受賞馬の関係者の皆様、本当におめでとうございました!
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by Yuuichiro_K | 2015-01-06 21:53 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 29日

東京大賞典は、ホッコータルマエが人気に応え圧勝、堂々2連覇達成

今日、大井競馬場ではダート路線の1年を締めくくる大一番・東京大賞典(GI、3歳上・ダート2000m)が行われました。
レースは、幸英明騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.7倍)に推されたホッコータルマエが、2番手追走から最後の直線で逃げた2番人気コパノリッキーを捕えると一気に突き離し、4馬身身差をつけて圧勝しました。

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直線はホッコータルマエが独走!圧倒的な強さを見せつけました。

☆東京大賞典結果
1着◎ホッコータルマエ ( 幸 )2'03'0(重)
2着▲コパノリッキー  (田 辺)4
3着 サミットストーン (石 崎)1 1/2
4着 ハッピースプリント(吉 原)1 3/4
5着○ローマンレジェンド(岩 田)1 3/4

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 キタノイットウセイ B
  普通
2 クリソライト    B+
  パドックを大きく周回
3 トウホクビジン   B
  普通
4 ハブアストロール  B
  2人引き、普通
5 ロイヤルクレスト  B
  2人引き、普通
6 ホッコータルマエ  B+
  時折首振るも、堂々と周回
7 コパノリッキー   A
  大変落ち着いて周回、力強い歩様目に付く
8 フォーティファイド B
  普通
9 トーセンアレス   B
  2人引き、普通
10 ソイフェット    B
  2人引き、普通
11 シルクメビウス   B
  普通
12 ハッピースプリント B
  普通
13 サミットストーン  B
  2人引き、普通
14 ワンダーアキュート B+
  いつもより落ち着いて周回
15 プレティオラス   B
  普通
16 ローマンレジェンド B+
  2人引き、気合を表に出して周回


今年の東京大賞典は、JRAからダートGI(級)馬5頭(コパノリッキー、ホッコータルマエ、ワンダーアキュート、ローマンレジェンド)が出走。アメリカから1頭(ソイフェット)の参戦もあり、久しぶりにフルゲート16頭の争いとなりました。
その中でも圧倒的人気を集めたのは、前走チャンピオンズC(GI)で悲願のJRAGI制覇を飾った昨年の覇者ホッコータルマエでしたが、見事期待に応え2連覇を達成しました。

ホッコータルマエのパドックは、気合を表に出し堂々と周回、昨年同様良いデキに見えました。レースは、好スタートを切って逃げるコパノリッキーの直後2番手をぴったりマークする形でレースを進めると、4コーナーからは完全に2頭の一騎打ちとなりました。しかし、2頭の争いはあっさり決着、ホッコータルマエが直線半ばで楽に突き放して圧勝となりました。抜け出すとソラを使って気を抜く癖がある馬ですが、今日はそんなこともなく最後までしっかり走っており、昨年以上に強いと感じさせる内容の走りでした。
この勝利で今年こそ最優秀ダート馬のタイトルに大きく近づいたのではないでしょうか。GI2連勝&大賞典2連覇、本当におめでとうございました!

2着は逃げ粘った2番人気のコパノリッキー。パドックは、フェブラリーS以来、久しぶりに見ましたが、馬体の迫力が増した印象、大変良く見えました。レースは積極的にハナを奪って逃げ、直線で勝ち馬に交わされたものの、他の後続馬には影を踏ませず、そのまま粘り切りました。やはりこの馬は先行してこそ力を発揮できるのだと思います。今日は勝ち馬には完敗でしたが、力は出し切ってくれたと思います。

コパノリッキー
父ゴールドアリュール 母コパノニキータ(母の父ティンバーカントリー)
2010年3月24日生 牡4 栗毛 栗東・村山明厩舎
14戦7勝(2014年12月29日現在)
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3着は、8番人気の南関東・船橋所属のサミットストーンが大健闘。パドックは時折首をグッと挙げて気合を表に出して周回していました。レースは、好位追走から1・2着馬には離されたものの、最後まで懸命に脚を伸ばし上位にくい込みました。ここ3年、地方馬は全く馬券に絡んでいなかっただけに、久しぶりに意地を見せてくれて嬉しかったです。元はJRAで準オープンクラスの馬でしたが力をつけましたね。

サミットストーン
父ロージズインメイ 母タイキアプローズ(母の父Devil's Bag)
2008年4月28日生 牡6 船橋・矢野義幸厩舎
46戦14勝(2014年12月29日現在)
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なお、3番人気のワンダーアキュートは7着、4番人気のローマンレジェンドは5着と振るいませんでした。共に年齢的に全盛期は過ぎた印象で、今後はGIでは厳しいかもしれません。また、アメリカから遠征の7番人気ソイフェットは最下位。レース中に肺出血のアクシデントがあったようで、見せ場なく終わったのは残念でした。
逆に地元大井の3歳馬ハッピースプリントが4着に好走したのは良かったです。このまま順調に成長して、今後も中央馬に負けない活躍をしてもらいたいですね。


それでは最後に見事優勝したホッコータルマエ君を掲載します。

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パドックは、時折首を挙げて気合を表に出す仕草を見せましたが、小走りになることはなく堂々と周回していました。

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鞍上の幸英明騎手は、レース後のインタビューで「強かった、凄い馬です。逃げることも戦法の一つとして考えていたが、コパノリッキーがハナに行ったので、それを見ながらという形になった。直線に向いた時には手応え抜群で勝てると思いました。GI9勝という国内記録を超える力のある馬だと思うので、これを目標にして頑張っていきたいです。」とコメントしていました。

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ホッコータルマエは、これでダートGI(交流含む)7勝目を挙げました。

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今後は2年連続のドバイ遠征を予定しているとのこと。今年のリベンジが果たせるよう期待しています。今日は本当におめでとうございました!


ホッコータルマエ
父キングカメハメハ 母マダムチェロキー(母の父Cherokee Run)
2009年5月26日生 牡5 鹿毛 浦河・市川ファーム生産 栗東・西浦勝一厩舎
27戦14勝(2014年12月29日現在)
(重賞勝利)2014・2013年東京大賞典(GI)、2014年チャンピオンズC(GI)、川崎記念(JpnI)、2013年JBCクラシック(JpnI)、帝王賞(JpnI)、かしわ記念(JpnI)、アンタレスS(GIII)、名古屋大賞典(JpnIII)、佐賀記念(JpnIII)、2012年レパードS(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2014-12-29 23:59 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2014年 12月 28日

歴史的名牝が魅せた底力!有馬記念は、ジェンティルドンナが見事引退の花道を飾る!

