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カテゴリ:11年GI優勝馬写真( 21 )


2012年 01月 11日

2011年NARグランプリ発表、地方年度代表馬はフリオーソが4度目の栄冠

今日、「NARグランプリ2011」で地方競馬の表彰馬・表彰者が発表され、地方年度代表馬に川崎記念(JpnI)、かしわ記念(JpnI)を優勝したフリオーソ(牡8)が、2007年、2008年、2010年に続く自身4度目の栄冠に輝きました。なお、各部門の表彰馬は以下のとおりです。未公開写真と共にお楽しみください^^


年度代表馬、4歳以上最優秀牡馬 フリオーソ(撮影日2011年2月20日・フェブラリーS)
父ブライアンズタイム 母ファーザ(母の父Mr.Prospector)
2004年5月1日生 牡8 栗毛 新冠・ハシモトファーム生産 船橋・川島正行厩舎
(2011年成績)3戦2勝
(2011年重賞勝利)川崎記念(JpnI)、かしわ記念(JpnI)
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2歳最優秀牡馬 ゴールドメダル
父ゴールドヘイロー 母キャッシュオーバー(母の父マジックマイルズ)
2009年4月25日生 牡3 青鹿毛 新ひだか・中村和夫生産 北海道・田中敦司厩舎
(2011年成績)6戦2勝
(2011年主な勝利)イノセントカップ


2歳最優秀牝馬 エンジェルツイート
父タイキシャトル 母フシミアイドル(母の父リンドシェーバー)
2009年4月17日生 牝3 鹿毛 浦河・伏木田牧場生産 大井・森下淳平厩舎
(2011年成績)5戦4勝
(2011年主な勝利)東京2歳優駿牝馬


3歳最優秀牡馬 オオエライジン
父キングヘイロー 母フシミアイドル(母の父リンドシェーバー)
2008年5月1日生 牡4 栗毛 浦河・伏木田牧場生産 兵庫・橋本忠男行厩舎
(2011年成績)7戦6勝
(2011年主な勝利)黒潮盃


3歳最優秀牝馬 クラーベセクレタ(撮影日2011年7月13日・ジャパンダートダービー)
父ワイルドラッシュ 母シークレットルーム(母の父タイキシャトル)
2008年3月6日生 牝4 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 船橋・川島正行厩舎
(2011年成績)8戦6勝
(2011年重賞勝利)クイーン賞(JpnIII)
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4歳以上最優秀牝馬 ラブミーチャン(撮影日2011年11月3日・JBCスプリント)
父サウスヴィグラス 母ダッシングハニー(母の父アサティス)
2007年3月19日生 牝5 栗毛 新ひだか・グランド牧場生産 笠松・柳江仁厩舎
(2011年成績)9戦3勝
(2011年主な勝利)オッズパークグランプリ2011
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ばんえい最優秀馬 カネサブラック
父カネサスピード 母カネサウイン(母の父カゲイサム)
2002年3月30日生 牡10 青毛 旭川・㈱坂井牧場生産 ばんえい・松井浩文厩舎
(2011年成績)16戦9勝
(2011年主な成績)ばんえい記念


最優秀短距離馬 ナイキマドリード(撮影日2011年11月3日・JBCスプリント)
父ワイルドラッシュ 母スイートテイスト(母の父Salt Lake)
2006年5月17日生 牡6 鹿毛 門別・下河辺牧場生産 船橋・川島正行厩舎
(2011年成績)7戦2勝
(2011年重賞勝利)さきたま杯(JpnII)
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最優秀ターフ馬・特別表彰馬  該当馬なし


ダートグレード競走特別賞 スマートファルコン(撮影日2011年12月29日・東京大賞典)
父ゴールドアリュール 母ケイシュウハーブ(母の父ミシシッピアン)
2005年4月4日生 牡7 栗毛 静内・岡田スタッド生産 栗東・小崎憲厩舎
(2011年成績)5戦5勝
(2011年重賞勝利)東京大賞典(JpnI)、JBCクラシック(JpnI)、帝王賞(JpnI)、日本テレビ盃(JpnII)、ダイオライト記念(JpnII)
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by Yuuichiro_K | 2012-01-11 22:09 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2012年 01月 06日

2011年度JRA賞発表、年度代表馬はオルフェーヴル

今日、JRAは、「2011年度JRA賞」の選考委員会を開き、年度代表馬にオルフェーヴル号を選出しました。競走馬部門の受賞馬は以下のとおりです。未公開写真と共にお楽しみください^^

年度代表馬・最優秀3歳牡馬 オルフェーヴル(撮影日2011年5月29日・日本ダービー)
父ステイゴールド 母オリエンタルアート(母の父メジロマックイーン)
2008年5月14日生 牡4 栗毛 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
(2011年成績)8戦6勝
(2011年重賞勝利)有馬記念(GI)、日本ダービー(GI)、皐月賞(GI)、菊花賞(GI)、神戸新聞杯(GII)、スプリングS(GII)
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最優秀2歳牡馬 アルフレード(撮影日2011年12月18日・朝日杯フューチュリティS)
父シンボリクリスエス 母プリンセスカメリア(母の父サンデーサイレンス)
2009年4月11日生 牡3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・手塚貴久厩舎
(2011年成績)3戦3勝
(2011年重賞勝利)朝日杯フューチュリティS(JpnI)
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最優秀2歳牝馬 ジョワドヴィーヴル
父ディープインパクト 母ビワハイジ(母の父Caerleon)
2009年5月13日生 牝3 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・松田博資厩舎
(2011年成績)2戦2勝
(2011年重賞勝利)阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)


最優秀3歳牝馬 アヴェンチュラ
父ジャングルポケット 母アドマイヤサンデー(母の父サンデーサイレンス)
2008年3月7日生 牝4 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・角居勝彦厩舎
(2011年成績)4戦3勝
(2011年重賞勝利)秋華賞(GI)、クイーンS(GIII)


最優秀4歳以上牡馬 ヴィクトワールピサ(撮影日2011年11月27日・ジャパンC)
父ネオユニヴァース 母ホワイトウォーターアフェア(母の父Machiavellian)
2007年3月31日生 牡5 黒鹿毛 千歳・社台ファーム生産 栗東・角居勝彦厩舎
(2011年成績)4戦2勝
(2011年重賞勝利)ドバイワールドC(首GI)、中山記念(GII)
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最優秀4歳以上牝馬 ブエナビスタ(撮影日2011年11月27日・ジャパンC)
父スペシャルウィーク 母ビワハイジ(母の父Caerleon)
2006年3月14日生 牝6 黒鹿毛 早来・ノーザンファーム生産 栗東・松田博資厩舎
(2011年成績)6戦1勝
(2011年重賞勝利)ジャパンC(GI)
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最優秀短距離馬 カレンチャン(撮影日2011年10月2日・スプリンターズS)
父クロフネ 母スプリングチケット(母の父トニービン)
2007年3月31日生 牝5 芦毛 千歳・社台ファーム生産 栗東・安田隆行厩舎
(2011年成績)7戦5勝
(2011年重賞勝利)スプリンターズS(GI)、阪神牝馬S(GII)、函館スプリントS(GIII)、キーンランドC(GIII)
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最優秀ダートホース トランセンド(撮影日2011年10月10日・南部杯)
父ワイルドラッシュ 母シネマスコープ(母の父トニービン)
2006年3月9日生 牡6 鹿毛 新冠・ノースヒルズマネジメント生産 栗東・安田隆行厩舎
(2011年成績)5戦3勝
(2011年重賞勝利)ジャパンCダート(GI)、フェブラリーS(GI)、南部杯(JpnI)
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最優秀障害馬 マジェスティバイオ
父オペラハウス 母ハイグレードバイオ(母の父ヘクタープロテクター)
2007年3月9日生 牡5 鹿毛 平取・清水牧場生産 美浦・田中剛厩舎
(2011年成績)9戦4勝
(2011年重賞勝利)中山大障害(JGI)、東京ハイジャンプ(JGII)、東京ジャンプS(JGIII)


