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カテゴリ:天国に旅立った名馬( 45 )


2017年 12月 15日

追悼、メラグラーナ(17’スプリンターズS7)

今日はスプリンターズS(GI)7着馬、先月の京阪杯(GIII)でレース中の故障のため残念ながらこの世を去ったメラグラーナちゃんをいつもより大きめのサイズで掲載します。

メラグラーナは、2015年3月のダート1200mの3歳未勝利戦をデビュー勝ち。初の芝のレースだった3戦目の500万下戦で2勝目を挙げると、以降は芝の短距離戦を中心にレースを重ね、2016年9月にオープン入り。今年のオーシャンS(GIII)で1番人気の期待に応え見事重賞初制覇を飾りました。その後も高松宮記念(GI)で3番人気(結果10着)、今年のスプリンターズS(GI)で2番人気(結果7着)に推されたように、GIの舞台でも上位人気になるほど期待されたのですが、京阪杯のレース中の故障のため、予後不良となってしまいました。

パドックは牝馬離れした雄大な好馬体が目につき、個人的にもオーシャンS(GIII)やスプリンターズS(GI)、最後のレースとなった京阪杯(GIII)も単複馬券を買って応援していたこともあり、本当に悲しいです。心からご冥福をお祈りします。どうか安らかに眠ってください。

メラグラーナ
父Fastnet Rock 母Ghaliah(母の父Secret Savings)
2012年8月21日生 牝5 鹿毛 オーストラリア・Emirates Park Pty Ltd生産 栗東・池添学厩舎
(通算成績)20戦7勝
(重賞勝利)2017年オーシャンS(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2017-12-15 21:38 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 29日

追悼、アドマイヤデウス

大変悲しいニュースです。今年の天皇賞・春(GI)4着後、オーストラリアに移籍していた数少ない貴重なアドマイヤドン産駒の活躍馬・アドマイヤデウス(牡6)が調教中の故障のため、懸命の治療も及ばず死亡していたことが判明しました。

アドマイヤデウスは、2013年11月にデビュー(結果3着)、3戦目で初勝利。3歳春に若葉S(OP)を勝ってクラシック路線に乗ると、皐月賞(GI)9着、日本ダービー(GI)7着と健闘しました。

本格化したのは4歳時で、ダービー以来7ヶ月振りのレースだった日経新春杯(GII)を快勝して重賞初制覇を飾ると、続く日経賞(GII)では天皇賞馬フェノーメノ、菊花賞2着馬のウインバリアシオン、サウンズオブアースらを相手に完勝して重賞2連勝。ただ、この年は以降、古馬王道路線を歩むも天皇賞・春(GI)15着、天皇賞・秋(GI)11着、ジャパンC(GI)16着、有馬記念(GI)7着と結果を残すことはできませんでした。

5歳時は京都記念(GII)、阪神大賞典(GII)で連続3着。秋の京都大賞典(GII)では、この年の年度代表馬に選ばれるキタサンブラックのクビ差2着と長距離GII戦で好走。ただ、GIでは天皇賞・春9着、天皇賞・秋6着、有馬記念11着と前年同様、一息の結果に終わりました。

明け6歳となった今年は、初戦の日経賞で3着。そして3年連続の出走となった天皇賞・春では日本レコードで勝ったキタサンブラックから0.3秒差の4着と健闘。ついに鬼門だったGI戦でも好走したのですが、8月にオーストラリアに電撃移籍となりました。異国での活躍が期待されましたが、レースに出走することなく、故障のためこの世を去ってしまいました。アドマイヤの冠名の先輩アドマイヤラクティもオーストラリアでレース後に急死しており、繰り返された悲劇に言葉もありません。本当に残念なことになりました。

今日は、アドマイヤデウス君の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。心からご冥福をお祈りします。

アドマイヤデウス(撮影日2016年10月30日・天皇賞・秋)
父アドマイヤドン 母ロイヤルカード(母の父サンデーサイレンス)
2011年6月6日生 牡6 栗毛 浦河・辻牧場生産 栗東・梅田智之厩舎
(通算成績)22戦5勝
(重賞勝利)2015年日経賞(GII)、日経新春杯(GII)
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by Yuuichiro_K | 2017-11-29 22:19 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 15日