今日は、中山競馬場で10頭のGIホースを含む16頭の素晴らしいメンバーが集結したグランプリ・有馬記念(GI)が行われました。

レースは、戸崎圭太騎手騎乗の4番人気ジェンティルドンナが、3番手追走から最後の直線で早め先頭のエピファネイアを交わすと、後続の追い上げも封じ、中団内から馬群を割って伸びた9番人気トゥザワールドに3/4馬身差をつけて優勝しました。

☆有馬記念結果
1着 ジェンティルドンナ(戸 崎) 2'35'3(良)
2着 トゥザワールド  (W.ビュイック)3/4
3着○ゴールドシップ  (岩 田) ハナ
4着◎ジャスタウェイ  (福 永) クビ
5着▲エピファネイア  (川 田) ハナ

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 トーセンラー    B
  前肢の出がやや硬い
2 ヴィルシーナ    B
  普通
3 ワンアンドオンリー B+
  前走同様、落着いて周回
4 ジェンティルドンナ B
  首を上下に振ってやや煩い仕草
5 ラキシス      B
  普通
6 トゥザワールド   B
  普通
7 ラストインパクト  C
  小走りで落着きなし
8 メイショウマンボ  B
  普通
9 ウインバリアシオン B
  普通
10 フェノーメノ    B
  普通
11 サトノノブレス   B
  普通
12 デニムアンドルビー B
  普通
13 エピファネイア   A
  迫力ある馬体目立つ、ジャパンCの状態をキープ
14 ゴールドシップ   B+
  落着き十分、昨年の有馬記念より動き良し
15 ジャスタウェイ   B+
  前走ジャパンCより落着いて周回、更に上昇気配
16 オーシャンブルー  B
  普通

3歳牝馬三冠、ジャパンC(GI)史上初の連覇、世界の舞台でもドバイシーマクラシック(首GI)を勝った歴史的名牝ジェンティルドンナが、最後のレースも流石の底力を見せつけ、引退に花を添える見事なラストランを飾りました。

パドックは、前走ジャパンCの時のように首を上下に激しく振るシーンもあるなど落着きはあまりなかったのですが、小走りはなく、イレ込みというほどではなかったです。レースは好スタートを切ると、1000m通過63秒の超スローペースで逃げたヴィルシーナ、エピファネイアに続く絶好の3番手の位置をキープ。スローペースでもきっちり折り合い、直線は先頭に立ったエピファネイアを目標に末脚を伸ばし、きっちり差し切りました。初の中山コース、近走凡走ばかりの右回りも不安と感じ、予想で無印にしたことを彼女に謝りたいです。有力馬の中で1番好枠に恵まれた幸運もありましたが、そのチャンスを活かし切って最高の結果を出したジェンティルドンナに脱帽です。

2着は、9番人気3歳馬のトゥザワールドが大健闘しました。パドックはいつも良く見せる馬ですが、今日も落ち着いて周回していました。レースは、中団追走から直線内を割って伸び、ゴールドシップ、ジャスタウェイ、エピファネイアに先着したのはお見事でした。母トゥザヴィクトリーと兄トゥザグローリーが有馬記念で3着に好走した一族の血は伊達ではありませんでしたね。

トゥザワールド
父キングカメハメハ 母トゥザヴィクトリー(母の父サンデーサイレンス)
2011年4月12日生 牡3 栗東・池江泰寿厩舎
10戦4勝(2014年12月28日現在)
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1番人気のゴールドシップは2年連続の3着。パドックは、海外遠征帰りでしたが、落ち着いて力強い歩様で周回しており、良いデキだったと思います。レースは出遅れることなく中団からレースを進め、4コーナー手前で早めに捲って直線外から追い上げましたが、あと一歩届きませんでした。超スローペースだっただけに、道中もう少し早く前につけたかったですね。

ゴールドシップ
父ステイゴールド 母ポイントフラッグ(母の父メジロマックイーン)
2009年3月6日生 牡5 栗東・須貝尚介厩舎
22戦11勝(2014年12月28日現在)
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なお、2番人気のジャパンC馬エピファネイアは5着。パドックの気配は迫力十分、大変良かったと思います。川田騎手も上手く折り合いをつけてレースを進めていたと思いますが、直線入り口で早々と先頭に立たされ、他馬の目標になった分、最後苦しくなってしまいました。

3番人気のジャスタウェイは4着。パドックの気配は前走ジャパンCよりも良く見え、こちらも悪いデキではなかったです。レースは後方追走から、最後の直線でメンバー最速の上がり33.4秒の末脚を繰り出し外から差を詰めたのですが、惜しくも届きませんでした。3~5着に終わった人気の3頭は、1・2着馬との差はほんのわずかでしたし、いずれも外枠の不利に泣きました、決して力負けではなかったと思います。

それでは最後に見事優勝したジェンティルドンナちゃんを掲載します。

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パドックは、首を上下に激しく振る場面があったのですが、元々気合を表に出すタイプで問題なかったようです。

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見事な騎乗でジェンティルドンナを栄光に導いた鞍上の戸崎圭太騎手は、初のリーディングジョッキーのタイトルに花を添えました。レース後のインタビューでは、「前回の天皇賞(秋)で賢くて乗りやすい馬だと分かりましたし、枠順も良く、不安なくレースに臨めた。レースでは先行してしぶとさを生かすことを考えていたが、前に壁が作れず、初めは多少気負うところはあったが、我慢してくれていいリズムで行けた。先頭に立ってからは後ろからの馬の足音も聞こえてきましたが、最後の力を振り絞って頑張ってくれました。最高の牝馬だと言っていいと思います。」とコメントしていました。

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ジェンティルドンナはJRA史上最多タイのGI7勝目を達成。また、石坂正厩舎、戸崎圭太騎手共々、嬉しい有馬記念初制覇となりました。

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父ディープインパクトに続いて、親子共々GI7勝というのは、空前絶後の大記録だと思います。日本競馬史上最強の名牝といっても過言ではないでしょう。今後は母として良い仔をターフに送り出してほしいと思います。劇的なファイナルウィン、本当におめでとう!そして、長い現役生活、本当にお疲れさまでした!

ジェンティルドンナ
父ディープインパクト 母ドナブリーニ(母の父Bertolini)
2009年2月20日生 牝5 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・石坂正厩舎
19戦10勝(2014年12月28日現在)
(重賞勝利)2014年有馬記念(GI)、ドバイシーマクラシック(首GI)、2013年・2012年ジャパンC(GI)、2012年桜花賞(GI)、オークス(GI)、秋華賞(GI)、ローズS(GII)、シンザン記念(GIII) 


なお、レース後に行われたジェンティルドンナ引退式の模様は、後日掲載します!
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by Yuuichiro_K | 2014-12-28 23:59 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2014年 11月 30日

超豪華メンバーのジャパンCは、菊花賞馬エピファネイアが衝撃の圧勝で復活V

今日、東京競馬場では国内外のGIホース12頭を含む豪華メンバーが揃った大一番・ジャパンC(GI)が行われました。
レースは、C.スミヨン騎手騎乗の4番人気エピファネイアが、好位追走から直線内から早めに抜け出し、中団から追い上げた3番人気ジャスタウェイに4馬身差をつけ圧勝しました。

☆ジャパンC結果
1着△エピファネイア  (C.スミヨン)2'23'1(良)
2着▲ジャスタウェイ  (福 永)4
3着○スピルバーグ   (北村宏)1/2
4着△ジェンティルドンナ(R.ムーア )3/4
5着◎ハープスター   (川 田)クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 ジャスタウェイ  B
  後半やや煩くなる。安田記念より気配落ちる  
2 アイヴァンホウ    B
  普通
3 ジェンティルドンナ  B
  二人引き、途中から首を振って天皇賞の時より落着きを欠く
4 エピファネイア    B+
  気合を秘め、パドックの外々を大きく周回
5 ヒットザターゲット  B
  落着き十分
6 ハープスター     B
  落ち着いているがオークスの時より気配は落ちる、冬毛も目立つ
7 アップウィズザバーズ B
  二人引き、普通
8 デニムアンドルビー  B+
  落着き十分、好馬体目に付く
9 イスラボニータ    B+
  キビキビと元気一杯
10 ワンアンドオンリー  B+
  前走菊花賞の時より落着いて周回
11 トーセンジョーダン  B
  普通
12 タマモベストプレイ  B
  普通
13 ディサイファ     B
  普通
14 サトノシュレン    B
  普通
15 スピルバーグ     B+
  リラックスした雰囲気で前走・天皇賞の状態キープ
16 フェノーメノ     B
  普通
17 アンコイルド     B
  普通
18 トレーディングレザー B
  普通