史上7頭目のクラシック三冠馬で、強豪揃いの古馬との初対決だった暮れの有馬記念(GI)も制したオルフェーヴルが、文句なしの支持を集め、年度代表馬に輝きました。今年は、凱旋門賞(仏GI)制覇を最大目標にするとのことで、世界の大舞台での活躍が期待されます。(なお、池江泰寿調教師のコメントで「ぜひとも凱旋門賞に勝利し、『世界一』の称号を得られるようしっかり準備をしていく」という力強い決意表明があったのは嬉しかった!)日本競馬の悲願達成なるか、今年の彼の走りは本当に目が離せません。

他の部門も順当な選出といってよいでしょう。唯一激戦となった最優秀4歳牡馬は、ドバイWC(首GI)勝ちのヴィクトワールピサと天皇賞(秋)優勝、ジャパンC2着のトーセンジョーダンの争いとなりましたが、ヴィクトワールピサが選出されました。世界最高峰レースの一つであるドバイWCを日本馬として史上初めて優勝した価値は非常に高いものがありますし、大きな感動を与えてくれたので、選出されて嬉しかったです。

なお、今回の表彰馬は、ヴィクトワールピサとブエナビスタを除き、今年も現役生活を続行する予定です。競馬界の主役として今年もいい走りを見せてもらいたいと思います。受賞馬及び受賞馬の関係者の皆様、本当におめでとうございました!
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by Yuuichiro_K | 2012-01-06 21:57 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2011年 12月 29日

東京大賞典は、冷や汗の勝利もスマートファルコン連覇達成!

今日、大井競馬場ではダート路線の1年を締めくくる大一番・東京大賞典(GI、3歳上・ダート2000m)が行われました。

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外国馬の参戦はありませんでしたが、今年から記念すべき地方競馬初の国際GI競争となりました。


レースは、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.0倍)スマートファルコン(ゼッケン12番)が、スタートから先手を奪って逃げると、最後の直線で2番手から激しく追い上げた3番人気ワンダーアキュートとの大接戦をハナ差制し、昨年に続く2連覇を達成しました。

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☆東京大賞典結果
1着 スマートファルコン(武 豊)2'01'8(良)
2着 ワンダーアキュート(和 田)ハナ
3着 テスタマッタ   (岩 田)2
4着 シビルウォー   (吉田豊)3
5着 メダリアビート  (藤 田)アタマ

昨年のJBCクラシック(JpnI)から圧倒的なスピードを武器に逃げ切るレースで重賞7連勝を続けてきたスマートファルコンが、今日は苦しみながらもなんとか逃げ切って見事重賞8連勝、東京大賞典連覇を飾りました。パドックは、前走のJBCクラシックに比べるとちょっとおとなしく、可もなく不可もなくといった感じでした。これまでどおりハナを奪ってレースを進めましたが、いつもなら後続を突き放していた最後の直線でワンダーアキュートを振り切ることができず、最後はハナ差まで迫られる大苦戦の勝利でした。JBCクラシックでトランセンドと演じた激闘の疲れが抜け切らなかったのか、それとも年齢的な衰えが出てきたのか、理由は判りませんが、大井で絶対的な強さを誇ってきたスマートファルコンの牙城が崩れそうになったことは、かなり衝撃的でした。

そのスマートファルコンを追い詰めたワンダーアキュートは、本当に惜しい2着でした。今日はスマートファルコンの直後をテスタマッタと共にあまり離されないようマークして追走すると、最後の直線はスマートファルコンとの一騎打ちに持ち込み、徐々に追い詰めて最後は交わす勢いでした。パドックは昨年に比べ落ち着きがあり、良いデキだったと思います。スマートファルコン相手にこれだけやれたのですから、この馬もGI級の力をつけてきたと言えるかもしれません。今後の活躍が大変楽しみになってきました。

ワンダーアキュート
父カリズマティック 母ワンダーヘリテージ(母の父Plesant Tap)
2006年3月14日生 牡5 栗東・佐藤正雄厩舎
23戦9勝(2011年12月29日現在)
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3着は、ワンダーアキュートとほぼ同じ位置でレースを進めた4番人気のテスタマッタが健闘。パドックは、若干うるさい仕草を見せていましたが、まずまず落ち着いて周回していました。いつもより前の位置からレースを進めましたが、力んで走っていた分、最後は前の2頭に離されてしまいました。

テスタマッタ
父Tapit 母Diffivult(母の父Cocern)
2006年3月19日生 牡5 栗東・村山明厩舎
22戦5勝(2011年12月29日現在)
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なお、2番人気のヤマニンキングリーは、好位追走も伸びきれず6着。5番人気シビルウォーが4着、8番人気メダリアビートが5着に健闘し、上位6頭全てJRA勢が独占しました。地方馬は全く見せ場なく敗れており、今後国際GIを名乗るならば、地方交流重賞とはいえ力の足りない地方馬の選出は問題だと感じました。一定のレイティング以下の馬の出走は認めない方向にする必要があると思います。


それでは、最後に見事優勝したスマートファルコン君を掲載します。

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パドックはの雰囲気は普通。前走JBCクラシックの時よりは若干気配が落ちた印象。まずまず落ち着いて周回していました。

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鞍上の武豊騎手は、レース後のインタビューで「4コーナーで後続を離したかったのですがそれが出来ず、最後は我慢してくれという気持ちでした。」とコメント。また、「今年1年勝ち続けてくれて本当に素晴らしい馬、来年はぜひドバイに行って頑張りたいと思います」と語っていました。

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一方、小崎憲調教師は、「思ったようなパフォーマンスを見せられなかったですし、(ドバイ遠征は)オーナーとも相談して慎重に考えたいと思います。」とコメント。以前に比べて、かなりトーンダウンしたものとなっていました。

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年内無敗で勝ち続けたのは立派の一言です。交流重賞8連勝と東京大賞典2連覇の偉業達成、本当におめでとうございました!