ファルコンS優勝馬コウソクストレートが蹄葉炎のため急死

大変、残念なニュースです。今日、今年のファルコンS(GIII)優勝馬・コウソクストレート(牡3、美浦・中館厩舎)が蹄葉炎のため急死したことが判明しました。

コウソクストレートは、2016年7月にデビュー勝ち。続くくるみ賞(500万下)も勝ち2連勝。その後は短距離重賞路線を歩み、重賞挑戦3戦目のファルコンS(GIII)で待望の重賞初制覇を飾りましたが、これが最後のレースとなってしまいました。コウソクストレートの血統をたどると、3代前の母に10冠ベビー(父シンボリルドルフ、母メジロラモーヌ)メジロリベーラがおり、密かに応援していただけに悲しいです。まだ若いのに本当に残念なことになりました。

今日は、京王杯2歳S(GII)出走時の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。心からご冥福をお祈りします。

コウソクストレート(撮影日2016年11月5日・京王杯2歳S)
父ヴィクトワールピサ 母メジロアリス(母の父アドマイヤコジーン)
2014年2月27日生 牡3 鹿毛 洞爺湖・レイクヴィラファーム生産 美浦・中舘英二厩舎
(通算成績)5戦3勝
(重賞勝利)2017年ファルコンS(GIII)

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by Yuuichiro_K | 2017-11-15 21:09 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 07日

短距離GI2勝、スプリントGI産駒2頭輩出の名馬アドマイヤコジーンが死亡

大変残念なニュースが飛び込んできました。2002年安田記念(GI)、1998年朝日杯3歳S(GI)を制した名馬アドマイヤコジーン(牡21)が、6日、繋養先の日高町・クラウン日高牧場で大動脈破裂のため亡くなりました。

アドマイヤコジーン君のエピソードは、2005年8月31日の記事でも紹介しましたが、3歳王者になったように早い時期から活躍するも、骨折で1年7ヶ月もの長期休養の試練を乗り越えて、引退した2002年(7歳時)に最優秀短距離馬に選出されるという快挙を達成した不屈の名馬でした。

また、朝日杯3歳S優勝時にはマイケル・ロバーツ騎手に日本競馬史上初めて外国人騎手によるGI制覇(ジャパンCを除く)を、安田記念優勝時には今は亡き後藤浩輝騎手に涙の初GI制覇をプレゼントしたことも印象深いです。
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初GI制覇となった朝日杯3歳Sのウイニングラン、懐かしのマイケル・ロバーツとのコンビです。(撮影日1998年12月13日)

なお、引退後は種牡馬としてスプリンターズS(GI)優勝馬2頭(アストンマーチャン、スノードラゴン)を輩出したのも見事でしたね。今日は最後に2004年の牧場見学で会った時の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。どうか安らかに眠ってください、心からご冥福をお祈りします。

アドマイヤコジーン(撮影日2004年8月22日・社台スタリオンステーション)
父Cozzene 母アドマイヤマカディ(母の父ノーザンテースト)
1996年4月8日生 牡21 芦毛 大樹町・大樹ファーム生産 栗東・橋田満厩舎
(通算成績)23戦6勝
(重賞勝利)2002年安田記念(GI)、1998年朝日杯3歳S(GI)、2002年阪急杯(GIII)、東京新聞杯(GIII)、1998年東京スポーツ杯3歳S(GIII)
(主な産駒)アストンマーチャン(2007年スプリンターズSほか)、スノードラゴン(2014年スプリンターズS)、マジンプロスパー(2012年阪急杯ほか)
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by Yuuichiro_K | 2017-06-07 22:22 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 16日

最強マイラーの系譜を忘れない、安田記念連覇・GI3勝の名馬ヤマニンゼファー逝く

今日、大変残念なニュースが飛び込んできました。1992年・1993年安田記念(GI)、1993年天皇賞・秋(GI)を制した名馬ヤマニンゼファーが、今朝、繋養先の新冠町・錦岡牧場で老衰のため亡くなりました。29歳の大往生でした。

ヤマニンゼファーのエピソードは、2004年9月19日の記事でも紹介しましたが、1984年のグレード制導入直後に現れた歴史的名短距離馬・ニホンピロウイナー(マイルCS連覇、安田記念優勝など24戦15勝)の子として、父同様、親子2代でマイル路線を中心に大活躍し、血のドラマを感じさせてくれた名馬でした。