今年のジャパンCは、国内の最強クラスの名馬が多数出走(ジャパンC2連覇GI6勝のジェンティルドンナ、GI3勝の世界ランキング1位ジャスタウェイ、GI2勝の天皇賞(春)優勝馬フェノーメノ、天皇賞(秋)優勝馬スピルバーグ、トーセンジョーダン、皐月賞馬イスラボニータ、日本ダービー馬ワンアンドオンリー、菊花賞馬エピファネイア、桜花賞馬ハープスター)、外国馬の3頭も全てGIホースと素晴らしいメンバーが揃いました。そんな豪華メンバーの一戦を制したのは、昨年の菊花賞(GI)優勝以来、勝利から遠ざかっていた4歳馬エピファネイアでした。

エピファネイアのパドックは、相変わらず気合を表に出していましたが、パドックの外々を大きく周回、なかなか良く見えました。レースは、サトノシュレンが1000m通過59.6秒で逃げ、良馬場発表とはいえ昨日の雨の影響でやや時計のかかる馬場の割に緩みのない流れとなり、厳しいスタミナ勝負となりました。エピファネイアは、そんな厳しい流れを果敢に先行して直線内から早めに抜け出すと、脚色衰えることなくそのまま独走、衝撃の4馬身差の圧勝劇となりました。気性が激しく、折り合いをつけるのが難しい馬ですが、上手くなだめて折り合いをつけたC.スミヨン騎手の好騎乗が光りました。

2着は世界ランク1位の意地を見せた3番人気のジャスタウェイ。パドックは途中からやや煩い仕草を見せ、やはり遠征帰りだった安田記念の時と比べると、やや気配が落ちる印象でした。それでも、レースでは中団追走から直線しっかり末脚を伸ばし連対を確保。実績のない2400m、調教の動きは今一つという不安もあったのですが、さすがの底力を見せてくれました。

ジャスタウェイ
父ハーツクライ 母シビル(母の父Wild Again)
2009年3月8日生 牡5 栗東・須貝尚介厩舎
21戦6勝(2014年11月30日現在)
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3着は、6番人気のスピルバーグ。パドックは相変わらず落ち着いて良い雰囲気、天皇賞のデキをキープしているように見えました。レースは後方待機策から、直線メンバー最速の上がり34.8秒の末脚を繰り出しました。前走の勝利はフロックではないことを証明した見事な走りだったと思います。

スピルバーグ
父ディープインパクト 母プリンセスオリビア(母の父Lycius)
2009年5月12日生 牡5 美浦・藤沢和雄厩舎
14戦6勝(2014年11月30日現在)
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なお、3連覇を狙った1番人気ジェンティルドンナは4着。パドックは途中から激しく首を振る場面があり、天皇賞の時より落ち着きがなかったです。レースは好位追走も直線伸びきれませんでした。ムーア騎手のコメントによれば、昨日の雨の影響で力の要る馬場になり持ち味の切れ味を出せなかったとのことです。

2番人気のハープスターは5着。パドックは落ち着いていましたが、オークスの時と比べ気配は落ちていたように見えました。なお、レースは故障したトレーディングレザーに接触する不利があったとのことで、ツキもありませんでした。

そのほか、皐月賞馬イスラボニータは手ごたえ良く直線に向いたものの伸びを欠き9着、やはり本質は中距離馬でスタミナ勝負は分が悪かったようです。ダービー馬ワンアンドオンリーは菊花賞よりも落ち着きがあり良く見えたのですが7着敗退、3歳世代には厳しい結果になりました。

それでは最後に見事優勝したエピファネイア君の勇姿を掲載します。

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パドックは、相変わらず気合を表に出していましたが、前走天皇賞の時と比べるとまずまず落着いており、なかなか良い気配に見えました。

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鞍上のスミヨン騎手は、レース後のインタビューで「強かったです。もっと速いペースで行きたかったが引っ掛かってしまい、バックストレートでは衝突しそうなくらいだった。手綱を引っ張りっ放しで、4コーナーまでマイル戦のような勢いだった。普通はもたないところですが、私が乗った日本馬の中では一番強かったと思います。」とコメントしていました。

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角居勝彦厩舎は、2009年ウオッカ以来2度目の優勝。鞍上のスミヨン騎手は、2010年ブエナビスタで1位入線2位降着の無念を晴らす嬉しいジャパンC初制覇となりました。

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史上初の日米オークス制覇の偉業を達成した名牝シーザリオの仔が世界を制したのは、とても嬉しかったです!久しぶりの勝利&GI2勝目、本当におめでとうございました!

エピファネイア
父シンボリクリスエス 母シーザリオ(母の父スペシャルウィーク)
2010年2月11日生 牡4 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・角居勝彦厩舎
12戦6勝(2014年11月30日現在)
(重賞勝利)2014年ジャパンC(GI)、2013年菊花賞(GI)、神戸新聞杯(GII)、2012年ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2014-11-30 23:59 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2014年 11月 02日

大外一気の豪脚炸裂!天皇賞・秋はスピルバーグがGI初制覇

今日の東京競馬場は昨日までの雨もあがって爽やかな秋晴れとなりました。馬場も午後から良馬場に回復し、まずまずのコンディションで18頭中17頭が重賞勝ち馬(うちGIホース6頭)という素晴らしいメンバーが出走した秋の中距離王決定戦・天皇賞・秋(GI)が行われました。

レースは、北村宏司騎手騎乗の5番人気スピルバーグが後方追走から直線大外一気に伸び、最内を突いて伸びた2番人気ジェンティルドンナを3/4馬身交わして優勝しました。

☆天皇賞・秋結果
1着▲スピルバーグ   (北村宏)1'59'7(良)
2着△ジェンティルドンナ(戸 崎)3/4
3着○イスラボニータ  (C.ルメール)アタマ
4着 ラブイズブーシェ (古 川)1/2
5着 ヒットザターゲット(武 豊)ハナ

※パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ジェンティルドンナ B+
  いつになく大変落ち着いて周回
2 ヒットザターゲット B
  落ち着いて周回
3 デニムアンドルビー B
  時折小走り
4 スピルバーグ    B+
  落着き十分。前走毎日王冠時と遜色ないデキ
5 エピファネイア   B
  休み明けでもまずまず落ち着いて周回
6 ダークシャドウ   B
  二人引き、普通
7 サトノノブレス   B
  普通
8 ディサイファ    B
  普通、首高い
9 フェノーメノ    B
二人引き、休み明けでもまずまず
10 ペルーサ      B
  普通
11 ラブイズブーシェ  B
  水平首、落ち着いて周回
12 フラガラッハ    B
  普通
13 カレンブラックヒル B
  普通
14 マーティンボロ   B
  二人引き、時折小走り、普通
15 イスラボニータ   B+
  落ち着いて力強い歩様
16 トーセンジョーダン B+
  この馬なりに好調
17 アスカクリチャン  C
  二人引き、やや落着きを欠く
18 マイネルラクリマ  C
  二人引き、首高い、落着きを欠く


今年の天皇賞・秋は、3歳馬12年振りの天皇賞制覇を狙うイスラボニータが1番人気、GI7勝目を狙う女傑ジェンティルドンナが2番人気、天皇賞春秋連覇を狙うフェノーメノが3番人気、昨年の菊花賞馬エピファネイアが4番人気とGIホース4頭が10倍を切る人気を集めましたが、勝ったのは18頭中唯一の重賞未勝利馬・5番人気の伏兵スピルバーグでした。

