人気ブログランキング | 話題のタグを見る

愛しのサラブレッド写真館 

prekrasnie.exblog.jp
ブログトップ
2005年 08月 31日

2004年8月、懐かしい馬たちに会いに行きました-その48-(アドマイヤコジーン)

2004年8月22日(日)AM 社台スタリオンステーション

今日登場は、後藤騎手に涙の中央初GIをプレゼントした2002年の最優秀短距離馬アドマイヤコジーン君です。
2004年8月、懐かしい馬たちに会いに行きました-その48-(アドマイヤコジーン)_b0015386_2244948.jpg

牧場の方の話によると、コジーン君は祖父のノーザンテーストに良く似ているんだそうです。


アドマイヤコジーンは、1998年東京スポーツ杯3歳S(GⅢ)、朝日杯3歳S(GI)を連勝、最優秀3歳牡馬に輝き、早くから素質を開花させました。しかし、クラシックシーズン直前に無念の骨折、足にボルトを埋め込むほどの重症で、5歳の夏まで休養となってしまいました。そして、復帰したものの1年間全く勝つことができず、なんと12連敗。ただの早熟馬だったのかという声も聞かれました。

けれどもアドマイヤコジーンは決して終わってはいませんでした。5歳夏から半年余り休養してじっくりと立て直し、6歳時初戦の東京新聞杯(GⅢ)で3年ぶりの重賞制覇、長いトンネルを抜けついに復活したのでした。ターゲットを短距離路線に定めた判断も的確で、続く阪急杯(GⅢ)を優勝、高松宮記念(GI)も2着に好走しました。そして、復帰4戦目の安田記念(GI)は、7番人気と評価は低かったのですが、レースは好位置から早め先頭に立つと堂々と押し切って3年半振りのGI制覇を達成したのでした。鞍上は中央競馬のGI初制覇となった後藤騎手、レース後人目をはばからず号泣する姿に、長い苦労の末復活したアドマイヤコジーン君となかなかGIレースを勝てなかった後藤騎手の苦労がシンクロして、見ている僕も胸が熱くなりました。

それにしても、2歳時と6歳時にGIを勝つというのは立派なことです。早くからの、そして息の長い活躍が評価されたのか種牡馬としての人気も上々とのことで、来年デビューする子どもたちが楽しみです。

アドマイヤコジーン
1996年生 23戦6勝 父Cozzene 母アドマイヤマカディ(母の父ノーザンテースト)
GI勝利 1998年朝日杯3歳S、2002年安田記念


by Yuuichiro_K | 2005-08-31 22:54 | 04年牧場写真 | Trackback | Comments(3)
Commented by らび at 2005-09-02 09:25 x
La vie est belleです。名前が長いので略称らびにしました^^

後藤騎手を応援しているので、コジーン君に会いたかったですね。
残念ながら21日の雨の日に見学に行ってしまって、社台SSでは誰にも会うことは出来ませんでした。
ですが、元気そうな姿をここで見ることが出来てとっても嬉しいです♪
ありがとうございました!!
Commented at 2005-09-02 09:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Yuuichiro_K at 2005-09-02 23:13
☆La vie est belleさん
 こんばんは。このたびはご訪問いただき、ありがとうございます。
 社台にせっかく行かれたのに、雨で会えなくて残念でしたね;
 この写真で少しでも喜んでもらえたのなら、嬉しいです。

 それから、この写真は、昨年(2004年)の写真なんです。
 昨年は好天に恵まれ、コジーン君の放牧中の姿が撮れて本当に幸運でした。今年も社台SSには土曜日に訪問して、アドマイヤコジーン君と2年続けて再会できました。また、その時の写真はいつか公開しますので、良ければまた見てくださいね^^ 


<< 2004年8月、懐かしい馬たち...      追悼、ダンツフレーム >>