ヤマニンゼファーは、クラシック二冠などGI4勝の顕彰馬トウカイテイオーと同世代で、1991年3月にダート1200m戦をデビュー勝ち。その後も主にダート1200m戦を使われ続けて1992年2月にオープン入りを果たすと、同年の京王杯SC(GII)で3着に好走。続く初のGI挑戦だった安田記念は、前年の2頭のマイル王(ダイイチルビー、ダイタクヘリオス)、同年の天皇賞・春(GI)2着馬カミノクレッセらを相手に先行策から抜け出す横綱相撲で完勝。初重賞制覇をGIで飾ると共に鞍上の田中勝春騎手にも初GIをプレゼントしました。
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初GI制覇を飾った1992年安田記念(GI)のパドック写真です。この時は11番人気と全く人気はありませんでした。

翌1993年は鞍上に柴田善臣騎手を迎えると、京王杯SC(GII)、安田記念(GI)を共に先行策から抜け出す危なげのないレース運びで完勝。今度は柴田善臣騎手に初GIをプレゼントしました。
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安田記念連覇となった1993年の単勝馬券。この時はニシノフラワーに次ぐ2番人気でした。

秋には、父が3着と涙を飲んだ天皇賞・秋(GI)に出走。因縁の田中勝春騎手騎乗のセキテイリュウオーとの激しい叩き合いをハナ差制し、距離の壁を克服して見事優勝。父を超えマイルに続き中距離でも頂点に立つ偉業を達成しました。続く引退レースとなったスプリンターズ(GI)はサクラバクシンオーの2着に惜敗しましたが、同年の最優秀4歳以上牡馬、最優秀短距離馬、最優秀父内国産馬に選出されました。

引退後は、種牡馬として1998年武蔵野S(GIII)優勝、同年のジャパンCダート(GI)2着馬サンフォードシチーを輩出しましたが、残念ながら後継種牡馬を出すことはできませんでした。

それでも、ニホンピロウイナーと親子2代で最強マイラーとして一時代を築いた偉業は、永遠に語り継がれていくことでしょう。今日は最後に2004年の牧場見学で会った時の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。素晴らしい走りをありがとう!ヤマニンゼファー。どうか安らかに眠ってください、心からご冥福をお祈りします。

ヤマニンゼファー(撮影日2004年8月21日・レックススタッド)
父ニホンピロウイナー 母ヤマニンポリシー(母の父Blushing Groom)
1988年5月27日生 牡29 鹿毛 新冠・錦岡牧場生産 美浦・栗田博憲厩舎
(通算成績)20戦8勝
(重賞勝利)1993年天皇賞・秋(GI)、1993年・1992年安田記念(GI)、1993年京王杯SC(GII)
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by Yuuichiro_K | 2017-05-16 23:28 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 02月 24日

スパルタ調教で鍛えた最強の逃げ馬1992年クラシック二冠馬・ミホノブルボン逝く

今日、大変残念なニュースが飛び込んできました。自分が競馬場に通い始めた90年代初めの思い出の名馬、1992年の年度代表馬ミホノブルボンが、今月22日、繋養先の北海道日高町スマイルファームで老衰のため亡くなりました。28歳の大往生でした。

ミホノブルボンは、取引額700万という安馬でしたが、スパルタ調教で鳴らした戸山為夫厩舎で並の馬なら壊れると言われた坂路で一日4本という厳しい調教を積んで鍛えあげられ、歴史的名馬となりました。

デビュー戦は1991年9月。生涯のパートナーとなった小島貞博騎手を背に芝1000mに出走。スタートで出遅れながらも上がり33.1秒の末脚で豪快に差し切り、58.1秒の3歳コースレコードで勝利。続く500万下は6馬身差の圧勝。3戦目の3歳王者決定戦・朝日杯3歳S(GI)はヤマニンミラクルとのハナ差の接戦を制し、3戦3勝で見事1991年JRA賞最優秀3歳牡馬に輝きました。