スピルバーグのパドックは、前走毎日王冠(GII)で見た時同様、落ち着いて周回、相変わらず良い状態に見えました。
レースは、カレンブラックヒルが1000m通過60.7秒とスローペースで逃げる展開となりましたが、後方でじっくり脚をためると直線は大外に持ち出して、メンバー中最速の上がり3ハロン33.7秒の強烈な末脚を繰り出し、内で激しく競り合っていた人気のジェンティルドンナとイスラボニータを並ぶ間もなく一気に交わし去ったのは本当に見事でした。
前走、毎日王冠は3着に敗れましたが、直線前が壁になる不利がなければ突き抜けていたのではないかと感じるレース内容だったので、予想でも単穴評価していましたが、期待どおりの走りを見せてくれて、最後の直線は本当にしびれました。おかげさまで3連単232.9倍を的中することができました^^

2着は、昨年に続きジェンティルドンナ。パドックは、これまで見た中で一番落ち着いていました。前走、宝塚記念の内容が今一で正直ピークをすぎたんじゃないかと疑っていたのですが、パドックを見てそんな気持ちは吹き飛んでしまいました。素晴らしい状態だっと思います。レースは好位の内をしっかり折り合って追走すると、最後の直線最内を突いて伸び、勝ち馬には一気に交わされたとはいえ、早めに抜け出した1番人気のイスラボニータをきっちり競り落としたのは流石でした。まだまだ衰え知らず、これなら前人未到のジャパンC3連覇も夢ではないでしょう。

ジェンティルドンナ
父ディープインパクト 母ドナブリーニ(母の父Bertolini)
2009年2月20日生 牝5 栗東・石坂正厩舎
17戦9勝(2014年11月2日現在)
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3着は1番人気の3歳馬イスラボニータ。パドックは初の古馬相手でも、皐月賞、日本ダービーで見たとき同様、堂々と落ち着いて周回、素晴らしいデキだったと思います。レースは不利な外枠15番からの発走でしたが、早めに好ポジションをキープ。直線いったんは先頭に立つ場面もありましたし、敗れたとはいえ力のあるところを見せてくれました。ただ、ルメールによると早く抜け出して馬が遊んだとのこと、乗り替わりがなければなあという気持ちになりました。

イスラボニータ
父フジキセキ 母イスラコジーン(母の父Cozzene)
2011年5月21日生 牡3 美浦・栗田博憲厩舎
9戦6勝(2014年11月2日現在)
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なお、3番人気のフェノーメノはパドックはまずまずの状態に見えたのですが、レースは後方追走も直線全く伸びず14着に大敗。4番人気のエピファネイアは、中団から伸び一息で6着と期待に応えられなかったのは残念でした。逆に16番人気4着のラブイズブーシェと10番人気5着のヒットザターゲットはデキの良さを活かし、人気よりも走ったのは見事でした。

それでは、最後に見事優勝したスピルバーグ君を掲載します。

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パドックは、良く見えた前走毎日王冠と同じ印象。相変わらずいい状態だったと思います。

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鞍上の北村宏司騎手は、2006年ヴィクトリアマイル以来8年振り2度目の久しぶりのGI制覇となりました。

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北村騎手はレース後のインタビューで「スタートはそれほど速くないので、出たなりにどうコースを取るか考えていた。内がかなり馬群が固まっていたので、手応えを信じて思い切って外から行きました。前走はスムースに行きませんでしたが、いつもいい脚を使ってくれる馬です。新馬を使う前から調教に乗せてもらって、競馬に乗るたびに次が楽しみでした。ここまで休み休みで来ていますが、大分たくましくなってきた。今後も無事にいってくれれば結果は出ると思います」とコメントしていました。

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今回で重賞通算91勝目となった名門・藤沢和雄厩舎ですが、2006年ヴィクトリアマイル以来8年振りとなる久しぶりのGI制覇となりました。

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全兄に昨年のマイルCS(GI)優勝馬トーセンラーがいる良血馬がついに素質を開花させましたね。徐々に力をつけての嬉しいGI初制覇、本当におめでとうございました!

スピルバーグ
父ディープインパクト 母プリンセスオリビア(母の父Lycius)
2009年5月12日生 牡5 鹿毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・藤沢和雄厩舎
13戦6勝(2014年11月2日現在)
(重賞勝利)2014年天皇賞・秋(GI)
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by Yuuichiro_K | 2014-11-02 23:59 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2014年 06月 08日

これが世界ナンバーワンホースの底力!安田記念はジャスタウェイが人気に応えGI3連勝!

今日の東京競馬場は朝から小雨が降り続くあいにくの天気となり、1998年以来の不良馬場のコンディションの下、春のマイル王決定戦・安田記念(GI、3歳上・芝1600m)が行われました。レースは、柴田善臣騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.7倍)に推されたジャスタウェイが後方追走から馬群を割って末脚を伸ばし、先に抜け出した16番人気グランプリボスをゴール寸前でハナ差交わして優勝しました。

☆安田記念結果
1着◎ジャスタウェイ   (柴田善)1'36'8(不)
2着 グランプリボス   (三 浦)ハナ
3着 ショウナンマイティ (北村宏)3
4着 ダノンシャーク   (内 田)クビ
5着 ワールドエース   (ウィリアムズ)クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 グランデッツァ   B
  煩いが後肢に力強さを感じる
2 レッドスパーダ   B
  普通
3 カレンブラックヒル B+
  落着き十分
4 リアルインパクト  B
  普通
5 エキストラエンド  A
  落着き十分、キビキビと良い動き
6 グロリアスデイズ  B
  普通
7 ホエールキャプチャ B+
  ヴィクトリアマイルと同じような雰囲気
8 ミッキーアイル   B+
  落ち着いて周回、前走の状態をキープ
9 ダノンシャーク   B
  時折小走りも許容範囲内
10 ジャスタウェイ   B+
  最初小走りで?も、徐々に落ち着く。天皇賞秋と同じような雰囲気
11 ショウナンマイティ B
  2人引きもまずまず落ち着いて周回
12 グランプリボス   B
  気合を表に出すもイレ込みほどではない
13 フィエロ      B
  普通
14 クラレント     B
  普通
15 サダムパテック   B
  普通
16 トーセンラー    B
  いつものことだが時折小走り
17 ワールドエース   B
  やや落着きを欠く

今年の安田記念(GI)は、安田記念レース史上最多のGIホース9頭が出走、そんな素晴らしいメンバーの中でも圧倒的人気を集めたのは、前走ドバイデューティフリー(首GI)で世界の強豪相手に1秒差をつけて圧勝し、世界ランキング1位(130ポンド)のレイティングを与えられた「世界の」ジャスタウェイでした。そのジャスタウェイが極悪馬場に苦しみながらも世界クラスの底力を見せつけ見事期待に応えてくれました。

ジャスタウェイのパドックは、最初やや小走りで登場して「おや?」と思う場面もありましたが、ほどなく落ち着いて周回。昨秋圧勝した天皇賞と同様、迫力ある馬体を誇示し、海外遠征帰りながら良いデキだったと思います。レースは、3歳馬ミッキーアイルが1000m通過59.1秒と不良馬場にしてはハイペースで逃げ、差なくリアルインパクト、ダノンシャーク、クラレントが続き、先行馬には厳しい展開になりました。直線は横に大きく広がって激しい追い比べとなりましたが、後方待機策から素晴らしい末脚で直線半ばでグランプリボスがいったんは抜け出しますが、ジャスタウェイは、内から馬群を割って力強い末脚を繰り出し一完歩ずつ追いつめ、ゴール直前できっちり差し切りました。これがワールドクラスの底力ということでしょう、世界一の豪脚、本当にしびれました!

