2007年 06月 03日
今日、東京競馬場では、アジア・マイル・チャレンジ第4戦、春のマイル王決定戦・安田記念(3歳上、GI・芝1600m)が行われました。レースは、安藤勝己騎手騎乗の2番人気ダイワメジャーが好位追走から直線良く伸びて、逃げ粘る3番人気コンゴウリキシオーをゴール直前でクビ差交わして優勝しました。 ☆安田記念結果 1着△ダイワメジャー (安藤勝)1’32’3(良) 2着▲コンゴウリキシオー(藤 田) クビ 3着 ジョリーダンス (秋 山) 2 1/2 4着 アドマイヤキッス (川 田) クビ 5着○ スズカフェニックス (武 豊) クビ 昨秋、天皇賞・秋(GI)とマイルCS(GI)を優勝し、現役短~中距離界の王者として君臨するダイワメジャーが貫禄の走りを見せてくれました。レースは、前走マイラーズCをレコードで逃げ切ったコンゴウリキシオーが積極的にハナにたって逃げ、1000m通過57.5秒のハイペースで飛ばしますが、ダイワメジャーはそのすぐ後ろをエイブルワン、マイネルスケルツィと一緒に楽々と追走すると、直線では脚色衰えず完全に抜け出したコンゴウリキシオーをただ1頭追い詰めて、見事差し切ってみせました。6歳になってもダイワメジャーの強さは、まだまだ衰えていませんでしたね。また、クラシックホースの安田記念勝利は史上初の快挙で、息の長い活躍は本当に見事です。GI勝利もこれで4つ目。歴史に残る名馬です、おめでとうございました! 2着のコンゴウリキシオーの逃げっぷりも素晴らしかったです。前走マイラーズCのレコードの逃げ切りは、やはり伊達ではありませんでしたね。前半1000mを57.5秒の厳しいペースで逃げながら直線もしっかり伸びて、ダイワメジャーを最後まで苦しませた走りは、この馬のマイラーとしての適性の高さを証明したといえるでしょう。今後もマイル路線で走ってもらいたいですね。 3、4着は牝馬が健闘しました。3着のジョリーダンスは、前走ヴィクトリアマイルでメンバー中最速の上がり32.9秒の末脚を使っていましたが、今日も直線外から豪快に伸びてきました。4着のアドマイヤキッスも中団から内を突いて上がり34.4秒の脚を使い、マイラーとしての資質の高さをみせてくれました。なお、1番人気のスズカフェニックスは、後方から直線外を伸びてきたものの、届かず5着まで。レースを作れない追い込み馬の弱点が出てしまった印象です。また、4頭が挑戦した香港勢は7着のグッドババが最高着順で完敗に終わりました。今年は日本馬が意地を見せましたね^^ とにかく、昨年の最優秀短距離馬ダイワメジャーの王者にふさわしい走りに感動しました。 今日は、見事優勝したダイワメジャー君を掲載します。 パドックは、相変わらず3人が張り付いていましたが、堂々と落ち着いて周回していました。 名パートナーの安藤勝己騎手は今日も冷静かつ豪快な手綱さばきで、見事勝利に導きました。 ウイニングランで声援に応えるメジャーと安藤勝己騎手。なお、意外にもサンデーサイレンス産駒の安田記念初勝利となりました。 勝ち時計の1’32’3は、2003年アグネスデジタルのレコード(1’32’1)に次ぐ、2005年アサクサデンエンに並ぶ歴代2位の好タイムでした。素晴らしい走りを本当にありがとうございました! ダイワメジャー 父サンデーサイレンス 母スカーレットブーケ(母の父ノーザンテースト) 2001年4月8日生 牡6 栗毛 千歳・社台ファーム生産 美浦・上原博之厩舎 23戦8勝(2007年6月3日現在) (重賞勝利)2007年安田記念(GI)、2006年天皇賞・秋(GI)、マイルCS(GI)、2004年皐月賞(GI)、2006年毎日王冠(GII)、マイラーズC(GII)、2005年ダービー卿CT(GIII)
by Yuuichiro_K
| 2007-06-03 20:08
| 07年GI優勝馬写真
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Comments(3)
初めまして、アンジェラと申します。素敵な写真と文章楽しませていただいています。私もブログをやっているのですが、もしよろしければ、お写真使用させていただけるとありがたいのですが。もちろん使用させていただける場合、転載させていただいた由はいつでもきちんと記入させていただきます。ご検討いただければありがたくどうぞ宜しくお願いいたします。メールでお伺いできればと思ったのですが、見つからなかったので、こちらにコメントさせていただきました。よろしくおねがいします。m(__)m
PSリンク貼らせていただきました。もんだい御座いましたら、お知らせくださいませ。
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kozou_17 at 2007-06-04 23:16
強い勝ち方でしたね。測ったようにキッチリ差したという感じで。ムチを入れて目一杯って感じじゃなかったですもんね。それにしてもノド鳴りを克服してこの成績って、今までいないんじゃないでしょうか。関係者の苦労は並大抵じゃないでしょうね。
コンゴウリキシオーは強いのか弱いのか判らない感じでしたが、昨日の競馬は強かった。あのペースで逃げて三着以下をちぎったわけですからね。強かったときのダイタクヘリオスを思い出しました。あの馬もムラ駆けでしたね(笑)
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Yuuichiro_K at 2007-06-05 01:06
☆アンジェラさん
はじめまして、このたびはご訪問、そして丁寧なご挨拶ありがとうございます。写真の転用については、気に入ってくれたことについては、大変ありがたく思うのですが、以前から原則としてお断りをしています。なお、リンク、トラックバックは自由にしていただいて構いませんので、よろしくお願いします。 ☆Kozouさん ダイワメジャー君はさすがの強さでしたね。おっしゃるとおり難病のノド鳴りを克服しての活躍は、本当に見事だと思います。 コンゴウリキシオーがダイタクヘリオスを思い出すというのには、なるほどと感じました。パドックで気合を表に出すところ、先行してしぶといレース振りはたしかに彼を彷彿させますね^^ |
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