1992年は皐月賞トライアル・スプリングS(GII)から始動。ノーザンコンダクト、ライスシャワー、サクラバクシンオーらを相手に7馬身差の圧勝を飾ると、続く皐月賞(GI)、日本ダービー(GI)は共に1番人気を背負いながらもスタートから果敢に逃げまくり、最後まで後続を寄せ付けず、堂々逃げ切り無敗の二冠馬となりました。
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思い出の日本ダービーの馬券。無敗の皐月賞馬なのに単勝は2.3倍もつきました。父マグニチュードがスプリンターの子を多く輩出していたことから、距離不安がささやかれていたためですが、不安を払拭して2着に4馬身差をつけて圧勝しました。

秋初戦は菊花賞トライアル・京都新聞杯(GII)を2'12'0の日本レコードで逃げ切りデビュー7連勝。いよいよ1984年シンボリルドルフ以来の無敗の三冠の期待が高まって迎えた運命の菊花賞(GI)は、2番手追走から最後の直線満を持して先頭に立つも、ゴール直前、後に天皇賞・春を2勝する稀代の名ステイヤー・ライスシャワーの強襲を受け1 1/2馬身差の2着に惜敗。無敗の三冠は惜しくもなりませんでした。

その後は脚部不安のため、菊花賞を最後に現役引退。種牡馬入りしましたが、残念ながら後継種牡馬を出すことはできませんでした。

それにしても、他馬の目標になる逃げ馬が、クラシックという大舞台で1番人気を背負って期待に応え続けた(あの伝説の逃げ馬サイレンススズカでさえ、クラシックでは結果を残すことはできなかった)ことは、ほとんど他にはいないはずで、本当に凄いことだったと思います。

また、戸山為夫調教師、小島貞博騎手(後に調教師)、ライバルのライスシャワーは、いずれもあまりにも早くこの世を去ってしまいましたが、ミホノブルボンは彼らの分まで良く長生きしてくれたと思います。素晴らしい走りをありがとうミホノブルボン!心からご冥福をお祈りします。

ミホノブルボン(撮影日1992年4月19日・皐月賞)
父マグニチュード 母カツミエコー(母の父シャレー)
1989年4月25日生 牡28 栗毛 門別・原口圭二生産 栗東・戸山為夫厩舎
(通算成績)8戦7勝
(重賞勝利)1992年日本ダービー(GI)、皐月賞(GI)、1991年朝日杯3歳S(GI)、1992年スプリングS(GII)、京都新聞杯(GII)
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by Yuuichiro_K | 2017-02-24 23:28 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 24日

追悼、シングウィズジョイ

今日は、一昨日行われたAJC杯(GII)のレース中の故障により、残念ながらこの世を去った重賞2勝を挙げた名牝・シングウィズジョイの蹄跡を振り返ります。

シングウィズジョイは、2014年7月にデビュー(結果2着)、2戦目で初勝利。翌2015年君子蘭賞(500万下)を勝ち2勝目を挙げると、続くオークストライアル・フローラS(GII)を勝ち重賞初制覇。牝馬三冠路線はオークス(GI)17着、秋華賞(GI)10着と結果を残すことはできませんでしたが、暮れのターコイズS(重賞)を勝って重賞2勝目を飾りました。

昨年は、中山牝馬S(GIII)15着、府中牝馬S(GII)7着と2連敗。しかし、12番人気で出走したエリザベス女王杯(GI)では3番手から抜け出してゴール直前クイーンズリングに交わされたものの、クビ差2着に大健闘、GIの舞台でも活躍しました。

最後のレースとなったAJC杯(GII)は最後の直線、前の馬と接触しバランスを崩し転倒、重度の骨折を発症したため予後不良となり、本当に悲しいことになってしまいました。今はただ安らかに眠ってください、心からご冥福をお祈りします。

シングウィズジョイ
父マンハッタンカフェ 母シングライクバード(母の父シンボリクリスエス)
2012年2月25日生 牝5 青鹿毛 千歳・社台ファーム生産 栗東・友道康夫厩舎
(通算成績)16戦4勝
(重賞勝利)2015年フローラS(GII)、ターコイズS(重賞)
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(撮影日2015年4月26日・フローラS)
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(撮影日2016年10月15日・府中牝馬S)
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by Yuuichiro_K | 2017-01-24 21:22 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2016年 11月 30日