2着は、GI2勝馬ながら今日は16番人気と全く人気がなかったグランプリボスが大健闘。昨秋のマイルCS(GI)以来6ヵ月半ぶりのレースでしたが、パドックは気合を表に出しながらもイレ込むことはなく、悪いデキではなかったです。レースは後方追走から直線力強く伸びて、勝つのではと思わせる場面もありましたが、最後は勝ち馬の末脚に屈しました。それでも、これでマイルGIは3度目の2着、6歳になってもこれだけ走るのですから本当に立派な馬です。また、鞍上の三浦騎手もNHKマイルCのタガノブルグに続きブービー人気馬を2着に持ってきたのはお見事でした。

グランプリボス
父サクラバクシンオー 母ロージーミスト(母の父サンデーサイレンス)
2008年3月28日生 牡6 栗東・矢作芳人厩舎
25戦6勝(2014年6月8日現在)
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3着も10番人気の伏兵ショウナンマイティが昨年(2着)に続く好走。パドックは2人引きでもまずまず落ち着いて周回していました。レースは、後方3番手からの追い込みに賭け、最内を突いて良く伸びてきました。近走一息のレースが続いていましたが、調教の動きも良かったですし、久しぶりにオルフェーヴルやロードカナロアに迫った底力を見せてくれました。

ショウナンマイティ
父マンハッタンカフェ 母ラグジャリー(母の父Storm Cat)
2008年4月2日生 牡6 栗東・梅田智之厩舎
21戦4勝(2014年6月8日現在)
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なお、2番人気のミッキーアイルは、パドックの気配は悪くなかったと思いますが、いつもどおり果敢に逃げたものの、不良馬場が全くダメだったようで直線早々と失速し16着に大敗。3番人気ワールドエース(5着)、4番人気グランデッツァ(11着)は共に自慢の切れ味を不良馬場に削がれた印象で力を出せなかったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したジャスタウェイ君を掲載します。

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パドックは、時折小走りになる場面もありましたが、イレ込みという感じではなく、圧勝した昨年の秋の天皇賞と同じような雰囲気で周回していました。

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鞍上の柴田善臣太騎手は、急遽の乗り替わりでしたがベテランらしい落ち着いたレース運びで見事ジャスタウェイを栄冠に導きました。なお、レース後のインタビューでは「世界一の力を見せることが出来て嬉しい。馬場が悪いけど馬の力を信じていた。2度3度と脚を取られて、普通の馬だったら諦めても仕方ないくらいバランスを崩していた。それでも頑張ってくれて、この馬は気持ちが世界一ですね。」と語っていました。

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ウイニングラン中の柴田善臣騎手です。彼にしては珍しく一本指を突き上げるなど、とても嬉しそうでした。また、須貝尚介厩舎は安田記念初制覇、GIレース通算7勝目を飾りました。なお、ジャスタウェイの父ハーツクライは、オークス、日本ダービーに続き3週連続で産駒がGI制覇となりました。

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世界ランク1位ということで、関係者は負けられないプレッシャーがあったと思いますが、見事期待に応えてくれました。今後も日本のエースとして世界一の強さを見せ続けてほしいと思います。GI3連勝、本当におめでとうございました!

ジャスタウェイ
父ハーツクライ 母シビル(母の父Wild Again)
2009年3月8日生 牡5 鹿毛 浦河・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・須貝尚介厩舎
19戦6勝(2014年6月9日現在)
(重賞勝利)2014年安田記念(GI)、ドバイデューティフリー(首GI)、2013年天皇賞・秋(GI)、2014年中山記念(GII)、2012年アーリントンC(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2014-06-08 23:59 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2014年 06月 01日

橋口調教師の悲願達成!ワンアンドオンリーがイスラボニータとの接戦を制しダービー制覇!

今日の東京競馬場は、気温30度を超える真夏日となり大変な暑さとなりました。しかも13万人を超える大観衆が集まり熱気ムンムンの中、2011年生まれ7132頭のサラブレッドの頂点を決める競馬の祭典・日本ダービー(GI、3歳・芝2400m)が行われました。

レースは、横山典弘騎手騎乗の3番人気ワンアンドオンリーが、好位追走から直線早めに抜け出した1番人気イスラボニータとの接戦を制し、3/4馬身差をつけて優勝しました。

☆日本ダービー結果
1着▲ワンアンドオンリー (横山典)2'24'6(良)
2着◎イスラボニータ   (蛯 名)ハナ
3着 マイネルフロスト  (松 岡)1 1/2
4着 タガノグランパ   (菱 田)クビ
5着○トゥザワールド   (川 田)クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 サウンズオブアース B
  普通
2 ワンアンドオンリー B+
  皐月賞同様落ち着いて周回
3 マイネルフロスト  B
  厩務員に甘えるような仕草見せる
4 アドマイヤデウス  B
  普通
5 トゥザワールド   B+
  皐月賞よりも落ち着いて周回
6 ショウナンラグーン B
  普通、やや首高
7 ウインフルブルーム
  出走取消
8 スズカデヴィアス  B
  普通
9 アズマシャトル   B
  普通
10 ベルキャニオン   B
  普通
11 ハギノハイブリッド B+
  使い詰めを感じさせない力強い歩様
12 エキマエ      C
  やや落着きを欠く
13 イスラボニータ   A
  皐月賞時より落着きあり、力強さを感じる歩様
14 タガノグランパ   B
  普通
15 サトノルパン    B
  普通
16 レッドリヴェール  C
  以前よりマシだが落着きなし
17 トーセンスターダム B
  普通
18 ワールドインパクト C
  やや落ち着きを欠く

今年の日本ダービーは、悲願のダービー初制覇を狙う蛯名正義騎手騎乗の皐月賞馬イスラボニータが1番人気、皐月賞1番人気2着のトゥザワールドが2番人気、皐月賞4着馬ワンアンドオンリーが3番人気、2歳女王レッドリヴェールが4番人気と、この4頭が10倍以内の人気を集めましたが、勝ったのは、これまでダービー2着馬を4頭送り出した名伯楽・橋口弘次郎厩舎のワンアンドオンリーでした。

ワンアンドオンリーのパドックは皐月賞同様、落ち着いて周回していました。また、ベストターンドアウト賞(最も美しく手入れされた馬に贈られる賞)にも選出されていたように良く見せていました。レースは、好スタートから1コーナーで5番手につけると、道中やや折り合いに苦しむ場面もありましたが、人気のイスラボニータの直後からレースを進め、最後の直線で早めに先頭に立ったイスラボニータを目標に力強く末脚を伸ばし、粘るイスラボニータとの接戦を制しました。これまで中団待機策で追い込む競馬をしてきたワンアンドオンリーを大一番で先行策に切り替え結果を出した、ベテラン・横山典弘騎手の好騎乗が光りました。

2着は1番人気の皐月賞馬イスラボニータ。パドックの気配は、落着き十分で力強い歩様、皐月賞の時よりも良く見えたほどで絶好調だったと思います。レースは4コーナー2番手から楽な手応えで直線に向くと、ギリギリまで追い出しを我慢し満を持して先頭に立ったのですが、勝ち馬の末脚に惜しくも屈しました。それでもゴール直前で差し返そうとするなど(これは蛯名騎手の執念を感じて感動した!)、強い競馬を見せたと思います。蛯名騎手は一昨年に続く2着惜敗、とても悔しかったと思います。本当に残念でした。

