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2015年 10月 25日

サブちゃん祭りだ!菊花賞はキタサンブラックが悲願のGI初制覇

今日、京都競馬場で行われた3歳牡馬三冠レースの最終戦・菊花賞(GI、3歳・芝3000m)は、北村宏司騎手騎乗の5番人気キタサンブラックが先行策からいったん中団に下げるも、直線内をついて抜け出し、中団から脚を伸ばした2番人気リアルスティールの追撃をクビ差おさえて優勝しました。

☆菊花賞結果
1着 キタサンブラック(北村宏)3'03'9(良)
2着△リアルスティール(福 永)クビ
3着▲リアファル   (C.ルメール)1/2
4着◎タンタアレグリア(蛯 名)1 1/4
5着○サトノラーゼン (岩 田)1 1/4


パドックの個人的な評価は以下の通り(A良い B普通 C平凡)

1 ミコラソン     B
  普通、2人引き
2 サトノラーゼン   B
  普通、時折小走り
3 タンタアレグリア  B+
  落ち着き十分、力強い歩様
4 キタサンブラック  B
  普通、2人引き、つる首も落ち着きあり
5 ベルーフ      B
  普通、首を小刻みにふりふり
6 レッドソロモン   B
  普通、つる首
7 スティーグリッツ  B
  普通、つる首
8 ミュゼエイリアン  B
  普通、時折小走り
9 アルバートドック  B+
  落ち着いて力強い歩様
10 ブライトエンブレム B
  普通
11 リアルスティール  B
  煩いが皐月賞と同じ感じ、2人引き
12 ワンダーアツレッタ B
  普通、時折小走り
13 マサハヤドリーム  C
  落ち着きなし、2人引き
14 マッサビエル    B
  普通
15 ジュンツバサ    B+
  落ち着いて力強い歩様
16 タガノエスプレッソ B
  普通、2人引き
17 リアファル     B
  煩いが神戸新聞杯と同じ感じ、2人引き
18 スピリッツミノル  B
  普通


今年の菊花賞は、二冠馬ドゥラメンテが故障で回避し、主役不在となる中、神戸新聞杯の覇者リアファルが1番人気。皐月賞2着、日本ダービー4着のリアルスティールが2番人気。ダービー2着馬サトノラーゼンが3番人気。ここまでが単勝10倍以下の人気を集めていましたが、勝ったのは菊花賞トライアル・セントライト記念(GII)の覇者ながら5番人気だったキタサンブラックでした。

キタサンブラックのパドックは、2人引きでつる首でしたが、気合を秘めた感じで落ち着いて周回していました。レースは、2コーナーまでは5番手を追走。3~4コーナーは他馬が動く中、じっと内で我慢して脚をためると、直線は内をつきミュゼエイリアンとリアファルの間を割って鋭く伸び、最後は外から迫るリアルスティールの追撃を首差おさえました。今日はなんといっても鞍上の北村宏司騎手の好騎乗が光りました。母の父がスプリンターのサクラバクシンオーということで、血統的に距離延長の不安があったのですが、正に騎手の腕でカバーしたと言ってよいでしょう。なお、馬主は大演歌歌手の北島三郎さん、馬主人生52年目で初のGI制覇ということで、レース後の表彰式では公約どおり代表曲「まつり」を歌って喜びを爆発させました。人馬共々、本当におめでとうございました!

また、2着2番人気のリアルスティール、3着1番人気のリアファルは、共にパドックで落ち着きがなく、長距離戦で厳しいのではと思ったのですが、きっちり上位に来たのは流石でした。なお、個人的に期待していたタンタアレグリアは、馬のデキはとても良く見え、6番人気ながら4着と頑張ったものの上位には及ばず、残念でした。


キタサンブラック(撮影日2015年5月31日・日本ダービー)
父ブラックタイド 母シュガーハート(母の父サクラバクシンオー)
2012年3月10日生 牡3 鹿毛 日高町・ヤナガワ牧場生産 栗東・清水久詞厩舎
7戦5勝(2015年10月25日現在)
(重賞勝利)2015年菊花賞(GI)、朝日杯セントライト記念(GII)、スプリングS(GII)
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by Yuuichiro_K | 2015-10-25 22:13 | レース回顧 | Trackback | Comments(0)


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