スマートファルコン
父ゴールドアリュール 母ケイシュウハーブ(母の父ミシシッピアン)
2005年4月4日生 牡6 栗毛 静内・岡田スタッド生産 栗東・小崎憲厩舎
32戦22勝(2011年12月29日現在)
(重賞勝利)2011年東京大賞典(GI)、2010年東京大賞典(JpnI)、2011年帝王賞(JpnI)、2011年・2010年JBCクラシック(JpnI)、2011年日本テレビ盃(JpnII)、ダイオライト記念(JpnII)、2009年ブリーダーズゴールドC(JpnII)、2010年、2008年彩の国浦和記念(JpnII)、兵庫ゴールドT(JpnII)、2010年、2009年かきつばた記念(JpnIII)、さきたま杯(JpnIII)、2009年佐賀記念(JpnIII)、名古屋大賞典(JpnIII)、2008年白山大賞典(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2011-12-29 23:59 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2011年 12月 25日

魅せた三冠馬の底力!オルフェーヴルが重賞6連勝で豪華メンバーの有馬記念を制す!

今日、中山競馬場では2011年の中央競馬を締めくくる暮れの大一番・グランプリ・有馬記念(GI)が行われました。

レースは、池添謙一騎手騎乗の1番人気オルフェーヴルが後方追走から徐々に進出すると、直線外から力強く伸びて、内を割って伸びた7番人気エイシンフラッシュに3/4馬身差をつけて優勝しました。

☆有馬記念結果
1着◎オルフェーヴル  (池 添)  2'36'0(良)
2着 エイシンフラッシュ(ルメール )  3/4
3着 トゥザグローリー (福 永)  クビ
4着△ルーラーシップ  (メンディザバル)3/4
5着△トーセンジョーダン(ウィリアムズ)  クビ

今年の有馬記念は、史上7頭目の三冠馬オルフェーヴル、前走ジャパンCで復活Vを決めたGI6勝の女帝ブエナビスタ、今春ドバイワールドCで世界の頂点に立った昨年の覇者ヴィクトワールピサ、今年の春の天皇賞馬ヒルノダムール、春のグランプリ・宝塚記念の覇者アーネストリー、秋の天皇賞馬トーセンジョーダンと今年の中長距離路線の頂点に立った馬の全てが出走、それ以外にも、昨年のダービー馬エイシンフラッシュ、ジャパンC馬ローズキングダム、春の天皇賞馬ジャガーメイルと13頭中9頭がGIホース、出走馬全頭のGIタイトルを合わせると史上最多の「19」という空前の豪華メンバーが激突した、正にドリームレースとなりました。

そんな豪華メンバーの中から1番人気に推されたのは、今年のクラシック三冠馬オルフェーヴル。パドックは今春の日本ダービー以来、久々に見ましたが、当時より馬体の迫力が増した印象。気合を秘めつつも以前のようにチャカつく様子は全くなく、心身共に成長を感じさせられる素晴らしい状態に見えました。

しかし、レースは、あまりスタートが良くなく後方からの競馬。アーネストリーが1000m通過63.8秒と超スローペースで逃げたこともあり、折り合いに苦しむシーンもあり、展開的には大変厳しい競馬になりました。それでも鞍上の池添騎手は、慌てず騒がず後方でじっくり我慢。残り800mから徐々に進出を開始すると、最後の直線上がり33.3秒の末脚で外から力強く伸び、ねじ伏せるように先行馬をまとめて交わしさったのは正に圧巻で、本当に強い競馬を見せてくれました。「さすがは三冠馬!」とレース直後思わず快哉を叫んでしまいました。

2着は、昨年のダービー馬エイシンフラッシュ。道中は5番手を追走、スローな流れの中、内で上手く脚をためて、得意の瞬発力を生かすことができました。ルメール騎手も2度目の騎乗で、明らかに早仕掛けだった天皇賞(秋)とは違い、絶妙の位置取りと仕掛けのタイミングの良さで、スローペースの瞬発力勝負に強いエイシンフラッシュの持ち味を完璧に引き出したと思います。それにしても、今年、春の天皇賞、宝塚記念、ジャパンCと彼をずっと本命に推していただけに、有馬記念で無印にしてしまったのは本当に痛恨でした(涙)。

エイシンフラッシュ
父King'sBest 母ムーンレディ(母の父Platini)
2007年3月27日生 牡4 栗東・藤原英昭厩舎
16戦4勝(2011年12月26日現在)
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3着は、やはり強い4歳世代の一角・トゥザグローリーが今年も9番人気の低評価を覆し、昨年同様好走しました。今年の有馬記念は昨年の上位馬が多数出走していましたが、今日のトゥザグローリーのパドックの気配は、気性の若さを残していた昨年より遥かにいい感じで、古馬の中で一番良く見えました。レースはデキの良さを生かし、久々に彼らしい力強い末脚(上がり3ハロンは勝ち馬と同じ33.3秒)を繰り出しました。ようやく絶好調だった今春の状態に戻ったと言えそうです。

トゥザグローリー
父キングカメハメハ 母トゥザヴィクトリー(母の父サンデーサイレンス)
2007年2月16日生 牡4 栗東・池江泰寿厩舎
17戦6勝(2011年12月26日現在)
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なお、今日が引退レースで2番人気に推されたブエナビスタは、超スローペースで持ち味の末脚を生かすことができず、残念ながら7着に敗れました。道中は3番手追走となり、慣れない前の位置からの競馬となったうえに、かなり行きたがっていたことが、終いの末脚が不発に終わった原因でしょうか。でも、無事ラストランを迎えることができて本当に良かったと思います。最後のパドックも相変わらず落ち着き十分の堂々とした姿を見せていました。ただ、最高に良く見えた前走ジャパンCの時より、若干踏み込みの力強さが弱かった感じがしました。

ブエナビスタ
父スペシャルウィーク 母ビワハイジ(母の父Carleon)
2006年3月14日生 牝5 栗東・松田博資厩舎
(通算成績)23戦9勝
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他では、約半年振りの出走の不利を跳ね返して4着に好走したルーラーシップの末脚(上がり3ハロンはメンバー中最速の33.2秒)が光りました。逃げたアーネストリー(5番人気12着)、2番手につけたヴィクトワールピサ(4番人気8着)、4番手追走のトーセンジョーダン(3番人気5着)は、不得手な瞬発力勝負に泣いた印象です。それぞれ、実力を発揮できなかったのは残念でした。

しかし、素晴らしい名馬達の競演で、思い出に残るレースになりました。また、レース直後にオルフェーヴルを祝福するかのように雪が舞ったシーン(本当に表彰式の時間だけ降った)は、とても美しく、神様も粋なプレゼントをするなあと、感動してしまいました。

それでは、最後に見事優勝したオルフェーヴル君を掲載します。

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パドックは、初の古馬相手にも関らず、堂々と周回していました。昔に比べ落ち着きも増して、安心して馬券を買える(笑)素晴らしいデキでした。

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有馬記念の兄弟制覇は史上初。またその年の三冠馬が有馬記念を制したのは、1984年シンボリルドルフ、1994年ナリタブライアンに次ぐ史上3頭目の快挙となりました。

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鞍上の池添騎手は、レース後のインタビューで「引っ掛かっていたが、何とか我慢して向正面でうまく外に出すことができ、遅い流れの中で追い上げる時のスピードのノリは抜群でした。沈むような走りで捻じ伏せるようなレースをしてくれた。本当に強いレースでした。」とコメント。更に「まだまだ成長していて、ますます強くなる」とも話していました。

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今日は、運よく指定席から観戦できたので、返し馬も見れました。リズム良く軽快な走りを見せていました。

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池添謙一騎手、池江泰寿調教師は共に2009年ドリームジャーニー(オルフェーヴルの全兄)以来2度目の有馬記念制覇となりました。また、来年は凱旋門賞に挑戦し、世界制覇を目指すとのことですが、彼なら史上初の快挙も夢ではないでしょう。今後の走りがますます楽しみです。今日は本当におめでとうございました!