イスラボニータ
父フジキセキ 母イスラコジーン(母の父Cozzene)
2011年5月21日生 牡3 美浦・栗田博憲厩舎
7戦5勝(2014年6月1日現在)
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3着は、12番人気のマイネルフロストが大健闘。パドックは特に目立つところはなかったのですが、2人引きでもまずまず落ち着いて周回していました。レースは、先行策から直線内を突いて伸びてきました。松岡正海騎手は内枠を利して上手く乗ったと思います。青葉賞(GII)6着から良く巻き返しましたね。毎日杯(GIII)の覇者が意地を見せてくれました。

マイネルフロスト
父ブラックタイド 母スリースノーグラス(母の父グラスワンダー)
2011年3月8日生 牡3 美浦・高木登厩舎
8戦3勝(2014年6月1日現在) 
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なお、2番人気トゥザワールドは、中団追走から脚を伸ばしたものの5着まで。せっかくの好内枠を活かせず思ったより後ろからの競馬になったのが、前が止まらない馬場だっただけに痛かったですね。4番人気レッドリヴェールは、後方追走から見せ場なく12着に完敗。パドックは落着きを欠いていましたし、外枠の不利もあり力を出せなかった印象。5番人気のトーセンスターダムは積極策で途中から逃げる競馬をしたものの、直線で内ラチに激突して急失速(結果16着)したのは残念でした。

それにしても、戦前は共に悲願のダービー制覇を目指していた蛯名騎手と橋口弘次郎厩舎のどちらかが勝てばいいなあと思っていましたが、そのとおりの優勝争いとなって、個人的にはとても嬉しい気持ちになったダービーでした。(負けた蛯名騎手は本当に気の毒だと思いますが)今年も感動のドラマを見せてくれた素晴らしいダービーでした!

それでは、最後に見事優勝したワンアンドオンリー君を掲載します。

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パドックは、落着き十分、皐月賞と同じような良い雰囲気で周回していました。

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鞍上の横山典弘騎手は、レース後、何度も腕を挙げて喜びを爆発させていました。なお、レース後のインタビューでは、「橋口先生には本当にいつもお世話になってきたので、頑張って勝ちたいと思っていた。皐月賞は行き脚がつきませんでしたが、スタッフも先生もダービーを目標にしてきっちりと仕上げてくれたので、今回は無理なく好位からの競馬ができた。まだまだお父さん(ハーツクライ)に比べたらヨタヨタしているような面もありますが、その状態でダービーを勝つんですから。これからも順調にいって、大きいところで頑張ってほしいです」とコメントしていました。

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横山典弘騎手は、2009年ロジユニヴァース以来の2度目のダービー制覇となりました。また、生産者の(株)ノースヒルズは昨年のキズナに続き2年連続のダービー制覇、ハーツクライ産駒は先週のオークスに続きクラシック2連勝でダービー初制覇となりました。

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橋口弘次郎厩舎は、これまで日本ダービーでダンスインザダーク、ハーツクライ、リーチザグラウン、ローズキングダムの4頭が2着と惜しいレースが続いていただけに悲願のダービー制覇でした。今日は本当におめでとうございました!

ワンアンドオンリー
父ハーツクライ 母ヴァーチュ(母の父タイキシャトル)
2011年2月23日生 牡3 黒鹿毛 新冠・株式会社ノースヒルズ生産 栗東・橋口弘次郎厩舎
9戦3勝(2014年6月1日現在)
(重賞勝利)2014年日本ダービー(GI)、2013年ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2014-06-01 23:31 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2014年 05月 25日

3度目の対決でリベンジ!オークスは、ヌーヴォレコルトがハープスターの追撃おさえGI初制覇

今日、東京競馬場では、夏のような蒸し暑い陽気の下、3歳牝馬クラシック第2弾・オークス(GI、3歳牝・芝2400m)が行われました。レースは、岩田康誠騎手騎乗の2番人気ヌーヴォレコルトが中団追走から、直線馬場の真ん中を突いて力強く末脚を伸ばし、大外から追い込んだ圧倒的1番人気(単勝1.3倍)のハープスターをクビ差おさえて優勝しました。

☆オークス結果
1着△ヌーヴォレコルト (岩 田)2'25'8(良)
2着◎ハープスター   (川 田)クビ
3着△バウンスシャッセ (北村宏)クビ
4着 ニシノアカツキ  (勝 浦)3/4
5着 ブランネージュ  (秋 山)2 1/2

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ベッラレジーナ   C
  落着きなし
2 ディルガ      B
  普通
3 マイネオーラム   B
  首高い、普通
4 ペイシャフェリス  B
  普通
5 バウンスシャッセ  B+
  首を使って元気よく周回
6 パシフィックギャル B
  普通
7 シャイニーガール  B
  普通
8 サングレアル    B
  落ち着いて周回も細く見える
9 ヌーヴォレコルト  B
  普通
10 ハープスター    B+
  最初小走りで?も好馬体目に付く
11 マーブルカテドラル C
  落ち着きなし
12 マイネグレヴィル  B
  普通
13 ニシノアカツキ   B
  普通
14 ブランネージュ   C
  落着きなし
15 マジックタイム   C
  落着きなし
16 クリスマス     C
  落着きなし
17 フォーエバーモア  B+
  大変落ち着いて周回
18 エリーザベスト   C
  落着きなし

 
今年のオークスは、桁違いの末脚を武器に桜花賞など重賞3勝を挙げ、牡馬も含めた世代最強、目標も世界一(フランス凱旋門賞制覇)だと関係者が豪語するハープスターが、なんといっても注目を集め、単勝1.3倍の圧倒的な支持を集めました。しかし勝ったのは、チューリップ賞(GIII)、桜花賞(GI)でハープスターに2度敗れながらも、徐々に着差を縮めていた関東馬ヌーヴォレコルトでした。

ヌーヴォレコルトのパドックは、まずまず落ち着いて周回していました。レースは、ペイシャフェリスが1000m通過60.7秒とやや緩いペースで逃げる中、好スタートから道中は中団の内をロスなく追走、直線半ばで前が開くとそこから一気に抜け出しました。岩田康誠騎手が完璧なレース運びを見せてくれたと思います。3度目の正直で怪物ハープスターを撃破したのはお見事でした。関東馬の意地を見せてくれたのも嬉しいです。初重賞制覇をGIで飾ったということで、本当におめでとうございました!

2着は圧倒的1番人気のハープスター。パドックは最初小走りで、正直あれ?という印象を受けました。(ただイレ込みというほどではなく、馬体の迫力は感じられたので、馬券は複勝厚めとしました)。レースは、いつもどおり後方を追走、4コーナー17番手から直線大外に持ち出し良く追い上げたものの、やはりロスの大きい競馬をしたことで2着に上がるのが精一杯でした。強い競馬をしたと思いますが、追い込み一手では世界制覇は厳しいと言わざるをえないですね。

ハープスター
父ディープインパクト 母ヒストリックスター(母の父ファルブラブ)
2011年4月24日生 牝3 栗東・松田博資厩舎
6戦4勝(2014年5月25日現在)
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3着は、3番人気のバウンスシャッセ。パドックは、前走皐月賞(GI)の時と同様、首を上手に使ってキビキビと良い動きをしていました。レースは勝ち馬とほぼ同じ位置から、直線内を突いて力強く伸びてきました。前走皐月賞に挑戦するなど、牡馬相手に頑張ってきただけのことはありました。

