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2017年 11月 26日 ( 1 )


2017年 11月 26日

ジャパンCは、シュヴァルグランが悲願のGI初制覇

今日、東京競馬場では国内外のGIホース9頭を含む17頭の精鋭が激突した秋の大一番・ジャパンC(GI)が行われました。
レースは、H.ボウマン騎手騎乗の5番人気シュヴァルグランが、好位4番手追走から直線で逃げたキタサンブラックを外から交わし、中団外から追い上げた2番人気レイデオロに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。

☆ジャパンC結果
1着△シュヴァルグラン (H.ボウマン)2'23'7(良)
2着▲レイデオロ    (C.ルメール) 1 1/4
3着△キタサンブラック (武 豊) クビ
4着○マカヒキ     (内 田) 4
5着 アイダホ     (R.ムーア ) クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い B普通 C平凡)

1 シュヴァルグラン  B+
  2人引き、落ち着いて力強い動き
2 レイデオロ     B+
  2人引き、時折小走りもダービーの時より落ち着いて踏み込み力強い
3 ギニョール     B
  2人引き、普通
4 キタサンブラック  B+
  首高い、前走天皇賞の状態をキープ
5 サウンズオブアース B
  普通
6 イキートス     C
  2人引き、落ち着きなし
7 ディサイファ    B
  普通
8 ソウルスターリング B+
  2人引き、気合いを表に出して周回
9 レインボーライン  B
  普通
10 ブームタイム    C
  落ち着きなし
11 マカヒキ      B+
  2人引き、落ち着いて力強い歩様
12 サトノクラウン   B
  普通、天皇賞の時より気配は落ちる
13 シャケトラ     A
  大変落ち着いて伸びやかな動き
14 アイダホ      B
  2人引き、普通
15 ワンアンドオンリー B
  普通
16 ヤマカツエース   B
  普通
17 ラストインパクト  B
  普通

今年のジャパンCは、連覇を狙うGI6勝馬キタサンブラックが単勝2.1倍で1番人気。前走神戸新聞杯(GII)を完勝した今年の日本ダービー馬レイデオロが単勝3.8倍で2番人気。GI騎乗機会10戦連続3着内の絶好調M.デムーロ騎手騎乗の宝塚記念馬サトノクラウンが単勝5.7倍で3番人気。今年のオークスをダービーよりも早い時計で勝っているソウルスターリングが単勝9.3倍で4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、これら上位人気馬を抑えて勝ったのは、これまでGIレースで惜敗が続いていた5番人気のシュヴァルグランでした。

シュヴァルグランのパドックは、以前のようなテンションが高いところは全く見せず、大変落ち着いて周回していて、なかなか良く見えました。レースは昨年同様、キタサンブラックが単騎で逃げる展開になりましたが、好位4番手の内をロスなく追走すると、直線はキタサンブラックを目標に力強く伸び、これまでなかなか捕まえることができなかったキタサンブラックをきっちり差し切ってみせました。馬のデキの良さはもちろんのこと、テン乗りながら完璧なレース運びを見せてくれた鞍上のH.ボウマン騎手の好騎乗も光りました。

2着は2番人気のレイデオロが人気どおりの好走。パドックはダービー以来久しぶりに見ましたが、馬体の迫力が増した印象。ほどよく気合いを表に出して好気配でした。レースは中団追走から直線外からメンバー最速の上がり34.6秒の末脚を繰り出して、勝ち馬には届かなかったもののゴール直前でキタサンブラックを捕らえました。ダービーの時から3秒2も時計を詰めたのはまさに成長の証。今後が楽しみになる走りを見せてくれました。

レイデオロ
父キングカメハメハ 母ラドラーダ(母の父シンボリクリスエス)
2014年2月5日生 牡3 美浦・藤沢和雄厩舎
7戦5勝(2017年11月26日現在)
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3着は、連覇を狙った1番人気のキタサンブラック。パドックはまずまず落ち着いて前走天皇賞の状態をキープしていたと思います。レースは昨年より1.5秒早い1000m通過60.2秒のペースで逃げながら、直線もしぶとく粘りましたが、ゴール直前でシュヴァルグラン、レイデオロの末脚に屈しました。しかし、レース中に落鉄があってこの内容なら、ラストランとなる次走有馬記念に向けて悲観する内容ではなかったと思います。

キタサンブラック
父ブラックタイド 母シュガーハート(母の父サクラバクシンオー)
2012年3月10日生 牡5 栗東・清水久詞厩舎
19戦11勝(2017年11月26日現在)
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なお、3番人気のサトノクラウンは中団侭伸びを欠き10着に凡走。パドックは前走天皇賞の時より動きが目立ちませんでしたし、調子が一息だったように見えました。3着と4着以下で大きく差がついたように、今年のジャパンCは上位3頭の強さが目立った一戦でした。願わくば、もう一度対戦が見たいので、上位3頭とも有馬記念に向かってほしいと思います。

それでは最後に見事優勝したシュヴァルグラン君を掲載します。
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パドックは、大変落ち着いて力強い歩様を見せていました。素晴らしいデキだったと思います。
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鞍上のH.ボウマン騎手は、2015年ホープフルS(GII)以来となる重賞2勝目で、日本のGI初制覇となりました。レース後のインタビューでは「枠がとても良かったので、徹底的にキタサンブラックをマークしました。キタサンブラックが強いことはわかっていたので簡単にはかわせないだろうと思いましたが、最後まで一歩ずつつめて頑張ってくれました。調教で初めて乗った時すごく良い馬だと感じ、去年よりも成長しているだろうと思いました。とてもスムーズに行けて良かったです。」とコメントしていました。
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H.ボウマン騎手はこの勝利でワールドベストジョッキー優勝を決めました。
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友道康夫厩舎は嬉しいジャパンC初制覇。なお、シュヴァルグランの父ハーツクライ産駒もジャパンC初制覇となりました。ハーツクライは、2005年ジャパンCハナ差2着でしたから父の無念を晴らしましたね。また、シュヴァルグランの半姉ヴィルシーナ、ヴィブロスもGIホースということで、母ハルーワスウィートは本当に偉大な繁殖牝馬だと思います。
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GI7度目の挑戦で悲願の初GI制覇、今日は本当におめでとうございました!

シュヴァルグラン
父ハーツクライ 母ハルーワスウィート(母の父Machiavellian)
2012年3月14日生 牡4 栗毛 安平・ノーザンファーム生産 栗東・友道康夫厩舎
22戦7勝(2017年11月26日現在)
(重賞勝利)2017年ジャパンC(GI)、2016年阪神大賞典(GII)、アルゼンチン共和国杯(GII)

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by Yuuichiro_K | 2017-11-26 23:36 | 17年GI優勝馬写真 | Trackback | Comments(0)