オルフェーヴル
父ステイゴールド 母オリエンタルアート(母の父メジロマックイーン)
2008年5月14日生 牡3 栗毛 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
11戦7勝(2011年12月26日現在)
(重賞勝利)2011年有馬記念(GI)、日本ダービー(GI)、皐月賞(GI)、菊花賞(GI)、スプリングS(GII)、神戸新聞杯(GII)
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by Yuuichiro_K | 2011-12-25 23:59 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2011年 12月 18日

無敗の2歳王者誕生!朝日杯FSはアルフレードが3連勝で初重賞制覇

今日は冬晴れの好天の下、中山競馬場で2歳王者決定戦・朝日杯フューチュリティS(JpnI、2歳・芝1600m)が行われました。レースはC.ウィリアムズ騎手騎乗の1番人気アルフレードが、好位追走から直線内を突いて一気に抜け出し、4番人気マイネルロブストに2馬身差をつけて優勝しました。

☆朝日杯FS結果
1着◎アルフレード   (ウィリアムズ)1'33'4(良)
2着 マイネルロブスト (蛯 名) 2
3着▲レオアクティブ  (横山典) 1/2
4着△トウケイヒーロー (後 藤) クビ
5着○ダローネガ    (佐藤哲) 1 1/4

中山マイルの新馬戦を勝ち、2戦目に新潟マイルの500万特別(きんもくせい特別)を上がり32.5秒の非凡な末脚で制して、2戦2勝で1番人気に推されたアルフレードが、初の重賞挑戦ながら、今日も素晴らしい瞬発力を見せて完勝、見事デビュー3連勝で2歳王者に輝きました。今日のパドックは、特に目立つ感じはなかったものの、落ち着いて周回していました。レースは、楽な手ごたえで好位につけて脚をためると、直線インからあっという間に突き抜けました。なお、勝ち時計は2004年にマイネルレコルトが記録したレースレコードに並ぶ1'33'4の好タイムで、文句なしの勝ちっぷりでした。

2着は、勝ち馬を見ながらレースを進めた4番人気マイネルロブストが、中団からしぶとく伸びてきました。前走・東京スポーツ杯2歳Sは不良馬場に泣き、いいところがありませんでしたが、見事巻き返しました。パドックはまずまず落ち着いて周回していました。父は中山マイルのレコードホルダー・ゼンノエルシドということで、血統的なコース適性もあったのかもしれませんね。ハイレベルと言われる札幌2歳S(JpnIII)僅差3着の実力を今日は見せてくれました。

マイネルロブスト
父ゼンノエルシド 母コウエイベラドンナ(母の父メジロライアン)
2009年3月11日生 牡2 美浦・高橋裕厩舎
5戦2勝(2011年12月18日現在)
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3着は、京王杯2歳S(JpnII)の覇者ながら8番人気と意外と評価の低かったレオアクティブ。パドックは、ちょっと首の高いところはありましたが、前走と同じような雰囲気で悪くないデキだったと思います。レースは、後方2番手から直線メンバー中最速の上がり34.9秒の末脚を繰り出して、前走がフロックでないことを証明しましたね。大外枠の不利を克服し、良く頑張ったと思います。

レオアクティブ
父アドマイヤムーン 母レオソレイユ(母の父オペラハウス)
2009年2月22日生 牡2 美浦・杉浦宏昭厩舎
7戦2勝(2011年12月18日現在)
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なお、2番人気のクラレントは、前走同様パドックであまりピンとくるものを感じませんでしたが、後方3番手からそれなりに追い上げたものの7着と見せ場ありませんでした。3番人気5着のダローネガは、心配されたイレ込みはそれほどなく、まずまず落ち着いて周回していましたが、やはり不利な大外枠に泣いた印象。その他では、4着に健闘したトウケイヘイローと6着サドンストームのパドックの気配の良さが目立ちました。ただ、両馬とも血統的にマイルはギリギリだったようで、スプリント戦で改めて狙ってみたいと思いました。

それでは、最後に見事優勝したアルフレード君を掲載します。

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パドックの印象は普通。ただ、体を大きく見せ、落ち着いて周回しており、悪い印象はなかったです。

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鞍上のウィリアムズ騎手は、NHKマイルCに続き今年2つ目、通算3つ目の日本国内GI制覇を飾りました。なお、レース後のインタビューで「距離も大丈夫だと思いますし、このまま無事に行けば大きなところが獲れるチャンスが来る」と語っていました。

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ウイニングラン中のアルフレード君です。なお、シンボリクリスエス産駒は意外にも芝のGIは初勝利、また手塚貴久厩舎も開業13年目で嬉しいGI初制覇となりました。

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1997年グラスワンダー以来、久々に関東から無敗の2歳王者が誕生しました。来年のクラシックも期待しています!今日は初のGI制覇、本当におめでとうございました!


アルフレード
父シンボリクリスエス 母プリンセスカメリア(母の父サンデーサイレンス)
2009年4月11日生 牡2 鹿毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・手塚貴久厩舎
3戦3勝(2011年12月18日現在)
(重賞勝利)2011年朝日杯フューチュリティS(JpnI)
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by Yuuichiro_K | 2011-12-18 21:36 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2011年 11月 27日

1年前の無念を晴らす劇的復活V!ジャパンCはブエナビスタが史上2頭目の親仔制覇、GI6勝目を飾る

今日、東京競馬場では、世界最高峰のレースの覇者(ドバイWC優勝馬ヴィクトワールピサと凱旋門賞優勝馬デインドリーム)をはじめ、国内外のGIホース10頭を含む16頭の豪華メンバーが激突した大一番・ジャパンC(GI、3歳上・芝2400m)が行われました。
レースは、岩田康誠騎手騎乗の2番人気ブエナビスタが、中団追走から直線力強く伸びて、先に抜け出した6番人気トーセンジョーダンとの激しい叩き合いをクビ差制し、優勝しました。

☆ジャパンC結果
1着▲ブエナビスタ   (岩 田)2'24'2(良)
2着△トーセンジョーダン(ウィリアムズ)クビ
3着 ジャガーメイル  (四 位)1 3/4
4着△トレイルブレイザー(武 豊)1/2
5着△ウインバリアシオン(安藤勝)3/4

昨年のジャパンCで1位入線も進路妨害で2着降着となって以来、歯車が狂ってしまったのか、その後1年以上勝ち星から遠ざかっていた昨年の年度代表馬・女傑ブエナビスタが見事復活、1年前の無念を晴らす劇的な勝利を飾りました。

