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2016年 02月 09日

平成初期3強の一角、イナリワンが死亡

一昨日の7日、平成初期の歴史に残る3強(オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワン)の最後の生き残り、名馬イナリワン(牡32)が、繋養先の北海道占冠村のあるぷすペンションで老衰のため亡くなりました。

イナリワンの凄いところは、地方競馬所属時に地方ダート競争の最高峰・東京大賞典を勝っただけでなく、中央競馬移籍後、芝のGIレースを3勝(天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念)し、1989年JRA年度代表馬まで上り詰めたこと。こんな馬は、もしかするともう2度と現れないかもしれません。

個人的に思い出深いレースは、2強を破って年度代表馬を決定づけた1989年有馬記念(GI)と、惜しくもハナ差2着に敗れたとはいえオグリキャップとの一騎打ちが素晴らしかった1989年毎日王冠(GII)の2レース。

毎日王冠のオグリキャップとイナリワンの火の出るような叩き合いは歴史的名勝負といってよいでしょう。ゴール直前までどっちが勝つのか全くわからない素晴らしいレースでした。

有馬記念は、春GI2連勝、秋初戦の毎日王冠で怪物オグリキャップと接戦を演じた実績があったにも関わらず、天皇賞・秋6着、ジャパンC11着と大敗したこともあり、オグリキャップ1.8倍、スーパークリーク3.1倍から大きく離された4番人気16.7倍という低評価でした。
しかし、鞍上の柴田政人騎手がベテランの意地を見せ、芸術的なレース運び(インコースにいたイナリワンを向こう正面でいったん馬群の外に持ち出し、第4コーナーではインへ切り込んで末脚を引き出した)で、スーパークリークをきっちりゴール直前差し切ったのは本当にお見事でした。

一時代を築いた3強は、いずれも後継種牡馬を出すことなく、全て天国に旅立ってしまったのは本当に寂しいですが、今はただ、熱い名勝負をありがとうと言いたいです。
さようならイナリワン。心からご冥福をお祈りします。

イナリワン(撮影日1989年12月24日・有馬記念)
父ミルジョージ 母テイトヤシマ(母の父ラークスパー)
1984年5月7日生 牡32 鹿毛 門別町・山本実儀生産 大井・福永二三雄厩舎、美浦・鈴木清厩舎
(通算成績)25戦12勝
(重賞勝利)1989年天皇賞・春(GI)、宝塚記念(GI)、有馬記念(GI)
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by Yuuichiro_K | 2016-02-09 21:36 | 天国に旅立った名馬 | Trackback | Comments(0)
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