バウンスシャッセ
父ゼンノロブロイ 母リッチダンサー(母の父Halling)
2011年5月6日生 牝3 美浦・藤沢和雄厩舎
7戦3勝(2014年5月25日現在)
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なお、4番人気に推されたフローラSの覇者サングレアルは、馬体重がマイナス14キロと、前走からの上積みがなかったようで伸びを欠き7着と完敗。パドックで良く見え、個人的に期待していたフォーエバーモアも中団侭11着と見せ場なく終わったのは残念でした(早熟だったのかも)。逆に17番人気4着のニシノアカツキは後方からの末脚が目に付き、大健闘しました。今年は関東馬が1、3、4着と頑張りましたね。

それでは最後に見事優勝したヌーヴォレコルトちゃんを掲載します。

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パドックは、特に目立つ感じはなかったですが、まずまず落ち着いて周回していました。

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鞍上の岩田騎手はレース後のインタビューで「距離も左回りも大丈夫だと思ってた。桜花賞の時よりも成長してたし、手応えも抜群でした。直線に入って追い出しを我慢出来たことが勝因だと思います。後ろの馬達を待って追い出したので、最後まで頑張ってくれた。牝馬のわりに落ち着いていて、とても賢い女の子です。」と語っていました。また、「僕自身は、3週間前の出来事があって、自分のしたことを本当に反省しています。後藤騎手には早く復帰して欲しいです」ともコメント、本当は強敵を倒して喜びたいところだったと思いますが、やはり3週間前の出来事のため、終始硬い表情で笑顔はありませんでした。

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ウイニングラン中のヌーヴォレコルトと岩田騎手です。なお、斎藤誠厩舎は2007年朝日杯FS以来、7年振り2度目の嬉しいGI制覇、岩田騎手は史上7人目のクラシック完全制覇を達成しました。

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今日の結果を見て、彼女の父ハーツクライが有馬記念で圧倒的人気のディープインパクトを破るシーンを思い出した人も多いと思います。歴式は繰り返す、これがまた競馬の面白いところなんですよね。なお、ハーツクライ産駒の牝馬としては初のGI制覇となりました。改めておめでとうございました!

ヌーヴォレコルト
父ハーツクライ 母オメガスピリット(母の父スピニングワールド)
2011年2月25日生 牝3 栗毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・斎藤誠厩舎
6戦3勝(2014年5月26日現在)
(重賞勝利)2014年オークス(GI)
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by Yuuichiro_K | 2014-05-25 23:59 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2014年 05月 18日

昨年女王の意地を見せた!ヴィクトリアマイルはヴィルシーナが逃げ切り史上初の連覇達成

今日、東京競馬場では爽やかな五月晴れの下、春の古馬牝馬の頂点を競うヴィクトリアマイル(GI、4歳上牝・芝1600m)が行われました。レースは、内田博幸騎手騎乗の11番人気ヴィルシーナが好スタートからハナを奪って逃げると、直線も最後まで良く粘り、内を突いて追い上げた3番人気メイショウマンボに1/2馬身差をつけて逃げ切りました。

☆ヴィクトリアマイル結果
1着 ヴィルシーナ   (内 田) 1'32'3(良)
2着△メイショウマンボ (武 幸) 1/2
3着 ストレイトガール (岩 田) アタマ
4着◎ホエールキャプチャ(蛯 名) クビ
5着 キャトルフィーユ (ウィリアムズ)ハナ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 ストレイトガール  B
  首高、時折小走り
2 クロフネサプライズ C
  いつものことながら落着きなし
3 デニムアンドルビー B+
  落着き十分、海外遠征疲れは感じさせず
4 メイショウマンボ  B
  やや首高もまずまず落着いて周回
5 プリンセスメモリー B
  普通
6 ラキシス      B
  落ち着いているが、ちょっと細く見える
7 レイカーラ     B
  普通
8 スマートレイアー  B+
  落ち着いて周回
9 ホエールキャプチャ A
  気合を秘めて昨年と同じような雰囲気
10 キャトルフィーユ  B
  普通
11 エバーブロッサム  B
  普通
12 ゴールデンナンバー B
  普通
13 ケイアイエレガント B
  普通
14 ヴィルシーナ    A
  キビキビと力強い歩様、昨年優勝時と遜色なし
15 エクセラントカーヴ C
  落着きなし
16 ローブティサージュ A
  落ち着いて力強い歩様
17 フーラブライド   B
  普通
18 ウリウリ      B+
  時折小走りも力強い歩様

今年のヴィクトリアマイルは、阪神牝馬S(GII)を鮮やかな追い込みで勝ったスマートレイアーが1番人気。一昨年の覇者で昨年も2着に好走、前走東京新聞杯(GIII)で牡馬相手に57キロで勝った古豪ホエールキャプチャが2番人気。昨年の牝馬GI3勝のメイショウマンボが3番人気に推されました。その他にもドバイ帰りの昨年のジャパンC(GI)2着馬デニムアンドルビー、愛知杯(GIII)と中山牝馬S(GIII)の覇者フーラブライド、京都牝馬Sの覇者ウリウリ、福島牝馬S(GIII)の覇者ケイアイエレガント、2歳女王ローブティサージュ、エリザベス女王杯(GI)2着馬ラキシスなど、ジェンティルドンナ、アユサン以外の国内トップクラスの牝馬がほぼ出揃った素晴らしいメンバーが出走しました。そんな好メンバーの争いを制したのは、昨年優勝馬でありながら、ここ1年勝利がなく11番人気と評価を落としていたヴィルシーナでした。

ヴィルシーナのパドックは、自分が東京競馬場で観戦する時はいつも良く見せる馬ですが、今日も落着き十分、踏み込みもキビキビと力強く、昨日の予想では無印でしたが思わず馬券を購入してしまったほど大変良く見えました。昨年優勝時と遜色ない状態だったと思います。レースは、好スタートから内田騎手は思い切ってハナを奪って逃げましたが、これが大正解。1000m通過58秒のマイペースに持ち込み、最後の直線も余力十分、内からメイショウマンボ、外からストレイトガールが迫るとそこから持ち味の勝負根性を発揮、もうひと踏ん張りして、見事に逃げ切りました。昨年優勝後は6連敗、(今日のパドックを見るまでは)もう終わってしまった馬と思っていましたが、全く衰えてはいませんでしたね。昨日の予想で無印にしたことを彼女に謝りたいと思います。(このセリフ・昨年のホエールキャプチャにも使ったなあ)。1年振りの復活V、本当におめでとうございました!

2着は、牝馬GI3勝のメイショウマンボがさすがの底力を見せました。初めて生で見たパドックは目立って良く見えた訳ではありませんが、まずまず落ち着いて周回していました。レースは、道中中団やや前の位置で上手く流れに乗り、直線は内を突いて鋭く伸びました。ただ、レース後の武幸四郎騎手のインタビューによると、まだ昨秋ほどの本調子にはなかったとのこと。それでこの内容なら、やはり伊達にGI3勝はしていないなあと、改めて彼女の強さを見直しました。

メイショウマンボ
父スズカマンボ 母メイショウモモカ(母の父グラスワンダー)
2010年2月25日生 牝4 栗東・飯田祐史厩舎
12戦6勝(2014年5月18日現在)
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3着は、6番人気のストレイトガールが健闘。パドックは、時折小走りする場面もありましたが、気合を秘めて周回していました。スプリント戦で安定した競馬を続け、前走高松宮記念(GI)で1番人気に推された実力馬も、1400m戦以上は未勝利で今日はあまり人気はありませんでしたが、レースは道中上手くなだめて、最後の直線はスプリント戦同様の鋭い末脚を繰り出しました。彼女も相当強いです、本職のスプリント戦に戻ればGI制覇も夢ではないでしょう。