今日のパドックは、相変わらず落ち着き十分、前走の天皇賞の時よりキビキビとした動きが増して踏み込みも力強く、明らかに状態は上がっており、素晴らしく良く見えました。今日のパドックは、人気馬は皆本当に良く見えたのですが、ただ1頭選んで単複を買ったのは「ブエナビスタ」でした。レースは、アメリカのミッションアプルーヴドが1000m通過61.8秒のスローペースで逃げ、天皇賞馬トーセンジョーダンが2番手を追走。4コーナー手前でウインバリアシオンが早めに動いて2番手に上がると、好位追走組も一気に押し寄せ、直線は激しい追い比べとなりました。ブエナビスタは中団やや前目のインでじっくり脚をためると、直線は上手く馬群の外に持ち出して持ち味の末脚を爆発させ、3番手から抜け出したトーセンジョーダンとの一騎打ちを制しました。直線は彼女の名前を絶叫してしまいましたが、期待に応えてくれて本当に嬉しかったです。そして、改めて彼女の強さ、底力に心から感動しました。

2着のトーセンジョーダンも最後までブエナビスタに食い下がる素晴らしい走りでした。調教ではトゥザグローリーに遅れをとったこともあり、前走のレコード激走の反動はないのか心配していましたが、パドックはイレ込む様子もなく落ち着いて周回しており、前走の状態はキープしていたように見えました。レースは果敢に2番手を追走。前走と違ってスローペースの流れになりましたが、早め先頭の正攻法の強い競馬を見せてくれました。前走天皇賞レコードVは、伊達ではありませんでしたね。

トーセンジョーダン
父ジャングルポケット 母エヴリウィスパー(母の父ノーザンテースト)
2006年2月4日生 牡5 栗東・池江泰寿厩舎
17戦9勝(2011年11月27日現在)
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3着は、14番人気と人気を落としていた昨年の天皇賞馬・7歳馬ジャガーメイルが健闘しました。年齢を重ねながらも昨年4着から1つ順位を上げたのですから、彼の頑張りも本当に見事でした。パドックは落ち着き十分、7歳秋とは思えないほど力強い歩様を見せていましたし、レースは勝ち馬の直後につけて、上手く追い込んできました。2・3着馬は共にジャングルポケット産駒。トニービンの血を引く馬達の東京コースにおける相性の良さは素晴らしいものがあります。

ジャガーメイル
父ジャングルポケット 母ハヤベニコマチ(母の父サンデーサイレンス)
2004年5月8日生 牡7 美浦・堀宣行厩舎
24戦6勝(2011年11月27日現在)
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なお、1番人気に推された凱旋門賞馬デインドリームは、後方4番手から大外に持ち出したものの6着まで。パドックは落ち着きもあり、キビキビと周回していて、なかなか良く見せていましたが、レースは、スタートで後手を踏み、終始外を通る競馬となり、自慢の末脚は不発に終わりました。「凱旋門賞馬はジャパンCを勝てない。」、今回もこのジンクスは生きていましたね。

デインドリーム
父Lomitas 母Danedrop(母の父Danehill)
2008年5月7日生 牝3 ドイツ・P.シールゲン厩舎
13戦5勝(2011年11月27日現在)
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ドバイワールドCの覇者・ヴィクトワールピサは、13着。パドックは落ち着いていましたが、レースは終始後方侭、全く彼らしい走りが見られなかったのは残念でした。やはり彼ほどの名馬でも一頓挫あっての8ヶ月振りの実戦は厳しかったですね。でも、震災で悲しみに沈んだ日本に明るいニュースを届けてくれた彼の勇姿を再びターフで見ることができて、本当に嬉しかったです!

ヴィクトワールピサ
父ネオユニヴァース 母ホワイトウォーターアフェア(母の父Machiavellian)
2007年3月31日生 牡4 栗東・角居勝彦厩舎
14戦8勝(2011年11月27日現在)
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また、他の人気を集めた4歳馬は、チャカつき気味だったトゥザヴィクトリー以外は、パドックでいずれも良く見えたのですが、トレイルブレイザーの4着が最高で、エイシンフラッシュ8着、ローズキングダム9着、トゥザグローリー11着、ペルーサ16着と見せ場なく惨敗したのは案外で、大変残念な結果でした。

それでは、最後に見事優勝したブエナビスタちゃんの勇姿を掲載します。

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パドックは、いつもどおり落ち着き十分。キビキビとした力強い歩様を見せ、前走の天皇賞より良く見えました。

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鞍上の岩田康誠騎手は、ブエナビスタ4度目の騎乗で嬉しい初勝利となりました。レース後のインタビューでは、「やっとブエナビスタの強い競馬を見せること、現役最強馬であることを証明出来て嬉しい。」、「スタッフが最高の仕上げをしてくれた。枠順も良くスムーズな競馬ができ、彼女の負けん気の走りを出すことができた。前回、判断ミスでブエナに申し訳ない騎乗だったが、今日は素晴らしいレースを出来て良かったです。」と語っていました。

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ブエナビスタの父は1999年のジャパンCで凱旋門賞馬モンジューを破って優勝したスペシャルウィーク。歴史は繰り返し、スペシャルウィークの仔がまたしてもその年の凱旋門賞馬を破りました。そして、シンボリルドルフ-トウカイテイオーに次ぐ、史上2頭目のジャパンC親仔制覇の大偉業を達成しました。

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5歳秋になっても衰えることのない彼女の強靭な末脚、勝負根性には本当に頭が下がります。日本競馬史に残る歴史的名牝と言ってよいでしょう。国内外の強豪を破ってのGI6勝目、本当におめでとうございました!


ブエナビスタ
父スペシャルウィーク 母ビワハイジ(母の父Caerleon)
2006年3月14日生 牝5 黒鹿毛 早来・ノーザンファーム生産 栗東・松田博資厩舎
22戦9勝(2011年11月27日現在)
(重賞勝利)2011年ジャパンC(GI)、2010年天皇賞・秋(GI)、ヴィクトリアマイル(GI)、2009年オークス(JpnI)、桜花賞(JpnI)、2008年阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)、2010年京都記念(GII)、2009年チューリップ賞(JpnIII)
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by Yuuichiro_K | 2011-11-27 22:35 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback(1) | Comments(2)
2011年 11月 03日

新砂の女王!レコード決着!世紀の一騎打ち!歴史に残るJBCデー!

今日、大井競馬場では史上初めて1日で重賞が3レース行われるJBC競争(レディスクラシック、スプリント、クラシック)が開催され、歴史的対決(JBCクラシックでトランセンドVSスマートファルコン)も実現とあって大いに盛り上がりました。

第9Rに行われた第1回レディスクラシック(新設重賞、3歳上牝馬・ダート1800m)は、岩田康誠騎手騎乗の2番人気ミラクルレジェンドが、1番人気のラヴェリータとの一騎打ちを制し、3/4馬身差をつけて優勝しました。

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記念すべき第1回レディスクラシック、スタートの瞬間です

☆JBCレディスクラシック結果
1着 ミラクルレジェンド(岩 田)1'49'6(良)コースレコード
2着 ラヴェリータ   (武 豊)3/4
3着 カラフルデイズ  (福 永)7
4着 パールシャドウ  (横山典)アタマ
5着 ウェディングフジコ(吉田豊)3/4

9月に行われた前哨戦のレディスプレリュードで1・2着したミラクルレジェンドとラヴェリータの再戦が注目された一戦は、斤量が1キロ軽くなったラヴェリータが1番人気に推されましたが、ラヴェリータをぴったりマークしたミラクルレジェンドが直線きっちり捕らえて今回も先着、見事第1回砂の女王に輝きました。

