2017年 05月 07日
今日、東京競馬場では、3歳マイル王決定戦・NHKマイルC(GI・芝1600m)が行われました。 レースは、横山典弘騎手騎乗の2番人気アエロリットが、好位3番手追走から直線馬場の真ん中から力強く抜け出し、中団から追い上げた13番人気リエノテソーロに1 1/2馬身差をつけて優勝しました。 好位から抜け出したアエロリットが一気に後続を突き放す!2着リエノテソーロで牝馬によるワンツーフィニッシュとなりました。 ☆NHKマイルC結果 1着○アエロリット (横山典)1'32'3(良) 2着 リエノテソーロ (吉田隼)1 1/2 3着 ボンセルヴィーソ (松 山)2 1/2 4着△レッドアンシェル (福 永) クビ 5着 オールザゴー (内 田)3/4 パドックの個人的な評価は以下のとおり(A良い、B普通、C平凡) 1 モンドキャンノ B 普通 2 キョウヘイ C 落着きなし 3 アウトライアーズ B+ 2人引きでも落ち着いて力強い動き 4 カラクレナイ C 落着きなし 5 プラチナヴォイス B 2人引き、普通 6 ボンセルヴィーソ B+ 落ち着いて伸びやかな動き 7 ジョーストリクトリ B+ 落ち着いて伸びやかな動き 8 タイムトリップ B 普通 9 タイセイスターリー B 普通 10 ディバインコード B 普通 11 オールザゴー B 普通、時折小走り 12 ミスエルテ C 2人引き、落ち着きなし 13 トラスト B 普通 14 リエノテソーロ B 普通 15 レッドアンシェル B 2人引き、普通、時折小走り 16 アエロリット B 2人引き、普通 17 ナイトバレット B 普通 18 ガンサリュート B 2人引き、普通 今年のNHKマイルC(GI)は、前走桜花賞(GI)4着のカラクレナイが単勝5.0倍で1番人気。桜花賞5着のアエロリットが単勝5.8倍で2番人気。朝日杯FS(GI)2着馬モンドキャンノが単勝6.3倍で3番人気。スプリングS(GII)2着馬アウトライアーズが単勝7.7倍で4番人気。以下5番人気から10番人気までが単勝10倍台と人気は割れていましたが、そんな混戦模様の一戦を制したのは上位人気の一角・2番人気アエロリットでした。 アエロリットのパドックは、2月に見たクイーンC(GIII)の時同様あまり目立つ感じはなかったですが、普通に落ち着いて周回していました。レースはメンバー中一番の好スタートを切ると、ボンセルヴィーソが1000m通過57.9秒とやや速いペースで逃げましたが、馬群の外目3番手を楽な手応えで追走。直線は早めに抜け出して後続を突き放し、着差以上の完勝となりました。終始馬場の良いところを選択してレースを進めた横山典弘騎手の完璧なエスコートが光りました。なお、勝ち時計はクイーンCで記録した時計をさらに1秒縮めたレース歴代3位となる1'32'3の好タイムで、本当に素晴らしい走りを見せてくれました。 2着は、13番人気の伏兵リエノテソーロが大健闘。パドックは特に目立つ感じはありませんでしたが落ち着いて周回していました。レースは中団追走から直線メンバー中最速の上がり34.0秒の末脚を繰り出しました。前走アネモネSは4着に敗れたとはいえ、初めての芝にも関わらず勝ち馬からわずか0.2秒差と芝適性を示していただけに人気の盲点でしたね。それにしても昨年の全日本2歳優駿(JpnI)を制した2歳ダート王が、芝でも速い時計を叩き出したのは正直驚きました。素直に脱帽です。 リエノテソーロ 父Speightstown 母Akilina(母の父Langfuhr) 2014年2月24日生 牝3 美浦・武井亮厩舎 6戦4勝(2017年5月7日現在) 3着は、6番人気のボンセルヴィーソが健闘。パドックはいつも良く見せる馬ですが、今日も落ち着いて力強い歩様を見せて上々の気配でした。レースは積極的にハナを奪って、前述のとおりやや速いペースで逃げながらも最後まで良く粘りました。力は出し切ってくれたと思います。 ボンセルヴィーソ 父ダイワメジャー 母バイモユリ(母の父サクラローレル) 2014年3月8日生 牡3 栗東・池添学厩舎 8戦1勝(2017年5月7日現在) なお、1番人気のカラクレナイは中団追走も伸びを欠き、まさかの17着大敗。パドックはあまり落着きがなく、気配は今ひとつだったのが影響したのでしょうか。3番人気のモンドキャンノは9着。こちらのパドックは普通に落ち着いて周回していたものの、好位4番手追走も伸びを欠きました。共に人気を裏切ったのは残念でした。 それでは、最後に見事優勝したアエロリットちゃんを掲載します。 鞍上の横山典弘騎手は、NHKマイルC史上最多タイとなる3度目の制覇。なお、レース後のインタビューでは「強かったです。返し馬からいつもよりも良さを感じました。元々スタートのいい馬ですが、スタートが決まったので、自信を持って乗れました。馬にブレーキをかけることもなく走れました。まだ若いしこれからです。」とコメントしていました。 ウイニングランでガッツポーズを決めた鞍上の横山典弘騎手。ウイナーズサークル前でしばらく立ち止まるファンサービスもしていただきました。ありがとうございました! 菊沢隆徳厩舎は開業8年目で嬉しいGI初制覇となりました。義理の兄である横山典弘騎手騎乗による勝利というのも嬉しかったと思います。父クロフネは一昨年のクラリティスカイに続き、NHKマイルCは2頭目の勝利&親子制覇となりました。勝ち時計も優秀でしたし今後の短距離路線での活躍が本当に楽しみです。重賞初制覇を見事GIで飾り、本当におめでとうございました! アエロリット
父クロフネ 母アステリックス(母の父ネオユニヴァース) 2014年5月17日生 牝3 芦毛 安平・ノーザンファーム生産 美浦・菊沢隆徳厩舎 6戦2勝(2017年5月7日現在) (重賞勝利)2017年NHKマイルC(GI)
by Yuuichiro_K
| 2017-05-07 22:56
| 17年GI優勝馬写真
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