ストレイトガール
父フジキセキ 母ネヴァーピリオド(母の父タイキシャトル)
2009年3月12日生 牝5 栗東・藤原英昭厩舎
21戦8勝(2014年5月18日現在)
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なお、2番人気のホエールキャプチャはパドックも大変良く見えましたが、レースは外から追い上げたものの一息届かず4着。ただ、走破時計は奇しくも一昨年、昨年と同タイムの1'32'4で走っており力は出したと思います。1番人気のスマートレイアーはパドックの気配はなかなか良かったと思いますが、心配された出遅れもなく、中団からレースを進めたものの、直線狭いところに入ってしまい、末脚不発となってしまったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したヴィルシーナちゃんを掲載します。

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パドックは、いつもどおり落着き十分。キビキビと力強く周回、昨年同様素晴らしいデキに見えました。

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鞍上の内田博幸騎手は、ヴィルシーナ同様、昨年の同レース以来のGI制覇。昨秋はゴールドシップ、デニムアンドルビーとのコンビを解消させられるなど、悪い流れが続いていただけに、嬉しい優勝だと思います。なお、レース後のインタビューでは、「馬の行きたいっていう気持ちのまま乗った。ペースがゆっくりだったので、これなら結果が出るんじゃないかと思った。併せてからのゴール前の踏ん張りは、以前のものが出ました。」とコメントしていました。

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ヴィクトリアマイル連覇は史上初の快挙。また、管理する友道康夫厩舎は昨年のヴィクトリアマイル以来となるGI4勝目を飾りました。

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1年の長いスランプが続いていただけに、関係者の喜びは本当に大きかったと思います。復活V、本当におめでとうございました!

ヴィルシーナ
父ディープインパクト 母ハルーワスィート(母の父Machiavellian)
2009年3月5日生 牝5 青毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・友道康夫厩舎
18戦5勝(2014年5月18日現在)
(重賞勝利)2014年・2013年ヴィクトリアマイル(GI)、2012年クイーンC(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2014-05-18 22:02 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2014年 05月 11日

NHKマイルCは、ミッキーアイルが逃げ切り5連勝でGI初制覇!

今日の東京競馬場は、ちょっと暑かったものの気持ちの良い五月晴れとなり、絶好のコンディションで3歳マイル王決定戦・NHKマイルC(GI・芝1600m)が行われました。

レースは、浜中俊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.9倍)に推されたミッキーアイルが、好スタートからハナを奪って逃げると、長い直線も最後まで良く粘り、中団から追い上げた17番人気タガノブルグの追撃をクビ差おさえて優勝しました。

☆NHKマイルC結果
1着◎ミッキーアイル   (浜 中)1'33'2(良)
2着 タガノブルグ    (三 浦)クビ
3着 キングズオブザサン (横山典)ハナ
4着○ロサギガンティア  (柴田善) クビ
5着△ホウライアキコ   (和 田)ハナ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 キングズオブザサン  B
  普通、落着き十分
2 タガノブルグ     C
  落着きなし
3 ダンツキャンサー   C
  落着きなし
4 ロサギガンティア   B
  やや落着きを欠く
5 ショウナンアチーヴ  B
  つる首、やや落ち着きをかく
6 ベルルミエール    B
  普通  
7 ホウライアキコ    B
  落着きないが、以前よりマシ
8 サトノルパン     B+
  伸びやかな歩様
9 アトム        C
  落着きなし
10 ミッキーアイル    B+
  落着き十分、張りのある好馬体
11 カラダレジェンド   B+
  落ち着いて周回
12 ショウナンワダチ   C
  落着きなし
13 アルマエルナト    B
  普通
14 ウインフェニックス  B+
  落着き十分、力強い歩様
15 アドマイヤビジン   B
  普通
16 エイシンブルズアイ  B+
  落ち着いて周回
17 マイネルディアベル  C
  いつもどおり落着きなし
18 ピークトラム     B
  普通

今年のNHKマイルC(GI)は、2戦目から他を寄せ付けない圧倒的な逃げで重賞2連勝を含む4連勝中のミッキーアイルが圧倒的な人気を集めました。逃げ切り困難なタフな東京コース(これまで東京マイルGIで逃げ切ったのはニッポーテイオーとカレンブラックヒルの2頭のみ)をはたして逃げ切れるかどうかが最大の見どころでしたが、そんな厳しい展開を克服し、ミッキーアイルは期待に応え、堂々逃げ切りました。

パドックは、落着き十分、張りのある馬体が目に付き、良い雰囲気でした。レースは、好スタートからハナを奪うと、いつもより後続を引き付けるような逃げを打ちました。1000m通過は58.4秒と決してスローな逃げではありませんでしたが直線も良く粘り、最後は後続馬に追いつめられたものの、なんとか逃げ切りました。他馬の目標になる厳しい展開を克服しての勝利は本当に見事でした。

2着は、17番人気の伏兵・タガノブルグが大健闘。パドックは落着きがなかったですが気合を表に出すタイプのようです。レースは後方追走から徐々に中団に押し上げると直線は上がり33.9秒の末脚を繰り出して、勝ち馬にクビ差まで迫りました。前走橘S(OP)を1'19'6の好時計で勝ったのは伊達ではなかったですね。

タガノブルグ
父ヨハネスブルグ 母スペシャルディナー(母の父スペシャルウィーク)
2011年3月18日生 牡3 栗東・鮫島一歩厩舎
9戦3勝(2014年5月11日現在)
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3着も12番人気の伏兵キングズオブザサン。パドックはいつもより落ち着いて周回していました。レースは、タガノブルグと同様後方追走から上がり33.7秒の末脚を繰り出し、馬群を割って伸びてきました。最後寄られる不利がありながらの好走で、今春GIで絶好調の蛯名騎手の好騎乗も光りました。

キングズオブザサン
父チチカステナンゴ 母スティンガー(母の父サンデーサイレンス)
2011年5月14日生 牡3 美浦・荒川義之厩舎
7戦2勝(2014年5月11日現在)
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なお、2番人気のロサギガンティアはスタートで後手を踏み、最後方から大外を上がり33.2秒の末脚で豪快に伸びたもののわずかに届かず、もったいない4着。3番人気のショウナンアチーヴはパドックでちょっと煩かったですが、好位から伸び一息で6着。4番人気のサトノルパンは、いつもより好スタートを切ったものの道中引っかかり、折り合いを欠いて9着と人気に応えられなかったのは残念でした。

それでは、最後に見事優勝したミッキーアイル君を掲載します。

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パドックは落着き十分、堂々と周回していました。

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浜中俊騎手は、2013年フェブラリーS(GI)以来、通算3度目のGI制覇。レース後のインタビューで「ペースは気にせず、馬の走りたいように走らせた。直線は本当に長かった。ズバ抜けたスピードのある、個性的な馬なので、これから無事に行って欲しいと思います。」とコメント。圧倒的人気に応えることができてホッとした表情を見せていました。

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ウイニングラン中のミッキーアイル&浜中騎手です。なお、音無秀孝厩舎は、2009年カンパニー(マイルCS)以来のGI制覇でNHKマイルCは初制覇、またディープインパクト産駒もこのレース初優勝となりました。

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デビュー2戦目から全て逃げ切り勝ちという個性的な馬で、将来はサイレンススズカのような存在になってもらいたいな。今日は本当におめでとうございました!

ミッキーアイル
父ディープインパクト 母スターアイル(母の父Rock of Gibraltar)
2011年3月12日生 牡3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・音無秀孝厩舎
6戦5勝(2014年5月11日現在)
(重賞勝利)2014年NHKマイルC(GI)、アーリントンC(GIII)、シンザン記念(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2014-05-11 22:24 | 14年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)