パドックは、やはり人気になった2頭が落ち着き十分で大変良く見えました。実際、レースは2頭の一騎打ちとなり3着以下を大きく突き放しました。なお、勝ち時計は1980年カツアールが記録した1'49'9のレコードを31年振りに更新する素晴らしい内容の勝利でした。

ミラクルレジェンド
父フジキセキ 母パーソナルレジェンド(母の父Awesome Again)
2007年2月17日生 牝4 栗毛 千歳・社台ファーム生産 栗東・藤原英昭厩舎
15戦8勝(2011年11月3日現在)
(重賞勝利)2011年JBCレディスクラシック、レディスプレリュード、2010年レパードS、クイーン賞(JpnIII)
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続けて行われた第11回JBCスプリント(JpnI、3歳上・ダート1200m)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気スーニが、直線外から追いこんで、先行して抜け出した2番人気セイクリムズンに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。

☆JBCスプリント結果
1着 スーニ      (川 田)1'10'1コースレコード
2着 セイクリムズン  ( 幸 )1 1/4
3着 ダッシャーゴーゴー(横山典)アタマ
4着 ラブミーチャン  (濱 中)クビ
5着 セレスハント   (福 永)1

今年のJBCスプリントは、一昨年の覇者スーニ、昨年の覇者サマーウインド、スプリンターズSから転戦してきたダッシャーゴーゴー、重賞3勝のセイクリムズン、東京スプリントの覇者セレスハントが単勝10倍以下に推され混戦が予想されていました。はたしてレースは大激戦となりましたが、最後は後方5番手から大外を豪快に伸びた、スーニが一気に突き抜け、見事重賞3連勝で一昨年のJBCスプリント以来となる嬉しい3度目のJpnI制覇を飾りました。

今日のパドックは、大変落ち着いて堂々と周回しており素晴らしいデキだったと思います。以前は激しくイレ込むタイプでしたから、気性の成長を感じました。なお、勝ち時計の1'10'1は、1980年カオルダケが記録した1'10'2のレコードを31年振りに更新する素晴らしい内容でした。一頃はスランプで1年以上勝てなかった時期もありましたが、今年見事に復活しましたね。おめでとうございました!

スーニ
父Soto 母Enabru(母の父Roanoke)
2006年2月10日生 牡5 鹿毛 アメリカ・Highclere Inc.生産 栗東・吉田直弘厩舎
31戦11勝(2011年11月3日現在)
(重賞勝利)2011年・2009年JBCスプリント(JpnI)、2008年全日本2歳優駿(JpnI)、2011年東京盃(JpnII)、2008年兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)、2011年サマーチャンピオン(JpnIII)、2010年黒船賞(JpnIII)、東京スプリント(JpnIII)
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そして、メインレースの第11回JBCクラシック(JpnI、3歳上・ダート2000m)は、待ちに待った世紀の対決が実現しました。昨年のJBCクラシックから重賞6連勝中で、武豊騎手いわく「砂のサイレンススズカ」とまで言わしめたダート2000m日本レコードホルダー・スマートファルコンと、昨年のジャパンCダート(GI)、今年のフェブラリーS(GI)と南部杯(JpnI)を制し、ドバイワールドC(首GI)では世界の2着となったトランセンド。どちらも強力な逃げ馬ということで、非常に興味深い一戦となりました。

レースは期待どおりの見事な一騎打ちとなり、スマートファルコンがハイペースで快調に飛ばすと、そのまま逃げ切って見事JBCクラシック連覇、重賞7連勝を飾りました。

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スピードの次元が違う2頭の見事な一騎打ち。スタートからゴールまで、最後までこの2頭の競馬でした。

☆JBCクラシック結果
1着 スマートファルコン(武 豊)2'02'1(良)
2着 トランセンド   (藤 田)1
3着 シビルウォー   (吉田豊)3 1/2
4着 グランシュヴァリエ(本 橋)大
5着 テラザクラウド  (今 野)クビ

2番手で追いかけたトランセンドは最後懸命に差をつめたものの1馬身及ばず2着でした。しかし、これまで本格化してから全く相手を寄せ付けない圧倒的な逃げで大差勝ちを続けてきたスマートファルコンにこれだけ迫ったのですから、トランセンドもやはり強かったです。敗れたとはいえ、素晴らしい走りを見せてくれました。

トランセンド
父ワイルドラッシュ 母シネマスコープ(母の父トニービン)
2006年3月9日生 牡5 栗東・安田隆行厩舎
18戦9勝(2011年11月3日現在)
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それでは、最後に見事世紀の対決を制したスマートファルコンを掲載します。

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今日のパドックは、いつになく大変落ち着きがあって本当に素晴らしいデキに感じました。

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鞍上の武豊騎手は、JBCクラシック5連覇の偉業を達成。レース後のインタビューでは、「強い馬が一頭いましたが、(逃げに)迷いはありませんでした。来年ドバイに行きたい。」と語っていました。

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世紀の対決を制したスマートファルコン、今後は世界相手の活躍を期待したいです。JBCクラシック連覇、本当におめでとうございました!


スマートファルコン
父ゴールドアリュール 母ケイシュウハーブ(母の父ミシシッピアン)
2005年4月4日生 牡6 栗毛 静内・岡田スタッド生産 栗東・小崎憲厩舎
31戦21勝(2011年11月3日現在)
(重賞勝利)2011年帝王賞(JpnI)、2011年・2010年JBCクラシック(JpnI)、2010年東京大賞典(JpnI)、2011年日本テレビ盃(JpnII)、ダイオライト記念(JpnII)、2009年ブリーダーズゴールドC(JpnII)、2010年、2008年彩の国浦和記念(JpnII)、兵庫ゴールドT(JpnII)、2010年、2009年かきつばた記念(JpnIII)、さきたま杯(JpnIII)、2009年佐賀記念(JpnIII)、名古屋大賞典(JpnIII)、2008年白山大賞典(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2011-11-03 23:59 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2011年 10月 30日

驚愕の日本レコード1'56'1!天皇賞・秋はトーセンジョーダンが悲願の初GI制覇

今日の東京は心配された雨の影響もなく、絶好の馬場コンディションの下、GI馬7頭を含む豪華メンバーが揃った秋の中距離王決定戦・天皇賞・秋(GI)が行われました。

レースは、N.ピンナ騎手騎乗の7番人気トーセンジョーダンが後方追走から直線外を力強く伸び、内から鋭く伸びた2番人気ダークシャドウを1/2馬身差抑えて優勝しました。

☆天皇賞・秋結果
1着 トーセンジョーダン(ピンナ)1'56'1(良)日本レコード
2着◎ダークシャドウ  (ルメール )1/2
3着▲ペルーサ     (横山典)1/2
4着△ブエナビスタ   (岩 田)3/4
5着 トゥザグローリー (福 永)1 3/4