タガノトネールが調教中の事故で急死

大変悲しいニュースです。今月12日の武蔵野S(GIII)をレコード勝ちして、今週のチャンピオンズC(GI)に出走を予定していたタガノトネール(騸6、栗東・鮫島一歩厩舎)が、調教中に右第3中手骨開放骨折を発症し、予後不良となりました。

タガノトネールは、2012年12月に芝の2000m戦で新馬勝ちを飾りましたが、なかなか勝ちきれないレースが続き翌年夏にダート路線に転向。2015年にオープン入りを果たすと同年のサマーチャンピオン(JpnIII)で重賞初制覇。その後も2015年南部杯(JpnI)でベストウォーリアの2着、今年の武蔵野S(GIII)を制覇するなど活躍しました。
特に武蔵野Sはダートで伝説的な走りを見せたクロフネ以来となる東京ダートマイルで1分33秒台の猛時計を記録。2週間前、あんなに凄い走りを見せてくれたのに本当に残念なことになりました。今はただ、心からご冥福をお祈りします。

今日は、最後のレースとなってしまった武蔵野S優勝時の写真をいつもより大きめのサイズで掲載します。なお、武蔵野S優勝時の写真は11月12日の記事もご覧ください。

タガノトネール(撮影日2016年11月12日・武蔵野S)
父ケイホーム 母タガノレヴェントン(母の父キングカメハメハ)
2010年5月12日生 騸6 鹿毛 (有)新冠タガノファーム生産 栗東・鮫島一歩厩舎
(通算成績)38戦8勝
(重賞勝利)2016年武蔵野S(GIII)、2015年サマーチャンピオン(JpnIII)
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by Yuuichiro_K | 2016-11-30 21:11 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2016年 07月 08日

地方競馬所属馬唯一の中央GI制覇、メイセイオペラが死亡

大変残念なニュースです。地方競馬所属としてただ1頭の中央競馬のGI(1999年フェブラリーS)優勝馬メイセイオペラが、7月1日に繋養先の韓国で心不全のため亡くなっていたことが判明しました。

メイセイオペラは、地方競馬の水沢(岩手県)・佐々木修一厩舎所属馬で、1996年7月に盛岡競馬場でデビュー勝ち。4勝を挙げ2歳を終えると、3歳時は東北ダービー、岩手のダービーにあたる不来方賞を共に圧勝、東北王者に輝きました。しかし、直後に厩舎内で暴れて頭蓋骨骨折、競走馬生活の危機に見舞われる悲劇があり、なんとか復帰するも、万全な状態ではなくダービーグランプリ、スーパーダートダービーは共に10着に敗れました。それでも、この年敗れたのはその2戦のみ、4歳時は9戦7勝の好成績を残しました。

5歳時は2歳年上の地方競馬のもう1頭の怪物と呼ばれたアブクマポーロとのライバル対決で大いに地方競馬を盛り上げました。中距離戦で強かったアブクマポーロの前に川崎記念4着、帝王賞3着、東京大賞典で2着に敗れるも、得意のマイル戦だった南部杯でアブクマポーロを破り待望の初GI制覇を飾りました。そして、1999年フェブラリーS(GI)に果敢に挑戦し見事優勝、史上初めて地方競馬所属馬の中央GI制覇の快挙(これは現在も唯一の記録)を達成。その後も帝王賞を優勝するなど活躍し1999年NARグランプリ年度代表馬に輝きました。

2000年に左前脚屈腱炎を発症し引退すると、レックススタッドで種牡馬入りしましたが、韓国に輸出された産駒が活躍したことから生産者の要望もあって2006年に韓国へ輸出されました。なお、韓国では2011年韓国の皐月賞に当たるKRAカップマイル優勝馬ソスルッテムンを輩出するなど活躍しました。

先週のマーベラスサンデー、ファレノプシスに続き、90年代の名馬がまた世を去ったということで、寂しい気持ちで一杯になりました。しかし、フェブラリーS優勝の快挙は永遠に色褪せることなく、語り継がれていくことでしょう。さようなら地方競馬の英雄・メイセイオペラ、心からご冥福をお祈りします。
なお、牧場見学の写真は2004年9月17日の記事及び2007年1月4日の記事をご覧ください。

