人気ブログランキング | 話題のタグを見る

愛しのサラブレッド写真館 

prekrasnie.exblog.jp
ブログトップ
2017年 10月 22日

極悪馬場を突き抜けた!菊花賞はキセキが人気に応え重賞初制覇

今日、京都競馬場で行われた3歳牡馬三冠レースの最終戦・菊花賞(GI、3歳・芝3000m)は、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気キセキが後方追走から直線外から一気に伸び、直線早めに先頭に立って直線も粘った10番人気クリンチャーに2馬身差をつけて優勝しました。

☆菊花賞結果
1着 キセキ      (M.デムーロ)3'18'9(不)
2着◎クリンチャー   (藤岡佑) 2
3着 ポポカテペトル  (和 田) ハナ
4着 マイネルヴンシュ (柴田大) 1 1/2
5着 ダンビュライト  (武 豊) 1

パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ブレスジャーニー  B+
  いつになく落ち着いて周回
2 ウインガナドル   B
  普通、時折小走り
3 スティッフェリオ  B+
  落ち着いて動き良し
4 クリンチャー    B+
  時折小走りも動き良し
5 トリコロールブルー C
  落ち着きなし
6 マイネルヴンシュ  B
  普通、時折小走り
7 アダムバローズ   B+
  落ち着いて力強い動き
8 サトノアーサー   B+
  落ち着いて動き良し
9 クリノヤマトノオー B
  普通、時折小走り
10 ベストアプローチ  B
  2人引き、落ち着きないがいつものこと
11 サトノクロニクル  C
  2人引き、落ち着きなし
12 ミッキースワロー  B+
  落ち着いて伸びやかな歩様
13 キセキ       B+
  時折小走りも、伸びやかな動き
14 ポポカテペトル   B
  普通
15 ダンビュライト   B+
  2人引きでも落ち着いて動き良し
16 アルアイン     B+
  相変わらず落ち着いて見栄え良し
17 プラチナヴォイス  B+
  落ち着いて動き良し
18 マイスタイル    B+
  キビキビと動き良し

今年の菊花賞は、台風の影響による大雨のため、史上空前の極悪馬場となりました。勝ち時計(3'18'9)がグレード制導入後、最も遅くなったように馬場適性とタフさが問われる一戦となりました。そんな厳しいレースを制したのは、神戸新聞杯(GII)2着から本番に挑んだ1番人気のキセキでした。

キセキのパドックは、時折小走りになる場面もありましたが、動きは力強く状態は良かったと思います。不良馬場になって自慢の末脚が削がれるのではないかと予想で無印にしたのですが、レースは後方から直線大外一気に鋭く伸びて、最後は突き抜ける実に強い競馬を見せてくれました。なお、キセキの父であるルーラーシップは産駒初のGI制覇。M.デムーロ騎手も菊花賞初制覇ということで、共におめでとうございました!

2着は個人的にも期待していた10番人気のクリンチャーが大健闘。当初後方からレースを進めていましたが、早めに仕掛けて4コーナーでは3番手に上がり、直線もしぶとく粘ったのは見事でした。不良馬場の弥生賞を圧勝した祖父アグネスタキオンの血はどうやら孫にも受け継がれたようです。

3着も13番人気の伏兵ポポカテペトルが大健闘。パドックは特に目立つ感じはなかったのですが、レースは好位追走から直線もしっかり脚を伸ばして上位に食い込みました。

なお、共にパドックは上々の気配に見えた2番人気皐月賞馬アルアインは7着、3番人気ミッキースワローは6着と敗れましたが、いずれもレース後のコメントでは不良馬場が厳しかったとのこと。期待に応えられなかったのは残念でした。

キセキ
父ルーラーシップ 母ブリッツフィナーレ(母の父ディープインパクト)
2014年5月13日生 牡3 黒鹿毛 日高・下河辺牧場生産 栗東・角居勝彦厩舎
8戦4勝(2017年10月22日現在)
(重賞勝利)2017年菊花賞(GI)


by Yuuichiro_K | 2017-10-22 22:35 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


<< 第20回富士S予想結果分析      第78回菊花賞(GI)予想 >>