これまでGII重賞を3勝するなど、高い素質を認められながらも、過去2戦のGIでは一息の成績だったトーセンジョーダンが、ついに持てる能力をフルに発揮、驚異的な日本レコードで待望の初GI制覇を飾りました。パドックは、前走札幌記念同様、落ち着き十分で堂々とした歩様を見せ、昨日の予想では無印にしていましたが、思わず馬券を買ってしまうほどの絶好のデキでした。レースは、シルポートが1000m通過56.5秒と超ハイペースで逃げ、ビッグウィーク、エイシンフラッシュ、アーネストリーが早めに前を追いかけたこともあり、後方待機策のトーセンジョーダンには流れも向きましたね。それにしても、勝ち時計は従来の天皇賞レコードを1.1秒も更新する1'56'1。本当に驚異的なタイムです。素晴らしいスピードにただただ感動しました。

2着は2番人気のダークシャドウ。こちらも並み居る強豪を抑えて2番人気に推されるだけのことはありましたね。パドックは、ちょっと気合を表に出す場面もありましたが、毎日王冠優勝時のデキをしっかりキープしていたと思います。レースは中団からレースを進め、ほぼ同じ位置にいた1番人気のブエナビスタと同等の末脚を繰り出し、最後までブエナビスタの追撃を寄せ付けず、勝ち馬に1/2馬身差まで迫ったのは見事でした。

ダークシャドウ
父ダンスインザダーク 母マチカネハツシマダ(母の父サンデーサイレンス)
2007年2月17日生 牡4 美浦・堀宣行厩舎
10戦5勝(2011年10月30日現在)
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3着は、春の天皇賞以来だった6番人気のペルーサ。調教で素晴らしい時計を出していて注目していましたが、パドックは相変わらず素晴らしい馬体。落ち着いて周回していて、久々でも力を出せる状態だったと思います。レースは、後方5番手からメンバー中最速の上がり33.9秒の末脚を繰り出しました。秋初戦としては上々の内容ですし、今後が楽しみになる素晴らしい走りでした。

ペルーサ
父ゼンノロブロイ 母アルゼンチンスター(母の父Candy Stripes)
2007年3月20日生 牡4 美浦・藤沢和雄厩舎
12戦4勝(2011年10月30日現在)
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なお、連覇を狙った1番人気のブエナビスタは4着。パドックは相変わらず落ち着いていましたが、昨年の絶好調時に比べると正直気配は今一つに思えました。レースは、中団を追走しましたが、直線は内の狭いところに入ってしまい、しかも馬を寄せられた時にひるんでしまって、伸び切れませんでした。時計的には良く走っているとはいえ、やはり年齢的な衰えがありそうです。3番人気のエイシンフラッシュは、馬のデキは絶好でしたが、ハイペースを早めに追いかけたため、最後一杯になってしまいました。とはいえ6着なら良く踏ん張っているといえるでしょう。5着のトゥザグローリーも同様で、負けて強しという内容の競馬だったと思います。宝塚記念馬アーネストリーは14着、やはり大外枠が応えました。先行するまでに脚を使ってしまったうえに、超ハイペースに巻き込まれたのは辛かったですね。不甲斐なかったのは3番人気10着のローズキングダム。馬の気配は良かっただけに、全く見所のない走りは案外で、残念な走りでした。

それでは、最後に見事優勝したトーセンジョーダン君を掲載します。

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パドックは、以前のような煩いところはなく、落ち着き十分で素晴らしいデキだったと思います。

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鞍上のピンナ騎手は、宝塚記念以来2度目の騎乗で見事トーセンジョーダンを優勝に導き、嬉しい日本競馬のGI初制覇を飾りました。ゴール直後、ド派手なガッツポーズで喜びを爆発させていました。

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池江泰寿厩舎は、先週の菊花賞に続く2週連続のGI制覇となりました。トゥザグローリーも5着に好走しており、厩舎の勢いは止まりませんね。

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トーセンの冠の馬は、これまでなかなかGIで勝てませんでしたが、ついにタイトルを掴みましたね。距離が伸びて更に良い血統ですし、ジャパンC、有馬記念の走りも期待したいです。初GI制覇、本当におめでとうございました!

トーセンジョーダン
父ジャングルポケット 母エヴィリウィスパー(母の父ノーザンテースト)
2006年2月4日生 牡5 鹿毛 早来・ノーザンファーム生産 栗東・池江泰寿厩舎
16戦9勝(2011年10月30日現在)
(重賞勝利)2011年天皇賞・秋(GI)、札幌記念(GII)、AJC杯(GII)、2010年アルゼンチン共和国杯(GII)
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by Yuuichiro_K | 2011-10-30 22:31 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2011年 10月 10日

世界クラスの底力を見せつけた!南部杯はトランセンドが激戦を制しGI3勝目を飾る

今日東京競馬場では、東日本大震災の被災地復興支援として、これまで盛岡競馬場で開催されてきた地方交流重賞・マイルCS南部杯(JpnI)が初めて東京競馬のメインレースとして実施されました。

レースは、圧倒的1番人気に推された藤田伸二騎手騎乗のトランセンドが、2番手追走から最後の直線ダノンカモンとの激しい競り合いをアタマ差制し、GI(級)レース3勝目を飾りました。

☆南部杯結果
1着◎トランセンド   (藤 田)1'34'8(良)
2着▲ダノンカモン   (福 永)アタマ
3着△シルクフォーチュン(藤岡康)1/2
4着△エスポワールシチー(松 岡)1 1/2
5着 ダイショウジェット(柴 山)3 1/2

今年の南部杯は、同じ舞台の2月に行われたフェブラリーS(GI)の覇者で、3月の世界最高賞金レース・ドバイワールドC(首GI)でヴィクトワールピサの2着に好走した現ダート王・トランセンドが、ドバイWC以来約半年振りに出走、世界レベルの実力を示したトランセンドが、どんな走りを見せてくれるか注目の一戦となりました。

パドックは、落ち着き十分でフェブラリーS(GI)出走時と遜色ない状態に見えました。しかしレースは、いつものような行き脚がなかなかつかず、エスポワールシチーにハナを譲って2番手からの競馬になりました。直線に入ってもエスポワールシチーの逃げ足は軽快で、なかなか捕えることができず、やっと交わした途端、今度は直後から迫ってきたダノンカモンにいったん交わされる厳しい競馬となりました。しかし、ここからトランセンドが底力を発揮、ダノンカモンをゴール直前内から差し返し、アタマ差おさえて優勝となりました。久々の競馬だったためか苦戦しましたが、その逆境を跳ね返した素晴らしい勝負根性に改めて感動しました。

2着は、ここ数戦ダートで大変安定した走りを続けてきたダノンカモン。パドックは相変わらずうるさいところを見せていましたが、これはいつものこと。レースでは、トランセンドをマークするように4番手から直線に向くと、前述のとおりいったんはトランセンドを交わす場面もあり、あと一歩で大金星の惜敗でした。それにしても彼は、こんなにも強いのになかなか重賞勝利に届きませんね。今日は相手が悪かったとしかいいようがありません。

ダノンカモン
父シンボリクリスエス 母シンコウエンジェル(母の父Ogygian)
2006年2月8日生 牡5 栗東・池江泰寿厩舎
25戦7勝(2011年10月10日現在)
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3着は、後方から末脚を伸ばした7番人気のシルクフォーチュン。パドックは、いつもよりちょっとうるさかったです。それでもスプリント戦で見せてきた爆発的な末脚をマイル戦でも発揮してみせたのは見事でした。使える距離の幅が広がったのは、今後の彼にとって大きな財産になったと思います。

