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2022年 01月 16日

京成杯はエイシンフラッシュ産駒オニャンコポンが父子&重賞初制覇

今日、中山競馬場で行われた京成杯(GIII、3歳・芝2000m)は、菅原明良騎手騎乗の6番人気オニャンコポンが中団追走から直線外鋭く伸びて、直線先に抜け出した5番人気ロジハービンに1 1/4馬身差をつけて優勝しました。

☆京成杯結果
1着 オニャンコポン  (菅原明) 2'01'6(良)
2着 ロジハービン   (戸 崎) 1 1/4
3着 ヴェローナシチー (団 野) 1 1/4
4着△アライバル    (C.ルメール) 1/2
5着◎テンダンス    (和田竜) 1 1/4

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ニシノムネヲウツ  B
  普通
2 トゥーサン     B
  普通
3 フジマサフリーダム B
  普通
4 ヴェールランス   B
  普通
5 アライバル     B
  普通
6 ルークスヘリオス  B
  普通
7 タイセイディバイン B
  普通
8 ヴェローナシチー  B
  普通
9 オディロン     B
  普通
10 オニャンコポン   B+
  前走、ホープフルSと同様、落ち着いて動き良し
11 テンダンス     B
  普通
12 サンストックトン  C
  落ち着きなし
13 トーセンヴァンノ  B
  2人引き、普通
14 ホウオウプレミア  B+
  2人引き、前走百日草特別と同じような雰囲気
15 ロジハービン    B+
  落ち着いて力強い動き
16 テラフォーミング  B
  普通

今年の京成杯は、前走新潟2歳S(GIII)2着のアライバルが単勝2.4倍で1番人気。前走東京スポーツ杯2歳S(GII)3着のテンダンスが単勝5.1倍で2番人気。前走レコード決着のエリカ賞2着のヴェールランスが単勝5.7倍で3番人気。前走百日草特別2着のホウオウプレミアが単勝7.2倍で4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、これら上位人気馬をまとめて負かしたのは、前走ホープフルS(GI)11着に敗れていた6番人気の伏兵オニャンコポンでした。

オニャンコポンのパドックは、前走ホープフルS同様、落ち着いて動きも上々、気配は良かったと思います。
レースは、ニシノヌネヲウツが1000m通過60.9秒と平均よりやや遅いペースで逃げる展開となりましたが、オニャンコポンは好スタート切ると、そこからいつもの先行策ではなく中団に控える競馬をしたのが菅原騎手の好判断でした。上手く脚を溜めると直線は外からメンバー最速の上り34.7秒の末脚を繰り出して、先行馬群をまとめて交わし去る完勝となりました。脚質を変えて結果を出したのはお見事で、今後が楽しみになる走りだったと思います。なお、父エイシンフラッシュは2010年の京成杯を勝っており、親子制覇を飾ると共に、待望の産駒の重賞初制覇となりました。親子共々おめでとうございました!

2着は前走未勝利を勝ったばかりの5番人気ロジハービンが健闘。パドックは落ち着いて力強い動きが目に付き、予想では無印でしたが、思わず単複馬券を買ってしまったほどの好気配でした。レースは序盤13番手に控える競馬をしていましたが、3コーナー手前から早めに動いて4角で先行馬を射程圏に捕らえると、直線早めに抜け出しいったんは先頭に立つも、勝ち馬の末脚に屈しました。ただ、敗れたとはいえ良い脚を長く使ったなかなか強い競馬を見せてくれたと思います。

3着は8番人気の伏兵、やはり前走未勝利戦を勝ったばかりのヴェローナシチーが健闘。パドックは普通に落ち着いて周回していました。レースは中団やや後ろ追走から、直線メンバー2位タイの上り35.0秒の末脚を繰り出し上位に食い込みました。

なお、1番人気のアライバル(結果4着)、2番人気テンダンス(結果5着)は共に中団追走も伸び一息で掲示板内が精一杯。3番人気ヴェールランスは好位追走も直線一杯となり14着に大敗。上位人気馬は期待を裏切ってしまったのは残念でした。

オニャンコポン(撮影日・2021年12月28日・ホープフルS)
父エイシンフラッシュ 母シャリオドール(母の父ヴィクトワールピサ)
2019年2月11日生 牡3 鹿毛 千歳 社台ファーム生産 美浦・小島茂之厩舎
4戦3勝(2022年1月16日現在)
(重賞勝利)2022年京成杯(GIII)
京成杯はエイシンフラッシュ産駒オニャンコポンが父子&重賞初制覇_b0015386_23335685.jpg


by Yuuichiro_K | 2022-01-16 23:35 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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