メイセイオペラ(撮影日1999年1月31日・フェブラリーS)
父グランドオペラ 母テラミス(母の父タクラマカン)
1994年6月6日生 牡22 栗毛 平取・高橋啓生産 水沢・佐々木修一厩舎
(通算成績)35戦23勝
(重賞勝利)1999年フェブラリーS(GI)、帝王賞(GI)、1998年南部杯(GI)、マーキュリーC(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2016-07-08 23:38 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
2016年 07月 05日

90年代を代表する名馬マーベラスサンデー、ファレノプシスが死亡

今日は、6月30日に老衰のため亡くなったマーベラスサンデー君と、7月1日にくも膜下出血のため急死したファレノプシスちゃんの2頭をとりあげます。共に90年代を代表する名馬でした。

マーベラスサンデーは、1995年2月に生涯パートナーを組むことになる武豊騎手を背にデビュー戦を飾るも、3歳時は骨折のためクラシック路線には乗れませんでした。約1年の休養を余儀なくされたものの、復帰後はエプソムC(GIII)、札幌記念(GIII)、朝日チャレンジC(GIII)、京都大賞典(GII)と重賞4連勝を飾り、一気にトップホースの仲間入りを果たしました。その後は宿命のライバル・サクラローレルに先着を許すレースが続き、天皇賞・秋(GI)4着、有馬記念(GI)2着、天皇賞・春(GI)3着となかなかGIで勝ちきれませんでしたが、1996年宝塚記念(GI)で前年の天皇賞・秋(GI)の覇者バブルガムフェローを降し、悲願のGI初制覇を飾りました。しかし、直後に再び骨折。それでも暮れの有馬記念(GI)は宝塚記念以来の不利をものともせずシルクジャスティスの2着に好走し、さすがの底力を見せてくれました。
引退後は、GIIを3勝したシルクフェイマスとネヴァブション、中山大障害馬キングジョイ、マーベラスカイザーを輩出し、種牡馬としても活躍しました。サンデーサイレンス初年度産駒の傑作といってよい名馬でしたね。心からご冥福をお祈りします。

マーベラスサンデー(撮影日1996年12月22日・有馬記念)
父サンデーサイレンス 母モミジダンサー(母の父ヴァイスリーガル)
1992年5月31日生 牡24 栃栗毛 新冠 早田牧場新冠支場生産 栗東・大沢真厩舎
(通算成績)15戦10勝
(重賞勝利)1996年宝塚記念(GI)、大阪杯(GII)、1995年京都大賞典(GII)、朝日チャレンジC(GIII)、札幌記念(GIII)、エプソムC(GIII)
(主な産駒)シルクフェイマス(日経新春杯ほか)、ネヴァブション(日経賞ほか)、キングジョイ(中山大障害ほか)、マーベラスカイザー(中山大障害)
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ファレノプシスは、従兄にGI3勝のビワハヤヒデ、三冠馬ナリタブライアンがいる良血馬。1997年11月にデビュー勝ち。続く条件戦・エルフィンS(OP)を制し、3連勝でクラシックの有力候補となりました。初重賞挑戦のチューリップ賞(GIII)は4着に敗れましたが、武豊騎手に乗り代わった桜花賞(GI)は鮮やかに差し切って初重賞制覇を見事GI勝利で飾りました。続くオークスはエリモエクセルの3着に敗れるも、秋はローズS(GII)、秋華賞(GI)を連勝し、最優秀4歳牝馬に輝きました。その後は勝ちきれないレースが続きましたが、引退レースだった2000年エリザベス女王杯(GI)を制して、見事有終の美を飾りました。繁殖入り後は残念ながら自身を越えるような産駒は出せなかったものの、残された後継の繁殖牝馬から再び活躍馬が出ることを祈りたいと思います。心からご冥福をお祈りします。

ファレノプシス(撮影日1998年5月31日・オークス)
父ブライアンズタイム 母キャットクイル(母の父Storm Cat)
1995年4月4日生 牝21 鹿毛 新冠 マエコウファーム生産 栗東・濱田光正厩舎
(通算成績)16戦7勝
(重賞勝利)2000年エリザベス女王杯(GI)、1997年桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、ローズS(GII)
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by Yuuichiro_K | 2016-07-05 22:34 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)