シルクフォーチュン
父ゴールドアリュール 母シルクエスペランサ(母の父Alwuhush)
2006年2月14日生 牡5 栗東・藤沢則雄厩舎
22戦6勝(2011年10月10日現在)
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なお、2番人気のエスポワールシチーは、久々に彼らしい正攻法の逃げで直線も懸命に粘ったものの、最後はねじふせられました。力は出し切ったと思いますが、全盛期の力はもうないようです。4番人気のランフォルセは、イレ込みがきつくあまり良く見えませんでしたが見せ場なく6着に敗れたのは残念でした。

それにしても、勝ち時計はサクセスブロケッケンのコースレコードとわずか0.2秒差という早いタイム。今年2月のフェブラリーSの内容を上回るハイレベルな一戦だっと思います。本当に素晴らしいレースでした。

それでは最後に見事優勝したトランセンド君を掲載します。

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パドックは、落ち着き十分。伸びやかで力強い歩様で、久々を感じさせない素晴らしいデキに見えました。

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鞍上の藤田騎手はレース後のインタビューで「休み明けのせいか、いつもより落ち着きすぎていた。そのため、ちょっと行き脚がつきませんでした。最後はよく差し返してこの馬の地力を見せてくれました。」とコメント。1番人気に応えることができてホッとした様子でした。

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トランセンドは、これで7戦連続連対を確保。強力な先行力を武器に本当に安定した走りを続けています。今回の勝利で5つ目の重賞制覇となりました。

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秋初戦を快勝し、次はジャパンCダート(GI)でスマートファルコンとの初対決となるのでしょうか。強い逃げ馬同士の決戦が今から本当に楽しみです。GI3勝目、本当におめでとうございました!

トランセンド
父ワイルドラッシュ 母シネマスコープ(母の父トニービン)
2006年3月9日生 鹿毛 新冠・ノースヒルズマネジメント生産 栗東・安田隆行厩舎
17戦9勝(2011年10月10日現在)
(重賞勝利)2010年ジャパンCダート(GI)、2011年フェブラリーS(GI)、南部杯(JpnI)、2010年みやこS(GIII)、2009年レパードS
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by Yuuichiro_K | 2011-10-10 21:46 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)
2011年 10月 02日

世界のロケットマン敗れる!スプリンターズSはカレンチャンが重賞4連勝で新短距離女王に

今日、中山競馬場では秋の短距離王を決めるグローバルスプリントチャレンジ第7戦・スプリンターズS(GI、3歳上・芝1200m)が行われました。レースは、池添謙一騎手騎乗の3番人気カレンチャンが、中団追走から直線外から鋭く伸び、最内を突いて伸びた9番人気パドトロワに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。なお、ビービーガルダンは放馬したため、競走除外となりました。

☆スプリンターズS結果
1着 カレンチャン   (池 添)1'07'4(良)
2着 パドトロワ    (安藤勝)1 3/4
3着△エーシンヴァーゴウ(福 永)ハナ
4着◎ロケットマン   (コーツィー )1/2
5着○ラッキーナイン  (プレブル)クビ

今年のスプリンターズSは、21戦17勝2着4回の世界的名スプリンター・シンガポールのロケットマンが圧倒的人気を集め注目されましたが、勝ったのは、今年重賞3勝を含み4連勝中と充実一途だった日本の4歳牝馬・カレンチャンでした。パドックはいつもどおり落ち着き十分、力を出せる状態だったと思います。レースは、スタートでやや遅れて中団からの競馬となりましたが、手ごたえ良く4コーナーを回るとラスト3ハロンをメンバー中最速の33.8秒で鋭く伸びて、2着に1 3/4馬身差をつける完勝劇でした。これで重賞4連勝、ブエナビスタに続き短距離界も牝馬が頂点を極めましたね。まだ4歳と若いですし、今後もしばらくは短距離王者として君臨してくれることでしょう。

2着は9番人気の伏兵・パドトロワが重賞未勝利馬ながら大健闘しました。パドックは特に目立つところはありませんでしたが、レースは積極的にヘッドライナーと並んでハナを奪って逃げると直線も最内を突いて最後まで良く粘りました。彼もまだ伸び盛りの4歳、今後の活躍が楽しみです。

パドトロワ
父スウェプトオーヴァーボード 母グランパドドゥ(母の父フジキセキ)
2007年4月20日生 牡4 栗東・鮫島一歩厩舎
16戦6勝(2011年10月2日現在)
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3着はサマースプリント女王・エーシンヴァーゴウ。夏競馬から使い詰めで上積みが乏しいと思われたのか、セントウルSの覇者も7番人気と意外に低評価でしたが、パドックは、いつもより落ち着きもあり、なかなか良く見せていました。レースは3番手から正攻法の競馬で見せ場十分のいい走りを見せてくれました。

エーシンヴァーゴウ
父ファルブラヴ 母カンザスガール(母の父Thunder Gulch)
2007年3月19日生 牝4 栗東・小崎憲厩舎
16戦7勝(2011年10月2日現在)
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なお、圧倒的人気を集めたロケットマンは、パドックで終始小走りで落ち着きがなく、正直?なデキでした。果たしてレースはいつもどおり先行したものの、最後の伸びを欠き、初めて連対を外すまさかの4着敗戦となってしまいました。レース後の関係者のインタビューでは、勝負どころでいつもの力強い伸びがなかったということで、やはり本調子ではなかったということでしょう。5着のラッキーナインは、直線の勝負どころでパドトロワに進路をカットされた不利が痛かったですね。注目の外国馬は案外な結果に終わりました。

ロケットマン
父Viscount 母Macrosa(母の父McGinty)
2005年10月17日生 騸6 シンガポール・P.ショー厩舎
22戦17勝(2011年10月2日現在)
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それにしても伸び盛りの若い4歳馬が上位を占めたというのは、日本の競馬界にとって明るい結果になりましたね。世界のトップスプリンター相手に勝ったというのも大きな自信になるでしょうし、本当に嬉しい日本馬の頑張りでした。

それでは最後に見事優勝したカレンチャンを掲載します。

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パドックは、いつもどおり落ち着いて周回していました。

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鞍上の池添騎手は「4コーナーでは手応え十分。追い出したらしっかり伸びてくれました。強かったです。」とコメント。先週に続き今日も人馬一体の好騎乗でした。

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池添騎手にハナをなでられているカレンチャンです^^。なお、彼女はこれで5連勝(重賞は4連勝)。初のGI挑戦でしたが見事な競馬を見せてくれました。

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昨年の短距離王・キンシャサノキセキが引退して不在だった日本短距離界に新たなスターが誕生しましたね。今後の活躍が本当に楽しみです。初GI制覇、本当におめでとうございました!

カレンチャン
父クロフネ 母スプリングチケット(母の父トニービン)
2007年3月31日生 牝4 芦毛 千歳・社台ファーム生産 栗東・安田隆行厩舎
12戦8勝(2011年10月2日現在)
(重賞勝利)2011年スプリンターズ(GI)、阪神牝馬S(GII)、函館スプリントS(GIII)、キーンランドC(GIII)
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by Yuuichiro_K | 2011-10-02 22:36 | 11年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)