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2020年 06月 01日

目黒記念は、キングオブコージが鮮やかに差し切り4連勝で重賞初制覇

昨日、東京競馬場では日本ダービーの後の最終12レースに、伝統のハンデ戦・目黒記念(GII・3歳上ハンデ・芝2500m)が行われました。
レースは、横山典弘騎手騎乗の1番人気キングオブコージが後方追走から直線馬群を割って鋭く伸び、中団から脚を伸ばした6番人気アイスバブルに1/2馬身差をつけて優勝しました。

☆目黒記念結果
1着▲キングオブコージ (横山典) 2'29'6(良)
2着 アイスバブル   (D.レーン) 1/2
3着△ステイフーリッシュ(坂 井) 1/2
4着 ノーブルマーズ  (高 倉) 2
5着○ゴールドギア   (三 浦) クビ

パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡)

1 タイセイトレイル  C
  落ち着きなし
2 ノーブルマーズ   B
  普通
3 ポポカテペトル   B
  普通
4 アイスバブル    B
  普通
5 キングオブコージ  B+
  落ち着いて力強い動き
6 メートルダール   B
  普通
7 ミュゼエイリアン  B
  普通、首高い
8 アフリカンゴールド B 
  普通
9 サトノクロニクル  B
  2人引き、普通
10 ミライヘノツバサ  B
  2人引き、普通
11 ステイフーリッシュ B
  普通
12 ゴールドギア    B+
  2人引き、動き良し
13 ウラヌスチャーム  B+
  落ち着ついて動き良し
14 パリンジェネシス  B
  普通、時折小走り
15 バラックパリンカ  B+
  落ち着いて動き良し
16 オセアグレイト   B
  普通
17 ボスジラ      B
  普通、首高い
18 ニシノデイジー   B
  普通

今年の目黒記念は、3連勝中の上がり馬キングオブコージが単勝4.1倍で1番人気。前走メトロポリタンS(L)1番人気5着のオセアグレイトが単勝4.8倍で2番人気。前走メトロポリタンS3着のタイセイトレイルが単勝6.2倍で3番人気。前走阪神大賞典(GII)8着のボスジラが単勝8.1倍で4番人気。この4頭が単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは、1番人気のキングオブコージでした。

キングオブコージのパドックは、落ち着いて力強い動きが目に付き、予想では3番手評価でしたが、単複馬券を買ってしまったほどの好気配でした。レースはパリンジェネシスが1000m通過60.1秒と平均ペースで逃げる展開となりましたが、キングオブコージはじっくりと後方4番手を追走。しかし、そこからの走りは圧巻で、4コーナー13番手から、直線で狭い馬群を割ってメンバー最速の上がり34.9秒の力強い末脚を繰り出して、鮮やかに差し切りました。ベテラン横山典弘騎手の巧みな好騎乗が光りました。父は名短距離馬ロードカナロアですが、長距離戦で4連勝というのは面白いですね。母の父Galileoからのスタミナが良く伝わっているようです。まだ伸び盛りの4歳ですし、今後の活躍が楽しみです。

2着は6番人気のアイスバブルが健闘。パドックは普通に落ち着いて周回。レースは、昨年同様、中団追走から直線鋭く伸びました。昨年の目黒記念で日本レコード決着の1/2馬身差2着後、凡走が続いていましたが、実績ある舞台で再び好走したのは見事でした。

3着は7番人気のステイフーリッシュ。パドックはいつものような力む仕草はほとんどなく、落ち着いて周回していましたが、好位5番手追走から直線内をしぶとく伸びてきました。トップハンデの57.5キロを背負いながら良く頑張ったと思います。

なお、2番人気のオセアグレイトは、パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが、レースは好位追走も直線伸びを欠き8着。3番人気のタイセイトレイルは、パドックでメンバー中一番落ち着きがなく良く見えなかったのですが、レースは後方侭、全くいいところなく15着に大敗。共に人気を裏切ったのは残念でした。

キングオブコージ
父ロードカナロア 母ファイノメナ(母の父Galileo)
2016年3月26日生 牡4 鹿毛 新冠 (有)社台コーポレーション白老ファーム生産 栗東・安田翔伍厩舎
13戦5勝(2020年6月1日現在)
(重賞勝利)2020年目黒記念(GII)


by Yuuichiro_K | 2020-06-01 20:31 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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